TOPへ戻る スリーネーションズリサーチ株式会社 H16.8.30
記者会見
H16.8.30付
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2004年8月30日
記 者 会 見


 本日はお忙しいところ、お集まりいただきましてありがとうございます。
 私、植草一秀は、さる4月8日に東京都の迷惑防止条例違反に該当するとの嫌疑をかけられて突然逮捕され、不当にも約1ヶ月間勾留されて、現在、この事件の審判を受けるために裁判を受けております。
 すでに、これまでの公判や、弁護士を通じて発表しておりますように、私は天地神明に誓って絶対に無実潔白であり、現在、いわれなき冤罪の汚名を晴らすために命を懸けて闘っているところであります。
 この間、一部の報道におきましては、警察、検察方面からの意図的な情報操作と推定される、明らかに真実とは全くかけ離れた情報が私の反論の機会もないままに一方的に流布され、あたかも私がとんでもない犯罪者であるかのように世間に強く印象を与えるような状況がつくられてきました。これによって冤罪の当事者として私も家族も、文字通り、筆舌に尽くせぬ思いを重ねてまいりました。
 本日の公判では、初めて私の側から、事件の位置付けにつきまして、弁護士を通じて見解を申し上げさせていただきましたので、この機会にマスコミの皆様に直接お会いして、今回の真実について直接お話を申し上げようと考えた次第です。

 事件の概要については、冒頭陳述の要旨をお配りしましたのでそれをご覧下さい。
 私を誤認逮捕した警察官は、初めから私のことを不審者と決めつけて、追いかけ回していました。逆に、私のほうは不審な男性に追いかけ回されていることに初めから気が付き、嫌な思いをしていました。横浜から品川までついて来ても、私が何もしないので、焦って私に声をかけて持ち物を確認したら、携帯電話は鞄の中にしまってあったので驚いていました。カメラつきの携帯電話で盗撮をしていたとずっと思っていたようです。そこで、その警察官は私がポケットに入れていた鏡で覗いたという犯罪をでっち上げました。

私は、警察で当初、一貫して無実を主張しましたが、取調べの警察官から強く不当な利益誘導があり、その場での即断を迫られました。逮捕されることも初めてでしたので、私は極度の錯乱状態に陥ってしまい、軽率にも、まったく犯していない罪なのにそれを認めるような虚偽の調書を作成する方針に同意してしまいました。この点につきましては、警察の言うことに疑いを持たずに素直に信じてしまった自分の行動があまりにも軽率であったと猛烈に後悔しております。
 詳細な説明はここではいたしませんが、その後、事件の翌々日である4月10日の東京区検での検察官との対話を経て、短期決着との警察の話が全くの作り話で偽りであることに気付きましたのと同時に、自分の無実を立証する絶対的証拠の存在に気がつき、4月11日の裁判所における勾留質問以降、一貫して自らの無実潔白を主張して現在に至っております。
 警察、検察当局は、私が全面否認の主張を開始した4月11日の翌日である4月12日に、私が容疑を認めているとの事実に反する説明をつけて事件をマスコミにリークし、事実とは異なる形で世間一般に事件が報道されました。
 繰り返しますが、私は、自らの良心に照らし、天地神明に誓って無実潔白です。真実に基づいて自らの無実の主張を貫こうと決意した時点から、その後の困難な道のりは十分に予想してきました。変な言い方ですが、虚偽であっても罪を認めて罰金で処理してしまった方が、私の受ける直接的な被害は軽微であったと思います。考えに考え抜いたうえで、それでも冤罪の濡れ衣をまとって生きてゆくことはできないと思い、現在進行中の闘いを、闘い抜いてゆくことを決意した次第です。
 この裁判を通じて私の無実が明らかにされることを私は固く信じております。罪を犯していない人間を権力の力で堂々と身柄拘束し、警察官が言うのだから間違いなく犯罪者だと断定して一方的に報道させる。そしてその人間の生活のすべてを失わせる。このようなことが現代の日本において許されるのでしょうか。これは私だけの問題ではなく、いつ皆様にも降りかかるかもしれない大変な問題です。私の憤りは私憤ではなく公憤です。二度とえん罪の犠牲者を出すべきではないとの強い私の思いから闘う決意をしました。裁判所におかれましては、法の正義の下で、今回の事件に対して公正で正しい審判が下されますことを強く願ってやみません。
 

 この冤罪によって私は奉職しておりました早稲田大学を去らねばならなくなりました。大学教員の立場から、経済政策の問題点を指摘し経済健全化への道筋を説いた私の主張を、賛否両論はあるにせよテレビや書籍等を通じて耳を傾けてくださった多くの皆様、大学での活動において私を全面的にご支援くださった早稲田大学に関係する多くの皆様、私の授業を受講してくれた学生、マスコミの皆様方をはじめとしてこれまでの私の活動を各方面から力強く支えてくださった皆様、20年間勤務いたしました野村證券グループ関係各社の皆様、さらに日本の将来を真剣に憂慮し多くのご指導をいただいておりました政治家の皆様などをはじめとして、私がこれまでご縁をいただいてまいりましたすべての皆様に、今回のことで多大なご心配をおかけいたしまして誠に申し訳なく思っております。このうえは一刻も早く無罪を勝ち取って、本来の仕事を通じて、より良い日本の未来の実現に向けて、微力ながら努力してまいりたいと思っておりますので、なにとぞ宜しくお願い申し上げます。

 以上、少し長くなりましたが、私から皆様にお伝えしようと思いました点についてお話申し上げました。ありがとうございました。




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