帰ってきた絶滅ウグイス
ダイトウウグイス
 
 2008年5月に喜界島でおいらの仲間15羽ほどみっかっちゃったんですけど。。。。 

ヒタキ目
 名前がダイトウウグイスと言うだけに、南大東島だけに住んでいた日本固有亜種のウグイスだ。沖縄本島から約360キロとほどよく離れた南大東島は、地面が隆起してして出来た土地でなく、環礁が数回の隆起を経てできた驚きのサンゴの島だ。東西:5.78km 南北:約6.54km 周囲:20.8km で人口 1,329人のちっさい島だ。その昔は「島外の人間がいると職務質問された」という逸話があるほど滅多に観光客が訪れることがなかった島だったが、1997年の南大東空港拡張移転によって最近では観光地として注目されている。
 
15cmほど、一般的な今のウグイスほどの大きさか?。口ばしは長めだった。
 
 
 標本は、1922年10月にオス、メスの2体が採取されて標本になったがのちに焼失してしまう。最後に人間の前に姿を現わしたのが1987年の北大東島だった。ただ、その目撃例は確定されてないので、実質80年以上は人間の前から消えているという事だ。その消えた原因のひとつが、人間が島に持ち込んだ別亜種のリュウキュウウグイスだ。そのリュウキュウウグイスとの交雑で純粋種がいなくなったり、生活領域の競合で敗れたりで絶滅したのではないかと考えられている。
って事だったが。。。
絶滅したと確定されてから80年後の2002年に沖縄本島と奄美諸島の喜界島でしっかり生きている事が確認されていた。さらに2008年5月に奄美諸島の喜界島で9個の巣が見つかった、うち4個の巣に卵やヒナも確認。成鳥も捕獲されてとがった翼などの特徴から、カンペキにダイトウウグイスである事が確認された。その後の調べから産卵数は4,5個で、メスだけで子育てする事もわかった。絶滅から復活した事は喜ばしい事だけど。。。極めて絶滅種に近い絶滅危惧種であることは確かだ。
 
 ダイトウウグイスの戦いはまだまだつづく・・・
   (C)宮川アジュ
「戦え絶滅動物」に掲載されている全ての画像、イラスト、テキストは宮川アジュが著作権を有してます。許可無く転載、改装その他類の行為は固く禁じます。
 立体は(株)パジコの石粉粘土で制作してます。