6日目 7/8(金)雨

9:00  起床


 9:00起床。今日は外の様子が騒がしい。カーテンを開けずとも分った。…雨だ、しかもかなり強い。
 屋久島にきて、雨という雨に会わず、結構予定通りの旅行ができていた。しかし、神様も屋久島の本当の雨を経験させずに帰してくれないらしい。まぁ、仕方ないでしょ。。。
 今考えると、白谷雲水峡は昨日行ってて本当に良かった。とてもじゃないが、この雨ではさすがに行こうと思わない。きっと昨日、白谷に行ってなかったら、 また次の機会に屋久島へ来るまで後悔していただろう。不幸中の幸いといったところかなぁ〜。
 本来なら、今日は蛇ノ口滝までの往復約4時間の登山と、その他、滝めぐりを予定していた。しかし、この強い雨の中、4時間の登山なんて素人目に見ても無理だ。 次の屋久島訪問まで取っておこう。仕方ないしね。。。
  そういうことで、蛇ノ口滝も除く、『大川の滝』、『千尋の滝』、『トローキの滝』の3滝を回ることにした。


11:00  大川の滝

 それにしてもひどい雨だ。車のバンパーを最大にしても、前がよく見えない。台風でも来ているかのようだ。 ひたすら県道を時計回りに南西に走ること、大川の滝に到着。傘を広げ、滝まで歩く。
 
 「これはすごい!」圧巻の一言!!
 
 昨晩からの雨で、勢いを持った滝は分厚い水のカーテンを作り出していた。
 すさまじい轟音をあげ、落差88mの滝は猛烈な勢いで水を滝壷に叩きつける。そして滝壷では水しぶきが嵐のように巻き上がり、私の全身に襲い掛かる。
 昔、カナダのナイアガラの滝を見に行ったことがあるが、滝壷に落ち込む水の勢いだけで見れば、ナイアガラの滝に匹敵するのではないか。
 まさか屋久島にきて、こんなどえらい滝を見れるとは思ってませんでした!
 『大川の滝』


12:00  『Kichen&Cafe Ose』でランチ

 今日のランチは安房集落の南に位置する麦生の『Kichen&Cafe Ose』でパスタランチをいただくことにした。
 Oseのランチは2種類あって、1つはパスタランチ。もう1つは魚か肉料理のランチ(肉か魚かは当日発表です)です。 野菜はご主人の手作り野菜を使っているとかで、ランチにつくサラダはおいしかったです。
 メインのパスタも言うことなし。本日はペペロンチーノでしたが、とてもおいしかった!屋久島に来て2日目にもパスタを食べたが(違う店だけど)、 味、値段、量どれをとっても、Oseさんの方が上です。(どうしても同じ種類の料理を食べると、比べてしまうんだよねー。)
 店員さんの接客も非常によく、パスタの味と共に印象に残りました♪
 Kichen&Cafe Ose


13:00  トローキの滝、千尋の滝


 ランチ後、Kichen&Cafe Oseにほど近くに位置する『トローキの滝』に行くこととした。
 大川の滝に行きがけ、トローキの滝の案内標識があったので、まずそこを目指す。程なくその看板についたが・・・この後どう進めばいいのだ?
 カーナビで検索しても、トローキの滝は出てこなかったが、千尋の滝の下流にかかる滝ということは知っていたので、その川の回りを車でウロウロ走る。しかし、なかなか それらしきものが見えてこない。脇道に入って探すも見つからない。いったいどこにあるんだ!?なかなか見つけきれず、その案内標識あたりを10分以上グルグルと回ってしまった。
 埒があかないので、案内標識あたりに車を停め、歩くことにした。雨は朝に比べ弱まっていたものの、傘をさしていても横から雨水が降りかかってくる。
 ちょっと歩くとトローキの滝の説明板を発見!その脇に1,2人が通れる程度の小道が見える。なるほど、ここから下れということか。
『トローキの滝』

 この小道、かなり足場が悪かった。今日の雨で、道がグチュグチュになり、至る所に水溜りができている。トローキの滝が見える場所に着くまでたいした距離はなかったが、 10分程度かかってしまった。
 トローキの滝の展望台などはなく、小道から見るようになっている。落差は約6mと小規模であるが、この滝の大きな特徴は、滝が直接太平洋に落ちることである。だが、見るだけでは 本当に直接海へ落ち込んでいるという実感はわかない。地図で見れば一目瞭然だけどね。滝名の由来は、大量の水の音が轟く事から来ているようで、轟の滝がトローキの滝となったようである。
 確かに規模は小さかったが、雨の影響で流量は多かった。 かわいらしさのなかにも力強さのある滝といったところかな。
 写真上がトローキの滝です。(その下は千尋の滝(晴天時)です。)
『千尋の滝』晴天時
『千尋の滝』雨天時
 続いて、トローキの滝の上流にかかる『千尋の滝』まで車を走らせた。 千尋の滝は数日前の晴れの日、1度行ったので道に迷うことはない。
 トローキの滝から車で約10分、千尋の滝に到着した。千尋の滝は落差は約60m。滝の左手に見える壁は、ざっと200m×400mの花崗岩の一枚岩で、千人が手を広げたほどの大きさが あるということで、人が両手を広げた長さを「一尋」と呼ぶことから、千人分で「千尋(せんぴろ)の滝」と名付けられた。
 「千尋」という名は、滝本体の特徴から取ったわけではなく、そのお隣の花崗岩から来てるんだね。
 噂では宮崎駿監督の映画「千と千尋の神隠し」の千尋という名前はここから取ったらしい。
 この滝も大川の滝ほどではないが迫力があった。雨の影響でものすごい水量の滝となり、水しぶきが霧のように滝を包む。また巨大な花崗岩からも、どこからともなく水が吹き出ている。
 写真の倍率は異なるものの、晴れの日に取った写真と比べてもらえば分ると思うが、水量の差は歴然である。他の滝も同じだが、訪れるならぜひ雨の日に行って欲しいスポットです!


15:00  松峯大橋の照葉樹林、枕状溶岩

 だんだんと雨が弱まり、松峯大橋に向かうころには雨もすっかり上がっていた。本当に屋久島の天気は気まぐれだ。

安房川上流部
 15時頃、松峯大橋の照葉樹林に到着した。駐車場はなく、仕方ないので路上に車を停め、松峯大橋を歩く。
 いい眺めだ。橋の下には安房川が流れ、その間を照葉樹林が取り囲む。下流側にはカヤックを楽しむツアー客が見える。
 宮崎県綾町の照葉樹林ほどではないが、ここも立派なものですよ。
安房川下流部

 松峯大橋を後にし、車を走らせること約15分、島東部にある田代海岸の枕状溶岩を見に行く。
 「屋久島における枕状溶岩は、田代海岸の熊毛層群船行累層 の頁岩層の間にだけ見られ、暗緑色〜赤紫色をしており、枕を積み重ねたよう な堆積構造がはっきりしている。長い年月をかけて、はるか太平洋のかなたから太平洋プレートの移動により屋久島の海岸に運ばれてきたもの。」
 要約したがこんな説明書きが案内板に書いてあった。「・・・よく分らない。」とりあえず、珍しいものらしい。
 現地を見ても、どこが枕状溶岩なのかよく分らなかったが、とりあえず海も綺麗だったので、写真を撮り、そそくさと後にしました。
(たぶん)枕状溶岩


19:00  『割烹 雲水』で夕食


 1通り観光が終わり、今日は早めにホテルへ帰った。
 夜このまま雨が止んでくれれば、いなか浜までウミガメの産卵を見に行く予定である。それまで休んでおかないとと思って。
 
 何をすることなくボーと休憩。夕方のいい時間になったしウミガメの産卵を見に行く前に、夕食を取っておくか♪
 
 ということで、夕食は宮之浦集落にある『割烹 雲水』に行った。この店は屋久島旅行初日の夕食にお世話になったお店だ。
 以前はステーキ定食を食べたが、今度はぜひ魚をいただこうと思っていたので。
 以前来店したときは私を入れて3人くらいしかお客さんがいなかったが、今日は賑わっていた。週末だからだろうか?
 さっそく注文。焼き魚定食をオーダーする。本当はご主人おすすめの魚などをいただきながら、ゆっくりしたかったが、この後の用事もあるし・・・残念だけどね↓ (ちなみにカウンターに座っていたお客さんたちはご主人のおすすめの魚をいただいていました。)
 ほどなく定食が出てくる。相変わらず(?)ボリューム満点! そして魚もうまい。「車がなかったらビールの1杯くらい飲むのになぁ〜。」そんなことを考えながら ニコニコと定食を完食し、お店を後にしました。


20:10  永田いなか浜にてウミガメの産卵見学

 宮之浦から約40分、島の北西部に位置する『永田いなか浜』に到着した。
 20時から受付開始ということだったが、すでに多くのお客さんがいた。車を停め、受付で協力金700円を払う。
 この永田いなか浜はウミガメ上陸日本一の砂浜という。この時期、約90%の確率で産卵が見れるらしい。
 覚えている程度でウミガメの知識を述べれば、ウミガメは1回に 120〜150個を産み落し、無事子ガメが生まれて大人に成長できるのは1/5,000の確率という。産卵時期は5月〜7月。 8月にはいると孵化した子ガメが海に帰っていく。
 なんでも21時を過ぎないと、海ガメが上陸しないらしい。すでに50人くらいの人がいたが、ウミガメが上陸するまで ビデオ鑑賞と観察時の注意事項が永延と続く。うん、みんな気付いていると思うが、これは時間稼ぎだ・・・
 待つこと約1時間半、海ガメが上陸し、産卵を開始したという連絡が入る。待ちに待った瞬間です!
 さっそく、いなか浜まで一列になり観察へ向かう。なんにも知らない通りすがりの人から見れば、怪しい集団と思われても 仕方ないだろうなぁ(笑)
説明くださったインストラクターの大牟田さん

  いました、カメさんが。ライトを照らしてはいけないということで近づくまでよく分らなかったが、すでに卵を産み落とす ための穴を掘り、卵も数個落ちている。
 カメさんのお尻の位置に懐中電灯が1個置いてあり、産み落とす様子がよく見える。
 1グループ5,6人くらいで、ウミガメが卵を1個産み落とすごとに、入れ替わりで観察する。この入れ替わりを迅速に 行わないと、最後あたりのグループは産卵を見れないまま終わってしまう。
 「すごい、神秘的な瞬間です!」一定の間隔で次々卵を落としている。「ガンバレ!」回りからカメさんに声援が飛ぶ。 カメさんはというと産卵に夢中で、そんなことお構いなしなのかもしれないが・・・
 観察しているウミガメ以外にも、今まさにこの浜で産卵中のウミガメはいるらしい。観察されているウミガメは生贄のようなもの!? そんなことを考え、ちょっとかわいそうというか、申し訳なくなってしまった。。。(でも、やっぱり見たいんだけどね。)
 産卵時にウミガメは涙を流していたが、それは産卵だからというわけでなく、体内に入った塩を塩涙腺という形で 排出しているだけのことらしい。
 無事、産卵を終え、ウミガメは後ろ足を使って土を卵に被せている。器用なものだなぁー。
 そして23時ごろ、無事に一連の作業を終え、ウミガメは海へと帰っていったのでありました。「お疲れさま♪」
 (フラッシュ禁止のため、残念ながらカメさんの全体像は撮影できませんでした。)
ウミガメの産卵

7日目

Homeへ

『ふれあいパーク』
『縄文じいさん』
のアトリエ