佐柿陣屋

佐柿陣屋(★★ 福井県三方郡美浜町佐柿)

この辺りは、小浜藩の佐柿町奉行所(御茶屋屋敷)跡で、享和三年(1803)に「佐柿陣屋」と改められた。当地には現在、近世城郭に見られるような見事な石垣や池泉跡、水路跡などが残されている。

 存在した建物の様相は明らかではないが、19世紀初頭の村絵図には、現存する石垣付近に「御茶屋御門」の位置が示されているほか、明治初頭の絵図には、石垣上の塀や門、大きな書院建物の姿が描かれている。『雲濱鑑』(文化4年・1807)によれば、屋敷地平は2043坪で、建物(御屋形、台所、長屋、番所など)163坪、他に表門1ヶ所、露除3ヶ所、奉行所役宅47坪、制札場、女留番所と木戸門や柵が建てられていた。これらの建物は廃藩後に破却されたが、一部は移築され現存している(『現地説明板』より)

陣屋跡は若狭国吉城歴史資料館となっており、石垣等が残る。


 (陣屋跡の若狭国吉城歴史資料館)

 

 (【左写真】石垣。【右写真】水路跡。)

 

   (2017年3月19日訪問)

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