
「便秘とは、**日間、便がでない状態をいう」というような教科書の定義の問題とは別に、便秘を自覚している女性は非常にたくさんいます。
以前、大学病院で便秘の検査をしていた時、看護婦さんたちがたくさん集まってきたものでした。それは、みな自分のこととして興味があって集まってきたのです。
また、別の機会に、看護婦さんたちに便秘かどうか質問すると、私が質問した範囲では、80%以上の看護婦さんが便秘を自覚していました。
便秘は、大腸の運動低下による便秘と、肛門から排出できないための便秘の二つに大別することができます。
しかし、日本の病院でこの2つを区別する検査ができる病院は、非常に少ないといえます。大学病院でも、できる施設は非常に少ないのです。
今まで、私は、2つの大学病院に勤めましたが、その両方の病院で、私が移動してしまうと、便秘の検査は、できなくなってしまいました。
そのくらい便秘の医療は遅れているのですが、それは、患者さんサイドも医療者サイドも、便秘を病気とは考えていないことによるのではないかと思います。しかし、多くの女性が、便秘で悩んでいるのも事実です。
一般に、女性の便秘では、肛門から排出できない便秘が多くみられます。この種の便秘は、私の経験では、中学生ごろから、発症することが多いようです。また、この種の便秘は、出産のときにも問題となった陰部神経の障害とも関係することがあり、けして無視できない病態ではあるのですが、多くの医師と患者は、便秘を病気と認識していないことがあります。
ただ、便秘の時、大腸癌と関係しているかどうかだけを、興味の中心にしていることが多く見受けられます。
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