オードリー・ヘプバーン
  
(1929.5.4-1993.1.20)(ベルギー、ブリュッセル生まれ)(オードリー・ヘップバーンと表記も)
 
プロフィール 独自の作品解釈 年譜

〜プロフィール〜

 愛らしい、聡明、そして、生き生きとしているオードリーの所作を見ているだけで幸福だ。いや、ファッションも。
 永遠の妖精として、私に夢と希望を与え続けているオードリー。
 好きな作品をあげてみると、『麗しのサブリナ』(1954)『ローマの休日』(1953)(アカデミー主演女優賞)『マイ・フェア・レディ』(1964)『ティファニーで朝食を』(1961)『昼下りの情事』(1957)『シャレード』(1957)と次々に出てくる。
 どの作品のオードリーもいい。
 サブリナ、アン、イライザ…思い浮かべるだけで、微笑んでしまう。
 
 清楚で気品あふれる容姿で世界中の映画ファンを魅了したオードリーは、晩年は飢餓で苦しむ子供たちのためにユニセフの親善大使として情熱を傾注した。


ユニセフの親善大使としてソマリアを訪問 オードリー・ヘプバーン(朝日新聞記事より)

 いつも愛に満ちた眼差しを注いでいたオードリーを、いつまでも忘れることはないであろう。
 永遠の妖精として。

 ※エリザベス・テイラーは“世界で最も美しい天使は 神様に召されました”とオードリーの死を悼んだという。

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〜独自の作品解釈〜

1953 『ローマの休日』-Roman Holiday-
ストーリーの結末を載せていますので、映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。
1954 『麗しのサブリナ』-Sabrina-
1957 『昼下りの情事』-Love in the Afternoon-
ストーリーの結末を載せていますので、映画をご覧になっていない方は、ご了承下さい。
1961 『ティファニーで朝食を』-Breakfast at Tiffany's-
1962 『噂の二人』-The Loudest Whisper-
1963 『シャレード』-Charade-
1964 『マイ・フェア・レディ』-My Fair Lady-
1967 『おしゃれ泥棒』-How to Steal a Million-

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〜年譜〜
[1929][1948 7日間のオランダ語][1951 若気のいたり 天国の笑い声 ラベンダーヒルの一味][1952 若妻物語 初恋 我らモンテカルロへ行く]
[1953 ローマの休日][1954 麗しのサブリナ][1956 戦争と平和][1957 パリの恋人 昼下りの情事][1959 緑の館 尼僧物語 許されざる者]
[1961 ティファニーで朝食を][1962 噂の二人][1963 シャレード パリで一緒に][1964 マイ・フェア・レディ][1967 おしゃれ泥棒 いつも2人で 暗くなるまで待って]
[1969][1976 ロビンとマリアン][1979 華麗なる相続人][1981 ニューヨークの恋人たち][1989 オールウェィズ][1990][1991][1992][1993]
[20世紀映画スターベストテン][写真][雑誌][パンフレット]

1929

5月4日、ベルギー・ブリュッセル生まれ。父はイギリス人の貿易商、母はオランダ人で貴族。

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1948

マリー・ランパート・バレエ学校に入学。

『7日間のオランダ語』-Nederlands in 7 Lessen-
- 出演: /オードリー・ヘプバーン(オランダKLM航空スチュワーデス役)

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1951

『若気のいたり』-One Wild Oat-
- 出演: /オードリー・ヘプバーン

『天国の笑い声』-Laughter in Paradise-
- 出演: /オードリー・ヘプバーン

『ラベンダーヒルの一味』-The Lavender Hill Mob-
- 出演: /オードリー・ヘプバーン

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1952

『若妻物語』-Young Wives'Tale-
- 出演: /オードリー・ヘプバーン

『初恋』-The Secret People-(英)(白黒)
- 監督: ソロルド・ディキンソン
- 脚本: ソロルド・ディキンスン/ウォルフガング・ウィルヘルム
- 出演: バレンティナ・コルテッサ(マリア)/チャールズ・ゴルドナー(マリアとノラ姉妹の父の親友/アルセンモ)/セルジュ・レッジャーニ(マリアの恋人/ルイ)/オードリー・ヘプバーン(マリアの妹でバレリーナ/ノラ)
- オードリーは、バレリーナ役のこの作品で注目されるようになる。

『我らモンテカルロへ行く』-We Go To Monte Carlo-(英)
- 出演: オードリー・ヘプバーン
- この作品のモナコ・ロケがオードリーの運命を変えている。
純白のドレスを着てホテルのロビーを走る場面の撮影を、たまたま居合わせた『ジジ』の作家コレット女史が見て、隣にいた夫に「私のジジがいたわ」と呟いたそうだ。
当時、『ジジ』がブロードウェイで劇化されることになっていたが、主役のませた痩せっぽちの少女ジジの配役が決まらずにいたらしい。
コレット女史は、ホテルのロビーを走り抜けたオードリーをひと目見て、ジジを演じられる女優と直感したと記されている。
オードリーはコレット女史の強い推薦で、ブロードウェイの舞台劇『ジジ』の主役に大抜擢されている。
その『ジジ』公演の前、ロンドンで受けたフィルムテストによって『ローマの休日』の主役にも抜擢され、『ジジ』公演終了後の52年6月からローマでの撮影に入り、オードリー・ヘプバーンは映画スターへの道を歩み始めている。(雑誌『Roman Holiday』パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパンより 参考)


『ローマの休日』のカメラ・テストの直後、ひそかにカメラを回し続けたフィルムに写ったオードリー
これが主役抜擢の決め手となったそうだ

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1953

『ローマの休日』-Roman Holiday-(米)
- 監督・製作: ウィリアム・ワイラー
- 原作: アイアン・マクラレン・ハンター
- 原案: ダルトン・トランボ(アカデミー脚本(原案))
- 脚色: アイアン・マクラレン・ハンター/ジョン・ダイトン
- 撮影: フランク・F・プラナー/アンリ・アルカン
- 美術: ハル・ペレイラ/ウォルター・タイラー
- 編集: ロバート・スウィンク
- 衣装(デザイン): イデス・ヘッド(アカデミー衣装デザイン賞)5度目の受賞
- 出演: オードリー・ヘプバーン(アン王女)(アカデミー主演女優賞)(イギリスアカデミー主演女優賞)(ゴールデングローブ主演女優賞)(ニュヨーク批評家協会主演女優賞)/グレゴリー・ペック(ジョー・ブラッドリー)/エディ・アルバート(アービング・ラドビッチ)/ハートリー・パワー(ヘネシー支局長)/ハーコート・ウィリアムズ(大使)/マーガレット・ローリングス(ビアバーグ伯爵夫人)/トゥリオ・カルミナチ(プロブノ将軍)
- 世界に一大センセーションを巻き起こしたオードリーのハリウッドデビュー作で、オードリーのアン王女役は、まばゆいように新鮮だ。
髪をショートカットする場面などの、立ち振る舞いを観るだけでも十分楽しめるが、この作品の素晴らしさは、相手を思いやる気持ちが随所に出ているところだと思う。
アン王女(オードリー・ヘプバーン)が宮殿に帰る前のブラッドリー(グレゴリー・ペック)の部屋での彼との会話や、宮殿前の車内の二人。
そして、アービング(エディ・アルバート)がブラッドリーの気持ちを察して一人にしてあげるところなどなど。
中でも特に感銘を受けたのは、アン王女が記者会見場で各社の記者と接見した後に、階段を上り終えて止まる場面だ。[全文へ]


『ローマの休日』オードリー・ヘプバーン


『ローマの休日』オードリー・ヘプバーン


『ローマの休日』オードリー・ヘプバーン


『ローマの休日』オードリー・ヘプバーン、グレゴリー・ペック


『ローマの休日』オードリー・ヘプバーン、グレゴリー・ペック


『ローマの休日』グレゴリー・ペック、エディ・アルバート、オードリー・ヘプバーンら


『ローマの休日』グレゴリー・ペック

イギリスの実業家ジェームズ・ハンソンと婚約していたが、『ローマの休日』完成後、婚約を解消。『ローマの休日』の成功が二人の仲を引き裂いた。

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1954


アカデミー賞授賞式で

『麗しのサブリナ』-Sabrina-(米)
- 監督・製作: ビリー・ワイルダー
- 原作: サミュエル・テイラー
- 脚本: ビリー・ワイルダー/サミュエル・テイラー/アーネスト・レーマン(ゴールデン・グローブ脚本賞)
- 撮影: チャールズ・ラング・ジュニア
- 美術: ハル・ペレイラ/ウォルター・タイラー
- 編集: アーサー・シュミット
- 音楽: フレデリック・ホランダー
- 挿入曲: ♪バラ色の人生
- 衣装(デザイン): イデス・ヘッド/ユベール・ド・ジヴァンシー(数点のデザイン)
- 出演: オードリー・ヘプバーン(サブリナ)/ハンフリー・ボガート(富豪ララビー家長男で事業家/ライナス)/ウィリアム・ホールデン(富豪ララビー家次男/デビッド)/ウォルター・ハムデン(ララビー)/ジョン・ウィリアムス(富豪ララビー家のお抱え運転手でサブリナの父)/マーサ・ハイヤー(財閥タイスン家の令嬢/エリザベス)
- オードリーのサブリナは、可愛い。それに、抜群のプロポーションだ。当時、ファッションが女性たちに影響を与えたのも頷ける。
ララビー家のお抱え運転手の娘サブリナは、次男のデビッド(ウイリアム・ホールデン)に憧れていた。だが、プレイボーイのデビッドはサブリナが目に入っていなかった。思い詰めたサブリナは自殺しようとする。


『麗しのサブリナ』オードリー・ヘプバーン

こう書くと、悲惨な展開なようであるが、そこは、『お熱いのがお好き』ビリー・ワイルダー監督だ。
台詞の妙味を生かした才気たっぷりの演出で楽しませる。可笑しい。
ポコポコと噴出す排気ガスといい、それに、向かって「シー」とするオードリーの表情といい、実に可笑しい。
このサブリナを助けるのが長男ライナス(ハンフリー・ボガート)だが、ボガードの仕草まで可笑しい。何時見ても笑ってしまう。
先に進めよう。
サブリナはデビッドへの思いを抱いたまま、父に進められていたパリの料理学校に留学する。そこで知り合った長老の男爵の導きでレディへと…[全文へ]


『麗しのサブリナ』オードリー・ヘプバーン


『麗しのサブリナ』オードリー・ヘプバーン 衣装デザイン(ユベール・ド・ジヴァンシー)


『麗しのサブリナ』撮影時 ビリー・ワイルダー、オードリー・ヘプバーン、ウィリアム・ワイラー


『麗しのサブリナ』ハンフリー・ボガート、オードリー・ヘプバーン、ウィリアム・ホールデン


『麗しのサブリナ』オードリー・ヘプバーン


『麗しのサブリナ』オードリー・ヘプバーン

9月、メル・ファーラーと結婚。59年に一児(長男ショーン)をもうけるが、68年に離婚。


オードリー・ヘプバーン、メル・ファーラー

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1956

『戦争と平和』-War and Peace-(米/伊)
- 監督: キング・ヴィダー
- 製作: ディノ・デ・ラウレンティス
- 原作: レオ・トルストイ
- 脚本: エンニオ・デ・コンチーニ
- 脚色: ブリジット・ボランド/ロバート・ウェスタービー/キング・ヴィダー/マリオ・カメリーニ/イーヴォ・ペリッリ
- 撮影: ジャック・カーディフ/アルド・トンティ
- 音楽監督: フランコ・フェルラーラ
- 作曲: ニーノ・ロータ
- 出演: オードリー・ヘプバーン(ナターシャ)/ヘンリー・フォンダ(ピエール)/メル・ファーラー(アンドレイ)/ヴィットリオ・ガスマン/ジョン・ミルズ


『戦争と平和』オードリー・ヘプバーン


『戦争と平和』メル・ファーラー、オードリー・ヘプバーン

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1957

『パリの恋人』-Funny Face-(米)
- 監督: スタンリー・ドーネン
- 製作: ロジャー・イーデンス
- 原作: レオナード・ガーシュ
- 撮影: レイ・ジューン
- 音楽: ジョージ・ガーシュウィン/アイラ・ガーシュウィン
- 振り付け: ユージン・ローリング/フレッド・アステア
- 出演: オードリー・ヘプバーン/フレッド・アステア/ケイ・トムスン/ミシェル・オークレール/ロバート・フレミング


『パリの恋人』オードリー・ヘプバーン

『昼下りの情事』-Love in the Afternoon-(米)
- 監督・製作: ビリー・ワイルダー
- 原作: クロード・アネ
- 脚本: ビリー・ワイルダー/I・A・L・ダイアモンド
- 撮影: ウィリアム・C・メラー
- 音楽: フィルモ・ダンテ・マルチェッティ/モーリス・ド・フェラウディ/アンリ・ベッティ/アンドレ・オレネス/シャルル・トレネ/マティ・マルネック
- 編曲: フランツ・ワックスマン
- 衣装(デザイン): ジヴァンシー
- 挿入曲: ♪魅惑のワルツ
- 出演: オードリー・ヘプバーン(アりアーヌ)/ゲーリー・クーパー(フラナガン)/モーリス・シュバリエ(クロード)/ジョン・マクギバー/ヴァン・ドード
- 小粋なタッチのラブ・コメディーで私が17・8才の時に、オードリーの出演作の中で一番最初に観た作品だ。
大富豪のフラナガンゲーリー・クーパーは名うてのプレイボーイでいつもスキャンダルの種がつきない。
そのフラナガンの素行調査をしていた探偵の娘アりアーヌ(オードリー)が彼に恋をしてしまう。
彼女は彼に近づくために見栄を張り大人のフリをして翻弄する。
そのアリアーヌが別れを告げられたフラナガンを駅で見送るラストシーンが好きだ。
アリアーヌは“私は平気よ”と瞳を涙でうるわせてフラナガンが乗った電車を追い走る。
 いじらしい。
彼は彼女のことを父親から聞いて自分が彼女の初恋の相手だと知っている。
 堪らない気持ちで彼女を見詰めている。
アリアーヌは涙を溢れさせ、なおも「20人目の恋人にも誘われているの いえ あなたが20人目だわ だから寂しくないわよ」と言って、追いかけて走る、走る。[全文へ]


『昼下りの情事』オードリー・ヘプバーン


『昼下りの情事』オードリー・ヘプバーン、ゲーリー・クーパー

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1959

『緑の館』-Green Mansions-(米)
- 監督: メル・ファーラー
- 製作: エドモンド・グレインジャー
- 原作: ウィリアム・H・ハドソン
- 脚本: ドロシー・キングスレイ
- 撮影: ジョセフ・ルッテンバーグ
- 美術: ウィリアム・A・ホーニング/プレストン・エイムズ
- 出演: オードリー・ヘプバーン(リーマ)/アンソニー・パーキンス(アベル)/リー・J・コッブ/早川雪洲/ヘンリー・シルヴァ


『緑の館』アンソニー・パーキンス、オードリー・ヘプバーン

『尼僧物語』-The Nun's Story-(米)
- 監督: フレッド・ジンネマン
- 製作: ヘンリー・ブランク
- 原作: キャサリン・ヒューム
- 脚本: ロバート・アンダーソン
- 撮影: フランツ・プラナー
- 編集: ウォルター・トンプソン
- 音楽: フランツ・ワックスマン
- 出演: オードリー・ヘプバーン(ガブリエル/ルーク尼)(ニュヨーク批評家協会主演女優賞)/ピーター・フィンチ/エディス・エヴァンス/ディム・ペギー・アシュクロフト/ディーン・ジャガー
- 美しい夢の世界のヒロインを演じてきたオードリーが修道尼になり、信仰と戒律のなかに生きようとするが、信念を根底から揺るがす、熱帯の病院での生活…


『尼僧物語』(1959)オードリー・ヘプバーン

2度の流産を経験した後、待望の長男ショーン生まれる。
 

『許されざる者』-The Unforgiven-(米)
- 監督: ジョン・ヒューストン
- 製作: ジェームズ・ヒル
- 原作: アラン・ルメイ
- 脚本: ベン・マドウ
- 撮影: フランツ・プラナー
- 音楽: ディミトリ・ティオムキン
- 出演: バート・ランカスター/オードリー・ヘプバーン(レイチェル)/オーディ・マーフィ/ジョン・サクソン/チャールス・ビックフォード

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1961

『ティファニーで朝食を』-Breakfast st Tiffany's-(米)
- 監督: ブレーク・エドワーズ
- 製作: マーティン・ジュロー/リチャード・シェファード
- 原作: トルーマン・カポーティ
- 脚色: ジョージ・アクセルロッド
- 撮影: フランツ・プラナー
- 編集: ハワード・スミス
- 音楽: ヘンリー・マンシーニ
- 歌: ジョニー・マーサー
- 挿入曲: ♪ムーン・リバー
- 出演: オードリー・ヘプバーン(ホリー・ゴライトリー)(イタリア映画祭主演女優賞)/ジョージ・ペパード(ポール・バージャック)/パトリシア・ニール(ポールのパトロン2E)/ミッキー・ルーニー(ユニオシ)/マーチン・バルサム(O・J・バーマン)/バディー・エブセン/ホセ・ルイ・ド・ビラロンガ
- オードリーのホリー、ファーストシーンでティファニーのショーウインドをクロワッサンとコーヒーを持って覗いているだけでも惹きつける。
天衣無縫に夢を追って、まとわりつく男たちを手玉に取るホリー・ゴライトリーはオードリーとはイメージが異なっていると思うが、そこはオードリー。
オードリー風のホリーを作り出しチャーミングだ。
私が一番好きなところはオードリーがギターを弾きながら♪ムーン・リバーを歌うところだ。
思いを込めた表情と歌声が心地いい。[全文へ]


『ティファニーで朝食を』オードリー・ヘプバーン


『ティファニーで朝食を』オードリー・ヘプバーン


『ティファニーで朝食を』オードリー・ヘプバーン

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1962

『噂の二人』-The Children's Hour-(米)
- 監督・製作: ウィリアム・ワイラー
- 原作: リリアン・ヘルマン『子供の時間』を映画化
- 脚本: ジョン・マイケル・ヘイズ
- 撮影: フランツ・プラナー
- 美術: フェルナンド・キャリー
- 編集: ロバート・スウィンク
- 音楽: アレックス・ノース
- 出演: オードリー・ヘプバーン(教師/カレン)/シャーリー・マクレーン(教師/マーサ)/カレン・バルキン(メアリー)/ジェームズ・ガーナー(カレンの婚約者/ジョー)/ミリアム・ホプキンス/フェイ・ベインター
- リリアン・ヘルマン原作の『子供の時間』を映画化したこの作品は、『この三人』(1936)の再映画化である。
ワイラー監督『この三人』を撮った頃は同姓愛を堂々と出せない時代だったため、監督はどうしても、もう一度撮りたいと思っていた。
ワイラー監督の思い入れをオードリーが細やかに演じて「女心の繊細な抽出の中に人間の尊厳を謳い上げた」と評された。
私の脳裏にも強く焼き付いた。
この様な作品を残してくれた二人に感謝だ。[『噂の二人』へ]


『噂の二人』オードリー・ヘプバーン

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1963

『シャレード』-Charade-(米)
- 監督・製作: スタンリー・ドーネン
- 原作: ピーター・ストーン/マルク・ベーム
- 脚本: ピーター・ストーン
- 撮影: チャールズ・ラング
- 音楽: ヘンリー・マンシーニ
- 衣装(デザイン): ジヴァンシー
- 出演: オードリー・ヘプバーン(レジャナ)/ケーリー・グラント(ピーター)/ウォルター・マッソー/ジェームズ・コバーン(ペンソロー)/ジョージ・ケネディ(スコビー)/ネッド・グラス(ギデオン)
- ヘンリー・マンシーニの軽妙な音楽とキュートなオードリーとダンディーなグラントの魅力が満載だ。[『シャレード』へ]


『シャレード』ケーリー・グラント、オードリー・ヘプバーン


『シャレード』ケーリー・グラント、オードリー・ヘプバーン

『パリで一緒に』-Paris when in Sizzles-(米)
- 監督: リチャード・クワイン
- 製作: リチャード・クワイン/ジョージ・アクセルロッド
- 原作: ジュリアン・デュヴィヴィエ/アンリ・ジャンソン
- 脚色: ジョージ・アクセルロッド
- 撮影: チャールズ・ラング
- 音楽: ネルソン・リドル
- 出演: オードリー・ヘプバーン(ガブリエル)/ウィリアム・ホールデン(脚本家/ベンソン)/トニー・カーティス/トニー・カーティス(フィリップ)/ノエル・カワード(マイヤハム)/グレゴワール・アスラン/マレーネ・ディートリッヒ(ゲスト出演)
- マレーネは高級車から降りクリスチャン・ディオールの入り口まで数メートル歩くだけの出演。

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1964

『マイ・フェア・レディ』-My Fair Lady-(ミュージカル)(米)
- 監督: ジョージ・キューカー(アカデミー賞監督賞)
- 製作: ジャック・L・ワーナー
- 原作戯曲: ジョージ・バーナード・ショウ『ビグマリオン』
- 脚本: アラン・ジェイ・ラーナー
- 撮影: ハリー・ストラドリング
- 音楽: アンドレ・プレヴィン/フレデリック・ロー
- 挿入曲: ♪君住む街角(君住む街で)♪証拠を見せて♪すてきじゃないの♪時間通りに教会へ♪あなたなしでも♪運がよけりゃ♪スペインの雨♪踊り明かそう
- 出演: オードリー・ヘプバーン(イライザ・ドゥーリトル)/レックス・ハリスン(ヒギンズ教授)(アカデミー主演男優賞)/スタンリー・ホロウェイ(イライザの父親/ドゥリットル)/ウィルフリッド・ハイド・ホワイト/ジェレミー・ブレット
- 言語学者(ヒギンズ)に訛りを指摘された花売り娘イライザは上品な話し方を習いたいと思いヒギンズの元を尋ねる。
ヒギンズは「貧しい下町娘が1シリングを払って習いたいとは 凄いことだ」と友人に言う。
そして、「ひどい訛りのこの娘を半年で淑女にする」と友人と賭ける。
彼の厳しい指導を乗り越えたイライザは、目もさめる美しい淑女になる。[全文へ]


『マイ・フェア・レディ』オードリー・ヘプバーン

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1967

『おしゃれ泥棒』-How to Steal a Million-(米)
- 監督: ウィリアム・ワイラー
- 製作: フレッド・コールマー
- 原作: ジョージ・ブラッドショウ 
- 脚本: ハリー・カーニッツ
- 撮影: チャールズ・ラング
- 音楽: ジョニー・ウィリアムズ
- 衣装(デザイン): ジヴァンシー
- 出演: オードリー・ヘプバーン(ニコル)/ピーター・オトゥール(シモン)/イーライ・ウォラック/ヒュー・グリフィス(贋作画家/シャルル・ボネ)/シャルル・ボワイエ/マルセル・ダリオ
- 贋作画家シャルル・ボネを父に持つ娘ニコル(オードリー・ヘプバーン)が、家に忍び込んだ私立探偵シモンを泥棒と思い、鑑定に出される父の偽物ビーナスを盗み出すロマンティック・コメディ。
オードリーファッションとトークがお洒落。[『おしゃれ泥棒』へ]

『いつもニ人で』-Two for the Road-(米)
- 監督・製作: スタンリー・ドーネン
- 原作脚色: フレデリック・ラファエル 
- 撮影: クリストファー・チャリス
- 音楽: ヘンリー・マンシーニ
- 出演: オードリー・ヘプバーン(ジョアンヌ)/アルバート・フィニー(マーク)/ウィリアム・ダニエルズ/エリナー・ブロン/クロード・ドーファン

『暗くなるまで待って』-Wait Until Dark-(米)
- 監督: テレンス・ヤング
- 製作: メル・ファーラー
- 原作戯曲: フレデリック・ノット
- 脚色: ロバート・カーリングトン/ジェーン・ハワード・カーリングトン
- 撮影: チャールズ・ラング
- 音楽: ヘンリー・マンシーニ
- 出演: オードリー・ヘプバーン(スージー)/アラン・アーキン(ロート)/サマンサ・ジョーンズ(リサ)/リチャード・クレンナ(マイク)/ジュリー・へロッド(グロリア)/エフレム・ジンバリスト・ジュニア(サム)/ジャック・ウェストン(カリーノ)


『暗くなるまで待って』オードリー・ヘプバーン

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1969

10才年下のイタリア人精神科医アンドレア・ドッティと再婚。1児をもうけるが81年に離婚。


アンドレア・ドッティ、オードリー・ヘプバーン

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1976

『ロビンとマリアン』-Robin and Marian-(英)
- 監督: リチャド・レスター
- 製作: デニス・オディール
- 製作総指揮: リチャード・シェファード
- 脚本: ジェームズ・ゴールドマン
- 撮影: デイヴィッド・ワトキン
- 編集: ジョン・ヴィクター・スミス
- 音楽: ジョン・バリー
- 衣装(デザイン): イボンヌ・ブレイク
- 出演: ショーン・コネリー(ロビン・フッド)/オードリー・ヘプバーン(修道女/マリアン)/ロバート・ショウ(ノッチンガム)/リチャード・ハリス(獅子王)/ニコル・ウィリアムソン(リトル・ジョン)

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1979

『華麗なる相続人』-Bloodline-(米)
- 監督: テレンス・ヤング
- 製作: デイヴィッド・V・ピッカー/シドニー・ベッカーマン
- 原作: シドニー・シェルダン
- 脚色: レアード・コーニッグ
- 撮影: フレディ・ヤング
- 美術: テッド・ハワース
- 編集: バッド・モーリン
- 音楽: エンニオ・モリコーネ
- 衣装(デザイン): エンニオ・サバティーニ/ジヴァンシー
- 出演: オードリー・ヘプバーン(エリザベス)/ベン・ギャザラ(リース)/ジェームズ・メーソン(サー・アレック・ニコルズ)/クラウディア・モーリ(ドナテラ)/イレーネ・パパス(シモネッタ)/ミシェル・フィリップス(ビビアン)/モーリス・ロネ(シャルル)/ロミー・シュナイダー(エレーヌ)/オマー・シャリフ(イーボ)/ベアトリス・ストレイト(ケイト)/ゲルト・フレーベ(マックス警部)

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1981

『ニューヨークの恋人たち』-They All Laughed-(日本では劇場未公開。ビデオリリースのみ)
- 監督: ピーター・ボグダノビッチ
- 出演: オードリー・ヘプバーン

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1989

『オールウェィズ』-Always-(米)
- 監督: スティーブン・スピルバーグ
- 製作: スティーヴン・スピルバーグ/フランク・マーシャル/キャスリーン・ケネディ
- 原案: チャンドラー・スプレイグ/デイヴィッド・ボーム
- 脚本: ジェリー・ベルソン
- 脚色: フレデリック・ハズリット・ブレナン
- 撮影: ミカエル・サロモン
- 編集: マイケル・カーン
- 音楽: ジョン・ウィリアムス
- 出演: リチャード・ドレイファス(消火隊員/ピート)/ホリー・ハンター(ピートの恋人/ドリンダ)/ブラッド・ジョンソン(養成学校の生徒/テッド・ベイカー)/ジョン・グッドマン(アル)/オードリー・ヘプバーン(天使ハップ)

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1990

ゴールデン・グローブ賞からセシル・B・デミル賞が授与される。

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1991

4月、ニューヨークのリンカーン・センターのフィルム・ソサエティから功労賞を贈られる。

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1992

10月、ユニセフの親善大使としてソマリアの難民キャンプ訪問後、癌が発見される。
11月、ロサンゼルスの病院で摘出手術を受ける。
12月19日、レマン湖畔ローザンヌ近郊の自宅に戻って療養。

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1993

年始め容体が悪化。
1月20日、永眠。
1月24日、ローザンヌ近郊ボー州トロシェナズ村の教会で葬儀が行われる。
アカデミー賞からジーン・ハーショルト友愛賞が授与される。

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2000
 
[20世紀の映画スター ベストテン]
/
1位
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位
9位
10位



三船敏郎 石原裕次郎 森雅之 高倉健 笠智衆 市川雷蔵 勝新太郎
阪東妻三郎
-
渥美清
中村錦之助
森繁久弥
-



原節子 吉永小百合 京マチ子
高峰秀子
-
田中絹代 山田五十鈴 夏目雅子 岸恵子
若尾文子
-
岩下志麻
藤純子



ゲーリー・クーパー チャールズ・チャップリン
ジョン・ウェイン
-
マーロン・ブランド
アラン・ドロン
ジャン・ギャバン
-
-
ハンフリー・ボガート
スティーブ・マックイーン
-
ショーン・コネリー
ポール・ニューマン
-



オードリー・ヘプバーン マリリン・モンロー イングリッド・バーグマン ヴィヴィアン・リー マレーネ・ディートリヒ グレース・ケリー フランソワーズ・アルヌー ル
ベティ・デイビス
ジョディ・フォスター
グレタ・ガルボ
アンナ・カリーナ
ジャンヌ・モロー
ロミー・シュナイダー
エリザベス・テーラー
-
-
-
※2000.6.1  朝日新聞記事
映画誌『キネマ旬報』が、映画評論家や俳優、脚本家ら74人に回答を求めて「20世紀の映画スター」を選出し、ランキングを発表した。

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〜写真〜


オードリー・ヘプバーン


オードリー・ヘプバーン


オードリー・ヘプバーン


オードリー・ヘプバーン


オードリー・ヘプバーン


オードリー・ヘプバーン


オードリー・ヘプバーン


オードリー・ヘプバーン

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〜雑誌〜


1976.5『文藝春秋デラックス 懐かしのロマン 世界の映画 5月号』文藝春秋 表紙


雑誌『Roman Holiday』パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン 表紙 オードリー・ヘプバーン、グレゴリー・ペック


雑誌『Roman Holiday』パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン 裏表紙 オードリー・ヘプバーン


雑誌(2004.1.29)『週刊 20世紀シネマ館 No.1』講談社 表紙 オードリー・ヘプバーン


雑誌(1993.2.5)『アサヒグラフ さよならオードリー』朝日新聞社 表紙 オードリー・ヘプバーン


雑誌(1993.3)『MOVIE MAGAZINE FLIX Vol.33』フリックス 表紙 オードリー・ヘプバーン


雑誌(2007.1.10)近代映画社創刊60周年記念『永遠なる名作映画 スクリーンアーカイヴス No.1』SCREEN特編版 表紙 オードリー・ヘプバーン


雑誌(2007.2.1)『SCREEN 2007.2 創刊60周年記念特別号』近代映画社 表紙 オードリー・ヘプバーン


雑誌(1988.12.25)『ぼくにしか書けない 独断流スター論 淀川長治』近代映画社 表紙 オードリー・ヘプバーン


雑誌(1988.12.25)『ぼくにしか書けない 独断流スター論 淀川長治』近代映画社 裏表紙

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〜パンフレット〜


『ローマの休日』パンフレット1954.4.27発行 オードリー・ヘプバーン

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※記号[:特に好きな作品 :面白い作品]
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参考文献
『ローマの休日』
『麗しのサブリナ』
『ティファニーで朝食を』
『噂の二人』
『シャレード』
『マイ・フェア・レディ』
オードリー・ヘプバーン写真館
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〜クラシック映画に魅せられて〜

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