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「Ban Thor Phan」について



「Ban Thor Phan」の子どもたち。
Ban Thor Phanとは?

  「Ban Thor Phan(夢を織る家)」は、ミャンマーとの国境近く、タイ北部カンチャナブリ州サンクラブリにあります。
 孤児、虐待を受けたり、ストリートチルドレンや難病にも関わらず貧困のために親の加護を受けられないなど、さまざまな問題で傷ついた子どもたちを癒し、自立を助けるための家(児童擁護施設)です。
 創設者であるカンパナート・ブアホンブラ(ナート)さん夫婦が親となり、自然や動物と共に子どもたちを深い愛情で育てています。

カンパナート・ブアホンブラさん。
  ナートさんは2歳頃に母親を亡くし、親の愛情を受けられずに育った子どもの1人でした。
  しかしある時、「愛情とは求めるものではなく、人に分け与えるものだ」と気付き、十代後半にして孤児を引き取って保護し、育て始めたのです。
  それが「バントーファン」の始まりであり、そこから徐々に発展し今の形があります。

「Ban Thor Phan」内部のショップ。
  ナートさん夫妻は、傷ついた子どもたちを癒すために、タイの豊かな自然や動物の力を借りると言います。
  ここで販売している草木染めも、その豊かな自然から産まれた恵みのひとつです。
  「バントーファン」の子どもたちやナートさん夫妻が、近くにある植物から実や葉などを採取し、それを大きな鍋で煮込む事によって染め汁を作り、それによって手染めされた後に、近隣の約40家族が、心を込めてその布を縫製して作られています。

  「バントーファン」には政府からの公的援助がない為、草木染めの売り上げによる収益や、カンパなどによって食費などを賄い、生計を立てています。
  そして同時に、「働いてお金を稼ぐ」という手段を子どもたちが覚える事にも繋がるのです。

現在建設中の「Ban Thor Phan2」。
  さらに、ナートさん夫妻は子どもたちに限らず、助けを必要としている人々全てをサポートできるセンターを作ろうというプロジェクトを進行中です。
  センターが完成すれば、「どうやって人々の持っている問題を解決するか、どうやって彼ら(彼女ら)を手助けするか。」という概念の元、様々な人の心のより所となる事でしょう。

  更に、プロジェクトでは学習センターとも呼べるものも計画されており、子どもたちは「教室」や「教えてくれる誰か」からではなく、「互いに分かち合う」事によって、どうやってお金を得ていかに分け合うか、どうやって人々に奉仕し、どういうふうに親切にして、どういうふうに気配りをするかについて、学ぶ場所となります。

  今の日本では教育問題が浮き彫りとなり「心の教育」などとしきりに叫ばれている時代ですが、「バントーファン」ではそれが、最も適切かつ自然な形で行われているのです。
  金銭面では「貧しい」と見えるかも知れませんが、そこにはそれ以上の「豊かさ」が存在しています。
  これこそが、我々日本人が忘れかけていた、最も大切な部分であり、一番に見習うべき事であると私は考えます。

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