Aurochs
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偶蹄目   ウシ科 
生息地
ヨーロッパ・アジアの大森林に小さい群れを作って生息していた。
大きさ
体長3.1m・肩高2m・体重1.5tで尾は1.4mもあった。
全身が筋肉でできているかのように盛り上がっていた、特にバッファローのように前半身はモリモリ発達していた。脚も力強くぶっとく、ひたいはバッファローのようにこれまた盛り上がっていたのだ。ひたすらゴッツイ牛だったようだ。
オーロックスってどんなやつ?
性格はふだんはおとなしかったが危機感を感じると、とてもあらあらしくなった。全長80cmもある角は物凄い武器になり、人だろうが獣だろうが容赦なく襲いかかった。デッカイからだのわりに強力な筋肉のおかげか走るのが速かった。これらの性質が貴族たちの狩猟魂に火をつけたことだろう。
史上最強の牛
 
 
 
 
 
オーロックスは私たちが日々お世話になっている牛肉や牛乳などを与えてくれる牧場にいる家畜牛の祖先だ。原牛とも呼ばれてる。元祖!家畜ウシといっていい。もしくは、始まりはいつもオーロックス。さもなくば、振り向けばオーロックスがいる。ようするに、オーロックスの前に家畜牛はいない、オーロックスの後に家畜牛がいっぱい・・・ということだ。
かちく【家畜】人の生活に役だつように、飼われている動物。牛、馬、豚など。
元祖!家畜ウシ
南フランスの遺跡に、2万年前の人類が描いたオーロックスの壁画が残されている。でも、このころのオーロックスは絵の様子から狩りの対象であって家畜ではなかったようだ。同じヨーロッパのスイスの遺跡では紀元前2800年ごろの家畜とされるオーロックスの骨が発見されている。エジプトでクフ王のピラミッドが造られたのが紀元前2600年ごろだから、それより前にオーロックスは家畜だったとゆうことになる・・・ふるぅ。ちなみに、アジアの家畜牛の祖先はアジア原牛(コブウシの系列)ではないかという説もある。オーロックスがヨーロッパの家畜牛の祖先というのは確実だ。
元祖!ヨーロッパの家畜牛オーロックス
時は流れて・・・
現代のおもな家畜牛
アバディーンアンガス

イギリス、スコットランド原産。牛肉の世界三大品種のひとつ。成長が早く、世界中で飼われている人気者。

ヘレフォード
アメリカで多く飼われている。牛肉の世界三大品種のひとつ。まさに、こいつこそアメリカン・ビーフ!
ショートホーン
イギリス、スコットランド原産。牛肉の世界三大品種のひとつ。明治時代に日本に輸入されて和牛の祖先となるウシ君。
ホルスタイン
オランダ原産。日本に多い種。1年間で10万本の牛乳をだすミルクキング。遠足とかでお乳をしぼるのはだいたいコレだ。オーロックスの直径の子孫。
黒毛和種
最高の霜降り肉が取れる牛。和牛の95%を占めている。黒い牛ほど人気がある。
ジャージー
英仏海峡のジャージー島原産。体は小さいがどんな荒地でも飼うことができる便利牛。
シャロレー
フランス原産。赤肉が多く脂肪が少ないため霜降り肉好きの日本人には不人気。
進化・・・
ウシ君
しゃべる牛。特技は変装。近所にカエル君が住んでいる。
天山広吉
戦う牛。猛牛がイメージのプロレスラー。現在新日本の看板レスラーだが、一般的にはほとんど無名。
このさいだから、現代の野生の牛も見てみよう。
ヤク
寒冷地や不毛の高原に住む毛の長い牛。荷物運びや毛はセーターにも利用される。チベットでは家畜にもなって生活の必需品だ。
アフリカスイギュウ
アフリカで群れをつくって住んでいる。大型で気性があらく、ライオンも一歩引くほどのデンジャラスな牛で家畜にはできない。
ガウル
危急種
中国・インドネシア・ミャンマーなどに生息。最大40頭ほどの群れつくって行動する。狩猟や家畜からの伝染病で激減中。マレーガウルは100頭以下。
アメリカバイソン
バッファローと呼んだほうが有名。アメリカ開拓者の狩猟によって6000万頭から541頭までに激減する。その後、保護活動&繁殖研究で現在は奇跡の復活をはたした。アメリカっぽい逸話だ。
絶滅の原因
貴族に保護されたオーロックス
原始人たちは食用として狩りをしていた。銃が発明されてからは生活のための狩りだけでなく、あそびの対象にもなった。デカイのにすばやく動くため人間の狩猟本能を満足させるには十分だったはずだ。角はパーティー用のジョッキとして大人気だった、そのため市場では高い値段で取引された。西暦700年ごろ貴族たちは数が少なくなってきたオーロックスの保護区をいたる所につくりました。「さあ、これでオーロックスは保護されたジョ」「さすが、お坊ちゃまでゴザイマス。民衆の事ばかりでなく動物まで気をまわせられるとは・・・ご立派でゴザイマス!」などという会話は絶対なかっであろう。なぜなら、オーロックスの個体数を心配して保護区を作ったわけでなく、自分たちがハンティングで楽しむオーロックスを一般の狩人に狩猟されないように保護したのだ。「よし、これで下々の連中が私たちの楽しみを邪魔する事ができないジョ〜ウッヒャヒャ〜」「さすが、お坊ちゃまこれからは撃ち放題でゴザイマス」ってな会話の方だったろう。オーロックス狩りは一部の特権階級の貴族だけが許されたスポーツ・ハンティングだった。その後じょじょに減りつづけて1627年にポーランドに住んでいた最後のオーロックスが撃ち殺されて、セレブたちの特別な遊びは終わり、家畜の祖先オーロックスも終わった。

オーロックスの復活?
1932年、ドイツで動物園長がなんども品種改良をしてオーロックスに似た牛を生み出した。現在でもヨーロッパ各地の動物園や農場で見ることができる。ただしオーロックスには似ているが少々こぶりで、まったく違う種類だ。そうです、オーロックスのそっくりさんです。
世界の牛はなにやってる?
今や人間と深い関係にある牛は世界中でどんな関わりがあるのか。
 闘牛 
赤い布をヒラヒラさせて突撃してきた猛牛をひらりとかわし、冷静に猛牛の背中に槍を刺す、スペインやポルトガルの闘牛だ。年間3万頭の牛が殺され「残酷」という声もなくはないが、長い伝統と歴史があり人気もすさまじい。トップクラスのマタドールと呼ばれる闘牛士は一試合で数千万も稼ぎ国民的スターだ。
 闘牛
沖縄や徳之島の闘牛は牛と牛が戦う。勝敗は逃げたほうが負け、判定の場合は審判団が白赤の旗をあげて決める。柔道や空手といっしょだ。基本技は「ワリ・ツキ」、「カケ」、「押し」、「腹取り」「持たせ込み」の五手があり技の組み合わせで敵を疲れさす。判定の基準として@汗をかいている、Aウンコをしちゃう、Bションベンをしちゃう、C舌だしするなどだ。@からだんだんと判定に不利になりC舌だしは完全な負けとなる。
 ロデオ
カウボーイが暴れまくる牛や馬にまたがり続けるのがロデオだ。ただ長く乗ってもダメで細かいルールがちゃんとある(らしい・・・)。ロデオはスポーツだ、賞金を稼いで生活するプロのカウボーイがいるほどだ。そういえば昔、TVでプロレスラーのテリーファンク@がテキサスの自分の牧場でロデオをやっていたナ〜小さい牛だったけど。
 牛追い祭り
テレビでよく放送している街中の人間と牛の追いかけっこ、「牛追い祭り」はスペイン、パンプローナで毎年7月7日に開催される。400年もの長い歴史のある奇祭だ。けが人も多く、過去70年間で死者13人、けが人7000人もでている。距離的に848メートルだが石畳みの道が滑りやすく牛の角で怪我するよりすべって怪我する人のほうが圧倒的に多い。
 神様
ヒンズー教では牛を神として祭っているので牛肉は食べない。
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テリーファンク
「テキサスブロンコ」と呼ばれた。70年代に兄ドーリー・ファンク・ジュ二アと「ザ・ファンクス」と名のりプロレスの超人気者に。ブッチャー&シークとの抗争はシビレタ!。今もしぶとく悪役で現役。1944〜健在。
家畜牛の先祖
オーロックス
1627年に絶滅