河内山宗俊
  
  河原崎長十郎、原節子、中村 翫右衛門

 

記号[☆:スタッフ・キャスト :始めに]
(1936)(コウチヤマソウシュン)(白黒)(日活太秦発声)
監督…山中貞雄
出演…河原崎長十郎(河内山宗俊)
………中村翫右衛門(金子市之丞)
………山岸しづ江(河内山宗俊の女房)
………原節子(お浪)
………市川莚司[のちの加東大介]

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 山中貞雄監督は今日日本映画史上屈指の傑作として知られる時代劇『河内山宗俊』(1936)のヒロインに、すべての無頼の男たちが「この美しい瞳のためなら死んでもいい」と思うような清純で可憐な女優捜し求めた挙句、時代劇の女優の中にはどうしても見つからず、 現代劇の女優から一人の初々しい〈麗人〉を抜擢した。当時まだ16才の原節子だった。

 お浪(原節子)が 可愛らしい。
「広ちゃん」と、弟を呼ぶ処など、特に可愛らしい。
 このキャスティングの成功がなんといっても大きい。


『河内山宗俊』原節子

 やくざの宗俊(河原崎長十郎)と、浪人(中村翫右衛門)が男の意地を張って決闘している処も可笑しい。
 お浪の指にちょっぴり怪我させると、あたふたして、決闘を忘れてしまっている。

    
河原崎長十郎、原節子、中村 翫右衛門

 宗俊と浪人がお浪のために命を投げ出して戦ったり、 宗俊の危機となると、身を挺する女房(山岸しづ江)と、それを心配する浪人に「あいつは俺の女房だ」と言う宗俊、いい。
 グッときた。

 任侠があって、粋で、それにユーモアもあって、好きな作品だ。

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1995
 

[日本映画オールタイ ム・ベストテン]映画100年特別企画
/
1位
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位
9位
10位

@東京物語(小津安二郎) A七人の侍(黒澤 明) B浮雲(成瀬 巳喜男) C人情紙風船(山中 貞雄) D西鶴一代女(溝口 健二) E飢餓海峡(内田 吐夢) F羅生門(黒澤 明) G生きる(黒澤 明) H丹下左膳餘話・百万両の壷(山中 貞雄) I幕末太陽傳(川島 雄三)

@小津安二郎 A黒澤明 B溝口健二 C大島渚
C成瀬巳喜男
D
-
E市川崑 F川島雄三 G内田吐夢 H山中貞雄
H木下恵介
H岡本喜八
H鈴木清順
I
-

@森雅之 A三国連太郎 B笠智衆 C三船敏郎 D高倉健 E市川雷蔵 F石原裕次郎 G松田優作
G勝新太郎
H
-
I志村喬
I阪東妻三郎
I大河内傳次郎

@原節子
@山田五十鈴
A
-
B高峰秀子 C田中絹代 D若尾文子 E京マチ子 F岸恵子 G藤純子 H香川京子 I久我美子
I吉永小百合
※キネマ旬報 臨時 増刊 1995.11.13号
1995年の[日本 映画オールタイム・ベストテン]映画100年特別企画は、映画100年を総括する特別企画として、評論家・作家・ジャーナリストなど104人の選考委員の 全体点数(各個人選出ベストテンの第1位を10点、第2位を9点、以下第10位を1点)を集計、合計数の多い作品 から抽出するという方法で、映画史を通 じての日本映画ベストテンを発表した。

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2000
 

[20世紀の映画スター ベストテン]
/
1位
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位
9位
10位



@三船敏郎 A石原裕次郎 B森雅之 C高倉健 D笠智衆 E市川雷蔵 F勝新太郎
F阪東妻三郎
G
-
H渥美清
H中村錦之助
H森繁久弥
I
-



@原節子 A吉永小百合 B京マチ子
B高峰秀子
C
-
D田中絹代 E山田五十鈴 F夏目雅子 G岸恵子
G若尾文子
H
-
I岩下志麻
I藤純子



@ゲーリー・クーパー Aチャールズ・チャップリン
Aジョン・ウェイン
B
-
Cマーロン・ブランド
Cアラン・ドロン
Cジャン・ギャバン
D
-
E
-
Fハンフリー・ボガート
Fスティーブ・マックイーン
G
-
Hショーン・コネリー
Hポール・ニューマン
I
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@オードリー・ヘプバーン Aマリリン・モンロー Bイングリッド・バーグマン Cヴィヴィアン・リー Dマレーネ・ディートリヒ Eグレース・ケリー Fフランソワーズ・アルヌー ル
Fベティ・デイビス
Fジョディ・フォスター
Fグレタ・ガルボ
Fアンナ・カリーナ
Fジャンヌ・モロー
Fロミー・シュナイダー
Fエリザベス・テーラー
G
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H
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I
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※2000.6.1  朝日新聞記事
映画誌『キネマ旬報』が、映画評論家や俳優、脚本家ら74人に回答を求めて「20世紀の映画スター」を選出し、ランキングを発表した。

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