
☆☆☆ 日本は、かつて「大腸癌のパラダイス」だったことをご存知ですか。☆☆☆
日本の女性は、かつて、世界で一番、大腸癌になる頻度が低かったのです。第2次世界大戦以前の話です。
ですから、そのころの日本を「大腸癌のパラダイス」と呼ぶ人もいるくらいです。
大腸は、直腸と結腸に分けられるのですが、実は、直腸癌は、昔から、西洋諸国と比較しても日本人の発症頻度は低くなかったので、「大腸がんのパラダイス」と呼ばれる最大の功労者は、「結腸癌の頻度の低さ」でした。
直腸と結腸に、誰もが見てわかるような境目はありませんが、結腸とは肛門から20cmほど離れた所からずっと奥の大腸を言います。要するに、かつての日本人女性には、肛門から20cm以上奥の大腸には、癌ができなかったというわけです。
ところが、終戦後、徐々に、結腸、つまり「肛門から20cm以上奥の大腸」に癌ができるようになりました。
食事の西洋化が原因だといわれることが多いのですが、食事の西洋化の何が、原因なのか、本当ははっきりしていません。本当の原因は、もっと違うところにあるかもしれません。
しかし、原因が何にせよ、今では、日本人女性の結腸、つまり「肛門から20cm以上奥の大腸」は、世界でも、有数の癌発生地帯となってしまいました。
私が医学生のとき、「日本には大腸癌が少ないから、大腸癌の研究をするには西洋に行く必要がある」と、講義されたことがありました。
そんなことが昔話のような時代になってしまいました。
時代とともに、病気も変わります。
今は、女性にとって、大腸癌を未然に防ぐことが、とても大事な時代となりました。
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