粥菜坊のホームページは、http://www.kayunabou.com/index.html へ移管致しました。今後このサイトでは、中国広州&広東料理をより多くの方々に知っていただくための『広東料理館ホームページ』として運用していきます。

広州の大衆レストランってこんな感じ
広州の大衆レストランの一日
水族館のようなレストラン
ヤムチャ(飲茶)の様子
レストランを守る神様

中国の人はよく飲む?
レストランのテーブルに見る中国人の知恵
レストランで開くパーティー(1)
レストランで開くパーティー(2)
広州で有名なレストラン

広州の大衆レストランの一日
一般的な広州の大衆レストランは、朝早く6時頃から深夜一時頃まで休むことなく開かれています。一日5回転という感じで、朝6時頃から11時頃までの“早茶”と呼ばれる飲茶(お茶を飲むと書きますが、お茶を飲むだけでなくお粥や点心つまり小料理をつまみます)の時間に始まり、お昼はご飯、炒菜と魚と肉料理等がお腹にたまるものがメニューになって、その間点心のメニューはお休みです。午後2時頃からは、“下午茶”といって、再び飲茶が始まって点心が売られ出します。夜にはまた晩飯、炒菜と魚と肉料理といった本格的メニューになった後、夜8時頃は三たび“夜茶”の時間となります。中国には、日本でいう喫茶店やカフェがほとんどなく(現在は、近代化によりだんだん増えてはきましたが)、こうしたレストランがそうした機能を果たしているといえるでしょう。なので、飲茶の時間は、お腹いっぱいに食べるというより、のんびりと家族や友達。仕事仲間とおしゃべりを楽しむといったことに使われます。週末の朝の飲茶は、親孝行風景の象徴の一つともいえるかもしれません。また、食事時には、大家族が一同に集まったりする姿もよく見られます。ちなみに、朝の飲茶に使う料金は、一人当たり日本円で100〜150円くらいといったところでしょうか。

   

水族館のようなレストラン  
それらのレストランの入口はいろいろな水槽が設置されており、中には水族館さながらのところもあります。何のためかというと、お客さんはその中から自分の好きな活き活きした海鮮(生きた魚、貝、海老)を自分の目で選びだし、お店の店員に網で捕ってもらい、そして調理の仕方を指示します。海鮮だけでなく、よく小学校にある飼育小屋のようなものが店先にあって、きじ、うさぎ、蛇、鳩、雀、くじゃくとかいった動物を飼っていて、注文をとる所もあります。メニューを置いてないレストランも多いので、そうした注文ができないと、なかなか美味しい広東料理にはありつけないことになります。店内には、大きのガラスに囲まれた部屋があり、そこにはいろいろの前菜が並べられ、鶏の蒸し物(白切鶏)、アヒルやはとの焼きもの(焼鴨、焼鴿)、チャーシュー(叉焼)、焼き鶏の手羽先(焼鶏亦)、醤油の鶏(油鶏)などが吊るされています。メニューがないため、店内に見本料理が置いてあったりするところも多いです。
    
ヤムチャ(飲茶)の様子
飲茶の時間には、ウェイトレスさんがいろいろな点心をワゴン車で運んで回ります。点心は、たとえば、スペアリブ(蒸排骨)、鶏足の蒸し物(鳳爪)、焼売、春巻、にらと肉餃子(韮菜餃)、フカヒレ入り餃子(魚翅餃)、小籠包、チャーシューまん(叉焼包)、チャーシューパイ(叉焼酥)、ダイコン餅、肉まん(生肉包)、海老入り蒸し餃子(蝦餃)、粥、粉、面等々かなりの数十種類にのぼります。また、甘い点心も、卵プリン、卵プリンパイ、ごま団子、薩其馬、蓮茸包、あんまん(豆沙包)、等多種多様です。ワゴンの中身は自由に覗けるので、見ているだけでも楽しいです。
   
レストランを守る神様
レストランの一番奥の中心部には、三人の神様が飾ってあって、お店を守っています。三人は、福禄寿とよばれている神様で、七福神のようにお金や幸運、長寿や子孫繁栄といった福をもたらす神様達です。

中国の人はよく飲む?
日本の方々は、中国の人は皆酒を飲むような印象があると思いますが、実はそうでもないのです。夕食時のレストランの中で見渡すと、以外にもお酒を飲む人はそれほど多くありません。むしろ、日本の方がより多くの人がお酒とともに、食事していると思います。ただ、飲む人の場合、中国の人の方がより多くの量を飲むかもしれません。日本の人が、中国の人に酒飲みの印象があるのは、きっと学校の漢文の授業で、李白(”月下独酌”)とか、お酒にからんだ多くの漢詩・唐詩を習っているからではないでしょうか?ビールは、日本と同じく大瓶が普通です。西洋諸国に行くと、小瓶で飲むのが一般的のようですが、中国にはありません。これも、人に酒をつぐという個人自体よりも家族とか集団での和を重んじる文化の影響があるかもしれませんね。
では、レストランでの夕食時、お酒を飲まない人は何を飲むのでしょうか?日本人の方には不思議に思えるかもしれませんが、コーラを注文している人が意外と多いのです。お茶は、食後に飲むので、あまり食事と一緒には飲みません。
レストランのテーブルに見る中国人の知恵
日本人の友達が来た時に、テーブルに使われた知恵に驚いていました。中国のレストランではテーブルは丸く、お客さんの人数に合わせて、柔軟に対応できるようになっています。さらに、店の片隅に足なしの十数人用の大きい丸テーブルが準備されていて、急な大人数のお客さんが来た時には、それをぽんと、ほかの テーブルの上に置いたりします。すると、なんと、たとえば4人用テーブルや6人用テーブルなんかも、16人用テーブルに早変わりです。さすがに、13億の人口を抱えた国だからこそのことかもしれません。
レストランで開くパーティー(1)
また、レストランは結婚の披露宴や自ら誕生日のパーティー等、いろいろな催しにも使われます。私の息子は、誕生百日の時にレストランで百数十人を集めてパーティーを開きました(通常、誕生ひと月でお祝いするのですが、うちの場合日程があいませんでした)。招待された人たちは、いろいろなお祝い品を持ち寄ってくれますが、24金指輪やブレスレット、ネックレス等、貴金属のプレゼントが多いです。この日は赤ん坊でも両手や首が金きら金になる一日です。こうしたパーティーは、会費を集めるわけでなく、主催するひとが全額をしはらうわけですが、なんと10品のフルコースでも一人1,000円くらいで開けるのです。
   
レストランで開くパーティー(2)
また、十人から五十人くらいの小規模のパーティーには、小部屋を借り切ったりします。通常、そうした小部屋には、カラオケの機会が設置されていて、食事が出される前の一、二時間は、その部屋でカラオケやマージャンをわいわい楽しんだ後に食事です。誕生日の日に、必ず食べるのが伊麺です。この麺は、長寿麺とも呼ばれ、細く長く生きることを意味するからです。皆で食べて、パーティーの主役の長生きを祈ります。そうしたパーティーの食後には、自分達でケーキなんかも持ち込んで、ローソクを立てて火をつけ、それを吹いて消すという誕生日恒例の儀式(?)は日本と同じです。
   
広州で有名なレストラン
広州の園林酒家(庭園式のレストラン)形式で有名なレストランは、’北園酒家’、’南園酒家’、’半溪酒家’です。また、広州で一番古いの酒家は西関の場所にある’陶陶居酒家’や、もともと「食は広州にあり」の広州を意味していた’広州酒家’も有名です。全国最大の’園林酒家’や、白切鶏で有名な’清平飯店’、蓮の実の入った有名な月餅を作り出した’蓮香楼酒家’も負けずに有名です。専門店というのもあって、蛇の専門レストランなんていうのもあります。また、フカヒレの専門店なんていうのもあったりします。
   
         
 
(注意)上記文章では、日本語に無いもしくはコンピューター上で文字化けする中国の漢字があり、実際の中国の漢字を使っていない部分があります。
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