カウンター

‎2010.5.16- ‎5.20

2010年 タイ バンコク 市街戦の記録

THAI 'KILL ZONE'   'live-fire zone'

The Killing in Bangkok

日本での報道では、「デモ」との表現が多いですが、海外メディアは、「Redshirts」 

デモ隊は、銃などで武装し バンコク中心地で、陣地を構築してますから、デモ隊と言うより 過激派 反乱軍とも言えるでしょう。

 

 

 

 

グーグル ニュース サーチ UDD   news.google search UDD

 

 

 

 

 

◆2010年 バンコク情勢◆

 

 ◇3月

12日    反独裁民主戦線(UDD)がデモを開始

 

14日    UDDが10万人規模の集会、政府に下院即時解散を要求

 

15日    アピシット首相が解散要求を拒否

 

28、29日 政府とUDDの直接交渉が決裂

 

 ◇4月

 3日 UDDが都心部を占拠

 

 7日 政府が首都圏に非常事態宣言

 

10日 軍とUDDが衝突し、日本人カメラマンら25人が死亡、800人以上が負傷

 

22日 占拠地域に砲弾、1人死亡

 

28日 衝突で兵士1人死亡

 

 ◇5月

 3日 首相が事態収拾に向け和解案と11月総選挙実施を表明

 

13日 占拠を続けるUDDに対し、首相が11月総選挙を撤回。タクシン派のカティヤ少将が銃撃される。衝突で1人死亡

 

14日 衝突で16人死亡

 

 

 

           

maps.google  lumpini park

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2月19日、バンコクのバンコク銀行本店前で反政府集会を開くタクシン元首相の支持団体メンバーら(共同)

 

タクシン派反政府集会で銀行閉鎖/バンコク、周辺の小学校も 

2010/02/19 19:59  

タイのタクシン元首相の支持団体、反独裁民主統一戦線(UDD)は19日、バンコク中心部のバンコク銀行本店前で反政府集会を開いた。警察によると参加者は千数百人で、同本店や周辺の銀行、小学校などが閉鎖された。元首相の一族の資産没収をめぐる裁判の判決を1週間後の26日に控え、政情が緊迫化している。 UDD幹部は「アピシット首相は指導力に欠けており、辞任すべきだ」と批判。26日の判決に関しては「大規模なデモをいつ行うか来週決める」と語った。 集会は同国最大の銀行であるバンコク銀行本店前で開催。UDDは、タクシン政権を転覆した2006年のクーデターの黒幕とされるプレム枢密院議長と同銀行が密接な関係があるなどと批判している。 元首相は在職中に不正蓄財したとして、一族の資産約760億バーツ(約2100億円)を凍結されている。26日の最高裁判決で資産没収が言い渡されれば、政界復帰をもくろむ元首相には大きな痛手となる。

 

 

 

タクシン派が首都で集会/タイ、動員力に陰り  

2009/02/24 13:08 【バンコク24日共同】

タイのタクシン元首相を支持する市民団体が24日、バンコク中心部の王宮前広場で、反タクシン派のアピシット政権に抗議する集会を開き、数千人が参加した。約2キロ離れた首相府に向けデモ行進を開始し、警察と軍は首相府や外務省など政府庁舎周辺に計数千人を配置、厳戒態勢を敷いた。 ただ、約3万人が参加した前回、1月31日の抗議行動の人数を大幅に下回っており、タクシン派の資金不足や内部対立などから、動員力に陰りも見えている。

 

 

タクシン氏の1240億円没収=「首相の職権乱用し蓄財」−タイ最高裁 

【バンコク時事】(2010/02/26-23:56)

タイのタクシン元首相一族の約760億バーツ(約2000億円)に上る資産をめぐる裁判で、最高裁は26日、このうち約460億バーツ(約1240億円)について、職権乱用による不正蓄財と認定し、没収する判決を言い渡した。 巨額資産の没収は、国外逃亡中の元首相や国内の支持派に大きな打撃となる。現政権と元首相派は昨年4月の衝突で多数の死傷者を出しており、対立が再び先鋭化する恐れもある。 最高裁は元首相が在任中、税法改正やミャンマー政府への借款などを通じ、一族企業に便宜を図ったと指摘。首相就任時に所有していた資産を除き、不正な利得と結論づけた。 これまでの裁判で、元首相側は「すべて適法な取引で、職権乱用などはしていない」と主張していた。

 

 

 

タクシン派がバンコク集結/14日に大規模反政府デモ 

2010/03/13 23:53 【バンコク共同】

タイの首都バンコクで14日に大規模な反政府デモを計画しているタクシン元首相の支持団体「反独裁民主統一戦線(UDD)」メンバーが13日、元首相の強固な支持基盤であるタイ東北部や北部から車列を組んで続々とバンコク入りを始めた。軍と警察は約5万人体制で厳戒態勢を敷いて各地に検問所を設け、首相官邸なども警備している。 UDDは「100万人デモ」で圧力をかけてアピシット政権を退陣させると主張しており、政府は11日、バンコクなどに治安維持法を発令。治安筋によると、13日夜までに約5万人がバンコク入りしており、14日にかけてさらに増える見通しという。 バンコク中心部の民主記念塔近くでは13日夕、特設ステージが設置されてタクシン派約1万人が集結。タクシン元首相は国外逃亡先から電話を通じ「国民の力で民主主義を取り戻そう」と支持者に呼び掛け、アピシット首相に辞任を迫った。

 

 

 

タクシン派6万5千人デモ行進/首都大渋滞、再動員図る 

2010/03/20 21:58  

【バンコク共同】タイの首都バンコク中心部で14日から反政府集会を続けるタクシン元首相派の支持団体「反独裁民主統一戦線(UDD)」は20日、メンバーらが数千台のバイクやトラックなどに分乗し、首都中心部の主要幹線道路で大規模なデモ行進を行った。タイ首都警察によると、6万5千人が参加、道路は一時的にデモ隊で埋め尽くされて大渋滞となった。

 

 

 

 タイ、衝突回避で軍撤収/タクシン派10万人がデモ 

2010/03/28 01:29 【バンコク共同】

タイの首都バンコク中心部で反政府集会を続けるタクシン元首相の支持団体「反独裁民主統一戦線(UDD)」は27日、最大級となる支持者約10万人(警察推計)が国会や首相府周辺をデモ行進し治安部隊に撤収を迫った。衝突回避のため、軍兵士らは駐留拠点から引き揚げたものの、爆発事件が相次ぐなど混乱が広がっている。

 

 

デモは違法と裁判所判断/タイ繁華街で排除容認 

2010/04/06 00:02 【バンコク共同】

バンコク最大の繁華街を占拠し反政府デモを続けるタクシン元首相の支持団体「反独裁民主統一戦線(UDD)」に対し、タイ政府が5日、退去を命じるよう民事裁判所に申し立てた。裁判所は「デモは市民生活を脅かす違法行為」として、政府による強制排除を認める判断を示した。

 

 

 

タクシン派、通信施設占拠/治安部隊の制止振り切る 

2010/04/10 01:16 【バンコク共同】

タイの首都バンコクで反政府デモを続けるタクシン元首相の支持団体「反独裁民主統一戦線(UDD)」のデモ隊が9日、バンコク郊外の衛星通信施設前に集まり、治安部隊の制止を振り切って施設敷地内に突入、一時占拠した。治安部隊は放水や催涙ガスで排除を試みたが、デモ隊が大型車両などで次々となだれ込み、衝突を避けるために後退した。 デモに対し政府の治安維持対策本部は、段階的な実力行使も辞さないと表明していたが、流血の事態を警戒し、発砲などの強硬手段は取らなかった。病院当局によると、突入時の混乱でデモ隊と治安部隊、取材中の記者ら20人以上が負傷した。 UDDは、政府が8日、非常事態宣言下でタクシン派の衛星テレビ「ピープル・チャンネル」の放送を遮断したことに反発、措置解除を迫り通信施設に突入した。警察当局との交渉の末、放送は一時復旧したが、9日夜、再び中断した。 デモ隊の一部は、周辺道路を封鎖する治安部隊にトラックで突進。その後、治安部隊の退去命令を無視して軍兵士らに投石し、施設敷地を囲う有刺鉄線を撤去した。治安部隊が放水などで制止に乗り出し、現場は一時混乱した。

 

首相府周辺を占拠するタクシン派のデモ隊の強制排除に向かう軍の兵士=10日、バンコク(共同)

 

 

タイで邦人カメラマンら13人死亡 武力衝突、521人負傷 

2010/04/11 01:24   【共同通信】 

タイ軍などの治安部隊は10日、首都バンコクで反政府集会を続けるタクシン元首相の支持団体「反独裁民主統一戦線(UDD)」のデモ隊約1万2千人の強制排除を開始した。首都最大の繁華街や首相府に近いUDD拠点に部隊が展開し、UDDは各地で激しく抵抗して衝突。病院当局者らによると、東京のロイター通信で働く日本人カメラマン、村本博之さんを含め13人が死亡した。負傷者は521人に上った。 ロイター通信によると、村本さんは40代で、ロイター通信で10年以上勤務しており、8日に日本を出発した。病院当局者によると、左胸を撃たれて死亡したという。 タイでは昨年4月にも、治安部隊とタクシン派の衝突で死傷者が出ており、2年続けて流血の事態となった。13日から始まるタイ正月を前に政府は強硬手段に転換したが、死傷者が出る結果となり、陸軍報道官は10日夜、UDDに衝突停止のための交渉を打診していることを明らかにした。 アピシット首相は9日の演説で「デモを終わらせるため、あらゆる手段を取る」と表明。軍部隊は10日、対峙するデモ隊に威嚇発砲。軍ヘリコプターから催涙弾を投下し、ゴム弾や放水も使って実力行使に乗り出した。 しかし、UDD側は軍兵士に実弾を発砲、爆発物を投げ込むなどした。タイ首相府相によると、首相府にも小型砲弾が撃ち込まれた。デモ隊の暴徒化も懸念されている。

 

 

赤く塗れ 

2010/4/13(火) 午後 5:33 

多数の死傷者を出した4月10日夜の武力衝突は、バックパッカーの「聖地」、カオサン通りの近くで起きた。このため騒乱を間近で目撃した旅行者も多く、身の危険を感じて滞在先を変更する若者が続出している。

 

 

 

衝突犠牲者に補償金=タイ

時事通信 - ‎2010年4月20日‎

タイ政府は20日、バンコクで10日に起きたタクシン元首相支持派「反独裁民主統一戦線(UDD)」と治安部隊の衝突による死者の遺族に40万バーツ(約115万円)の補償金を支給することを決めた。 負傷者には程度に応じて2万〜20万バーツを支給する。補償額は総額2500万バーツになる。 衝突ではロイター通信日本支局のカメラマン村本博之さん(43)ら25人が死亡、860人以上が負傷した。

 

 

 

4月と5月の旅行者、200万人減‎

バンコク週報  - 21 Apr 2010

特に、軍とデモ隊の武力衝突が起きた4月10日以降、国際線の到着は顕著に減ったという。ソンクラン期間、中国、台湾、香港、マカオからの航空便はほぼすべてが欠航、この状態は5月ごろまで続くとみられている。

 

 

 

 

 

 

 

タクシン氏の没収資産が国庫へ サイアム銀は預金4%減  

2010/5/ 4 (17:24)newsclip.be 

タイ財務省は3日、同国の最高裁判所が不正蓄財として没収を命じたタクシン元首相の資産と利子のほぼ全額、計490億バーツ(約1400億円)がタクシン一族の銀行口座から国庫に納付されたと発表した。納付額が最も大きかったのはタイ王室系のサイアム・コマーシャル銀行(SCB)からで、同行の預金残高の約4%に当たる399億バーツに上った。 最高裁は今年2月、タクシン氏が首相在任中に職権を利用して不正に利益を得たとして、同氏一族の資産766億バーツのうち、首相就任後に増加した464億バーツの没収を命じた。財務省は残る資産についても脱税で巨額の追徴課税を行う方針。没収した資産の大部分は国の債務返済に充てるもようだ。 タクシン氏は収賄などの一般的な汚職では訴追されていないが、首相在任中、格安航空のタイ市場参入を認める一方、自らの傘下企業が格安航空会社を設立したり、自分の通信会社にとって有利なように国の事業権を変更するなど、政策により利益誘導を図ったとされる。

 

「医療の邪魔をしないで」と集会で訴える看護師ら=3日、バンコクのチュラロンコン大付属病院、古田写す

 

 

病院への乱入、道路封鎖…医師ら、元首相派を批判 タイ

2010年5月4日17時57分 朝日【バンコク=古田大輔】

タイの首都バンコク中心部を占拠するタクシン元首相派に対し、医療関係者から批判の声が上がっている。病院への乱入や道路封鎖で救急活動が妨害されているためだ。政府との間に解決に向けた対話の機運は生まれているが、占拠地のバリケードは今も築かれたままだ。  「占拠地を開放して。私たちが患者を治す場所を返して」。3日、チュラロンコン大付属病院で開かれた集会には、千人を超える医師や看護師らが集まった。  4月30日、元首相派の占拠地に隣接する同病院に「治安部隊の待機所になっている」として元首相派十数人が乱入し、病院は閉鎖された。看護師のニサさん(26)は「平和なデモと言うが、私たちと患者には脅威だ」と憤る。  騒乱の影響は、占拠地周辺の病院にとどまらない。バンコク都内の救急要請を一手に引き受ける「エラワンセンター」によると、占拠地を通ろうとした救急車を元首相派が止めたり、バリケードで通れなかったりするという。  死者25人、負傷者800人を出した4月10日の衝突の際には、通常の倍の6千件の電話が殺到。現場に着いた救急車が、自分たちの仲間を優先的に病院に運ばせようとする元首相派に襲われた。「誰であれ患者を救う。我々の使命は変わらないが、今や自分たちの安全まで心配しなくてはいけない」とセンターのペッポン代表は話す。  元首相派は2日にチュラロンコン大付属病院の前にあったバリケードを撤去。病院は5日に業務を再開するというが、都市中心部の約5キロにわたる占拠は続いている。

 

 

 

タイ首相の和解行程表、UDD条件付きで受託

2010年5月5日00時14分  読売新聞 

【バンコク=深沢淳一】バンコク中心部の占拠を続けるタクシン元首相派の組織「反独裁民主戦線」(UDD)の幹部は4日、アピシット首相が前夜に示した国民和解に向けた「行程表」に対して、「応じることに同意する」と述べ、基本的に受け入れる方針を示した。 ただ、前提条件として、首相が議会の解散時期を明確に示すことなどを挙げ、納得できる回答を得られるまで、占拠を続けると強調した。3月中旬から続くタイの混乱は、政治決着に向かう可能性が高まってきたが、完全に終息するメドは立っていない。

 

 

ソムサックさんの妻(左から3人目)は、長女(同2人目)と長男(右)らを抱え途方に暮れいていた=タイ・ノンカイ郊外で2010年5月4日、栗田慎一撮影

 

タイ:出稼ぎ中にデモ参加し死亡 「夫の行動正しかった」

毎日新聞 2010年5月6日 20時10分

タイの首都バンコクで続くタクシン元首相派「反独裁民主戦線」(UDD)の反政府抗議行動には、同国北部や東北部の貧しい農民たちが「格差是正」を求めて参加した。バンコクに出稼ぎ中に抗議行動に参加し、4月10日の軍との衝突で死亡した東北部ノンカイ出身のソムサックさん(34)の妻ブンソワンさん(36)は、涙を流しながら「夫の行動は正しかった」と訴えた。アピシット首相が「11月14日総選挙実施」を打ち出し、政府とUDDが政治的な駆け引きを活発化させるなか、遺族は「犠牲者は早くも忘れ去られようとしている」と感じている。【ノンカイで栗田慎一】      ラオスとの国境の町ノンカイからジャングルを切り開いた赤土の悪路を車で40分。ブンソワンさんが長女(5)や長男(3)と暮らす自宅は、打ちっ放しのコンクリートの壁にトタン屋根を載せた10畳一間の家屋だ。 農民だった夫ソムサックさんと6年前に結婚した。収入は2人が食べるだけで精いっぱいだった。不満はなかったが、タクシン政権の農村支援政策で年1万バーツ(約3万円)を受け取れることになり、「初めてスーパーマーケットで買い物をした。うれしかった」と振り返る。 しかし、06年のクーデターで政権が倒され、支援策も中断となり元の生活に戻った。夫は将来に不安を感じバンコクへの出稼ぎを決断。タクシー運転手となり、月収1万バーツのうち半分を自宅に送る一方、UDDの反政府集会に積極的に参加するようになった。「農村と都市の格差にやり場のない怒りを感じた」からだった。 そして4月10日。日本人テレビカメラマンを含む25人が死亡した現場で、夫も腹部に銃弾を受けて死亡した。バンコクの病院に駆けつけたブンソワンさんは、夫の頭部に殴られたような複数の裂傷を見つけた。「死ぬ前の暴行か、死んでなおの暴行か」。怒りと悲しみで、狂ったように泣き続けた。 アピシット首相は「兵士の発砲は自衛のためだけだった」と強調し、夫が誰に撃たれたのか、いまも不明のままだ。火葬後、政府、王室、タクシン氏側がそれぞれ弔慰金の支給を通知してきた。教育省は「2人の子供が博士号を取得するまで教育費の面倒をみる」とまで約束した。 しかし、ブンソワンさんは「何かが違う」と思う。「夫や他の犠牲者たちが命をかけた問題は何一つ解決に向かっておらず、双方の対立も続く」と感じるからだ。

 

 

 

タイ:タクシン派、占拠解除応じず 副首相対応に不服 

毎日新聞 2010年5月12日 

【バンコク西尾英之】タイのステープ副首相は11日、首都バンコク都心部を占拠しているタクシン元首相派組織「反独裁民主戦線」(UDD)の要求に応じて、法務省の管轄下にある特別捜査局に「出頭」した。しかしUDDは「副首相に対する訴追手続きが取られなかった」などとして、占拠解除に応じなかった。 これに対しアピシット首相は11日夜、記者団に「これ以上UDDに譲歩することはない」と強調。UDDが12日までに占拠を解除しない場合は「新たな対策を取る」と語った。

 

 

 

タイ:首相、和解撤回で緊迫 タクシン派指導者銃撃

毎日新聞 - ‎2010年5月13日‎

【バンコク西尾英之】タイのアピシット首相は13日、バンコク都心部を占拠するタクシン元首相派「反独裁民主戦線」(UDD)との和解策として打ち出した「11月14日総選挙実施」などの政治日程を、白紙撤回すると表明した。

 

 

 

TRA、赤服集会で4500人が失業

2010-05-13 15:47 タイ通 

タイレストラン協会(TRA)は、タクシン派団体の反独裁民主戦線(UDD)がバンコク都内の商業地区の中心を占拠していることで、ラーチャプラソン・パトゥムワン・シーロム地区のTRA会員・レストランオーナーに多大な損害が出ていると発表した。この影響で、売上が通常時に比べ50−70%減少、1500店舗以上が閉店、4500人以上が失業、損失総額は100億バーツ以上にのぼるとのこと。

 

 

 

バンコク中心部で銃撃戦 反乱将校重体、20人負傷

47NEWS - ‎2010年5月13日

【バンコク共同】タイのタクシン元首相の支持団体「反独裁民主統一戦線(UDD)」が占拠を続けるバンコク中心部で13日夜、治安部隊とUDD支持者の間で銃撃戦が発生、UDDを支援する“軍反乱将校”カティヤ陸軍少将(停職中)が頭部を銃撃され意識不明の重体となった。

 

13日、バンコク市内で銃撃を受け救急車に運ばれるカティヤ陸軍少将(ロイター=共同)

 

 

 タイ情勢動き出す? 最強硬派銃撃で変化も 

2010.5.14 20:45 産経 

今回のデモはタクシン氏の支持基盤である北部や北東部の農民や都市部の低所得者層が中心となり、アピシット首相の即時退陣と総選挙の実施を求め、3月14日からバンコク中心の繁華街で座り込みを開始した。銃撃されたカティヤ少将はタクシン派の軍人のトップとされ、今回のデモでも竹やりや鉄条網を使った“陣地”の構築を指導するなどしていた。また、4月の衝突では治安部隊の指揮官が死亡したが、黒い目出し帽と黒シャツを着た武装集団が射撃している様子が目撃され、少将が組織した民兵ではないかと指摘されていた。 少将は13日の銃撃直前の地元紙とのインタビューで「これから軍が強制排除に乗り出すが、やるのは夜明けだろう。それが軍のやり方だからだ」と指摘。「そうなれば黒シャツの男たちが再び出てくる。彼らは銃を持ち標的を探しているが、私とは関係はない」などと関係を否定していた。 ただ、同氏はこれまでも反タクシン派の政治家への襲撃事件などにかかわったとされ、テロ容疑で逮捕状が出ている。13日のインタビューでも、政府を解散・総選挙に追い込むまでデモを続けるべきだとし、UDD指導部の穏健派とされる3人を名指しし、「臆病(おくびょう)者」と批判していた。

 

 

 

バンコクデモ 情勢一気に緊迫  

2010.5.15 20:19  産経 

【バンコク=宮野弘之】タイの首都バンコク中心部で占拠を続けるタクシン元首相の支持団体「反独裁民主統一戦線(UDD)」のデモ隊と治安部隊の衝突は15日も続き、13日からの死者は17人、負傷者は約160人に上った。軍当局者は15日の記者会見で、これまで進めてきたデモ隊の封じ込めからさらに強制排除へと乗り出す方針を発表、デモ隊に直ちに解散するよう呼びかけた。強制排除の開始時間は明らかにしなかったが、封鎖地域では実弾を使用するとしており、情勢は一気に緊迫している。

 

 

TOMBLACKDRAGON

  

 『最後まで戦う』 爆音の中、決死の参加者

2010年5月16日 朝刊 東京新聞 

【バンコク=吉枝道生、古田秀陽】「政府は今すぐ、軍によるデモ参加者の殺害を止めろ」。タイのタクシン元首相派団体「反独裁民主統一戦線(UDD)」が占拠するバンコク繁華街の拠点では十五日も反政府デモが続けられ、参加者は幹部の政府批判演説に歓声を上げた。だが、封鎖作戦で参加者は確実に減っている。占拠地は繁華街中心部と公園を中心に広がり、全体の参加者は今も計約六千人とされるが、十五日午後、中心地のステージ周辺には、数百人が座っているだけだった。UDD幹部が控えるステージ近くは圧倒的に女性参加者が多いが、強制排除を困難にするため−との見方もある。 占拠された繁華街は、日系デパートの伊勢丹や高級ホテルなどがある、いわばバンコクの“銀座”。路上にはペットボトルなどのごみが散乱し、悪臭が漂っていた。

 

 

 

バンコク、コンビニ襲撃など相次ぐ デモ暴徒化か

日本経済新聞 - ‎2010.5.16 14:58

【バンコク=野沢康二】タイのタクシン元首相支持派団体「反独裁民主統一戦線」(UDD)主導の反政府デモ隊と治安部隊の衝突が始まってから4日目となった16日、バンコク中心部でコンビニエンスストアや銀行などが襲撃される事件が相次いだ。

 

 

 

タイの騒乱 国が疲弊するばかりだ

信濃毎日 5月16日(日)  

タクシン派が即時の議会解散を求め、大規模な反政府集会を始めたのは3月中旬のことだった。きっかけは、国内で凍結されているタクシン元首相一族の巨額資産の一部没収を決めた、最高裁の判決である。 海外逃亡を続けながらも、政界復帰を狙っている元首相の支持者らが危機感を募らせ、長期間のデモに発展した。

 

 

 

 UDDと繋がりのある106口座をを凍結

タイランド通信 - ‎2010-05-17 09:45  

治安維持部隊本部は16日、タクシン派団体の反独裁民主戦線(UDD)と関連がある人物及び会社の口座の凍結を決定した。凍結となった口座は、タクシン元首相一家をはじめ、ソムチャイ元首相、UDD現幹部などの個人93口座、タクシン派とされる13企業の口座。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

反政府デモ隊リーダー  ナッタウット・サイクア

 

 危険とドタバタ バンコクの市街戦ルポ 2010/5/17 (02:01)

newsclip.be  

タイ治安当局は5月13日夕方、タクシン元首相派団体「反独裁民主戦線(UDD)」が占拠したバンコク都心部への道路を封鎖するとともに、占拠地の電気、水道、電話を止めた。封鎖開始直後にUDDの戦闘部隊を指揮するカティヤ陸軍少将が何者かに銃で頭を撃たれ意識不明の重体となり、これを機にUDDと治安部隊が銃を撃ち合う市街戦状態に陥った。その後の戦闘の様子をラマ4世通り、ラチャプラロップ通りなどで取材した。【文・写真:齊藤正行】

 ルムピニ公園南側のラマ4世通りでは13―15日、シーロム交差点から高速道路出入口にかけて戦闘が続いた。完全武装の兵士に対し、UDD側はTシャツ姿がほとんどで、バンコクの下町でよく見かける、日ごろブラブラしている近所の若者といった感じだ。UDD側は数十人単位で火炎ビンやスリングショットを片手に歩道に身を潜め、花火を鳴らしながら、タイミングを見計らって突撃を試み、その都度、治安部隊のゴム弾と実弾を受け、死傷者を出して後退した。突撃に同行したが、治安部隊からの容赦ない発砲で、身を伏せながら後退するのが精一杯。弾がすぐそばの地面に当たって飛び散った火花が首にかかり、必死で逃げた。

 UDD側は無謀な突撃のほか、バイク用ヘルメットに木の枝をつけて「迷彩」を施したり、投げた爆発物が電線に引っかかって目の前に落ち逃げ惑うなど、ドタバタが目立った。15日のルムピニ公園近くでの衝突では、UDD側が火をつけて転がした古タイヤが一周して自陣に戻って建物に火が燃え移り、消火のため、治安部隊に停戦を要請。治安部隊が苦笑いして見守る中、UDD側が自分たちで火を消した。しかし消火作業が終わって戦闘が再開されるや否や、UDD側の攻撃はそれまでのスリングショットと投石から、てき弾を発射するグレネードランチャーや銃に変わり、激しい銃撃戦となった。

 ラマ4世通りを取材後、治安部隊とUDDがにらみ合うラチャプラロップ通りを訪れた。UDDのバリケードはごみと有刺鉄線で作られ、異臭を放っている。警戒に当たっていたUDD支持者の男性は「向こう(治安部隊側)にいるのはKNUだ」と言った。KNUとは何かと聞いたところ、軍がカレン族(ミャンマーの少数民族)を雇ってUDDを襲わせるのだという。KNUはカレン族の反ミャンマー軍政武装組織「カレン民族同盟(KNU)」のことのようだ。タイ軍がミャンマーの少数民族組織を駆り出しバンコクで戦闘させるとは、デマとしても理解に苦しむ。

 バンコクでは工科大や専門学校の生徒間の抗争事件が頻発し、銃や刃物で毎年多数の死者が出ている。今回のバンコクの騒乱は長年の経済・社会格差が引き起こした深刻なものだが、取材で目にした限り、UDD側には主義主張とは無関係に戦闘に飛び入り参加する若者もみられ、学生抗争の大規模版、低所得者層の若者の暴徒化という側面もあるようだった。

 

 

タイ、高級ホテルや病院に砲撃 騒乱5日目、死者37人に

2010/05/17 13:28   【共同通信】 

【バンコク共同】タイのタクシン元首相の支持団体「反独裁民主統一戦線(UDD)」が占拠を続けるバンコク中心部で16日深夜から17日未明にかけて、占拠地域のルンピニ公園に面する高級ホテル「ドゥシタニ」とチュラロンコン大病院にロケット弾や小型砲弾が撃ち込まれたほか、同ホテル周辺で銃撃戦が起きた。宿泊客への被害はなかった。 軍など治安部隊とUDDによる衝突は5日目に突入。タイ病院当局によると、13日に狙撃されて重体だった“軍反乱将校”カティヤ陸軍少将(停職中)が17日死亡した。バンコク行政当局は同日、軍側で初めての死者を含む4人の死亡を新たに確認しており、衝突が始まった13日以降の死者数は計37人、負傷者は約270人に上った。 デモ隊に潜む武装集団の指導者とされたカティヤ少将の死亡を受け、UDD支持派が「報復」としてさらに攻撃を激化させる恐れもあり、緊迫した状況が続いている。 ドゥシタニホテルとチュラロンコン大病院は占拠地域と道路を隔てて隣接している。UDD側はロケット弾と小型砲弾で同ホテルの17階部分などを攻撃、ガラス窓などを破壊した

 

 

 タクシン派、タイ主要港の封鎖図る  

2010/5/17 (20:37)newsclip.be

タイ字紙の報道によると、タクシン元首相派団体「反独裁民主戦線(UDD)」が16日から、タイ最大の港であるレムチャバン港(東部チョンブリ県)の封鎖を図っている。港への道路をタイヤやトラックなどでふさぎ、自派ラジオ局を通じ、支持者に封鎖への参加を呼びかけている。

 

 

 

UDD側 政府の退去期限過ぎても座り込みを継続 騒乱5日目

毎日新聞 2010年5月17日 21時13分 

【バンコク西尾英之】タイ政府は17日、首都バンコクの都心部繁華街を占拠するタクシン元首相派「反独裁民主戦線」(UDD)に対し、改めて同日午後3時(日本時間同5時)までの退去を命じた。 政府によると占拠地域には依然、約5000人の元首相派市民が座り込んでいる。

 

   

 

 

 

タイ デモ隊の一部が暴徒化か

5月18日 4時40分  NHK

反政府デモ隊と治安部隊の衝突が続くタイの首都バンコクでは、建物に火がつけられたり、商店が荒らされたりするなど、デモ隊の一部が暴徒化しているとみられ、治安の悪化に歯止めがかかっていません。バンコクでは、今月13日から繁華街を占拠する反政府デモ隊と治安部隊が衝突を繰り返し、これまでに37人が死亡、280人余りがけがをしています。衝突は、デモ隊が占拠している地域の外側でも起きていて、そのうちの1か所では17日、建設中のビルで火災が起きました。けがをした人はいないもようですが、何者かが火を放ったとみられています。こうしたなか、非常事態対策本部は17日夜、荒らされた商店や、破壊されたATM=現金自動預け払い機などの映像をテレビを通じて公開し、デモ隊の一部が暴徒化していると指摘しました。さらに、治安部隊とにらみ合うデモ隊の最前列に幼い子ども1人が立っている映像を示し、デモ隊は子どもを盾にしていると非難しました。治安の悪化に歯止めがかからないなか、政府は首相の側近が、17日、デモ隊のリーダーの1人と電話で会談するなど、水面下で話し合いによる解決を模索しているものとみられます。しかし、デモ隊側は、話し合いを進めるには治安部隊の撤退が前提だとしているのに対し、政府側は、デモ隊が繁華街から退去するのが先だとして双方の主張はかみ合わないままで、一向に混乱が収まる見通しは立っていません。

 

 

 

タンクローリーで道封鎖=近くに燃えるタイヤ、緊迫続く−タイ

(2010/05/18-13:32) 【バンコク時事】

タイのバンコク中心部では18日も、治安部隊とタクシン元首相支持派「反独裁民主統一戦線(UDD)」の衝突が続いた。デモ隊は路上に並べた大量の廃タイヤに火を付けて抵抗する一方、燃料を積んだタンクローリーで道路を封鎖。爆発すれば大惨事になりかねず、緊迫が続いている。 両者は同日朝にかけても、部隊が包囲する地域の北側と西側で激しく衝突した。ルンピニ公園に近い西側地域では、デモ隊がタンクローリーを道の中央に横付け。近くではタイヤを燃やした。 デモ隊は衝突現場で、燃料を詰めた火炎瓶を使用している。地元メディアによると、政府は占拠地域周辺にあるガソリンスタンドやガス供給所33カ所に閉鎖を命じた。

 

 

 

 UDD幹部、「タクシン元首相が資金供与」

5月18日 14:32  バンコク週報  

反政府組織、反独裁民主戦線(UDD)幹部のひとり、チャラン氏は5月17日、UDDがタクシン元首相から資金援助を受けていることを認めた。 このほか、スダラット元タイ愛国党副党首など複数の政治家が財政支援を提供しているというが、具体的な金額は不明という。 ただ、同氏は、「デモには費用がかかる。幹部もデモ隊も足りない分は自分たちで負担している。資金援助を受けてなにが悪い」と述べている。 また、当局は16日にUDDへの資金援助を断つための措置を発表、実施したが、非常事態解決センター(非常事態宣言下の統治機関)は17日、「タクシン元首相の元妻ポチャマン氏の側近2人が氏に代わって銀行口座からそれぞれ6億バーツ、8億バーツを引き出していた」と明らかにし、その目的を調査する必要があるとの見方を示した。 なお、関係筋によれば、UDD幹部の中には、銀行預金が1億バーツ以上という者、高級車や豪邸を購入した者もいるとのことだ。

 

 

 

 バンコク、18日も暴動続く 交渉の動きも 

2010/5/18 (16:27) newsclip.be  

タイのテレビ報道によると、タクシン元首相派団体「反独裁民主戦線(UDD)」と治安当局の衝突は18日になっても収束せず、バンコクの一部地区で、UDD支持者、地元住民が暴徒化し、銃撃、放火、店舗の略奪などが続いている。 バンコクの危険地域は▽ラーチャプラソン交差点:UDD支持者数千人が反政府集会を続行。治安当局が強制排除を警告▽ラマ4世通りのクロントイ地区からサラデーン交差点にかけて:UDD、住民がガソリンスタンドから奪ったタンクローリー、古タイヤなどで道路を封鎖。放火、銃撃が続く▽戦勝記念塔、ディンデン交差点、ラチャプラロップ通り:UDD集会、道路封鎖、放火、銃撃が続き、18日、12歳の少年が放火で逮捕された――など。 UDDは東部チョンブリ県のレムチャバン港周辺、東北部コンケン県、ウボンラチャタニ県、北部チェンライ県、チェンマイ県、パヤオ県、カムペンペット県の各県庁前などでも数十―数百人規模の反政府集会を行った。レムチャバンの港湾当局によると、18日午後現在、港の業務に支障は出ていない。

 

 

 

 タイ衝突、日本人社会も打撃 企業閉鎖・食材店に行列

2010年5月18日17時25分 朝日  

【バンコク=矢野英基】タイのバンコク中心部を占拠するタクシン元首相派と治安部隊の衝突の長期化で、約4万人の日本人社会への影響が深刻になってきた。  バンコク日本人商工会議所によると、政府が封鎖した地域の周辺に事務所があるなど騒乱で打撃を受けた日本企業は、会員の半数近い約600社。なかでも日本企業が多く集まる金融ビジネス街シーロム地区は最も激しい「戦闘」が起きている場所の一つ。  各企業は、社員を自宅待機させる一方、危機管理用に用意していた代替スペースや郊外の工場に拠点を移すなどの対応を迫られた。  製造業は工場がバンコク郊外にあり、これまで直接的な影響はなかったが、製品の積み出し港となる東部チョンブリ県のレムチャバン港周辺で16、17の両日、タクシン元首相派が集会を開いて道路封鎖を示唆したことから、一気に緊張が広がった。「輸出が止まれば、壊滅的な影響が出る」(メーカー関係者)として、情報収集を急いでいる。  日本外務省は17日、バンコクの危険情報を「渡航延期勧告」に引き上げた。日本大使館自体が衝突の激しい地区にあったため、別の地区のホテルに臨時事務所を開いた。在留邦人から治安状況を問い合わせる電話がひっきりなしにかかる。また、強制排除が近いという観測から、日本食材店には食料や水を多めに買う人の姿が目立った。

 

 

タイ 治安悪化で臨時休日延長

5月18日 18時14分 NHK

バンコク中心部では、今月13日からデモ隊と治安部隊の衝突が断続的に続いており、保健当局によりますと、これまでに38人が死亡、290人がけがをしています。タイ政府は、バンコク全域で、17日と18日を臨時の休日とし、事態打開に全力をあげるとしていましたが、双方の対立が続き治安の悪化が進んでいる現状を受けて、18日、休日をさらに今月21日まで延長することを決めました。これによってバンコクでは今週いっぱい、政府機関や学校、また多くの会社が休みとなるなど、経済や市民生活への影響がさらに拡大しています。

 

 

 

この内乱の原因は、お金です。

2010年5月18日 

最初は、反乱デモの意図が解かりませんでした。タイ訪問では、特別日本とは変わらない自由な風潮だと感じてたからです。約1240億円の資産価値は、日本の約3倍と言えます。場合によっては、5倍以上とも言えるでしょう。 3倍換算としても、タクシン一族の総資産約6000億円 没収額約3720億円となります。

ご存知の人も多いと思いますが、タイでの華僑の繁栄は、目を見張ります。思えば、この華僑ホテルもタクシン資金かと思わせる程、華僑の投資は、驚きます。タクシン資産が運用され多くの人が利用してるでしょう。 実際の反乱では、華僑と言うよりタイ人が参戦しています。タクシン政権時のバラマキ年間3万円が凍結されて、参戦しているタイ人も居るのも困った事ですが、没収額約460億バーツと言うのは、貧困層を利用して、反乱を起す意義ある金額なのだと思われます。 デモに譲歩すれば、タイの将来は危ういものとなるでしょう。

 

 

 

 

 排除作戦慎重に進める方針…タイ治安本部

(2010年5月18日22時58分  読売新聞) 

【バンコク=深沢淳一、林英彰】タイ・バンコク中心商業地区の占拠を続けるタクシン元首相派勢力「反独裁民主戦線」(UDD)の排除作戦で、治安本部の報道官は18日、衝突地域に取り残された住民の救助を優先するとして、作戦を慎重に進める方針を示した。 上院議長らが政府とタクシン派の仲裁を探る動きもあるが、政府は「UDDが退去するまで一切の交渉に応じない」として特赦などの条件交渉は拒み、あくまで自主的な退去を要求している。 治安部隊とデモ隊は18日も占拠地区の外側数か所でにらみ合いを続け、銃撃や爆発も発生。付近には逃げ遅れた住民もいるため、治安部隊は食料などの供給ルート確保や住民救出を急ぎ、その後でデモ隊鎮圧を本格化させる方針という。軍高官は18日、「最大、日曜日の23日までは(強制排除の)作戦を行える」と指摘。デモ参加者の退去を促した上で治安部隊が占拠地区内に踏み込み、包囲網を狭めて幹部を投降させる作戦も明らかにした。 治安本部は18日、UDD強硬派で銃撃により死亡したカティヤ・サワディポン陸軍少将の側近で、武力作戦の企画を担当していた人物を逮捕したと発表。UDDの武装勢力を着々と追い込んでいると強調した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

強制排除に着手

 

 

装甲車突入、響く爆音=早朝の首都、戦場に−タイ

(2010/05/19-11:43) 【バンコク時事】

タイ・バンコク中心部の繁華街を占拠するタクシン元首相支持派に対する強制排除は19日朝、突然始まった。ごう音を立てながら占拠地内に突入する装甲車。絶え間ない銃声と爆発音。早朝の首都は戦場となった。 午前5時(日本時間同7時)前、まだ薄暗いビジネス街シーロム通り。装甲車7台が待機し、武装した兵士100人以上が集まった。口数は少なく、表情には緊張がのぞく。 夜明けとともにデモ隊のバリケード前に移動。「部隊が間もなく突入する。速やかに退去せよ」。10分置きに2回、拡声器で警告を繰り返した。 装甲車がバリケード前に陣取り、銃を持った兵士が配置に就く。後ろには白衣を着た衛生兵。放水車が占拠地に向けて水を噴射した。強制排除の手順の一部だ。 同7時前に再度の退去勧告。催涙弾が発射され、近くの街路には刺激臭が漂った。続いて治安部隊側から威嚇発砲とみられる銃声。これが最後の警告となった。 同8時前、装甲車と軍用車が占拠地内へ突入。銃撃戦が始まった。後方で待機していた別の装甲車も中へ。バリケードを踏みつぶして前進した。 デモ隊側も激しく抵抗した。近くの病院前で大量のタイヤに放火。黒煙がもうもうと上がり、上空を覆うほどになった。(2010/05/19-11:43)

 

 

 タイ治安部隊が突入・銃撃戦…ビルで火災も

(2010年5月19日12時48分  読売新聞)  

【バンコク=深沢淳一】タイの治安当局は19日早朝(日本時間19日午前)、バンコク中心部を占拠するタクシン元首相派勢力「反独裁民主戦線」(UDD)の強制排除に着手した。 占拠地区南端のルンピニ公園周辺に多数の戦車や装甲車、治安部隊数千人を動員し、同公園内などに突入、UDDの武装グループと銃撃戦になった。占拠地区以外の市内数か所でも衝突が発生し、UDD側の放火とみられるビル火災も起きた。2か月余りに及ぶタイ政府とUDDの対決は重大局面を迎えた。 地元テレビは19日午前、少なくとも1人が死亡、4人が負傷したと報じたが、詳細は不明。 タイ国会の上院議員などは18日、事態打開を図るため仲裁役になると提案したが、アピシット首相の秘書官は19日朝、地元テレビで、「UDDとは2週間以上も交渉した」が、対話での解決はもはや不可能との認識を示した上で、「最善策は幹部の早期投降だ」と述べた。治安本部の幹部は「中心部を正常化するため、作戦は終日続ける」と語った。 占拠地区の中心部には、子供や女性、高齢者を含む最大約3000人が残っている。このため、治安部隊は作戦開始前に直ちに地区外に避難するよう拡声機で呼びかけた。地元メディアによると、UDD幹部は、子供や女性には「安全地帯」である地区内の寺院に逃げるよう指示したという。しかし、UDD側に退去の動きは見られない。治安部隊の兵員数千人は、ルンピニ公園前のサラデーン交差点近くに集結した。部隊の一部は公園内に突入し、公園一帯を制圧した。治安部隊は、UDDの激しい抵抗にあいながらも、UDD側が同交差点付近に設けたバリケードを装甲車で突破、交差点方面からも地区内に進入した。 UDDがステージや本部テントを置くラチャプラソン交差点は約1キロ・メートル先にあり、部隊は前進を中断し、タイ政府が幹部に投降を呼びかけている。占拠地区内のビルにはUDDの狙撃手が陣取っており、治安部隊に発砲を続けている。 騒乱状態は、占拠地区の外にも拡大している。公園から東に約1キロ・メートル離れた地区では銃撃戦になり、銀行の支店ビルが炎上している。占拠地区の北方約2キロ・メートルでは、政府の麻薬捜査機関のビルで火災が発生し、武力衝突も起きた。 治安部隊の強制排除は、多数の死傷者を出して失敗に終わった4月10日以来、2度目。バンコクの行政当局によると、治安部隊が占拠地区の封鎖作戦を始めた13日以降、19日までに死者は計39人、負傷者は300人以上となっている。

 

 

 

警察庁に出頭した反政府組織首脳陣

 

 

タクシン派、デモ解散宣言=2カ月の騒乱収束へ−タイ

(2010/05/19-16:38) 

【バンコク時事】タイのタクシン元首相支持派「反独裁民主統一戦線(UDD)」の幹部は19日、バンコク中心部の繁華街の占拠をやめ、デモ集会を解散すると宣言した。これにより、2カ月以上にわたった政府とタクシン派の対立に伴う騒乱はひとまず収束に向かうことになった。 同日午前に治安部隊がタクシン派の前線拠点であるルンピニ公園を制圧したことを受け、UDD幹部のジャトゥポン氏とナタウッド氏は、デモ隊数千人が占拠するバンコク中心部の繁華街のステージ上で演説し、警察への出頭を表明。「これ以上の犠牲を出したくない。ここまで治安部隊が突入してきたらもっと多くの人が死ぬことになる」と述べ、デモ集会の解散を宣言した。 ただ、バンコクの一部地域ではデモ参加者の一部が破壊行為をしたり火を放つなどして抵抗を続けており、完全な沈静化には時間がかかりそうだ。 この日、タイの治安部隊はUDDの抵抗の前線拠点であるルンピニ公園のデモ隊の強制排除に踏み切り、制圧した。激しい銃撃戦が発生し、AFP通信によると、巻き込まれたイタリア人ジャーナリスト1人を含む計5人が死亡した。 病院関係者によれば、外国メディアの2人とタイのメディアの1人が負傷した。負傷者は数十人に達しているもようだ。

 

 

 タイ 終了宣言も混乱続く

5月19日 18時14分  NHK  

バンコクでは、19日午前、デモ隊が占拠を続けている繁華街の南側のルンピニ公園付近で、治安部隊が、デモ隊のバリケードを装甲車で突き崩して占拠地域に突入し、双方の間で激しい銃撃戦となりました。地元の保健当局によりますと、この銃撃戦でこれまでに少なくとも1人が死亡し、20人がけがをしています。こうした事態を受けて、デモ隊の幹部は、日本時間の午後3時半ごろ、占拠を続けてきた繁華街のステージで支持者に対し、「これ以上の死傷者を出すことは避けなければいけない。きょうでデモを終了する」と述べて、2か月以上に及び、多数の死傷者を出した今回の抗議行動を終了すると宣言しました。そして、その直後に幹部の6人が警察に出頭しました。これに対し、タイ政府側も、デモ隊を排除するための作戦行動を終了する考えを示しています。しかし、デモ隊の一部からはデモ終了の宣言に不満の声が上がっており、幹部らの出頭のあと、繁華街のデパートから火の手が上がったほか、地元メディアは銀行の支店やレストランなど少なくとも5か所に火がつけられたと報じています。また、日本人が多く住むスクンビット地区の近くにある地元のテレビ局にデモ隊が押し入ったとの情報もあって、現地は混乱が続いており、デモ終了の宣言を受けてタイの治安情勢が直ちに改善に向かうかどうか、予断を許さない状況です。

 

 

日本のデパート伊勢丹などがあるバンコク繁華街方向から立ち上る黒煙=19日午後、バンコク(共同)

 タイの騒乱、地方にも拡大 首都は略奪、放火続く

2010/05/19 18:54   【共同通信】 

【バンコク共同】タイのタクシン元首相を支持する反独裁民主統一戦線(UDD)のデモ隊は19日午後、幹部の解散命令に従わず、一気に暴徒化。バンコク各地で略奪、放火を繰り返しているほか、日本人が多数住むスクンビット地区にも押し寄せた。タクシン氏の強い地盤である東北部などでも、UDD支持者が県庁舎に火を放つなど、騒乱は首都だけでなく、地方にも拡大している。 地元メディアの報道などによると、バンコク繁華街を占拠していた数千人はUDD幹部がデモ解散を宣言すると、ブーイングを浴びせ、周辺のショッピングモールのガラスを割り、火炎瓶を投げ込むなどし始めた。一帯には日本のデパート伊勢丹もあり、被害が心配される。 同日夕には、地元民放テレビ局の本社に押しかけ、車に放火。同局の近くにあるスクンビットの高級デパート「エンポリアム」にまで暴徒が押し寄せている。 首都各地で、コンビニエンスストアからの略奪や、ビル、車両への放火が起きているが、治安部隊は全く制御できていない。 東北部のコンケンでは、県庁舎の建物2棟が焼失。ウドンタニ、ウボンラチャタニでもUDD支持者の暴徒化を止められない状況だ。

 

都庁発表、19日の放火は30カ所  

バンコク週報 

2010/05/20 00:30  バンコク都庁報道官は19日午後11時、同日起きた放火事件が30件に上ったと発表した。 最も被害の多かったのは銀行で16カ所。このうち12件がバンコク銀行だった。同銀行は2006年に起きたクーデターの黒幕とタクシン元首相支持派が糾弾しているプレム枢密院議長に近いと見られているため、タクシン派の標的となっている。 また、戦勝記念党に隣接するショッピングセンター「センターワン」も放火されたが、テナントの供述によれば、大勢の屈強な男が午後6時ごろ押し入ってきて、金製品など商品を強奪した後、放火して逃走したとのことだ。 バンコク銀行フアランポン支店の放火では、犯人グループが消火班を銃で脅して、消火を断念させたという。 このほか、サイアム地区では数カ所が放火されたが、デモ中止に反対する者が暴徒化して同エリアに留まり、消火活動を武力で妨害しているとのことだ。 一方、法務省特別捜査局のタリット局長は、この時期の放火および強奪はテロ行為とみなし、最高で死刑を適用すると発表。さらに、治安部隊は放火・強奪犯に対して銃を使用すると明言した。なお、放火については、消火を妨害する行為も重刑を科すとのことだ。

 

 

 May 19, 2010, 9:40 am

Amateur Video Shows Fires in Bangkok and Northeastern Thailand   New York Times

 

 

 

 

 

 

 

 

デモ終結 経済格差、今後も火種 貧困層、政治意識高める

毎日新聞 2010年5月20日 東京朝刊 

【バンコク西尾英之】タイの首都バンコク都心部を占拠していたタクシン元首相派「反独裁民主戦線」(UDD)は19日、軍の強制排除でデモ集会終結に追い込まれた。ただ、2カ月間続いた抗議行動を通じ、参加者はタクシン元首相への「個人的忠誠心」だけでなく、政治的な地位向上を求める意識を持ち始めたとの見方がある。 UDDは今回、タイ政権の「ダブルスタンダード」(二重基準)を繰り返し非難してきた。 タクシン派政権時代の08年11月に起きた反タクシン派「民主市民連合」(PAD)のバンコク国際空港占拠事件の際、軍は強制排除に乗り出さず、関係者の責任追及もほとんど進んでいない。 一方、今回のUDDによる都心部占拠では軍が2度も強制排除を行い、3月以降の死傷者は千数百人に上った。 タイの既存の支配階層を基盤とする反タクシン派への甘い対応に比べ、地方の貧困層が支持するタクシン派への厳しい扱いに対する不満がUDD内に渦巻いている。 タクシン氏を追放した06年のクーデター後、07年の総選挙でタクシン派が勝利。しかしタクシン派政権は憲法裁判所のタクシン与党への解党判決で崩壊し、総選挙を経ないまま反タクシンのアピシット政権が成立した。UDDが求める「早期の総選挙実施」も、民主主義の原則からいえば正当性がある。 UDDの反政府行動は、基本的にはタクシン氏の帰国、復権が目的で、スローガンの「真の民主主義」や「二重基準解消」は半ば方便で使われてきた。だが、これまで政治参加の機会もなく、経済的発展の恩恵も都市部ほどには受けられなかった地方の貧困層が、UDDの抗議行動に参加することでタイの現状への不信感を強め、政治的意識を高めたのは間違いない。 政府が今後、貧富の格差是正などに真剣に取り組まなければ、タイの社会対立が先鋭化する恐れもある。

 

 

タイ政府、夜間外出禁止令を継続   

2010年5月20日  バンコク週報  

タイ治安当局は20日午前11時30分、「夜間外出禁止令」を22日まで継続すると発表した。 19日、92年の民主化弾圧事件以来、18年ぶりに夜間外出禁止令が1都23県に発令された。 夜間外出禁止令の対象都県は以下の通り。バンコク都全域、ノンタブリー県全域、サムットプラカーン県全域、パトゥ ムタニー県全域、ナコンパトム県全域、アユタヤ県全域、チョンブリー県全域、チェンマイ県全域、チェンライ県全域、ランパーン県全域、ナコンサワン県全 域、ナーン県全域、コンケン県全域、ウドンタニ県全域、チャイヤプーム県全域、ナコンラチャシーマー県全域、シーサケート県全域、ウボンラチャタニ県全域、マハーサラカム県全域、ロイエット県全域、ノンブアラムプー県全域、サコンナコン県全域、ムクダハーン県、ガラシン県

 

北部         ウタイターニー県 - ウッタラディット県 - カムペーンペット県 - スコータイ県 - ターク県 - チエンマイ県 - チエンラーイ県 - ナーン県 - ナコーンサワン県 - パヤオ県 - ピッサヌローク県 - ピチット県 - プレー県 - ペッチャブーン県 - メーホンソーン県 - ラムパーン県 - ラムプーン県

中部       アーントーン県 - アユタヤ県 - カーンチャナブリー県 - サケーオ県 - サムットサーコーン県 - サムットソンクラーム県 - サムットプラーカーン県 - サラブリー県 - シンブリー県 - スパンブリー県 - チャイナート県 - チャチューンサオ県 - チャンタブリー県 - チョンブリー県 - トラート県 - ナコーンナーヨック県 - ナコーンパトム県 - ノンタブリー県 - パトゥムターニー県 - バンコク(県ではない) - プラーチーンブリー県 - プラチュワップキーリーカン県 - ペッチャブリー県 - ラーチャブリー県 - ラヨーン県 - ロッブリー県

東北部      アムナートチャルーン県 - ウドーンターニー県 - ウボンラーチャターニー県 - カーラシン県 - コーンケーン県 - サコンナコーン県 - シーサケート県 - スリン県 - チャイヤプーム県 - ブリーラム県 - ナコーンパノム県 - ナコーンラーチャシーマー県 - ノーンカーイ県 - ノーンブワラムプー県 - マハーサーラカーム県 - ムックダーハーン県 - ヤソートーン県 - ルーイ県 - ローイエット県

南部      クラビー県 - サトゥーン県 - スラートターニー県 - ソンクラー県 - チュムポーン県 - トラン県 - ナコーンシータンマラート県 - ナラーティワート県 - パッターニー県 - パッタルン県 - パンガー県 - プーケット県 - ヤラー県 - ラノーン県

 

 

イサーンに3年住みました。そこでは人々の職がない。ほとんどの人が貧乏です。たいていの人がひどいところに住んでいます。タクシンは本当に貧しいひとのための政治を行いました。タイ人は貧しい人を軽蔑する傾向があります。豊かなひとは、貧しい人を一人前の人間として扱わない風潮があります。今回の騒動は階級闘争だと思います。タクシンはこれらの人たちにとって救世主なのです。

タクシン自身は貧困層の出身で、携帯電話で富をなしました。彼の政治は、  1)O-Top(大分県の1村1品にまなびました)、  2)30Baht医療、  3)麻薬の撲滅(Triangleの麻薬一掃)、  4)警察の汚職の一掃(今もあるけど)、  5)貧困層への補助金交付(日本の民生補助金みたいなもの)など。タクシンは、彼の野心のために彼の富を現在のデモに使っているのではなくて、多数派である貧者のための政治が行われる社会を目指しているのだと思います。(タクシンの肩をもちすぎかも)。でも、彼がいなかったら永久にそのような社会は、タイには来ないでしょう。(もう少し)。タクシンまでは、貧しい人たちはあきらめていましたが、タクシンによって、これらの人たちに自覚がうまれたと思います。(あとひとこと)。 私は、イサーンの大学で研究をしていましたが、そこの教員と話していて、彼らが、貧しい人たちを一人前の人扱いをしないのを見て、驚きました。  [ 2010/05/16 11:22 ]  あせかき

 

 

 

 バンコク衝突 避難寺院に6遺体 強制排除、死者12人に

毎日新聞 2010年5月20日 東京夕刊 

【バンコク西尾英之、佐藤賢二郎】タイの首都バンコクを占拠していたタクシン元首相派「反独裁民主戦線」(UDD)が19日に軍により強制排除された事件で、記者は20日、占拠地域に隣接し市民が避難場所としていた仏教寺院「パトゥム寺院」で銃撃されたとみられる6遺体を確認した。これで強制排除関連の死者は少なくとも12人となった。なお3遺体が寺院に安置されていたとの情報もある。周辺には厳戒体制が敷かれている。 仏像の前に安置された6体の遺体。1体は女性の看護師だ。「安全なはずの寺の中で兵士に撃たれたんだ」。20日朝、タクシン派の市民たちは、口々に怒りの声を上げた。 寺は数日前から、軍による強制排除に備え「安全な避難場所」としてタクシン派に開放されていた。19日午後、UDD幹部が占拠終結を宣言した後、繁華街では抗議行動終結に納得できない一部の過激派が爆発物や銃を用い大混乱に陥った。占拠地域にいた多数の女性や高齢者を中心とした市民は、我先にと寺院に逃げ込んだ。 だが寺院周辺でも軍と過激派の戦闘が続いた。午後7時ごろ、寺院付近で数人が撃たれ寺の門のすぐ内側にある救護所で人工呼吸を受けていたという。 「その時、あそこから兵士が撃ってきたんだ」。現場にいた露天商の男性(33)は、寺のすぐ前を通る高架鉄道の線路を指さした。「医師や看護師が撃たれた。こちらからは誰も撃っていない」。男性は唇をふるわせた。 救護所のテント内にはべっとりと血のりが残り、医療器具などが散乱していた。 兵士が寺院内からの攻撃に反撃した可能性は否定できないが、仏教信仰があついタイで寺院内での殺生はタブーだ。「安全地帯」として開放されていた寺院内で死傷者が出たことで、タクシン派は政府に対する憎しみをさらに深めそうだ。

 

       

 

タクシン派、帰郷始める…デモ終結

毎日新聞 2010年5月20日 21時27分

 

 【バンコク佐藤賢二郎、西尾英之】タイの首都バンコク都心部を占拠してきたタクシン元首相派「反独裁民主戦線」(UDD)の反政府デモ終結を受け、集会に参加していたタクシン派市民数千人が20日、それぞれの故郷へ帰り始めた。市民の多くは疲れた表情ながらも、「民主主義を実現するため、再びバンコクに戻ってくる」などと語った。

 

 タクシン派市民は19日午後のデモ解散後、タクシン派過激派が起こした銃撃や放火などから逃れるため、占拠地域に隣接する仏教寺院「パトゥム寺院」に逃げ込んだ。寺院周辺では軍と過激派の激しい戦闘が続き、さらに近くの大規模商業施設が過激派の放火で激しく炎上するなか、不安な一夜を過ごした。

 

 20日午前、警察が寺院に入り、避難していた多数の市民を大通りを隔てて向かいにある国家警察本部に誘導。高齢者や大きな荷物を抱えた女性、子供連れの若い夫婦らが次々と寺院から出てきた。

 

 3月下旬に元首相の地盤の東北部コンケーン県からバンコク入りし、2カ月近くUDDの占拠地域内で過ごしたという女性、マイさん(42)は「軍に排除されたが、私たちの行動は無意味ではなかった。私はデモに参加して『力』をもらった。貧しい国民のことを真剣に考える政府ができるまで戦い続ける」と語った。

 

 同じく東北部のアムナットチャルーン県へ帰る農業、ターリックさん(57)は「暴力では何も解決しない。民主主義実現のために選挙を実施すべきだ」とアピシット政権を批判した。一方、ウドンタニ県の農業、ブン・ミーさん(60)は「家族が待つ故郷に帰れてうれしい」とほっとした表情を見せた。

 

 市民らは警察本部から政府が用意したバスでバンコクの駅やバスターミナルに向かい、帰郷の途についた。

 

 

 

 

 

 

 

プーケットのリゾートに閑古鳥鳴く、バンコク騒乱で観光客離れ深刻    

5月21日(ブルームバーグ):

 

政情不安に陥っているタイの首都バンコクの南約860キロに位置するプーケット島が再び手に負えない災厄で打撃を受けている。

 

少なくとも18年で最悪の騒乱に見舞われたバンコクでは、治安部隊が市内の建物から暴徒の強制排除を実施したものの事態の収拾は難航している。騒乱はタイ旅行の見送りにつながっており、プーケットの観光業界にも痛手となっている。タイのホテル協会によると、客室利用率は40%を割り込み、通常を3割強下回っている。

 

バンコクで10週間続く政情不安を受けて少なくとも43カ国がタイの一部地域への渡航自粛を勧告。プーケットのホテル経営者や象使い、労働者らは、今回の騒乱は2004年に島を襲った大津波よりもダメージが大きいと話している。観光はプーケット経済の7割を占める。

 

「今の状況は大津波の時よりも深刻」と言うリゾート営業幹部のビビアン・エンさんは、「津波なら1回限りだと世界は知っている」が、「今は警備や治安に懸念がある」と語った。エンさんによると、勤務先のアナンタラ・リゾートは米国人俳優のケビン・スペーシーさんら著名人も宿泊したが、現在は日ごとに客足が遠のいているという。

 

更新日時: 2010/05/21 12:32 JST

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暴徒の中心は貧困層10代少年

5月23日9時15分配信 毎日新聞

 

 【バンコク西尾英之、佐藤賢二郎】タイの首都バンコクで19日、タクシン元首相派「反独裁民主戦線」(UDD)が都心部繁華街占拠を終結させた後、これに納得できない一部のタクシン派過激派が暴徒化し、バンコク各地で放火や略奪に及んだ。焼き打ちの被害に遭った商店主らは「タクシン派でも反タクシン派でもないのに、なぜこんな目に遭うのか」と悲痛な声を上げる。激しい政治対立が生み出した暴力は、市民の心に深い傷跡を残した。

 

 「商品は持っていってもよい。火はつけるな」。UDDの占拠地域から北へ約1.5キロ。19日夕、商業施設「センター・ワン」が襲撃を受けた際、店内にいた警備員は暴徒にそう叫んだ。「でもやつらは商品を盗んで、結局火を放っていった」

 

 センター・ワンには携帯電話や衣類などを扱う約400の専門店が入居。19日は暴動を予測して早い時間に閉店していた。午後6時ごろ、バイクなどで約200人の暴徒が押しかけ、ガラスを割って乱入すると、商品を略奪し放火した。

 

 暴徒の中心は「子供のような、10歳代の連中」という。目撃者は「少年たちは武器は持っていなかったが、一部の年上のグループは銃で武装していた」と話す。火災発生後、現場付近で治安部隊との間で銃撃戦が起きた。

 

 建物は全焼。携帯電話店を営むプパさん(45)の損害は50万バーツ(約150万円)に上った。「ビルには保険がかかっているが、店の経営者には補償がない。零細業者ばかりで、政府の支援が必要だ」。運営会社のチーラブンさん(37)は話す。

 

 暴徒の中心となった少年たちは、タクシン派過激派の騒乱に便乗した貧困層の若者との見方が強い。過激派は、武器や爆発物を持ち出したUDDの自警団員などとみられる。

 

 

 

 

 

 

 

 

首都バンコク覆う喪失感…騒乱去ったタイ  

5月23日19時32分配信 読売新聞

 

 タイの首都バンコクは、タクシン元首相派勢力「反独裁民主戦線」(UDD)による中心商業地区の占拠が終わり、表面上、落ち着きを取り戻しつつある。 だが、2か月余に及んだ混乱は多くの犠牲を生んだ。タイ社会は今、深い喪失感に包まれている。 治安部隊とUDDデモ隊の衝突などで、市民を含む90人以上が命を落とした。最貧地区の一つ、東北部ウボンラチャタニ県で農業を営むテプサソン一家は、長男インプレンさん(34)を失った。 バンコクに出稼ぎに出ていたインプレンさんは抗議活動に加わり、衝突が激化した5月14日、胸を撃たれて即死した。家族10人にとって、月3000バーツ(約8300円)の仕送りは貴重だった。妹のセンチャンさん(31)は、本紙に電話で「どうやって生活していけばよいか分からない」と声を震わせた。