AIWA TPR-830(「stereo830」)
stereo830
 AIWAのステレオ・ラジカセの中でも、意欲的な機種である。デザインは今までのAIWAラジカセと違い、かなり洗練されてきた。「MONO」「STEREO」の他に、「スペースマトリックス・ステレオ」方式で広がりのある音の楽しめる「WIDE」の3段階切り換えもウリのひとつであった。超硬質パーマロイヘッドを採用し、CrO2テープ使用時の周波数特性は50〜14,000Hz。12cmスピーカー×2個で出力5.2W。ワウ・フラッターは0.09%と当時のカセット・デッキ並みの性能を誇り、さらに外部マイクによる生録時に威力を発揮するマニュアル録音モードを備えていた。

 フォノ端子装備でMMカートリッジ・タイプのレコード・プレーヤーを接続することができるだけでなく、AP-2070というプレーヤーと組み合わせればレコード録音の時にプレーヤーとカセットが同時にスタートするシンクロオペレーションが可能であった。短波受信やミキシングなど、ステレオ音楽だけでなく様々な楽しみ方ができる傑作機であった。個人的には、ソニーの「STEREO ZILBAP」を買う前に出会っていたら迷わず買っていたかも知れないと考えている。ところで、50,500円という定価って少し中途半端な気がするのは私だけだろうか? ギリギリまでコストダウンした結果かも知れないけど。(^^;)

 MW、FM、SW。幅445×高さ287×奥行き117(単位・mm)。重さ5.0kg。定価50,500円。


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