館城

館城(松前氏城、福山城とも★★ 北海道檜山郡厚沢部町館)

館城は、松前藩が慶応四年(1868)九月一日に築城に着手し、明治元年(1868)十月二十五日に完成した城であるが、天守閣を備えた城ではなく、陣屋の様相を呈したもので、着工後わずか七十五日で徳川脱走軍の攻撃を受け陥落した城で松前藩最後の城である。

 松前藩は、藩の内乱、拓地勧農、徳川脱走軍の攻撃など藩内事情により、地理的に便利な厚沢部村館に急遽移城を決め、館城を築城したもので、城としては未完成の状態で徳川脱走軍の攻撃に遭い、戊辰戦争の終焉の戦場となり灰燼に帰したものである。

 館城は幕末から明治維新にかけての我が国における歴史上重要な遺跡である。(『城址案内板』より)

城跡は公園となっており、土塁などの遺構が僅かに残るのみ。


 

 

 (【左写真】本丸内の城址碑。【右写真】土塁跡が良好に残る。)

 

 (【左写真】土塁脇の百間堀跡。【右写真】井戸跡。)

 

   (2016年8月23日訪問)

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城と古戦場