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ドキュメンタリー映画、TVドキュメンタリーを一覧にしました。
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『KILL BILL』
2003年製作 アメリカ映画 
クエンティン・タランティーノ監督

正直に言おう、僕の廻りの人間の反応は芳しくない。
「イっちゃってますね」
「前みたいに構成の面白みがナイっすよ」

行くか行かないか迷う。。。

見終わった後、隣の見知らぬ女性の呟き
「『Vol.2』はないな・・・」
後ろのカップルは、
「『Vol.2』は見なくていいね」
出口へ向かうカップルも
「気分悪い」
駐車場で先を行くカップルは、
「疲れるたなぁ〜あの映画」

この作品は、血は飛び散るは、刀振り回す殺陣は下手くそだわ・・・
サニー千葉の件は、訳の分からないご託が並んでて、
形(見た目)だけ、ヤクザ映画やなんかを真似してるだけで、
サッパリねぇ〜

・・・・・・

面白れぇ〜映画だよ、『KILL BILL』は。
散々書いたが、面白かった!

前半、ユマ・サーマン演じる「ザ・ブライド」が、昏睡から醒める。
4年間の昏睡に陥る羽目になった、頭を撃たれる場面を夢で見て、醒める。
恐怖の声を挙げる。
お腹を摩る。
彼女のお腹には赤ちゃんがいたのだ。
膨らみ欠いたお腹に、
「ベイビー!」と、泣き崩れる。

こんあたり、カットを割らない。
ワン・カット何か挿入されていたけど、基本的にはワン・カット。
彼女の恐怖から悲しみへという流れを、彼女の全身から伝える。
そして、彼女は復讐へ・・・

それから何が好いって、後半、永遠続く
「ザ・ブライド」×ルーシー・リュー演じる「オーレン・イシイ」
その手下との戦いに始まり、栗山千秋演じる「ゴーゴー夕張」と。
その後。スクリーンいっぱいを埋め尽くす敵の山。
黒沢明監督『椿三十郎』でも、いっぱいの敵をバッたバッたと切り倒すことを思い出す。
ザ・ブライドも、悪戦苦闘しながらめっぽう強く、 敵を倒す。

殺陣はそんなにうまくない。
ワイヤー多用なんだろうけど、それも上手い、とは言えない。

でも、この永遠に戦うことを映し続ける根性は買った。
村上龍・著『五分後の世界』の50ページにも及ぶ戦闘シーンを思い出す。
スティーブン・スピルバーグ監督『プライベート・ライアン』の冒頭、
ノルマンディー上陸作戦の30分近い戦闘シーンを思い出す。
ストーリーなんかぶっ飛んで、
もうその映像としての映画、映画という描写の一面に固執したその勢いが、
かえって気持ち好い。
逸脱したその瞬間が素晴らしい。

最後の一勝負、オーレン・イシイとの一騎討ち。
イシイが一太刀受け、最後の切り合いとなるそこで、
カメラは思いっきり引いたサイズになる。
雪の中、女が二人、ポツンと向かい合う。

イシイもまた、幼い頃、ヤクザに両親を殺される。
目の前で。
11歳にして復讐を遂げ、それ以来の殺し屋稼業。
彼女もまた、因果な人生を送らされたのだ。

そんな因果な二人を見送るキチンとしたそのカットに、
ホッと胸を撫で下ろす。

後半に美味しいシーンがあったことも起因して、
非常に楽しめた映画だ。

それから、「風祭ゆき」が可愛い。
誰だって?
日活ロマンポルノのスターです。
ブライドとイシイが戦って、滅茶苦茶にする店の女将。
イシイ一味を個室に、料理を持って個室に、
一人だけ惨劇の場へ取り残されて、
いつもコチョコチョ・ウロウロ動き回って画面に可笑しみを加える。
声も相変わらずキュートだし。

でも、考えちゃうよね。
予告で『ラスト・サムライ』を見たけど、
日本のお家芸が、皆、ハリウッド化。
異文化を上手に料理されちゃってる。

日本映画はどこへ行っちゃうのかなぁ〜


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伊藤義将 
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映像技塾学院講師,
ビデオ・ディレクター 

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日記帳で主に取り上げている映画作品一覧
●ジャック・ペラン監督『WATARIDORI』●エリック・ロメール監督『満月の夜
●ジャン=リュック・ゴダール監督『カルメンという名の女』●ピーター・ウェーバー監督『真珠の耳飾りの少女
●アンヌ・フォンティーヌ監督『恍惚』●ジャック・リュベット監督『美しき諍い女』
●入江悠監督『OBSESSION』『行路?』『黄昏家族』『SEVEN DRIVES』
●ビリー・レイ監督『ニュースの天才
●平山秀幸監督『ザ・中学教師』●川島雄三監督『幕末太陽傳
入江悠監督『部屋の片隅で、愛をつねる』今井翼&横浜玄監督『情熱の種まき』
舛田利雄監督『大日本帝国』ニコラ・フィリベール監督『パリ・ルーブル美術館の秘密』
溝口健二監督『近松物語』エドワード・ズウィック監督『戦火の勇気』
庵野秀明監督『キューティーハニー』石岡正人&熊澤尚人監督『TOKYO NOIR〜NIGHT LOVERS〜』
ソフィア・コッポラ監督『ロスト・イン・トランスレーション』ウェイン・ワン監督『スモーク』
石岡正人監督『TOKYO NOIR GIL'S LIFE』リチャード・カーティス監督『ラブ・アクチュアリー』
山賀博之監督『オネアミスの翼 王立宇宙軍』澤井信一郎監督『日本一短い「母」への手紙』
マリアン・ハントベルガー監督『裸足のマリー』クァク・ジェヨン監督『ラブ・ストーリー』
●イザベル・コヘット監督『死ぬまでにしたい10のこと』 ●神代辰巳監督『恋文』
本橋成一監督『アレクセイと泉』ウェイ・ワン監督『赤い部屋の恋人』
河瀬直美監督『につつまれて』テディ・チャン監督『アクシデンタル・スパイ』
小津安二郎監督『その夜の妻』サトウトシキ監督『不倫日記 濡れたままもう一度』
フランソワ・オゾン監督『8人の女たち』」●グ・スーヨン監督『偶然にも最悪の少年』
クエンティン・タランティーノ監督『Kill Bill Vol.2』ウォシャウスキー兄弟監督『マトリックス』
リュック・ベッソン監督『ニキータ』 ●ペドロ・アルモドバル監督『神経衰弱ぎりぎりの女たち』
宮崎駿監督『ルパン三世 カリオストロの城』 ●村上龍監督『トパーズ』
クシシュトフ・キェシロフスキ監督『アマチュア』」諏訪敦彦監督『2/デュオ』
フィリップ・リオレ監督『パリ空港の人々』  ●ロザンナ・アークェット監督『デブラ・ウィンガーを探して』
周暁文監督『麻花売りの女』本橋成一監督『ナージャの村』
クァク・ジェヨン監督『猟奇的な彼女』B.Z.ゴールドバーグ監督他『プロミス』
周防正行監督『Shall We ダンス?』水藤友基監督『予備の木』
ニコラ・フィリベール監督『音のない世界で』クロード・ミレール監督『伴奏者』
●フランソワ・トリュフォー監督『あこがれ』 ●ジュゼッペ・トルナトーレ監督『マレーナ』
石井輝男監督『ねじ式』 ●クロード・シャブロル監督『愛の地獄』」
青山真治監督『EUREKA(ユリイカ)』ウォン・カーウァイ監督『恋する惑星』
アラン・レネ監督『二十四時間の情事』ヴィム・ヴェンダース監督『東京画』
セディク・バルマク監督『アフガン零年:オサマ』  ●森田芳光監督『39 刑法第三九条』
アンドリュー・スタントン監督『ファインディング・ニモ』アルフレッド・ヒッチコック監督『汚名』
ペドロ・アルモドバル監督『オール・アバウト・マイ・マザー』ニルス・タヴェルニエ監督『エトワール』
藤井謙二監督『曖昧な未来 黒沢清』  ●平野勝之監督『流れ者図鑑』
マイケル・ムーア監督『ロジャー&ミー』  ●フランク・キャプラ監督『或る夜の出来事』
●ロジャー・スポティスウッド監督 『007 トゥモロー・ネバー・ダイ 』
ブライアン・デ・パルマ監督 『ミッション:インポッシブル』  ●サトウトシキ監督『愛欲温泉 美肌のぬめり』
是枝裕和監督『ワンダフルライフ』 ●増村保造監督『兵隊やくざ』
黒沢明監督『椿三十郎』 ●原恵一監督『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』
ジョン・ジョスト監督『ウィ・ノン』 ●山内洋子監督『エロティック煩悩ガール』
アナット・ズリア監督『純粋なるもの』
パトリス・ルコント『髪結いの亭主』平山秀幸監督『笑う蛙』
●石川寛監督『tokyo.sora』
●一倉治雄監督『国会へ行こう』●小林政広監督『殺し KOROSHI』
●ロバート・フラハティ監督『アラン』●フランソワ・トリュフォー監督『柔らかい肌』
黒木和雄監督『竜馬暗殺』深町章監督『好色長襦袢 若妻の悶え』
森達也監督『A2』ラオール・ウォルシュ監督『死の谷』
澤井信一郎監督『十七歳〜旅立ちの二人〜』
上野俊哉監督『兄嫁〜禁断の誘い〜』フランソワ・トリュフォー監督『隣の女』
サトウトシキ監督『団地妻 快楽図鑑〜3人の性くらべ〜』
三池崇史監督『牛頭』 ●塚本晋也監督『六月の蛇』
相米慎二監督『ラブホテル』 崔洋一監督『性的犯罪』
廣木隆一監督『理髪店主の悲しみ』林雅行監督『友の碑〜白梅学徒の沖縄戦〜』
●森達也監督『A』 ●岡崎まゆみ演出『心をひらいて』
●ナム・ギウン監督『テハンノで、売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる』
●ジャン・ユー・ルーベル監督『フランスの友だち』
●リー・タマホリ監督『DIE ANOTHER DAY』
●日本初の劇映画は『紅葉狩』ではなく『稲妻強盗』
クリント・イーストウッド監督『ダティハリー4』
●ロマン・ポランスキー監督『タンスと二人の男』
●リュック・ベッソン監督『レオン』 ●岡本喜八監督『戦国野郎』



『座頭市』


2003年製作 日本映画
北野武監督

情の絡んだいい話じゃねぇ〜か。

前半の茶屋のシーン。
そのカメラワークが、もう素晴らしく演技している。

茶屋を据え、右奥から近づく服部源之助(浅野忠信)とおしの(夏川結衣)を捉える。
そして店先に腰掛け休息する旅芸人・おきぬ(大家由祐子)とおせい(橘大五郎)を捉える
この一連の動きが、もうこのショットの動き出してしまった瞬間、
すれ違ってしまう二組が、どうにもならない因果を持たされてしまう二組が、
このワンショットに収まってしまうに違いない、ということを予感させ、
ハラハラし、そして本当にこのワンショットの終わりにそうなってしまったことに、
これから始まる『座頭市』という映画が、
何やら座頭市の話なんかではなく、自ら解きほぐすことのできない情に絡まってしまった、
背負わされた人生の持ち主達の映画になるに違いないことを、確信させる。

元々はFIX撮影を好んだ北野武が、そのカメラを自在に動かしてしまう時、
なんだか不安で不安で堪らないのだが、
このワンショットを見た時、そんな不安は払拭され、
そして移動撮影というものは、こんなことをするためにあるのだ、
と感激したりもする。

と、と、と。 もう冒頭からこんな感じで、すでに一気に盛り上がってこの作品をみた。 とりあえずこのショットを見るだけでも、映画館に向かって欲しい。

それからもう一つ、「音」「音楽」。
「3−4×10月」では、1曲も使わなかった男が、わりと多くの音楽を配置しているのだが、
それが至って映画の、映像の邪魔をしていない。
音楽が映画を喰わない、なんとも嫌みのない音楽でうまく構成されている。
正直、「あの夏、いちばん静かな海。」なんて、
あのフレーズが永遠になりやまず、
それものフレーズが「サヨナラ」を想起させる音で構成され、なんともいやらしい感じなのだが、
この作品は、その音楽の多さ、そして作品上に絡む重要な役割を担ってさえいるのに、
ホントに耳につかないのである。

ムーンライダース・鈴木慶一の勝利である。

えい!
とにかく見に行きやがれ!
そんじょそこらのホラー映画より陰惨さも負けてはいないし、
例のごとくコントも目白押しだ!
黙って見に行って、泣いてこい!



『17才〜旅立ちのふたり〜』


2003年製作 日本映画
澤井信一郎監督

やっと公開。
僕は3月に脚本を読ませて頂き、4月にラッシュ編集を見させて頂き、音入れのPre−Mixを見させて頂き、
完成試写にご招待頂き、と長い長い時間をお付き合いさせて頂いたこの作品。

やっと公開です。

良い映画です。

何が良いって、話が良い。
先日、澤井監督と飲んだ際、
「モー娘。だから通る企画、っていうのもあるんだよ」
とおっしゃっていたが、なるほどなるほど頷ける。

映画やTVドラマ、最近、ハッピーエンドが多くないですか?

澤井監督と話をしていても、山内監督と話をしていても、
映画が「人間を描いているか?」という議論に最後は達する。
人間というのは残酷なもので、
「プロジェクトX」みたいに必ずしも成功物語とはならない。

極端な話、失敗に失敗を重ね、それでも人間として生きていく、
そんな姿が、本来は、この世には溢れているはずである。

しかし、映画やTVドラマは、あまりそんな姿を描き出さなくなってしまった。

「人間は頑張れば必ず成功する」という病に犯されている気がしてならない。

『17才』の主人公二人は、決して成功を納めない。
里子として育つ真衣子は、絵本作家としての夢を砕かれる。
理沙は、いつものように母親が男にお金を貢ぎ、二人で小料理屋をたたみ、町を出る。

二人は、決して生きる努力を怠ったわけではない。しかし、人生とはそんな時もあるのである。

断っておくが、この映画は、決して悲劇ではない。
真衣子は帰国した実父と会い、このまま里親の元で人生を送ることを決め、
理沙は母親と人生を送ることを決める、
という新たな人生の選択を、自らの手によって下すその時、映画は終わるのである。

つまりこれ以上の物語の必然性もなくなったその場で話が終わる。
言わば悲劇でも喜劇でもない、映画の持つ「活劇性」という、
物語の持つ運動の終焉とともに話が終わる、まさに映画的な映画である。
良い映画とは、悲劇でもなければ喜劇でもない。
描こうとする人間性のそのピタリンコをきちんと描くことが大切であり、
そのピタリンコの人間性の運動の一部始終のみを描けば良いのである。

それが「活劇」だ。

というわけで、この映画はピタリンコしている活劇なのである。

話を戻すと、これはモー娘。だから通るのである。
派手なアイドルを主演に描く映画こそ、良い映画を求める。
人間性をきちちんと描いた映画を求める。
冬に公開になった「仔犬ダンの物語」にしても、およそ派手な映画ではなく、
きちんと人間を捉えた、最近には珍しい映画であった。

中途半端な役者を起用した映画では、その話題性などから、やはり派手な映画でなければ、あたらないのである。

さてさてこの映画、まっとうな映画演出を堪能できる、最近には珍しい映画でもある。
日記のコーナーにも書いたが、まずまずこれほどまっとうな演出を堪能できる映画もすくなくなってしまった。

文句のつけようがないカット割が続く。

そして画面という、奥から横から、全てを使って映画は作られるものだ、と感じ入る。
澤井信一郎という監督が、どれほど貴重な監督か、ということが分かる作品である。

ぜひ、映画館に足を運んで堪能して頂きたい一品でござるよ。