上津部田城

上津部田城(★★ 三重県津市一身田上津部田)は、志登茂川を北に見下ろす丘陵の端部に築かれ、その大きさは東西約100m、南北約180mにわたり、面積は8000uほどあります。平成元年から3回の発掘調査が行なわれ、その様子がかなり明らかになりました。

城の中心は四方を土塁で囲まれた主郭(T郭)です。北東隅に虎口(出入口)があり門の跡がありました。郭内からは建物跡・井戸などが見つかり、当時使われていた土器・古銭などが出土しています。主郭の北側には小さな平坦地のU郭、南側には堀を挟んで30m四方ほどのV郭、東側には細長い形をしたW郭があります。堀は幅10m、深さ4mで断面が逆台形をした空堀でした。また、主郭南東側の谷にも土塁などを伴ったいくつかの平坦地があり、城の一部と考えられています。

城主については、記録がほとんど無くはっきりしませんが、調査の結果から城は今から約500年ほど前の戦国時代に築かれ、数十年ほど使われていたことがわかりました。
なお、この公園は、道路建設によって消滅した部分を復元し、城の中心部分を史跡公園として整備したものです(『城址案内板』)。

「三重総合文化センター」内に整備された城跡がある。土塁・空堀・虎口等の遺構が残る。

 

 

  (【左写真】主郭跡(建物跡や井戸跡が残り、奥には虎口も)【右写真】主郭に残る土塁)

 主郭とV郭の間の空堀跡

  (2013年2月10日訪問)

 

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城と古戦場