イグアナがやってきた

 

1996年初夏、我が家にイグアナの赤ちゃんがやって来ました。

以前から爬虫類との共生を夢見ていましたが、そのころはそれが蛇になるのかトカゲになるのか、はたまたヤモリになるのかは漠然としていました。
ただ、名前だけはすでに”ゾゾ”と決めていました。
グリーンイグアナを選んだ理由は草食性であること、大きくなること、そして第一に姿かたちの美しさからでした。

ペットやさんで展示されている数匹の中から私のゾゾちゃんを探しました。面立ちがほっそりとした、オメメくりくりの子でした。

SVL9cm
体重20g弱

 

ペットやさんで飼い方を伺ったのですが(すぐに水槽飼育では収まりきらなくなる事や、温度管理のこと)、何分初めてのことばかり。
とりあえず本屋さんで、イグアナの本を探しました。爬虫類全般の本は数種あるのですが、イグアナの専門書は一冊だけ。お財布の中の持ち合わせを考えると専門書の方は少し高めでした。本屋さんでその本のページをめくっていると、データのようなものの他にイグアナと入浴している不思議な女の人の写真が目に飛び込んできました。正直チョっとひきました。しばらく迷いながらも、最終的にはその本を手にレジに向かいました。
しかしそれからはこの本が我が家のイグアナ飼育バイブルになりました。今思えば、うちのイグアナが存命しているのはこの本のおかげなのです。



小さな頃は偏食がひどく、主食となる青菜をあまり食べずに、枝豆やバナナなどを好んで食べました。偏食を治そうと青菜しかあげないとハンストをし、こちらが根負けして好きなものを与えてしまうということの繰り返しでした。
人にはすぐに馴れ、肩に乗ったり、手からえさを食べたり、掌の中で撫でられながら寝てしまうこともありました。当初抱いていた爬虫類のイメージは覆され、手乗りインコを飼っているような感じでした。



その年の冬、新たにお友達が加わりました。すぐに仲良くなるものと思っていたら大間違いでした。
ひとまわりも二まわりも小さな新入りを威嚇、攻撃するのです。人には友好的だっただけにびっくりしました。
結局、しばらくの間様子を見ながらの別居となりました。

 

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