花沢館

花沢館(★★ 北海道檜山郡上ノ国町勝山)

15世紀頃、和人・渡党と称される本州系の人々が、北海道南部への進出の拠点として築いた道南12館といわれる館のひとつです。

 この頃の渡島半島は津軽の安東氏が「下之国」(上磯町〜函館市付近)、「松前」(松前町を中心とした地域)、「上之国」(上之国町を中心とした地域)に守護(その地域を支配するのを任された人)を置いて支配していたといわれています。下之国守護は茂別館、松前守護は大館、上之国守護は花沢館にいてそれぞれの地域を治めていました。

 本道最古の記録である『新羅之記録』には、長禄元年(1457)のコシャマインの戦いの際に館主蛎崎季繁や客将の武田信広がこの館を固く守ったということが書かれています。また別な記録によれば小山隆政の館ともいわれています。

 昭和20年頃、頂上部が耕作された時、約2,000枚の銭、近年館跡後方部より15世紀後半の珠洲焼の擂鉢が多数発見されています。(『城址案内板』より)

国道228号沿いに城址登城口の碑があり、10分程度で頂上まで登ることができる。遺構は明瞭ではない。


 

 

 (【左写真】城址頂上部。【右写真】頂上からの眺望。)

 

 (【左写真】曲輪らしき削平地。【右写真】登城道。)

 

   (2016年8月23日訪問)

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城と古戦場