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三空踏み上げ

2007/6/24
三空踏み上げには売り向かうべからず

三空踏み上げとは、3営業日連続で窓をあけて株価が上昇することです。先日の6/14,15,18 の日経平均株価に、この現象が現れました。酒田五法の解説本によれば「三空踏み上げには売り向かえ」と、天井形成のサインとされています。

ところが 6/19(金)の15:30から放映されたクロージングベルにて、ゲスト解説者の方が「日経平均株価の三空踏み上げ出現は、本格上昇のサインではないか」といった旨の、全く逆の事を述べていました。今まで私はそんなことを聞いたことがなかったので、「三空踏み上げ」は「売り」と「買い」どちらのサインなのか、事実を調べてみることにしました。

まずこの「三空踏み上げ」の出現回数ですが、私がデータを持っている1991年以降の日経平均株価について、先日の分も合わせて、たったの4回だけでした。4年に1回のペースです。この4回が出現したタイミングを見てみましょう。



1991年から2003年まで一度も出現せず、そこから2年で3回出現し、郵政民営化以降の大相場へと発展しました。(私の記憶が正しければ)クロージングベルの解説者によると、バブル形成前にも、同じく3回ほど出現したとのことです。ということは、三空踏み上げは、長期的に見れば、大相場の出現サインとも考えられます。

もう少し短期的な観点で、三空踏み上げが出現した後の株価推移を見てみましょう。最初に2004年1月に出現した分です。



三空であけた窓をなかなか埋めることができず、約1月半後にようやく埋めたとたんに上昇を始めました。今日現在までこの時の底値まで戻ってきていません(かなり近いところまで戻ってきたことはあります)。

次に2004年11月に出現した分です。



これも全く同じように、約1月半後にようやく埋めたとたんに上昇を始めました。今日現在までこの時の底値まで戻ってきていません(かなり近いところまで戻ってきたことはあります)。

そして2005年8月に出現した分です。



この出現をきっかけに大相場となったのは皆様のご存知の通りです。やはり現在までこの時の底値まで戻ってきていません。売り向かった人は相当きつい相場となりました。

最後につい先日に出現した分です。



過去のグラフを参考にすれば、7月20日頃に窓を埋めるかどうかがポイントです。窓を埋めた時点が一旦の買いポイントとなります、窓を埋めなかったら大相場へ発展...?

サンプルがあまりにも少ないので、少々心細いのですが、あえてここで結論を述べてみたいと思います。

結論:
日経平均株価について、長期的な観点からは「三空踏み上げには売り向かうべからず」。大相場の前兆サインともなりえるので、約1月半後の値動きに注視しつつ、買いを基本に据えるべし

因みに「三空踏み上げ」の逆となるは「三空叩き込み」ですが、1991年以降にたったの1回しか出現していません。大相場開始のきっかけとなった三空踏み上げが出現する直前の2005年4月です。その意味では「三空叩き込み」は底値圏形成のサインといってもいいのかも知れません。



ついでに調査していて気がついた点をひとつ。株価が急上昇する時には、下窓が出現することなく、上窓を空けながらどんどん成長します。過去に下窓が出現することなく、上窓が9回以上連続で出現したのは、1991年以降に4回ありまして、そのうちの3回は2003年の大底の後でした。


これで分かったのは、上窓を空けながらイケイケドンドンの株価急上昇する場合、下窓が出現した段階で一旦そこで株価の上昇が止まる点です。下窓が出現するまでは、高値で買い進めても良さそうです。

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編集後記(From the Editor)

過去の経験から言い伝えられる「ありがたい格言」は、必ずしも全てに当てはまるわけではないようです。逆に事実を知っている人への投資チャンスの提供であり、見える人だけには見える楽園です。「落ちたナイフ」と同じです。

こういった常識や格言があてはまらないケースをどれだけ知っているかが、その他大勢と大きく差をつけるポイントではないかと思うのです。今後もこのサイトで数多く取り上げる事ができればと思っています。

話変わりまして、ZAIのミニ株バトルですが、誌面を盛り上げるために、リスクをガンガンに取って、ジェットコースター投資を楽しむ作戦に変更しようかと思案中です。絶対に資金管理の方法は真似しないでくださいね(笑)。

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くれぐれも、自己責任の上で判断してくださいね!
GOOD LUCK!








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