「かたつむりお前この橋渡る気か」

「俳句は難しいなぁ^^」でも、だんだん、楽しくなって来た(^^)/


「さみだれの静けき音の遣る瀬無き」俳号:寺門梵太 

俳句を真剣に作ったのは初めてです。それにしても「そのまんまやん」と言われる稚拙なできです。
駄作ばかりですが、せっかくだから勉強し推敲しながら書き残していますのでよろしくです^^)。
俳句、俳句、俳句を千句作ってみよう!!!(*・ω・)/。駄作も凡人も才能なしも楽しい俳句!^^)。
ほとんどの写真は、Mr.Sakuoさんの写真をお借りしてます(^-^)。

 浜田雅功 (ダウンタウン)の浜ちゃんが司会してる番組「プレバト」の俳句のコーナーに
 はまっている。夏井いつき氏の添削と一刀両断の辛口トークが絶妙で大好きだ。(´∀`)


1○ この夏は橋の上から肝試し 
2○ 橋の下遡上探るやサクラマス  aimotobasi-teraken.jpg
3○ 橋の下魚影の光サクラマス
4○ 橋の上蚊に刺されつつ月仰ぐ  
5○ 日暮橋蛍見るには早過ぎた

6○ 春まだき橋の上にて身が震え
7○ かたつむりお前この橋渡る気か
8○ 春風に乗ってスキップ橋わたる
9○ 冬迎え橋のたもとで約束ぞ
10○ 吊り橋のつるにも似たりあけびの木

11○ ミニベロで橋を渡るか春の夢
12○ メール来た花火見に行く橋で待つ
13○ 橋の上打ち上げ花火顔照らす
14○ 照明ぞ花火の明かり橋も映え
15○ 橋の上そうめん流し想像す

16○ 川床や三条橋から数えけり
17○ 橋の上鵜飼の景色長良川
18○ 鵜飼の火水面に揺れる趣や
19○ おにやんま飛翔目で追う橋の上
20○ 橋の上待ち構えるかとんぼ捕り aimoto01.jpg

21○ 丸木橋ツルッと滑って川に落ち
22○ 君と見た愛本橋の星月夜
23○ 川遊び腰が立たない丸太橋
24○ 螢川雪見橋から川上を
25○ 堰堤(えんてい)や激流の音橋揺らす

26○ 春風や烈しい流れ岩に散る
27○ 愛本橋雪解け水の飛沫かな
28○ 遡上する鮎が跳ねたと橋の人
29○ 素手で捕る鮎捕り名人橋の下
30○ ほたるよりネオンが恋しい戎橋

31○ 暮れなずむ愛本橋の星月夜
32○ 夏休暇ミニベロ漕いで愛本橋
33○ 初夏の夢愛本橋でツーショット
34○ 春風に背中押されて渡る橋
35○ 五月晴れ宇奈月行こうか橋越えて

36○ 扇状地愛本橋から黄金色
37○ 扇状地愛本橋から秋を吸う
38○ 黒部川橋わたる風稲穂波
39○ 橋景色ゴッホの絵と燗冷まし koyagawa.jpg
40○ 吊り橋にからまるあけび取り難し

41○ 橋の上バッタが逃げてダイビング
42○ 星が降る撮影スポット赤い橋
43○ 愛本橋小説の舞台巡る春
44○ 菜種梅雨愛本橋から田園を
45○ あじさいの咲く頃偲ぶ赤い橋  

46○ 新緑や渓谷に映える赤い橋
47○ 青りんご橋から川へ投げ遊ぶ
48○ 青りんご橋から投げて奪い合う
49○ 影法師瀬田の唐橋積もる雪
50○ 橋渡り西へ向かうか影法師

51○ 橋わたり西から東へ影法師
52○ 山吹や懐かしきかな武田峡
53○ 白山吹高い橋から見つけたり
54○ 山吹を採って帰った遊歩道
55○ 吊り橋を山菜担いでお婆渡る 

56○ 語彙無くて橋の句詠めぬ春の宵
57○ 春一番黒髪なびく橋の上
58○ 春霞おぼろげ に見ゆ谷の橋 aDSC_4299.jpg
59○ 春霞赤いアーチの橋見ゆる
60○ ゆらゆらと愛本橋に蜃気楼

61○ 夏休み橋から飛び込む水の音
62○ 麦畑腰を伸ばして橋を見ゆ
63○ 手をつなぎ橋を渡れば春薫る
64○ 注意してあの橋わたれアイスバーン
65○ 橋の句に振り回されて夏に入り

66○ 橋の上秋風聞くやよもすがら
67○ 蝉見つけ橋げたで鳴き届かぬ手
68○ 蜃気楼橋から下流揺らいでる
69○ 桟橋に雪降る別れ身をすくめ
70○ 桟橋でマフラー散って惜別の

71○ 急流の石の飛沫の先に橋
72○ 五月雨橋の路面が光ってる aimotobasi.jpg
73○ 時流れ愛本橋で春を待つ
74○ 時流れ愛本橋に春が来た
75○ 十五夜を愛本橋の立ち見席

76○ 月見橋ほほ引き寄せて淡いキス
77○ 橋の句に推敲及ばずよもすがら
78○ 歩道橋渡る子供のランドセル
79○ 橋の上日傘の君のワンショット
80○ 紫陽花の花に託す愛の橋

81○ 新緑に赤いアーチがよく似合う
82○ 青い鳥幸せ運ぶ愛本橋
83○ 赤とんぼ追いまわすうち橋わたる
84○ ぶらり旅渡った橋の数知れず
85○ 雪見橋数ある橋の中の橋  

86○ 橋の数いくつも越えて螢川
87○ 黒部川愛本橋に春の風
88○ 下流から愛本橋を望む冬
89○ 遠望の渓谷の青赤い橋
90○ 麦畑遠望の先に赤い橋 aimoto02.jpg

91○ 観光で夏に賑わうかずら橋
92○ かずら橋揺れる二人の夏の恋
93○ かずら橋手を握り合う夏の恋
94○ かずら橋愛を確かめ夏にキス
95○ 新緑の谷間に浮かぶかずら橋

96○ おにやんま網持ちかまえる橋の上
97○ ぎんやんま橋の欄干行き来する
98○ カタツムリ橋の欄干のろのろと
99○ 360度見渡す紅葉ループ橋
100○ ループ橋新緑の中降りて行く

101○ 甘柿の種を橋から吹き飛ばす
102○ 干し柿の種をプッと飛ばしっこ
103○ 浴衣着てそぞろ歩きの月見橋
104○ 川下り渡月橋を見上げたり
105○ 沈下橋錦秋の候川下り

106○ からころと下駄を鳴らして橋わたる
107○ ほたる狩り橋のたもとで身構える
108○ ほたる狩り小川の橋で一休み
109○ 野の橋に平家と源氏が乱舞する
110○ こっちよりあっちの橋でほたる飛ぶ mimoza20001.jpg

111○ あの橋を渡れば見えるミモザかな
112○ ふるさとの橋を渡れば香る稲
113○ フナ釣りが橋の上からぞうり釣る
114○ 彷徨す傷心の旅悲恋ゆえ   
115○ 悲恋ゆえ傷心癒しに能登の旅

116○ あの橋は行ったら戻れぬ冥土かな  
117○ 冬枯れの一本道には橋も無し  
118○ 学無くて橋の句読むのに夜長過ぎ
119○ 紫陽花は何度撮っても飽き足らず
120○ 十六夜橋でデイトを月照らす

121○ 月に雲相合橋の影消える
122○ 早まるな断崖に立つ日傘かな
123○ はやるなよ人生この先楽しめよ
124○ 鮎よりもあゆ獲り名人手が早い
125○ 橋の上タモ持ち身構え子らが待つ

126○ 川流れ浮かぶ南京橋で待つ
127○ 川下へプカリプカリと橋に瓜(うり)
128○ カナブンも可愛い姿でワルよのう
129○ 赤とんぼ青空稲穂畦の道
130○ 田園をドヴォルザークで聞いた春 hana 002.JPG

131○ そこからは天国行ける橋は無い
132○ 寒ブリと熱燗あれば文句無し
133○ 今年こそ行こうと決めた風の盆
134○ 星宿海橋から橋へと彷徨って
135○ 貝掘りの姿なき浜平成の

136○ 夕立に追われ追われて軒下へ
137○ どんぶらこ大きなかぼちゃが橋くぐる 
138○ プカプカとカボチャが橋に子らが獲る
139○ 橋の上カボチャが来たぞ子ら騒ぐ
140○ 孫に手の螢の光もLED?

141○ ホタルの火熱くないかと尻触る 
142○ 省エネかホタルのヒカリもLED
143○ ほたるにも源氏と平家の格差有り
144○ うちわ振る手もだるくなり眠りつく
145○ うたたねをゴールゴールで起こされた

146○ 血糖値犬の散歩で低くなる
147○ 検診で冬は寒くて医者に言う
148○ 踏切で鈴虫の声空耳か
149○ 蜜に蝶花の装い知らぬげに
150○ ユリカモメ橋の欄干そろい踏み    
nejiribana.jpg


151○ 星月夜晴れて見せてやてる坊主
152○ 星月夜見れます様に願かける
153○ 朝顔に早起き勝ったと独り言   
154○ 目が覚めて朝顔の咲くをじっと待つ  
155○ 朝顔に窓辺の陽除け任せけり 

156○ 朝顔やまだ寝てるのかポンと咲け 
157○ 遺された道行羽織り母偲ぶ  
158○ 土用干し友禅眺め手が止まる  
159○ 桐箪笥着物の虫干し母偲ぶ
160○ 梅雨の朝雨打つ音に起こされた    

161○ 激しさや洪水心配梅雨の雨
162○ どしゃ降りで視界届かぬ男梅雨  
163○ 男梅雨太鼓の連打思わせる     
164○ 降水や地との喧嘩か男梅雨    
165○ 流れ着くかぼちゃすくって川に落ち

166○ のどかなるぼら待ちやぐら春うらら
167○ 春の海ぼら待ちやぐらのどかなり
168○ とと楽やぼら待ちやぐら春の漁
169○ ぼらを待つ櫓の上で春眠か
170○ 面白やぼら待ち櫓フクロ網 

171○ 長閑な海ぼら待ちやぐら面白や
172○ デカくなりとどのつまりとボラが言う          
173○ ボラ曰くとどのつまりが俺さまよ
174○ 能登路来てぼら待ち櫓旅情話
175○ 能登の海ぼら待ちやぐら旅景色

176○ 朝立ちやぼら待ち櫓ほら見えた! 
177○ ロックの巣ぼら待ちやぐら黒い影
178○ 春の河流れに見とれ日が沈む
179○ 春の河水面キラメキ滔々(とうとう)と
180○ 湧水や冷たさうれし汗も引く

181○ 紅(くれない)に頬染めし君15の春
182○ 紅に頬染めし君初心(うぶ)だった
183○ 頬染めし林檎のような初心な恋
184○ 垣根越え垂れて華やぐ凌霄花
185○ つる伸ばし朱色のラッパ凌霄花

186○ フェンス越しラッパが並んだ凌霄花
187○ 朝顔や緑のカーテンありがたし
188○ 朝顔のつるが織りなす日覆いや
189○ 朝顔や昼寝も隠す日除けかな
190○ 朝顔のつるに覆われ空見えず    toyama-2015-5-31 127.JPG

191○ 星月夜見るも奇跡の物語
192○ 星月夜ラフマニノフと愛本橋 
193○ 蓮の葉に銀の水玉踊ってる
194○ 蓮の葉が雨耐えきれず裏返る
195○ 雨粒や蓮葉に遊び転げ落ち

196○ 蓮の上走り回る銀の粒
197○ 蓮の葉や雨傘替わりガキどもの
198○ 子供らが蓮の葉かぶり雨しのぐ
199○ 蓮の葉に目と口を開け燥ぐ子ら
200○ 蓮の葉に隠れて潜む影二つ

201○ 蓮の影身を隠したるかえるかな  
202○ 未央柳針山刺したる雄しべかな
203○ 未央柳長い雄しべやまち針か
204○ 未央柳針山飾る雄しべかな
205○ 針山に見えし雄しべや未央柳

206○ ヒペリカム針山に似て母偲ぶ
207○ 白壁や乗り出して咲く凌霄花
208○ 塀越しに垂れて目を惹く凌霄花
209○ 誰か住む白壁越しの凌霄花
210○ 大らかさポジティブなのか立葵 
toranoo.jpg


211○ 背比べ大人も勝てない立葵
212○ 立葵視線高く咲きにけり 
213○ 立葵夕焼けを背に咲き上り
214○ 見上げれば首がだるくて立葵
215○ 大人より背丈が高いタチアオイ

216○ カンカンと踏切の脇タチアオイ
217○ 散歩道川辺彩る立葵
218○ 白壁や人目惹きつけ凌霄花
219○ 白壁や朱色が目を惹く凌霄花
220○ 白壁を覆いて目立つ凌霄花

221○ 綺麗だよ何でひがむか捩じり花
222○ 犬散歩しばし見とれる捩じり花
223○ 捩じり花踏んじゃダメだと犬叱る
224○ 可愛いなズームで撮った捩じり花
225○ しゃがんだよ可愛い君は捩じり花

226○ 身をよじり恥ずかしいのか捩じり花
227○ 花びらが螺旋階段捩じり花
228○ 私ここ振り向き見れば捩じり花
229○ 虎の尾や花序を揺らして我招く
230○ 風に揺れラインダンスや虎尾草

231○ 風の道野に群れ踊る虎尾草 
furan.jpg

232○ 虎尾草や手招きなのか花序揺らし
233○ 竹林に虎尾草揺れて面白や
234○ 虎尾草や猫と間違え藪の中
235○ 虎尾草や猫のしっぽにさも似たり

236○ 無我夢中太鼓の練習暮れる秋
237○ 手にはマメ太鼓が響く初秋かな
238○ 集会所初秋に響くばちさばき
239○ 代々の祭りのしきたり習いけり
240○ 秋祭り里帰り組担ぎ手ぞ

241○ 秋祭り昔の喧騒なかりけり
242○ 風蘭の芳香漂う宵の風
243○ 風蘭やバニラの香り漂わせ
244○ 風蘭の生命力や根の不思議
245○ 風蘭や早く咲けよと急かすまい

246○ 風蘭の香り立つ宵だれを待つ
247○ 風蘭のバニラの香り虜かな
248○ 甘い香を放って風蘭誘いけり
249○ 闇を待ちゆかしい香り風蘭よ
250○ 風蘭の夜密やかに立つ香り 11060879_1605588249721451_6877553535002971360_n.jpg 

251○ 根を出して風を呼ぶのか風蘭よ
252○ 夜を待ち香りで誘う風蘭か
253○ 風蘭の生きる術だよ風と友
254○ 風蘭やそこがいいかと風が訊く
255○ 風蘭や太い根を出し涼をとる

256○ 教科書の露草しおり懐かしや
257○ 露草や花びら閉じて朝を待つ
258○ 露草を集めて青に染めにけり
259○ 露草を栞にしてた日記帳
260○ 愛読書露草しおりはらり落ち

261○ 露草を見る度インク思い出す
262○ インク瓶露草見る度思い出す
263○ 露草やインクの色を思い出す
264○ 露草を忍ばせ送ったラブレター
265○ 露草やみずみずしさを漂わせ

266○ 露草や藍も愛も知らぬげに
267○ 露草やお早うさんと朝の顔
268○ 露草や朝見る顔が愛しい
269○ 露草や草と言わずに花がいい
270○ 露草の淡い青で絞り染め tuyukusa.jpg

271○ かたつむり東洋で名を変えエスカルゴ
272○ かたつむり東洋料理でエスカルゴ
273○ ゲテモノか高級料理かかたつむり
274○ エスカルゴ名は変われどもうまいのか
275○ 雨しのぐ葉裏に急ぐかたつむり

276○ せわしなく角は指示器かかたつむり
277○ どこ行くの声を気にせずかたつむり
278○ かたつむり身を殻に入れ転げ落ち
279○ 長靴や学童通るぞかたつむり
280○ 雨合羽顔だけ出してかたつむり

281○ お出かけかいつ戻るのかかたつむり
282○ ノロノロとひたすら進むかたつむり
283○ 止まりては角はアンテナかたつむり
284○ デイトかな葉の道急ぐかたつむり
285○ かたつむり触れないのよ見るだけよ

286○ 手招きすここにいたぞとアワビ獲り
287○ 手招きす鬼さんこちらと麦わら帽
288○ 夕立や軒下来いと手招きす
289○ 手招きす夕飯できたと茜空   2016y08m20d_091443417.jpg
290○ 手招きすスイカ食べよう母が呼ぶ

291○ 手招きす浴衣選びや着物店
292○ 手招きすヨォーヨォー釣りと金魚すくい
293○ 手招きす戻って来いよオニヤンマ
294○ 手招きすタケノコ見つけ鍬を打つ
295○ 手招きす静かに見やるつばめの巣

296○ 日々過ぎて今年も来たか半夏生
297○ 白む空しらけちゃったか半夏生
298○ 白む空陽を待たれるか半夏生
299○ 五日後の七夕待つや半夏生
300○ 半夏生約三年後閏秒(うるうびょう)

301○ 蓮の花悟らされたり因果倶時
302○ 蓮の花釈迦の教えか因果倶時
303○ 蓮の花娑婆にあるぞよ因果倶時
304○ 除夜の鐘蓮を揺らすか因果倶時
305○ 因果倶時仏の教え蓮の花

306○ 因果倶時意味深くして蓮の花
307○ 因果倶時己の責任蓮華なり
308○ 蓮華こそ因果倶時なるたとえなり 2016y08m20d_091500402.jpg 
309○ 因果倶時その答えは蓮の田に
310○ 蓮の花釈迦が座して因果倶時

311○ 半夏雨風習通り畑休む
312○ ほんまやな降水激し半夏雨
313○ 傘あれど児童びしょ濡れ半夏雨
314○ 半夏雨傘役立たず濡れ鼠
315○ 半夏生節目の日かな畑仕事

316○ 半夏生神のお告げか休みなさい
317○ 半夏生白い化粧がよく似合う
318○ 白む空しらけちゃったか半夏生
319○ 道の駅地産池消の夏野菜
320○ 里帰り甚平の父駅で待つ

321○ さくら駅枝越しに海キラキラと
322○ 帰省する駅で待つ母変わりなく
323○ 盆休み無人の駅の侘しさよ    
324○ 盆休み帰って来たかと父笑う
325○ 無人駅懐かしきまま夾竹桃

326○ 向日葵や駅の花壇で日暮れ待つ
327○ 向日葵や駅のホームの隅で咲く
328○ 夏の駅ホームで思案の一人旅      kasimaeki.jpg
329○ 駅に降り夏雲見やる一人旅
330○ 過ぎし日の駅に咲きたるダリアかな

331○ 在りし日のダリア咲く駅帰ろうか
332○ 定番か駅の花壇にダリア咲く
333○ あの頃の駅に咲いてたダリアかな
334○ 里帰り駅の階段軽やかに
335○ 懐かしやふるさとの駅香り立つ

336○ この暑さ待っていたのか立葵
337○ 知らぬ間に今年も咲いたか立葵
338○ 我が庭の住み人なりし立葵
339○ 蛙かな?孫が寝たるは団扇かな? 
340○ 野鳩鳴き孫を寝付けし団扇かな

341○ 寝付いたか腕だるくなる団扇かな
342○ 立葵屋根を越したか九頭身 
343○ 睡蓮やパッチワークで池飾る
344○ 睡蓮やモネの画風を想わせる
345○ 睡蓮やまどろむ水面ミズスマシ

346○ 睡蓮や水面に空と白い花
347○ 睡蓮や蛙の波紋葉を揺らす
348○ 睡蓮や池一面の白い花       11887919_1621899181423691_1406965066584191412_n.jpg
349○ 睡蓮やパワースポット池の主
350○ 睡蓮やパワースポットまどろめり

351○ 睡蓮の花ぞ咲きたる静寂や
352○ 睡蓮やポチャンとカエル花揺らぐ
353○ 七夕や大人びた願いおませさん
354○ 七夕やたんざく筆持ちしかめっ面
355○ 短冊に何を願うか迷う孫

356○ 燕の子甘えてないで巣立ちなさい
357○ 親ツバメ巣作り子作り餌はこび
358○ 燕の子パンでいいならあげるのに
359○ ピィピィとかぼそく鳴くや雛つばめ
360○ 燕の子重なり合って餌せがむ

361○ つばくろや寒さは嫌だと長の旅
362○ 燕の子巣立ちの無事に手を合わせ
363○ 親つばめ次はどの子に餌やろか
364○ 青葉木菟闇夜の恋はおてのもの
365○ 青葉木菟明日は天気とボーと鳴く

366○ 青葉木菟うろを見張りてボーボーと   
367○ 青葉木菟夜間にボッボと鳴く声ぞ
368○ 青葉木菟夜間警備かボッボーと   11251724_1609585955988347_5609966014062062764_n.jpg
369○ 夜得意日盛り苦手青葉木菟
370○ 風蘭や足が上がらぬバレリーナ―

371○ 妖艶さ牡丹の花より君の肌
372○ 俯せの白き柔肌牡丹かな
373○ 美しや座れば牡丹白き肌
374○ 艶やかさ座れば牡丹さもありぬ
375○ 華麗なる牡丹も花なら君も華

376○ 夜嵐に耐えて咲きたる白牡丹
377○ 惜しむらく盛者必衰牡丹かな
378○ 白牡丹盛者必衰塵となり
379○ 愛でようぞひときわ大輪白牡丹  
380○ 太古から世は定め無き秋の空

381○ 帰り道夕餉の香りもどり梅雨
382○ 蓮花やつぼみに種あり因果倶時
383○ 時雨道うまし匂いで急ぎたる
384○ 帰途につく夕餉の香りしぐれ雨
385○ メダカ飼い癒されるより手間かかる

386○ メダカ飼い小さな命に教え乞う
387○ 水甕(みずがめ)に小さな目高育ちをり
388○ メダカ買い天眼鏡も買いにけり
389○ 孫の指メダカの孵化を教えたり
390○ 緋目高や餌やる人の気配知る medaka.jpg

391○ メダカ増え貰い手探しご近所へ
392○ やると言う目高難儀や死にゃせんか
393○ 日盛りの光に透けるメダカかな
394○ 朝陽さしメダカのおなかスケルトン
395○ 湧き水や冷やっと美味しい夏の雲

396○ 空梅雨や湧き水飲んでさざめきぬ
397○ 月の宴おうまん丸やまん丸や
398○ 十五夜に雲よどけよと空睨む
399○ でっかいぞこれぞまさしく名月ぞ 
400○ 枯れ蓮や朽ち果ててなお田に残す

401○ 通り道枯葉一枚いとしけれ
402○ 蓮池や鏡のごとし月冴えて
403○ 白鷺やくっきり映るどぶ川に
404○ 残り鷺地球温暖惑わされ
405○ 白鷺や羽音しずかに茜空

406○ どこだろうかささぎの橋首だるし
407○ かささぎの橋はどこぞと空睨む
408○ 眉に唾かささぎの橋逸話かな
409○ 二人にもかささぎの橋がきっとある
410○ 待っててねかささぎの橋探すから aimoto01.jpg

411○ 叶うともかささぎの橋今宵こそ  
412○ かささぎの橋を渡って来るといふ
413○ 天の川かささぎの橋幾万羽
414○ うたかたのかささぎの橋儚きや
415○ 愚痴話聞けば卯の花腐しかな

416○ 恋病(やまい)卯の花腐し世の常ぞ
417○ 父親に叱られ卯の花腐しかな
418○ 遠距離や卯の花腐しままならず
419○ 飲兵衛の晩酌卯の花腐しかな
420○ 指折って卯の花腐し侘しさよ

421○ ぐんないと言って卯の花腐しかな
422○ 玉響(たまゆら)の線香花火儚きや
423○ 玉響の恋を見たよな夕月夜
424○ 玉響や夢か現(うつつ)か幻か
425○ 寄る辺無き玉響の愛月見草

426○ 鮎焼きていそいそと待つ夕餉かな
427○ 若鮎や跳ねたる堰(せき)に投網うつ
428○ 若鮎や遡上の難所堰(せき)挑む
429○ 解禁日稚鮎の天ぷら食べれるぞ
430○ 解禁日七輪出して鮎を待つ

431○ 若鮎のほろ苦さこそ旬の味
432○ 幸せやああ幸せや夏よ来い
433○ 夏が好きああ幸せだ燃える愛
434○ 梅雨晴れや逢瀬を隠す傘は無し
435○ にわか雨傘に隠れて紅をひく

436○ 富山にて夢を見たよな夏の宵
437○ 八尾町たたずむ町並み風の盆
438○ 風の盆おわらおわらで暮らしけり
439○ 盆踊りおわらおわらで暮れにけり
440○ 越中やおわらで暮れる秋の宵

441○ 風の盆行って見たいな八尾町
442○ 石積みと坂とおわらと風の盆
443○ 草いきれあの日の午後の褥かな
444○ 初夏の海うねりゆらゆら褥かな aburasemi.jpg
445○ 花野来てしとねとなりて君想う

446○ 里山や千の野草の褥(しとね)かな
447○ 百日紅風ありがたや褥かな
448○ 水彩画画題は高貴な白牡丹
449○ 白牡丹ドレスに勝るその白さ
450○ 水彩の筆を惑わす白牡丹

451○ 誘蛾灯青く灯りたる日暮れかな
452○ 夜が明けて任務完了誘蛾灯
453○ 青い灯に蛾が乱れ飛ぶ誘蛾灯
454○ 誘蛾灯これから出番田んぼ哉
455○ 誘蛾灯闇夜を見張る田んぼ哉

456○ 風蘭や暗香(あんこう)放ち揺れる夜
457○ 暗闇に愛成就する蛍かな
458○ ヒメボタル時代にめげず生息す
459○ 明滅し愛を育む姫蛍(ヒメボタル)
460○ 明滅や愛のシグナル姫蛍(ヒメボタル)

461○ 明滅のイルミネーション蛍かな 11828810_1620575031556106_2434849234876029142_n.jpg
462○ 明滅のシグナル恋し姫蛍(ヒメボタル)
463○ 暗闇に明滅の愛姫蛍(ヒメボタル)
464○ 台風やすさまじい雨蝉鳴かず
465○ 雨風やどこに隠れた蝉鳴かず

466○ 蝉しぐれ野分去るまで出番待ち
467○ 蝉鳴かず台風に耐え木の裏か
468○ 静まりし台風一過蝉何処
469○ 啼きもせず雨あがり待つ蝉いずこ
470○ 大合唱ピタリと静まる野分かな

471○ 啼けよ啼け何で騒ぐか蝉時雨
472○ なぜ急ぐ疲れはせぬか蝉の声
473○ 地上に出喜び啼くかセミ達よ
474○ ジャージャーとシャワーの如し蝉時雨
475○ 同じ歌蝉の合唱やかましや

476○ 音階が一本調子の蝉の声
477○ 蝉無常命の限りしきり啼く
478○ 止まずして蝉の無く声悲壮感
479○ 啼く蝉も人の気配で静まるや
480○ 蝉時雨うるさいけれど安堵する semi.jpg

481○ 蝉なくやたった七日の愛情話
482○ 蝉時雨泣くだけ泣いて憂さ晴らせ
483○ 啼けや鳴け啼くだけ鳴いて落蝉か
484○ 蝉時雨鳴いて七日の奉仕かな
485○ 蝉の声子孫繁栄七日間

486○ 木々に群れ忙しい蝉や婚活か
487○ クマゼミや昼寝の時間か声止んだ
488○ 落蝉や天寿全う 安らかに
489○ 地から出て天で七日の蝉の愛
490○ アブラゼミ熱愛叶いハート型

491○ 朝顔や時知らずとも午睡かな
492○ かたつむり時を気にせず行くがいい
493○ かたつむり明日は何処へ行くのやら
494○ 蓮枯れて泥に恵と種遺す
495○ 雨上がり銀の道筋かたつむり

496○ マイマイが這った足跡銀の筋
497○ 紅葉葵ハイビスカスじゃないからね
498○ 紅葉葵ハイビスカスと呼ばないで
499○ 紅葉葵ハイビスカスと似て非なり
500○ 夕暮れに役目が終わる紅葉葵 momijiaoi.jpg

1○ 夕を待ち演は終わりし紅葉葵
2○ 夕日見ず花しぼみけり紅葉葵
3○ 夕方に紅葉葵の宴終わり
4○ 紅葉葵たった一日惜しむらく
5○ 朝に咲き夕にしぼむか紅葉葵

6○ 明日咲くかとんがり帽子紅葉葵
7○ 紅葉葵空に飛べ飛べ風車
8○ 紅葉葵真っ赤な花弁の風車
9○ 万緑(ばんりょく)に白球追ってウサ忘れ
10○ 万緑(ばんりょく)のゴルフ楽しや玉の汗

11○ 揚々と万緑(ばんりょく)の中や独歩かな
12○ 万緑(ばんりょく)やみなぎる力青々と
13○ 万緑(ばんりょく)や天地青々命沸く
14○ 万緑(ばんりょく)の山中独歩の里帰り
15○ 万緑や天も地もあを海もあを

16○ 白鷺か万緑のてっぺん羽休め
17○ 万緑(ばんりょく)や水面に垂れる柳かな
18○ 夏休み万緑の中やれ遊べ
19○ 万緑のかわらけ投げや厄落とし
20○ 万緑やかわらけ投げの谷深し

21○ わんわんと響いてくるや蝉の声
22○ やかましやああやかましや蝉の声
23○ 鳳仙花 (ほうせんか)石で囲った花壇かな
24○ 鳳仙花 (ほうせんか)学びの庭で弾け飛ぶ
25○ 触れるなよダメよダメダメ鳳仙花 (ほうせんか)

26○ 鳳仙花 (ほうせんか)くるっと弾けおもしろや
27○ 鳳仙花 (ほうせんか)弾け飛ばして家路かな
28○ 鳳仙花 (ほうせんか)爆(は)ぜるを待てずそっと触れ
29○ じゃんけんに負けて爆ぜかす鳳仙花 (ほうせんか)
30○ うさぎ小屋水やり当番鳳仙花 aota-sakuo.jpg

31○ 学び舎に残りし記憶鳳仙花
32○ 思い出は弾けて飛んだ鳳仙花
33○ 傘待てど雨に悲しや鳳仙花
34○ 鳳仙花出会いを願って爪を染め
35○ おませな子爪を染めたり鳳仙花

36○ 夏送るとにもかくにもお元気で
37○ 夏送るいたわる想い我もまた
38○ 夏送る等しき願い息災を
39○ 森の海都会離れて夏送る
40○ 夏送る避暑は涼しき書斎かな

41○ 鳴く蝉や遊び相手が欲しいのか
42○ 半分こ肉まん食べた冬の月
43○ 梵鐘(ぼんしょう)や時の終わりを告げるかな
44○ 梵鐘(ぼんしょう)や哀愁漂う秋の風
45○ 梵鐘や仕事帰りの腹も鳴る

46○ 日の暮れや夕餉の支度鐘が鳴る
47○ ありがたやどれもうまいな夏野菜
48○ 万願寺味噌で炒めて酒のあて
49○ 夏野菜暑さ忘れる旬の味
50○ 手早いとサラダのおかず夏野菜

51○ また生った収穫時期の夏野菜
52○ 嬉しいな次々生える夏野菜
53○ 夏野菜自慢げに言う無農薬
54○ 青田波この手で植えた米食べたい
55○ 青田波野球フアンのウエーブかな

56○ 青田波揺れる黒髪乙女たち
57○ 青田波葉音涼しやさわさわと
58○ 青田波お辞儀の練習繰り返し
59○ 黒髪が揺れてる如し青田波
60○ 青田風頭(こうべ)垂れるはまだ早い jyasumin 002.JPG

61○ 君待つやジャスミン香る青い屋根
62○ ジャスミンやほんの一日香り立ち
63○ ジャスミンや長いだろうか一日が
64○ ジャスミンや暑い一日長かろう
65○ 山頭火なれやしないが時雨かな

66○ 山頭火酒を煽りて草枯るる
67○ 山頭火行乞(ぎょうこつ)の旅草の絮(わた)
68○ ところてん黒蜜ポン酢ぼく甘酢
69○ 気持いいもっと突かせてところてん
70○ ところてん山のモノではないんだよ

71○ テングサの煮汁を冷やせばところてん
72○ テングサや干されて煮たらところてん
73○ ヂャージャーと蝉のトンネル走り抜け
74○ セミだらけ鳴きわめく中自転車で
75○ 自転車でセミ鳴きわめく中抜ける

76○ 陽が昇りつんざく蝉の鳴き声や
77○ つんざくやテレビの音量蝉に負け
78○ 緑さす窓辺の葉陰書斎かな
79○ 古柿や茅葺屋根に緑さす
80○ 緑さす川面にゆらぐウキ赤し 11400988_1596905420589734_3156603566851975329_n.jpg

81○ 緑さすどこにあっても鮮やかに
82○ 緑さす山里深し夫婦サギ
83○ 街路樹の葉影踏み踏み緑さす
84○ 緑さす木々の葉影透ける空
85○ 緑さす草原の木々青々と

86○ 青々とただ青々と緑さす
87○ 緑さす青春の時取り戻す
88○ 白鷲や降り立ちぬ田に緑さす
89○ 紅色や夢から覚めた合歓の花
90○ 合歓の木や夕べはいかが花に問う

91○ 恋をしてねむの木眠れ淡き夢
92○ 蝉の歌お腹で歌うオペラ歌手
93○ 蝉の声指揮者不在の合唱団
94○ 蝉時雨熱さに負けず鳴けば良い
95○ 蝉の声シャワーの如し家路かな

96○ 恋しさやつんざく蝉の声忘れ
97○ 落蝉やミッション果たして大往生
98○ 猛暑日や亀の甲羅は何度かな
99○ 猛暑日や冷房効いて生き返る
100○ 軒を超えゴーヤのカーテン日照りかな bluemoon.jpg

101○ 金色や今夜の月はブルームーン
102○ 金色や輝く金色ブルームーン
103○ ブルームーン今宵の月は黄色いぞ
104○ 満月や今宵の月は青くない
105○ ハマナスや色褪せないで富来の浜

106○ 貝拾いハマナスの花海青し
107○ ハマナスや波の音聞きまどろみて
108○ ハマナスや浜のスポットサンセット
109○ ハマナスや何が哀して地を這うか
110○ 海風にさらされ這うか浜茄子よ

111○ 懐かしや浜茄子咲く丘サンセット
112○ 浜茄子や潮風に揺れ花悲し
113○ ハマナスと白い素肌と白い浜
114○ ハマナスの丘に寝そべり空仰ぐ
115○ ハマナスの丘で語った若き日よ

116○ ハマナスや愛を語るか実をつけて
117○ 陽が沈むハマナスの花日本海
118○ 糸蜻蛉愛のかたちはハート型
119○ 糸とんぼブルーのボディ鮮やかね
120○ 糸とんぼ神の使いか翅烏帽子 11391403_1596905490589727_2010417209519680382_n.jpg

121○ 翅閉じて烏帽子の如し糸蜻蛉
122○ 禊萩 (みそはぎ)や咲いて想うは墓参り
123○ ミソハギやお供え禊し霊迎え
124○ 青蘆(あおあし)や鳥や魚の隠れ家か
125○ 青蘆(あおあし)や高くて見えない脱衣場所

126○ 青蘆(あおあし)や水辺を守り風に立つ
127○ 青葦(あおあし)や考える葦人もまた
128○ 灼くる日や球児の声と原爆忌
129○ 千羽鶴平和を願う原爆忌
130○ 灼くる午後瞑目合掌原爆忌

131○ 原爆忌辛くて悲しい記念式
132○ 原爆忌七十年の慰霊祭
133○ 鎮魂の灯籠流し悼む声
134○ 白雨さり緑鮮やか土黒し
135○ 一瞬に激流と化す白雨かな

136○ 渓谷に水音響く白雨かな
137○ 青い空にわかに曇り白雨かな
138○ 水やりの手間がはぶけた白雨かな
139○ 菜園や打ち水かねて水を撒く
140○ 夏の夕水遣り忘れ小言聞く sakuo-sora.jpg

141○ カサコソと鴨居づたいの守宮かな
142○ 守宮待つサッシの窓の溝の中
143○ 蜥蜴より可愛く見える守宮かな
144○ 住むところ井守と守宮水と家
145○ 家につく害虫駆除する守宮かな

146○ 守宮さん苦手な人も居るんだよ
147○ 驚くや障子の影の守宮かな
148○ 守宮見てゴキブリも食えと叱咤する
149○ 爬虫類苦手なんだよなぁ守宮
150○ 空青く夏真っ盛り白い雲

151○ 青に白大きな綿あめ夏の雲
152○ 山緑空青くして雲白し
153○ 一時の浜の日影や入道雲
154○ 入道雲ふくれっ面はどうしたの
155○ 入道雲太陽遮り胸を張る

156○ 入道雲お願いだから雨降らせ
157○ もくもくと入道雲がわだかまる
158○ 入道雲水平線にわだかまる
159○ 水平線ひねもす座り盆を待つ
160○ 水平線ひねもすのたり積乱雲 11899833_1621602764786666_1608125092928792921_n.jpg

161○ 汗だくやおにぎり美味し鶏五目
162○ 鶏五目海苔巻きにして夏山へ
163○ 蓮の花泥より出でて慈悲深し
164○ 蓮つぼみ観音様の手に添えて
165○ 拝みけりご先祖供養の蓮活けて

166○ 蓮つぼみ幼子合わす手の如し
167○ 無花果や神前供え甘くなり
168○ 無花果や熟れも熟れたり割れ目星
169○ 無花果や不老長寿と六つ食べ
170○ 無花果や母と姉とで初物食い

171○ 逆光の稲穂の輝きアキアカネ
172○ 西日受け波打つ稲穂赤トンボ
173○ アキアカネ風と戯れ右左
174○ 疲れない飛びっ放しのアキアカネ
175○ アキアカネ編隊組んでどこ向う

176○ 霧晴間しまなみ海道遠望の橋
177○ 海霧ややまなみ展望かすかなり
178○ 移流霧風に願いて眼下見ゆ
179○ 展望台眼下のしまなみ移流霧
180○ 移流霧海峡の橋息を呑む 11902531_686838491416290_2667510216272303413_n.jpg

181○ 海霧や瀬戸内海の絶景かな
182○ 絶景を阻む海霧それもいい
183○ 宵闇や隠しておくれ忍び合い
184○ 宵闇や道行照らす街路灯
185○ 宵闇や逢いたさつのる月も無し

186○ 宵闇に紛れ片寄せ歩く影
187○ 宵闇や別れて一人尚暗し
188○ 宵闇が怖くてトイレ父と行く
189○ 宵闇や添い寝するのも寝付くまで
190○ 宵闇や添い寝の君が吐息つく

191○ ギンヤンマ君の雄姿に憧れて
192○ ギンヤンマ遭いたい見たい池巡り
193○ ギンヤンマ宝石みたい瑠璃の色
194○ ギンヤンマ優雅に飛んで天国へ
195○ 極楽や華麗に飛んでるギンヤンマ

196○ あの頃も今も素敵なギンヤンマ tamasudare.jpg
197○ 青空に雄々しく高くオニヤンマ
198○ 晩夏光鏡の如し池静か
199○ 静かなる池の畔や晩夏光
200○ 涼しさを装い咲くや玉簾

201○ 晩夏光雨後に咲いたる白い花
202○ 木立抜け晩夏の光足下に
203○ 晩夏光歩道の影の薄さかな
204○ 縁に立ち顔で惜しむか晩夏光
205○ パナマ帽役目終わるや晩夏光

206○ 晩夏光木立の陰影錦鯉
207○ くっきりと木々映る池晩夏光
208○ ウマオイを逃がさず撮れた嬉しさや
209○ ウマオイをカメラで撮れてご満悦
210○ 鳴く主はどこに潜むか狭き庭

211○ すばらしいただすばらしい茜空
212○ 好きなんだただ好きなんだ茜空
213○ 好きなんだ茜の空のグラデーション
214○ 晩夏光木立の影と錦鯉 heiyu-karuizawa.jpg
215○ 涼しげな木立と湖畔晩夏光

216○ くっきりと木々映る池晩夏光
217○ 晩夏光鏡の池や景色映え
218○ 軽井沢湖畔の景色晩夏光
219○ 百景かな池の水面の樹々景色
220○ 万緑の水面も緑湖畔かな

221○ 佇めば心静まり池清く
222○ 万緑や静かに佇む池を見ゆ
223○ 絵のように木立を写す池の面
224○ 木々写す池のキャンバス晩夏光
225○ 静水面陽の輝きや晩夏光

226○ スイッチョンと鳴く馬追(うまおい)に耳を貸す
227○ 虫集く(むしすだく)草葉の影で演奏会
228○ 虫の音に耳を傾け床につく
229○ 幾重にも暗夜に鳴くや虫時雨
230○ スイッチョン鳴くな誰かに見つかるぞ umaoi.jpg

231○ ツクツクと移ろう季節告げる蝉
232○ リーリーと鈴虫なのかコオロギか
233○ 鈴虫やリーンリーンと闇を裂く
234○ 床下か暗闇に鳴く虫の声
235○ 虫鳴くや寂しい心動かされ

236○ 虫の音を聞きつメッセで楽し夜
237○ キビタキやさえずりうたえ高らかに
238○ キビタキの美しきかなナルシスト
239○ キビタキのはなやかな色見とれたり
240○ キビタキの囀りの声心地良し

241○ 木漏れ日やキビタキの声冴え渡る
242○ 木々の間にキビタキの声澄み渡る
243○ 黄鶲(キビタキ)や美しきかな囀りも
244○ 黄鶲や何を囀り気を引くか
245○ 黄鶲やオペラ劇場枝の上

246○ 黄鶲や野外舞台で独演会     kibitaki-osu.jpg
247○ キビタキ(黄鶲)の声を頼りに山に入り
248○ キビタキや自意識過剰目立ち過ぎ   
249○ キビタキや美意識過剰アーティスト
250○ キビタキや雑木林に派手な色   

251○ キビタキに遭えて嬉しい美しさ
252○ キビタキをしかと見とどけ山下りる
253○ 黄鶲やとっても素敵なコスチューム
254○ 黄鶲や息を潜めて木々探る
255○ 黄鶲やフレーム内に飛んで来い

256○ 陽が昇るうなだれて待つオキザリス
257○ オキザリスみんな揃ってにこやかに
258○ 起きなさい陽が刺してるよオキザリス
259○ 野火のよう稲田の畦の彼岸花
260○ 母恋し野辺に川辺に彼岸花

261○ 望郷や帰りたくなる彼岸花
262○ 懐かしくふるさと思う彼岸花
263○ 彼岸花何気に寂し母偲ぶ higanbana.jpg
264○ 絵手紙に咲いた咲いたと彼岸花
265○ 彼岸花君紅に野地を染め

266○ 赤く燃えおどろおどろし彼岸花
267○ その姿地獄で咲くよな彼岸花
268○ 触るなと母が言ってた彼岸花
269○ 農道に豪華絢爛彼岸花
270○ 農道や赤い花道曼珠沙華

271○ 彼方此方の野を埋め尽くす曼珠沙華
272○ 赤々と土手埋め尽くす彼岸花
273○ 今頃は畦を縁どる曼珠沙華
274○ 里もまた遊んだ野良に彼岸花
275○ 吉兆や天上の花曼珠沙華

276○ 幻想か地獄で燃える彼岸花
277○ 妖艶な毒々しさや曼珠沙華
278○ 曼珠沙華路傍あぜ道土手飾る
279○ 曼珠沙華そっと手に取り海に投げ
280○ 曼珠沙華巫女さんたちの舞い姿 aoiyane 001.JPG

281○ 秋分や下校児童の影伸びて
282○ 秋分や運動会のちらし寿司
283○ 秋分の白い雲と青い空
284○ 秋分の日差しに向かい背伸びする
285○ 秋分や自転車漕いで風を切る

286○ 秋分の思いで深い畦の径
287○ 秋分や野草求めて山歩き
288○ 秋分や赤い日付に胸躍る
289○ 秋分や恒例行事で日が暮れる 
290○ テレビから秋分の日を知らされる

291○ 天気予報秋分の日の今日は晴れ
292○ 曼珠沙華花のティアラか巫女の舞
293○ 彼岸花ノスタルジックな里ごころ
294○ 美しさ空とコスモス限りなく
295○ コスモスや幸せそうに揺らいでる

296○ コスモスの風で揺らぐ笑顔かな
297○ コスモスや綺麗なあの子も寂しそう
298○ コスモスや寂しさ堪え美を競う
299○ コスモスや西も東も分らねど
300○ コスモスも揺れて触れ合う観覧車

301○ 秋の夜最終電車カンカンと   
302○ 花の影水面に映す用水路
303○ 黄昏や水面にすすき揺れる影
304○ 秋深しせせらぐ水面絶えずして
305○ 黄昏て白き水面に秋の花
306○ 川流れ煌めく流れ絶えぬ秋
307○ 秋の夕白い川面が影と化す
308○ すすき揺れ光る水面に影落とす
309○ 光さす川面の白波秋の風
310○ 花は花川は流るる絶えずして

311○ 冷ややかに花影映す川面かな
312○ 秋冷えや川の流れは絶えずして  by-sakuo.jpg
313○ 所在無く秋の川面の流れ見ゆ
314○ 行く秋や川面を眺め所在無し
315○ 秋澄むや鱗の輝き水面かな

316○ 秋澄むや波打つ川面煌めいて
317○ 秋色に映る川面や虚無に成る
318○ 諸行とて命散らすな秋明菊
319○ 生滅や咲いて散らせと秋明菊
320○ 諸行とて命散らすな秋明菊

321○ 秋明菊無情と思えぬ可憐さよ
322○ 秋の川流れる水の侘しさや
323○ 秋の川流水の音胸に沁む
324○ 落とし水時も流れもとどまらず
325○ 秋の川水沫のごとし人の世も

326○ 此の秋は無常思しき川面かな
327○ 秋の空おセンチにするや白い雲
328○ 秋うらら流れる雲と旅に行こう
329○ 秋の空あの雲消そう消しゴムで
330○ 行く秋やせせらぐ水音空の青

331○ 秋うららデジカメで撮る風情かな  yousuiro.jpg
332○ 身に染むや人も流れも旅途上
333○ 身に染むや犬との散歩朝と夕 
334○ 見に入むや梵鐘の音暮れる秋
335○ 故郷も過疎化廃村身にしみぬ

336○ 見に入むや過疎集落の高齢化
337○ 身に染むや鐘音揺らぎ稲孫生え
338○ 秋の川陽射し煌めき身に入むや
339○ 秋の川眩しい光波無常
340○ 秋澄むや煌めく川面反射光

341○ 手拭いを肩掛け銭湯秋の暮れ
342○ 腹減った部活帰りの秋の暮れ
343○ 鍬担ぎ畑帰りや秋の暮れ
344○ 残照に照る月白く秋の暮れ
345○ 五時なのに夕餉を急かす秋の暮れ

346○ 秋の暮れ男二人の囲炉裏端
347○ 秋の暮れ鯖の御造り酒二合
348○ 食満たす旬の味覚や秋の暮れ
349○ 読書してうまい物食べ秋の暮れ
350○ 白い月東南東に秋の暮れ

351○ 指にアク干し柿作り秋高し
352○ ゴムで飛ぶ模型飛行機秋高し
353○ 紺碧の空に舞う鳶秋天
354○ 秋高し楓やもみじ衣装替え
355○ 田広く野焼きの煙秋高し

356○ 稲刈りや腰を伸ばせば秋高し
357○ 天日干し稲架がい並び秋高し
358○ 何もかも森羅万象秋や秋
359○ 甘柿や枝もたわわに秋高し
360○ 熟し柿母の好物天高し

361○ 募金の声何故か恥ずかし赤い羽根
362○ 助成金声をそろえて赤い羽根
363○ 秋の日の午後のまどろみ白日夢   kane.jpg
364○ 期せずしてうたかたの恋秋の蝶
365○ 稀に見る名刹訪ね秋の蝶

366○ 翅痛めもう飛ばないで秋の蝶
367○ ヒョウ柄のドレスボロボロ秋の蝶
368○ 銀杏散る落ち葉掃き掃き歳数え
369○ いてふちる栞に一葉拾うなり
370○ いてふちる黄金の歩道ウォーキング

371○ 真っ赤だなカエデやモミジ秋惜しむ
372○ 異常気象葉焼けの雑木秋惜しむ
373○ 解禁日ボジョレーヌーボー秋惜しむ
374○ 花と蝶木々の葉枯れて秋惜しむ
375○ 豚角煮ワインたしなみ秋惜しむ

376○ 金木犀散らした花塵香り失せ
377○ みずあさぎ広い海原秋の空
378○ 水浅黄コスモス映えて秋澄めり
379○ 水浅黄川面に映る秋高し
380○ 浅葱色アサギマダラよまた会おう 

381○ 稲穂垂れ案山子偉そに反り返り CIMG0167.JPG
382○ 緑なす雑木林に萌葱色
383○ 夫婦仲濃い茶のような月見かな
384○ すすきの穂大名行列毛槍かな
385○ ゴマダラ蝶花を求めて人里へ

386○ 落ち芙蓉乙女が抱く恋ごころ
387○ 満月の道行く気分未来志向
388○ 台風やロウソク備え籠城す
389○ じゃんけんぽん負けてしまってカバン持ち
390○ 虫干しや形見の着物手が止まり

391○ 貧乏で昭和のおやつ薩摩芋
392○ 薩摩芋囲炉裏の守りやお婆ちゃん
393○ さつまいも焼き立て旨しホックホク
394○ 持って帰れ畑手伝いさつまいも
395○ 畑仕事焚火の中のさつまいも

396○ さつまいも農林1号蒸して良し
397○ 行く秋の小川に映す顔揺らぎ
398○ 行く秋の人も入らぬ山の道
399○ うら枯れる草木枝葉や川の水
400○ 末枯れの小川の流れ音寂し

401○ 末枯れの(うらがれの)老木も又一景かな sakuo-2015.12.jpg
402○ 末枯れの(うらがれの)老木の柚匂ひけり
403○ 半月や恥ずかしがらずに出ておいで
404○ 半月や雲に覆われ半べそか
405○ 下弦の月名残惜しそに西の空

406○ 下弦の月稲刈り済んだ稲架の上
407○ お地蔵さん活けてあげよう菊の花
408○ ボランティア舗道に咲いた菊薫る
409○ 駅のそば花時計の菊薫る
410○ 絢爛豪華菊菊菊の菊花展

411○ 床の間に今が主役と小菊活け
412○ 店に来て歩道の落ち葉掃除する
413○ 虫食いの穴が父似の落ち葉哉
414○ 掃いたのに憎い落葉さまた落ちて
415○ 枯れ落葉掃除に追われる庭園や

416○ 虫食いの落ち葉の穴が笑ってる
417○ 風情あり庭一面の落ち葉哉
418○ 掃けば散る落ち葉掃除にもう飽きた
419○ ああ落葉落葉だらけの参道を
420○ 幾重にも土に落葉の毛布かな

421○ ハラハラと落ち葉になって地に帰る  12301491_937307916352872_274049372409180548_n.jpg
422○ 枯葉舞い襟元寒し通勤時
423○ 医院前落葉掃除にお早うさん
424○ 三日目にセッタが飛んだ風の盆
425○ 唄われよ誰も歌えぬ風の盆

426○ おわら節アカペラだった盆踊り
427○ 能登の盆母と踊ったおわら節
428○ エンナカや八尾坂道風の盆
429○ 唄われし八尾のおわら風の盆 
430○ 衣笠に乙女がしのぶ風の盆

431○ 黄葉の銀杏仰げば澄んだ青
432○ イチョウの葉栞に一枚拾っちゃお
433○ 黄葉のイチョウ並木に身を隠す
434○ 黄葉や鳥が舞うよに地に降りて
435○ 黄葉や嬉しいような寂しさよ

436○ 描いたよ写生大会銀杏の木
437○ 校門の銀杏黄葉抱きすくめ
438○ 初恋や頬を染めた蔦紅葉
439○ 電柱にひときわ紅く蔦絡み
440○ つたもみじコンクリートのオブジェかなCIMG0405.JPG

441○ 連なってお数珠のような蔦紅葉
442○ 梵鐘の音待たずして暮れる秋
443○ 晩秋の風情を醸すカズラ哉
444○ 頬染めし十五の歳の紅葉狩
445○ 石畳秋雨に濡れし風情かな

446○ 連なってお数珠のような蔦紅葉
447○ 蔦紅葉壁をキャンバスオブジェかな
448○ 柿の葉や役目を終えて地に降りる
449○ 青枝垂極彩色で羽のよう
450○ 雨に会い薔薇の褥か旅の宿

451○ 山茶花の垣根を越してお早うさん
452○ 石灯籠ツワブキの花覗いてる
453○ 火袋に灯した明かりツワブキ哉
454○ 石灯籠火袋通しツワブキや
455○ 手をつなぎ鈴懸の道ウキウキと

456○ 鈴懸の木漏れ日に見る君の微笑(え)み
457○ 黄葉のイチョウ拾ってLOVE(ラブ)と書く
458○ 紅葉狩り流れの先の光芒や
459○ 谷川の紅葉照らすサンピラー
460○ 谷川や日陰と日向秋惜しむ   CIMG0373.jpg

461○ カレンダーちぎってラスト一枚に
462○ 月暦(こよみ)めくれば最後師走かな
463○ 谷川のせせらぐ音に山眠る
464○ 癒されり至福の時の葛湯かな
465○ 冴ゆる夜の炬燵のみかん手も冷たい

466○ 息白し焼けたお芋の湯気白し
467○ 朝帰り冬ざれの道とぼとぼと
468○ 厳寒に勝る噂に身が縮む
469○ 大寒やペチカ燃えろよ雪積もれ
470○ 儚くも過ぎし愛は枯れすすき

471○ 枯れすすき昭和の歌が蘇る
472○ 露天風呂降っては溶けるざらめ雪
473○ 蝋梅や終の棲家で咲けよ咲け
474○ 蝋梅の仄かな香り鼻擦る
475○ 木枯らしに揺れる葉っぱのオーケストラ

476○ ヴィヴァルディ葉っぱが奏でる『四季』の秋
477○ ありつくか幾山超えてそば処
478○ 日本一牡丹鍋なら奥丹波
479○ 鴨鍋や湯気と香りで笑みこぼれ
480○ 忘年会何度も乾杯酔い回る      12642692_1673971466216462_960803230097411114_n.jpg

481○ 花道を行けば紅葉が肩に舞い
482○ 花道やエール送るか紅葉舞う
483○ 寒鴉クレーと鳴いてもやりゃせんぞ
484○ 寒鴉カアーカァー鳴くな子が起きる
485○ 寒鴉羽織袴の一帳羅

486○ 寒鴉いつから都会に馴染んだか
487○ 寒鴉お前の寝床は山じゃろが
488○ 信長の焼き討ちなのか赤もみじ
489○ 織姫の恋の残り火赤もみじ
490○ 赤もみじ社(やしろ)のおもむき艶やかに 

491○ 蔦紅葉ブロック塀を飾り付け
492○ 壁を這いペルシャ絨毯蔦紅葉
493○ 冬霞古都に浮かぶ五重塔
494○ 冬霞池にたなびく浮見堂
495○ 春待って蓑虫そろり動き出す

496○ 春まだか蓑虫そっと顔を出す。
497○ 滝に立ちマイナスイオンで背筋伸び
498○ 物憂げに街の灯映す冬の川
499○ 寒の滝マイナスイオンで背筋伸び
500○ 紅葉狩り加賀友禅の絵の如し     CIMG0375.jpg

1001○ 紅葉背に睨む狛犬神守る
1002○ うたた寝やコタツはいいな猫と寝る 
1003○ 空くんは日本の秋が好きなのか
1004○ 譲葉の坂道歩く親子連れ   
1005○ 冬青 ( そよご ) の実初々しいなイヤリング

1006○ これやこの主婦は忙し年の暮れ   
1007○ 幾重にもほほ染咲くや寒椿
1008○ 冬青 ( そよご ) の実鈴なりに揺れクリスマス
1009○ 手に息を湯気立つおでん熱燗で
1010○ 雪だるまあっちゃこっちゃでクリスマス

1011○ 祈り込め世界平和の聖夜かな
1012○ 門松に赤い実添えて難逃れ
1013○ 狐火や狐の嫁入り月明かり
1014○ 寒椿耐えて見せます深情け
1015○ 紅椿私を見てと誇らしげ

1016○ 春が来た私見てねと紅椿
1017○ 垣根越し人待ち顔の寒椿
1018○ 霜に立つ野辺の草の葉陽を浴びて
1019○ 除夜の鐘すする蕎麦とコラボする
1020○ 大晦日フェイドアウト鐘の音    2016.01-sakuo.jpg

1021○ 福寿草咲いて採られず地に帰る
1022○ 七草のぜんぶを言えずお粥さん
1023○ なでしこやなでなでしとこ寒し朝
1024○ 撫子やワイシャツよりも尚白し
1025○ 天高く鷹飛ぶ雄姿我は鷲

1026○ 虎落笛夜半炬燵に潜り込む
1027○ 虎落笛猫も恐れて逃げ隠れ
1028○ 虎落笛海は時化るし寝て過ごす
1029○ 紅白の正月飾り実千両
1030○ 霜の白下萌えの様生き生きと

1031○ 撫子や孤高を保つその白さ
1032○ 和人かな孤高を保つさくら草
1033○ 凍星が我が道示唆し諭される
1034○ 放哉は孤高の人かホトトギス
1034○ 放哉や清貧極み冬寒し
1035○ 神宮の張り詰めた気に清められ

1036○ 七草のごぎょうはこべら言い難し
1037○ 七草やすすなすずしろほとけのざ
1038○ 咲く姿纏のごとしさくら草
1039○ 冬濤やどてら着込んで頬被り
1040○ 冬の濤北斎描いた怒涛図か

1041○ 左義長や燃える炎で厄を除け
1042○ どんど焼き書き初め高く燃え上がれ
1043○ 冬の雲禍々しさなど何処も無し
1044○ 剪りがたし誉れ高き冬薔薇
1045○ 冬薔薇日向ぼっこの昼下がり

1046○ 家族皆行火布団で添い寝かな
1047○ 行火抱きどてら姿で背を丸め
1048○ 行火こそ日本文化と婆様が
1049○ 婆さんが行火の支度囲炉裏端
1050○ 寝小便行火で干した濡れパンツ 2016.01-bySakuo.jpg 

1051○ 霜降りて葉物野菜の味が増す
1052○ 日が暮れた月日が経った春が来た
1053○ 蝋梅のゆかしい香り部屋に満ち
1054○ 蝋梅の香りに気づき附近見る
1055○ 霜畑葉物野菜の有り難さ

1056○ 小松菜が肩を寄せ合う霜畑 
1057○ 加茂川の水面に映るほとりの灯
1058○ 咲き集い日向ぼっこのさくら草
1059○ 鍋奉行こだわりすぎて鍋笑う
1060○ 菜箸の長さに不慣れな鍋奉行

1061○ 鍋奉行フグ鍋のとき出番なし
1062○ 鍋奉行蘊蓄たれてはかどらず
1063○ 石積みの隙間で咲いた椿落つ
1064○ 椿落つ真っ赤な姿そのままに
1065○ 鍋仕切る甲斐甲斐しさにほの字かな

1066○ 散財や天然とらふぐフルコース
1067○ ながむれば眼下一面冬ざるる
1068○ 溶けへんで溶けてたまるか雪だるま
1069○ 時を経て雪の富山と人の縁
1070○ 待ち合わせ雪も迎える駅の前

1071○ 時超えて又も雪の日訪れる 2016.01.23-sakuo.jpg
1072○ 時を経て雪の富山と人の縁
1073○ ロータリー雪が舞ってた富山駅
1074○ 念願の雪が迎えた北日本
1075○ 立山や天の夜曲か雪の音

1076○ 絶景かな立山連峰雪の壁
1077○ 吹雪止み立山連峰叶い見ゆ
1078○ 見る望み立山連峰晴れ間待つ
1079○ 冬の海岩に砕けし波の音
1080○ 波荒く暗澹たる海寒怒涛

1081○ 北斎の男波の如し寒怒涛
1082○ 寒怒涛胸も高まる波飛沫
1083○ 寒怒涛ひときわ高くどんと来い
1084○ 寒怒涛白波眺め便り待つ
1085○ 冬暮れや沈む陽よりも早仕舞い

1086○ 日本海逆巻く波の雄々しさよ
1087○ 別れ雪悲喜交々の時候かな
1088○ 入学や卒業間近別れ雪
1089○ ランドセル出会いもあるさ雪の果
1090○ 日も長く鳥のさえずり雪の果て

1091○ かざす手に触れて消え行く雪の華 IMG_1756.JPG
1092○ 空に伸び枝にあふるる風光る
1093○ 紺碧の空にかざすか枝が萌え
1094○ 青空に生気を放ち枝萌ゆる
1095○ 如月やまだまだ鍋が恋しいな

1096○ 春来たるひかりといのちきわみなき
1097○ 春の音生きとし生けるものすべて
1098○ 明日の春今日の春より暖かい
1099○ 春の夢祇園精舎の鐘の聲
1100○ 福寿草君の主張はよくわかる

1101○ 赤い実は愛の情念猟奇的
1102○ 愛執かイイギリの赤猟奇的
1103○ 光る春タップダンスのハクセキレイ
1104○ 寒稽古竹刀の当たる音高し
1105○ 寒稽古防具の下で汗をかく

1106○ 寒稽古床に裸足の音響く
1107○ くさめして水鳥岸から遠ざかる
1108○ くさめして鳥撮り逃がしくやしがる
1109○ くっさめや口に手を当てあたり見る
1110○ けなげさとあわき思いで雪割草

1111○ 一叢(ひとむら)の希望に満ちた連翹(レンギョウ)花
1112○ 昆陽池の冬の木漏れ日息づかい IMG_1747.jpg
1113○ 冬枯れの昆陽池公園人を待つ
1114○ 誰座るベンチ虚しく春を待つ
1115○ 寒戻り座る人なし空きベンチ

1116○ 冬枯れの藤棚に思う入園式
1117○ 昆陽池の来歴語るケヤキかな
1118○ オフ会か水鳥の群れガアガアと
1119○ 春に向けアヒルガアガア婚活中
1120○ 水温み池のアヒルも求愛期

1121○ 風に舞う葉擦れの音やカサコソと
1122○ 春風に舞う落ち葉追い子が転ぶ
1123○ かさこそとうわさ話か落葉たち
1124○ かさこそと囁きかける落ち葉かな
1125○ 足もとにまとわりついて舞う落葉

1126○ 風光る川波白く輝きて
1127○ 羽衣の絹が舞うよな雪迎え
1128○ 雪迎え追えばふわりと風に乗り
1129○ 雪迎え飛んで新たな地を目指す
1130○ ねこやなぎ一枝折りて持ち帰る

1131○ 過去と今風と光とねこ柳
1132○ 風誘う振り向く過去と猫柳 sakura-k20003.jpg
1133○ 川べりで日向ぼっこの猫柳
1134○ 思春期の夢ふくらんだねこ柳
1135○ 風戯る落ち葉のワルツ足もとに

1136○ 足もとにからみつく落ち葉のワルツ
1137○ 足もとにからむよに舞う落ち葉哉
1138○ 公園に積もる落ち葉の舞踏会
1139○ 来るんだねさくら咲く日が来るともさ
1140○ 人々にさくら咲く日が来るんだね

1141○ タンポポや何故か目に付く惹かれ花
1142○ タンポポかそれがどうした浮世花
1143○ 足音に気付いてくれた雪割草
1144○ 会いに来た山に咲く君雪割草
1145○ カサコソと春の足音聞こえそう

1146○ カタコトと裏木戸揺する春の風
1147○ 頬に手を添えてうっとりさくら草
1148○ 綿入れと銭湯帰りのどら焼きと
1149○ 今日が行き明日の春を待ち望む
1150○ 当たり前どう足掻いても春は来る

1151○ 福寿草あやかりたいなその名前 nahanahata.jpg
1152○ 森羅万象花鳥風月春爛漫
1153○ 酒の宴飲んで騒いで春が来た
1154○ 啓蟄や蝶々も喜びヒラヒラリ
1155○ 逃げ水やかざす手の先揺らめきて

1156○ 学び舎に別れの朝の花吹雪
1157○ 学び舎の桜に別れ惜しむ哉
1158○ 別れの日溢れる涙桜散る
1159○ 時を経て窓より高し名残り花
1160○ 春の色あちらこちらに花便り

1161○ 病床で桜見たいと祖母が笑む
1162○ 介護中さくらまだかと祖母が問ふ
1163○ お祖母ちゃん楽しみだよね吉野桜
1164○ 介護中桜見たいと祖母の笑み 
1165○ 快復へ桜まだかと気を高め

1166○ 老いて尚虎尾桜の気高さよ
1167○ 回復を待って桜見吉野山
1168○ カゴ一杯つくし採るぞと吾子はしゃぐ
1169○ ニョキニョキと出た出たつくし採るまいぞ
1170○ 雪柳(ゆきやなぎ)道行く人の足を止め suzume.jpg

1171○ その昔武士も好んだサクラソウ
1172○ ギャル雀読者モデルよ三月号
1173○ 花菜畑隠れたつもり子の頭
1174○ 花菜畑頭が見えるかくれんぼ
1175○ 花菜風昭和に戻る匂い哉

1176○ 花菜風昭和の頃のかぐわしさ
1177○ 酔っ払い帰巣本能おぼろ月
1178○ おぼろ月記憶おぼろげ酔っ払い
1179○ 巣立ち鳥枝から枝へと羽慣らし
1180○ 春かすみ車窓遥かに富士の山

1181○ 東京へ向かう車窓に霞富士
1182○ ほろ酔いで最終電車おぼろ月
1183○ 春愁や有為転変は世の習い
1184○ 春愁や別れと出逢い世の常ぞ
1185○ 春愁や夢かうつつか幻か

1186○ 春愁や夢と現実紙一重
1187○ 春分やあんばいのええ暖かさ
1188○ 春分の日寒さゆるみ気もそぞろ
1189○ 5輪咲き開花宣言東京も 2016.03.20-sakura.jpg
1190○ かたつむり濡れてまいろう菜種梅雨

1191○ 菜種梅雨田植え始まり蛙鳴く
1192○ 何処からか鶯の声澄み渡る
1193○ 鶯の鳴き声耳に通勤す
1194○ 鶯やオーハヨと鳴く通勤時
1195○ 頬染めしうぶな乙女か紅椿

1196○ 春霞遥かに霊峰富士の山 
1197○ 新幹線撮影チャンス霞む富士
1198○ 春光やおもむきがある雨の苔
1199○ 春雨や木下に緑苔むして
1200○ 七日経ちやっと逢えたね八重椿

1201○ 五輪咲き桜便りが北上中
1202○ 思春期に恥じらう仕草紅椿
1203○ おませな子椿一輪髪飾り
1204○ ポツポツと池の水面に春時雨
1205○ 春時雨けぶる山並み五月山

1206○ 見分け方ツバキさざんか散って知る
1207○ 春の鵜や巣作りの枝大きすぎ 
1208○ 春の鵜や翼を広げ巣を測る
1209○ 忙しなく湖面飛び交う春の鵜や  IMG_1835.JPG
1210○ 春や春風も光も野の花も

1211○ ランドセル桜満開もう間近
1212○ 時を継ぎ源氏語るかすみれ草
1213○ 桜見やさぞ美しや吉野山   
1214○ さぞやさぞ美しかろう山桜
1215○ すみれ草そこはかとない息吹かな

1216○ 満開の桜透かして空仰ぐ
1217○ 霊園に桜花散る玉響に
1218○ まだ咲かぬ桜眺めて懐古する
1219○ 命日や桜まだかと物思い
1220○ 幻夢かな御霊舞うよな花吹雪

1221○ 幻想か御霊を散らす花吹雪
1222○ 一会去り玉響に散る桜かな
1223○ 世の常ぞたまゆらの夢散る桜
1224○ 通勤時ホーホケキョと送られて
1225○ 声すれどどの庭どの木鴬よ

1226○ 春の花鳥人智を超えた美しさ
1227○ 水を跳ね足ばたつかせ飛ぶ白鳥
1228○ 恒例の届きし釘煮姉の味
1229○ 解禁日釘煮の匂い立ち込めて
1230○ 格別だ今年のくぎ煮褒め倒し

1231○ 綺麗でしょあんこ椿は恋の花
1232○ 熟女なのあんこ椿と違うわよ
1233○ 雨風に負けるなさくら野点まで
1234○ 幹事なの無駄に散るなよ花見まで
1235○ 急ぐなよしばしとどめよなァ桜

1236○ ニュースでは今週見ごろ花嵐
1237○ 何故急ぐ闇に散るなよ花の雨
1238○ 八分咲き頬ほんのりとピンク色
1239○ 誇らしげ枝の先まで花咲かせ
1240○ 亡き母の歌が聞こえる花の雨

1241○ 花散らし妄想ばかりの下心   IMG_6335.JPG
1242○ この宴を逃すまいぞと花散らし
1243○ 黒髪に花びらひとつ花嵐
1244○ 髪乱し川沿い走る花嵐
1245○ 春雨や写実極めた水たまり

1246○ 水たまり自転車通過さくら揺れ
1247○ 水たまりどこから来たのかアメンボ
1248○ 水たまりのぞいた拍子に帽子ポチャ
1249○ 水たまり下たくしあげ遊ぶ子ら
1250○ かたかごや家持詠みし万葉に

1251○ この生気(せいき)古木の幹の枝桜
1252○ 御霊にも時空を超えて桜舞う
1253○ 雲海のごとき桜を愛でる君
1254○ さくら舞い乱れた髪をかきあげる
1255○ 雨が止み名残り桜がはらはらと

1256○ やるせない名残り桜に眼を魅かれ
1257○ やるせなさ名残り桜と好きな人
1258○ 山吹や歌道の明かり灯す花
1259○ うたかたの時空を超えし春望かな
1260○ 春夕焼け休まず供給ライフライン 2016.ajisai.jpg

1261○ 新緑をめでてしばしの安らぎや 
1262○ 新緑をめでてしばしの至福かな
1263○ 新緑を愛でて心に安らぎを 
1264○ 春の日に瓜坊ウロウロどこへ行く
1265○ オオルリの囀り高く空青し

1266○ ありがたや春の陽射しが届く朝
1267○ 庭ひかり花に新緑そよそよと
1268○ まほろばか香箱座りの春の暮れ 
1269○ 箱座り野良のまほろば五月かな
1270○ 少子化に負けじと泳ぐ鯉のぼり

1271○ 京の里竿をしならせ鯉幟
1272○ 五月雨雨音奏でる恋の歌
1273○ 睡蓮や夜に誰待つ雨の音
1274○ 稲の苗アジサイカエル嬉し雨
1275○ 五月雨の音寂しくあり誰も来ず

1276○ 週明けに雨雨雨でツツジ冷え
1277○ 藤を見て藤壺の宮語りけり
1278○ 藤の花悪霊祓う香りかな
1279○ 藤垂れて長閑なりや田植え時期
1280○ 初夏に照る石段見上げ腰伸ばす  

1281○ 新緑の本山歩む段の数
1282○ 子雀が小枝に止まって恋遊び
1283○ 雀の子枝から枝へと嬉しそう
1284○ 雀の子右往左往と忙しなや
1285○ 雀の子ちょこまか飛んで忙しなや

1286○ ヘタレなの元気出せよとバラが言う
1287○ バラが好き君は何色ボク黄色
1288○ 紫陽花や雨雨雨で変わる色
1289○ 紫陽花や雨が降るたび艶やかに
1290○ 積年の思い咲かせた飛燕草

1291○ 苔むした石の窪みの水鏡
1292○ 紫陽花や移り気なのか色変化
1293○ アジサイを移り気なんて言わないで
1294○ 棘を持つアザミの花もお年頃
1295○ アザミ草針さえ無けりゃ好かれよう

1296○ 人もまたアザミの花のたとえあり
1297○ 断捨離で店内スッキリころもがえ
1298○ ハンミョウや山道を行くガイドさん
1299○ 道をしえ頼みもしない山のナビ
1300○ 斑猫に恋の道行き分からない

1301○ 緑蔭のベンチで読んだ青が散る
1302○ 城跡のユリ咲きそろい夏兆す
1303○ 百合の花十頭身の超美形
1304○ ササユリや初恋の君ふと思う
1305○ カミナリとゲリラ豪雨で梅雨明けか

1306○ 梅雨明けを待って向かうは軽井沢
1307○ 熱帯夜軽井沢では十七度
1308○ 藍空や見上げる花火ファンタスティック
1309○ 花火師の込めた思いが華になる
1310○ バッタくん鳴かないのかい秋なのに

1311○ 流転の海 書き継ぐ意志ぞ 野の春よ
1312○ 流転の海 辿る野の春 古稀迎え
1313○ 流転の海 何があろうと 野の春へ
1314○ ひまわりと約束したよバテないぞ
1315○ フヨウの花一日だけとはつれないね

1316○ カタツムリでんでん虫と指さされ
1317○ ツノ出せとでんでん虫を歌う子ら
1318○ 向日葵や鳥にゆだねる未来かな
1319○ 戯れに恋はすまじとアゲハ蝶
1320○ 口づけがディープすぎるぜアゲハ蝶

1321○ 蝉時雨大阪弁で鳴きなはれ
1322○ 平和の鐘心に刻み黙祷す
1323○ 赤とんぼ軒下貸そか雨降るぞ
1324○ 八月や核なき世界誓い合う
1325○ 今日の空あの日の空も夏の空

1326○ 蝶とんぼ複葉機みたい格好良さ
1327○ 前世で精霊蜻蛉何を見た
1328○ 勝ち虫や精霊となり世を見据え
1329○ お月見や詩人のような面持ちに
1330○ 満月や照らされ照らす慈しみ

1331○ 生きる術しとやかに咲く芙蓉花
1332○ 次々と咲く演出家芙蓉花
1333○ 宵の雲龍が吠えたか小望月
1334○ 羽衣藻(ハゴロモモ)自然が織ったタペストリー
1335○ 羽衣藻(ハゴロモモ)水面に咲いたタペストリー

1336○ 空写す池に浮かぶはハゴロモ藻
1337○ 年とれど蓮の実飛ぶを未だ見ず
1338○ 秋天や自転車飛ばす河川敷
1339○ 愛唱歌大人の秋の子守唄
1340○ 藍空や花火に見とれあんぐりと

1341○ 気まぐれに形を変える秋の雲
1342○ 青空に気持ち良さそな秋の雲
1343○ 青い空白い雲湧き稲穂立つ
1344○ ハゴロモ藻花の清らに安らぎを
1345○ 秋冷や過しやすいと猫が鳴く

1346○ 秋冷や月クッキリと風呂上り
1347○ 苔むした古木に宿る精霊哉
1348○ 青鷺や微動だにせず池見張る 
1349○ 青鷺や時を知ってか何を待つ
1350○ 芙蓉と陽9月9日良き日哉

1351○ 畦道を妖しく悲し彼岸花
1352○ 曼珠沙華コンときつねが鳴きゃせぬか
1353○ 月々に月みる月は幾月か
1354○ 月影や二つの影が寄り添いて
1355○ 秋蝉や遠く近くに鳴きほそり

1356○ 昆陽池や鴻雁来(こうがんきたる)まだ数羽
1357○ 台風に恐れおののき虫静か
1358○ 台風の接近察して庭静か
1359○ 妖艶な女盛りや彼岸花
1360○ どんぐりでノスタルジック思い馳せ

1361○ ランタナととっても似合うよヒョウモン蝶
1362○ 毒キノコ手出しはダメよ見るだけよ
1363○ すすきの穂道行く人を大祓い
1364○ ひまわりや異常気象で変じゃない
1365○ ひまわりに辛くないかと愚問する

1366○ 行楽や各駅停車鎧まで
1367○ 秋の蝶時と時間の違い知る
1368○ 秋薔薇恋をした君はにかみぬ
1369○ 秋だ秋錦繍の秋ドッコ沼
1370○ 野分去り天仰ぎ見る白いバラ

1371○ 人恋し秋の夕陽が切なくて
1372○ 独り身のさみしさ漂う渡り鳥
1373○ 秋の雲ヘヴンまでつづくカーペット
1374○ 寒いから抱いてとせがむ落ち葉かな
1375○ 紅葉の詩を集めてアンソロジー

1376○ もみぢ葉を栞にしてたアンソロジー
1377○ 星月夜行ってみようよ愛本橋
1378○ 長流の畔に立ちて秋寂し
1379○ アオサギやお前分かるか悲しみを
1380○ 秋惜むミツバチ羽音フォルテシモ

1381○ 紅葉やこっちキレイと招く枝
1382○ 秋の日の水面キラキラ人誘う
1383○ やや寒やカラス実を食べカァーと鳴く
1384○ 冬の朝ひかりうれしや影障子
1385○ 今みてよ盛りなのよとよぶ紅葉

1386○ 枝曲り寒さしのぐか冬桜
1387○ 青い空ただ青々と天高し
1388○ 橙や最後の一個誰のため
1389○ まあ綺麗風とコラボの落ち葉かな
1390○ 思春期に疼きおぼえた枯れすすき

1391○ 寒い朝うまく焼けたよ目玉焼き
1392○ 紅葉ってどうよハウチワカエデだぞ
1393○ 遊園のクツ跡隠す落葉かな
1394○ ふるさとの道行く人や冬ぬくし
1395○ まほろばの終の棲家の冬ぬくし

1396○ 冬枯れのビオラに秘めた片思い
1397○ 熟し柿漂う憂い過疎の里
1398○ 紅葉の紅(べに)色君の恋の色
1399○ 美しや風とコラボの落ち葉かな
1400○ 枯尾花昭和を惜しむ風情かな

1401○ 猛禽の見つめる先や冬日燦
1402○ 我一人落ち葉踏む音ガサゴソと 
1403○ カーカーと愛を叫ぶか寒鴉
1404○ おっ母ーと鳴いているよな寒鴉
1405○ ぽつねんと古希を迎えて冬麦酒

1406○ 満月や忘年帰りのおまじない
1407○ 酉年や運気を上げて羽ばたくぞ
1408○ 水鳥やただひたむきに生きており
1409○ 大晦日ゆるり過ごせよ何もせず
1410○ 年の瀬や我が子の帰り猫と待つ

1411○ 佇めば冬枯れの木々映える池
1412○ 流行り歌白い山茶花似合わない
1413○ 玉響の丸いカプセル小宇宙
1414○ 玉響や内に秘めたる自然界
1415○ ふられてもいつかつかむぞ我が春を

1416○ 水鳥やただひたむきに生きており
1417○ センター試験飛んでる鳥に願かける
1418○ 何もかも見透かされそう冬満月
1419○ 願わくば愛も満ちてと冬満月
1420○ 人はみな冬満月に何思う

1421○ 長閑なりカモメ群れ飛びテロは無し
1422○ 演歌だねいつも群れ飛ぶゆりかもめ
1423○ アオサギや渡世人かよ縞合羽
1424○ 木守柿蔕だけとなり役終える
1425○ 老爺柿渋いばかりだ鳥にやろう

1426○ 今雪に閉ざされし木々風も無し
1427○ 店の番降る雪を見て里ごころ
1428○ 青空に梅に鶯我に鰤
1429○ 冬晴れやただ青空にこころ萌え
1430○ 冬晴れやカリフォルニアにまさる青

1431○ 雪化粧日の本の山水墨画
1432○ 雲隔て冠雪の山絵の如し
1433○ 霜夜開け柿食うエナガ渋かろに
1434○ 風物や茶筅の里の寒ざらし
1435○ 俳句向き和歌に不向きな寒がらす

1436○ 寂しげに左右見わたす寒がらす
1437○ ジョウビタキここだここだと春隣
1438○ ジョウビタキピピピッピピピッと春隣
1439○ 寄り添えばこころも温し日向ぼこ 
1440○ 1440○ 水仙花香りが好きと言った人

1441○ 古希迎え麗らかな日々延びる道
1442○ 春うらら百賀の道はまだ遠し
1443○ 春うらら古希から白寿遥かなり
1444○ 春うらら古希より先はまだ長い
1445○ 古希迎えほんにめでたい野の春や

1446○ 血脈の火春待つ枝の辿る空
1447○ ヒラガ鳴く春が来たりて婚活中
1448○ 朝日差し春の靴音障子越し
1449○ 春立つや古希の歓びしみじみと
1450○ 春寒し苦労が何じゃ古希迎え

1451○ 春の雨ドット模様の滴かな
1452○ 春よ来い艱難辛苦古希祝い
1453○ 野の春やほんにうれしや古希迎え
1454○ ミモザ咲き錦繍想うテルニスト
1455○ たんぽぽや風を待ってか背伸びして

1456○ 春昼やうとりうとりと読書かな
1457○ 節分草逢瀬楽しや山歩き
1458○ 川鵜飛び言葉遊びさ迂回せよ
1459○ 淑やかに枝垂れ枝垂れて枝垂れ梅
1460○ 和三盆木型で干菓子梅の花

1461○ 春まだき野に咲く花に惹かれ居り 
1462○ 四月馬鹿おまえ蛙だ亀じゃない
1463○ 甲羅干し春の下池ワンショット
1464○ 春だよね亀も伸びするこの陽気
1465○ 亀鳴くや居心地よかろう狭くとも

1466○ 亀いわく亀へん撮りなこのポーズ
1467○ 主老いて看取るが如し庭桜
1468○ 梅でなし桜でもなし木瓜なのだ
1469○ 春日射すきらめく空に奮い立つ
1470○ そこここに春の装い花の色

1471○ 雪柳風よ揺らすな散らせるな
1472○ 川に落ち流れに浮かぶ紅椿
1473○ 川に落つ身を委ねたる紅椿
1474○ 桜咲け十七歳をこの胸に
1475○ タンポポや君の主張は立派だよ

1476○ ミモザ咲き鳥のさえずり愛の歌
1477○ 小説でミモザ咲く春知りました
1478○ ミモザ咲き春が来た来た夙川に
1479○ 雪割草今年も逢えたはにかみ屋
1480○ 沈丁花愛のセラピー女神かな

1481○ 長閑なる 風も緑も 野も花も
1482○ 春の夢いつかの道で迷ってる
1483○ 行く春や頬に風うけ背に陽ざし
1484○ 散る桜使命感じる潔良さ
1485○ こぶし咲きなの花 さくら春はゆく

1486○ 山ざくら天女の衣なびくよう
1487○ 素晴らしや桜回廊しみじみと
1488○ 花冷えや蜜を今ぞと小鳥たち
1489○ あざみより優しい痛み 恋の棘
1490○ ああ桜いくら詠んでもこと足りぬ

1491○ 花を愛で一句献上語彙不足
1492○ ああさくら桜よさくら花に酔う
1493○ 徒桜(あだざくら)入学式に悪天候
1494○ 競い合い出番が来たぜチューリップ
1495○ 風光る花の命のすこやかさ

1496○ 野の春や紫色が似合う古希
1497○ 幸せそう路傍に群れるすみれ草
1498○ 絵手紙に入学祝し桜描く
1499○ 和紙原料みつまたこうぞうがんぴかな
1500○ 散る桜使命感じる潔良さ

1501○ さくら歌いろはにほへとちりぬるを
1502○ 愛し愛し林檎の花の白無垢や
1503○ 白無垢で実を結びたるりんご花
1504○ 睡蓮のまどろむ頃にねむる孫」
1505○ バラ公園ママチャリ親子通り行く

1506 ○ 蜜求め命を継なぐ蝶々かな 
1507 ○ ひらひらと花から花へ蝶が舞う
1508 ○ 余花の美や綸子絞りの小紋かな
1509 ○ 初孫や嬉しい知らせ立夏かな
1510 ○ 新緑や希望に満ちた光り浴び

1511 ○ 来年の逢瀬を願う残り花
1512 ○ 花を見て精気みなぎることもある
1513 ○ 春疾風迷わず生きよう花のよに
1514 ○ 行く春や花それぞれに想い寄せ
1515 ○ もの云わぬ花から気付く生きる術

1516 ○ 青空に桜も気取り美しや
1517 ○ 君行けば石楠花咲いたか勝尾寺
1518 ○ 春草や名は知らねども今がいい
1519 ○ ひとり静か誰を偲んで佇むか
1520 ○ ハナミズキ二階の女性(ひと)に恋をした

1521 ○ アゲハチョウ笑って迎えるゼラニューム
1522 ○ 若葉雨乙女チックな脳恋愛
1523 ○ 花あふち手垢のお数珠形見分け 
1524 ○ 花あうち形見の数珠の珠の艶
1525 ○ 青鷺(アオサギ)や時空を超えて飛んで行け

1526 ○ 糸とんぼつかまえ放し笑った子
1527 ○ バラの園カップルたちの愛の園
1528 ○ 新緑や見上げる空に幾重にも 
1529 ○ 孫産まれ阪神連勝薔薇見ごろ
1530 ○ バラの園カップルたちも見染め会い

1531 ○ シロツメグサ冠できた君にやる 
1532 ○ 暑い日は木陰がいいね花もまた
1533 ○ 君摘んだシロツメクサがキューピット
1534 ○ 縁台に犬が居場所と涼しげに
1535 ○ アカシアの流行り歌など口ずさむ

1536 ○ せせらぎの音も涼しやこの小道
1537 ○ せせらぎや木陰涼風安堵感
1538 ○ 夏来たる海山街が華やぐや 
1539 ○ 口紅をバラ色に変え待ち合わせ
1540 ○ 風の振り付け踊りだす

1541 ○ 水の都船からも又景勝かな
1542 ○ 見たかった霊峰富士に夏の雲
1543 ○ ヒメジョオン風の振り付け踊ってる
1544 ○ 待ってるの誰を待つのか薔薇よ薔薇
1545 ○ アジサイはオシャレなキミのスイムキャップ

1546 ○ みずすまし見るだけだよ逃げるなよ
1547 ○ 庫裏の縁紫陽花愛でる一等席
1548 ○ ふわふわと気まぐれなのさ夏の雲
1549 ○ 花菖蒲見るばなつかし菖蒲の湯
1550 ○ 立葵青い空とコラボして

1551 ○ かき氷富士の山肌すくいとる
1552 ○ タモ振って追いかける子の蝶の歌
1553 ○ 一仕事天の計らい慈雨の音
1554 ○ 夏至の雨裾拭く女の足袋の白
1555 ○ ホッホホッホー鎮守の森のアオバズク 

1556 ○ アオバズク梅雨明けを待ちヒナ孵る
1557 ○ カメラマントンボ撮ろうとどこへやら
1558 ○ 夕焼けや部活帰りの君の頬
1559 ○ 釈迦座る香りゆかしき白き蓮
1560 ○ 銀色に揺れる白蓮野辺送り 

1561 ○ 過ぎた恋こころ変わりは紫陽花か
1562 ○ ひまわりや百葉箱を見下ろして
1563 ○ 白鷲と梅雨空一緒に飛びたいな
1564 ○ 風蘭や風上に向きだれ誘う
1565 ○ この花もあの花もいい梅雨の空  

1566 ○ ひまわりや飛び込む姿見ていてね
1567 ○ ひまわりに見とれつまづく園児かな
1568 ○ 老夫婦アジサイを愛で手を添える
1569 ○ 綺麗でしょあじさいの道通りゃんせ
1570 ○ 夏の蝶死して不朽の見込み無し

1571 ○ 夏バテやかば焼き食べてたちつてと
1572 ○ バス停の名前が嵐夏の宇和
1573 ○ 若者とタンクトップと夏の空
1574 ○ おしゃれ着を愛が脱がせる盛夏かな
1575 ○ 婚活中しきりに鳴くや法師蝉

1576 ○ 出勤時蝉の声無し穏やかさ
1577 ○ 旅に出てプランが頓挫野分かな 
1578 ○ チャーミングそばかす模様鹿子百合
1579 ○ 逢引きや笹ずれあやし嵯峨野かな
1580 ○ 笹ずれや竹林の歌里の盆

1581 ○ 古代より蓮の実飛ぶが未だ見ず
1582 ○ 猛暑にも負けじと満開百日紅
1583 ○ 鏡蓋(ガガブタ)や環境変化にめげるなよ
1584 ○ モミジアオイ(紅葉葵)一年でたった一日
1585 ○ もう行くか盆が過ぎたと千切れ雲

1586 ○ 青花という露草摘んで和紙に染め
1587 ○ 遠花火ピューーードンパパパパパ
1588 ○ 古代より蓮の実飛ぶが未だ見ず
1589 ○ 巡り来る庭の四季やきりぎりす
1590 ○ 夏山や猿が日影でグルーミング

1591 ○ 蔓高く猿に採られるアケビかな  
1592 ○ アオサギの生き様からの学びあり
1593 ○ 山ガール秋めく山に魅了され
1594 ○ 打ち上げる花火に乗せて好きなんや
1595 ○ 赤とんぼ追って寄り道帰り道

1596 ○ 秋あかね牛の背に乗り羽根休め
1597 ○ 再読や文庫本待つ秋の昼
1598 ○ お稽古で弁慶草を初活けや
1599 ○ 庭に出て月に見とれて蚊に刺され
1600 ○ いにしえのすすきも団子も無い月見

1601 ○ 満月に思いを込めてぶつぶつと
1602 ○ 満月や胸に秘めたる願掛ける
1603 ○ 旅プラン夜通し考え白露かな
1604 ○ 夜更かしや錦繍読んで白露かな
1605 ○ 青雲の志より天高し

1606 ○ 水に碧錆鮎落ちる四万十よ
1607 ○ 滔々と清き四万十今は秋 
1608 ○ 四万十や訪れたいが今は秋
1609 ○ 四万十や錆鮎追えば空碧し
1610 ○ 四万十や聞きしに勝る鰻かな

1611 ○ 四万十や夏に一度は見たいがや
1612 ○ 敬いて亡き人偲ぶ彼岸花
1613 ○ 折らないでゴンシャンいずこへ曼殊沙華
1614 ○ 行く夏やあっかんべーと恋も去る 
1615 ○ 鳴く虫や寝床に入りてまた明日

1616 ○ 白秋は知ってか白の曼珠沙華
1617 ○ 仙人草懐メロの歌詞白い花
1618 ○ ごんきつねゆかりの川の彼岸花
1619 ○ ごんぎつね 童話の舞台 彼岸花
1620 ○ 畦道やレッドカーペット彼岸花

1621 ○ 秋来る窓辺の日影庭の木々
1622 ○ 10月や一雨一度富山行き
1623 ○ 山涼しきのこの山の白いチョコ
1624 ○ サンセットしまなみ海道秋の旅
1625 ○ 囲炉裏端煙管叩いて夜なべかな

1626 ○ へこうきと云ってた吾子も早五十
1627 ○ お茶菓子に秋の風情や栗饅頭
1628 ○ 毒を秘め瞋恚の炎曼珠沙華
1629 ○ 猪名川の魚跳ねたか彼岸花
1630 ○ ただ一途はらりはらりと曼珠沙華

1631 ○ 新品のズックで野原飛蝗(バッタ)飛ぶ
1632 ○ 落ち芸の出番近づく銀杏の実 
1633 ○ 運動会クックパッドで栗ごはん
1634 ○ 運動会個性あふれる三歳児
1635 ○ 赤組の孫の応援祖父と祖母

1636 ○ お茶菓子に秋の風情や栗饅頭
1637 ○ 憚りや午前三時に蚯蚓鳴く
1638 ○ 邂逅の城址に立ちて秋めくや
1639 ○ 秋の床会えぬ男をふと思う
1640 ○ 火を恋ふやトロッコ電車窓はなし

1641 ○ まほろばの世のはかなさや秋寒し
1642 ○ まほろばや時の移ろい秋寒し
1643 ○ 鐘の音待たずに沈む暮れの秋
1644 ○ 五時の鐘聞かずに沈む秋の夕
1645 ○ 晩秋や梵鐘の音無常なり 

1646 ○ 綺羅(きら)競い我も我もと秋の色
1647 ○ 天高しもみじやかえで紅の綺羅
1648 ○ 晩秋や梵鐘の音無常なり
1649 ○ 五時の鐘聞かずに沈む秋の夕
1650 ○ 鐘の音待たずに沈む暮れの秋

1651 ○ 晩秋や明日またねと子ら帰る
1652 ○ 座布団が縁で膨らむ秋日差し
1653 ○ 秋の日に命をつなぐ一葉かな
1654 ○ 秋深し最後の一葉デジャブかな
1655 ○   

 



           「青い屋根」のブログ内に元の俳句のページがあります。