
| 中国空軍の上海租界爆撃 資料集 |
コンテンツ「中国空軍の上海租界爆撃」に利用した資料のうち、「アジア歴史資料センター」の資料の抜粋、及び「支那事変実記」から関連記事を抜き出したものを紹介します。
本コンテンツで紹介しきれるものではありませんでしたので、こちらに「資料」として掲載します。念のためですが、以下の原資料はいずれも厖大なものであり、ここに収録したものはそのほんの一部であることをお断りしておきます。
目 次
1.「アジア歴史資料センター」資料より
2.「支那事変実記」より
3.「東京朝日新聞」記事より
| 1 | 「アジア歴史資料センター」資料より |
| 情報部第三課 「北支事変に関する各国新聞論調 二十三」より 昭和十二年八月十六日 (概説)一、支那紙 十五日の漢字紙は、台湾空軍の支那側根拠地攻撃を伝へ、又支那は最初の空中戦に威力を発揮し、日本の軍艦に命中、又飛行機を射落し戦争は各方面共に有利に展開せりと報し、支那側の共同租界への爆弾投下は余り書かす、却て日本の高射砲に撃たれ故障を起し誤落せる旨の軍事当局者談を掲く。論説に於ては南京諸新聞は日本か租界を軍事根拠地とせさること根本問題なりと論せり。 又上海の英字紙は、支那軍爆撃に関して報したる中、原因に付き日本側の高射砲に依るものと南京「ロイテル」電報を掲けたる他、論説には注目すへきものなし。 (A)支那紙 二、十四日の不測の惨事を惹起したるは、日本の高射砲か、支那爆撃機の爆弾保持機を破壊せる為めなり(十五日、上海英字紙南京ロイテル電報) (B)米国紙 一、現地外国官憲は何れも本国政府に対し、今回の爆撃は、日本軍艦が共同租界に接近して碇泊して居ることに原因せりと報告した由であるか、彼等は何れも爆撃か、支那側飛行機によりて行はれたことを認むるも、事をして茲に至らしめたるは日本海軍か予ねての列国側よりの抗議を無視して軍艦を移動せしめさりしに依るものにして、人命財産破壊の責任を日本側にありと為すものの如し(十四日、香港ニュース紙U・P特派員イスキンス特電) 二、日本にして海軍を上海に集中の口実を求むるの意図なかりせは大山事件は日本側の苛酷なる要求とはならさりしなるへく、日本の海軍が上海に集中の目的は南京を強制して北支事変解決を促進し、又西洋諸国をして、日本の国際租界行政に於ける重要性を認めしめんとするに在りと認めらる(十四日、紐育タイムス論説) 今次の上海に於ける日支衝突により、外国人の生命財産は危険に瀕し、各国領事は、日本軍艦の黄浦碇泊は支那側の砲撃不正確なる為、附近の外国船其他に脅威を与へ、日本が作為的に起せる北支事変の不同情的傍観者たる、西洋諸国は大影響を受けつつあり。 若し、在留民の保護か目的なりとき、日本側の主張か真実ならは、日本海軍は他に有効なる方法ありしに拘らす、虹口に不充分なる兵を上陸せしめ、支那軍の砲火を租界に集中せしめんは奇怪なり。窮極の責任は勿論日本に在り。 然れとも大軍を上海に接近せしめ日本海軍に虹口を根拠とする口実を与へしことは不可解なり。(十四日、紐育ヘラルド・トリビューン」論説) (C)英国紙 一、英国は日支紛争に関し共同租界尊重方申入れるるの外厳正中立方針を採りつつあり 二、支那側は規約第第十七条を採用せんとするものの如し、ただし右は集合安全制度の適用よりは世界与論に日本の新なる侵略を印象付けんとするものなり (十五日サンデー・タイムズ記事) 二一、支那側は前後三回に亘り日本軍艦を空襲せるも、目的を達せす、却て共同租界内の外支人に五百の死者九百の負傷者を出し右死者中に数名の英人を含む 二二、海軍省十四日発表に依れは支那飛行機は在呉淞支那艦隊旗艦「カンバーランド」号を爆撃せるも命中せす 右は日本軍艦と誤認せられたるものならし 二三、西蔵路と「アベニュー・エドワード七世」との交叉点に投下せられたる支那爆弾は死者四五六傷者八二九(仏租界警察調)を生せるか右地点は■近い日本軍艦よりの距離実に一里半 二四、上海市長は出雲の近傍にある英軍艦の即時撤退を求めたり 二五、日本機は支那機一機を射落せり。尚工部局は支那側爆撃に鑑み出雲の移動慫慂方を決定又英艦デネー艦隊は右同様の「サジエスシヨン」を為せるも日本司令官拒否せり 二六、英米仏は支那側に共同租界爆撃方抗議せり(以上十五日ルーター及B・U・P・電) (F)独逸紙 一、英国半官方面の情報によれは、英国か何等積極的行動に出つるか如きは問題とならす。 (アジア歴史資料センター資料) |
| 情報部第三課 「北支事変に関する各国新聞論調 二十四」より 昭和十二年八月十八日 (A)支那紙(上海) 一、領事国は兪市長との折衝に関し (1)日本兵及軍艦か租界より撤退せされは、支那も自衛上必要な行動を執らさるを得す (2)租界は支那領土にして航空権を有す。故に租界上空の飛行に関し他国の干渉を受けす (3)日本側銀行の防空設備に付て之なきを確めよ(十六日、上海各紙記事) (B)米国紙 一、上海の外国租界爆撃は、支那軍用機の狙ひ違ひとか、或は支那軍用機か日本側の追撃から逃けるのを容易にする為爆弾を投下したとか言ふのたか、之か本当なら支那の言分に対する世界の同情は覆されることになる。 二、狙ひ違ひなら余りに非道いし、逃げる為なら此んな無責任な子供には、危険な外国製玩具はあてかえない。 三、共同租界を安全にしたいなら日本の軍隊、軍艦を追出せと言ふ支那側の言分は更に我々同情に値せぬ 四、共同租界当局者としては、両者の中立地帯侵犯に対し罰を課するに足る兵力を持つて居ないから、双方の常識乃至儀礼に訴へる外方法はない 五、日支双方共斯かる提訴に対し尊敬と同情に値する様な答はして居ない 六、日本側も租界に軍隊を置くことに依り支那側に爆撃の理由を与へて居る 七、双方斯かる事は中止して貰いたい、(以上十五日ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン論説) 八、米政府は上海を軍事行動の基地とならさる様折角日支両国政府に申入れつつあり 九、米政府は仮令事変の為米人の生命が失はるることありとするも紛争に捲込まるる意思なし 十、(略) (以上十四日、華府各新聞報ハル朝刊談) 十三、此の際米の採るへき政策は紛争の圏外に立つ以外になし、今や世界は戦争と軍備と税金とに依つて自殺を行ひつつあり 吾人は戦争に捲き込まれさることに依り我等の文明を最も長く維持し得へし(十四日ポラー演説) 十四、共同租界空爆は日本側の射撃により、機体の自由を失ひたる結果余儀なくせられたるものにして、右は蒋介石の命令に基くものに非す(十六日、A・P電報、蒋介石夫人より「シオドル・ルーズヴェルト」夫人宛弁明電報) (C)英国紙 一、上海市長は各国の抗議に対し、空爆の責任を日本に負わせんとしたか、夫れは当らす、 二、列強は日支紛争の発展を注視して居るか、十五日の日本政府の声明ては満州事件及最近の軍部の行動に徴して安堵することを得す (略)(以上十六日タイムス論説) 八、上海て無く若し「ロンドン」に同様の事態か発生したなら、英国機は支那機と同様な措置を執つたたらう、従て共同租界爆撃に対する抗議は寧ろ日本側に為さるへきてあつた(十六日マンチエスター・ガーデイアン論説) (D)仏国紙 一、両軍の飛行機か交戦中のこととて何れのものか見分け難い(十五日上海アヴアス電報) 二、最初に飛行機を使用したのは勿論偵察機てはあつたか日本側てあり、日本の高射砲は引切りなしに発砲しなから、支那の飛行機を追払ひ得なかつた、又「ノーソン」水上飛行機一台は離水後間もなく支那低飛行機に射落された(十五日ウーブル紙、倫敦発ヲールニユ発信) 三、支那空軍の上海共同租界爆撃は支那軍指揮官の報告通り、爆弾投下装置の破損に依るか、夫れとも支那飛行士の過失に依るか判らぬか後者か尤もらしい(十五日上海アヴアス電報) 四、支那飛行機か再ひ租界上空を飛行した場合は直ちに発砲せよ、(同上、各国指揮官の命令) 五、租界も亦支那領土なるを以て上空飛行は支那の勝手てあり、日本租界に高射砲かあるから租界上空飛行は必要てある(同上、兪上海市長の列国抗議に対する声明) 六、各国官憲調査の結果、日本租界には高射砲の設置無きこと判明したり(同上) (G)英領海峡植民地紙 一、国際租界爆撃か、「アクシデント」に依るものなりとする支那側説明は言逃れに過きす 二、時期方法総て所を得さる空襲を試むる支那人の賢明を疑ふ 三、南京外交当局は対日開戦論者に引摺られたるもの 四、日本の増援隊到着以前に撃退するを軍略上可としたるものならんも、何れにしろ日支開戦に至る場合上海租界の不可侵性は保障せられす 五、唯一の在留外人に残されたる方法は、戦争小康を得たる場合引揚を為すに在り 六、幸にして宣戦は布告されて居らす、又日支両国共長期抗争には堪へさるへし 七、今回支那の失態は日本に依り非難さるる所なるも、結局は事を茲に至らしめたる日本軍部に責任は存する訳なり (略)(以上十六日フリー・プレス論説) 一一、絶体絶命の境地に立ちて戦はんとする支那に局外国の同情せるは自然、不幸にして支那の空爆か上海外人地帯にて非戦闘員に大なる損害を与へたるにより世界の同情を失墜せるは多大なるものあり (以上十六日ストレート・タイムス論説) 一四、上海国際租界爆撃の支那側の弁解も一理あり、然れとも其の原因を見れは、日本側の侵略的行為に在り (略)(以上十六日馬来トリビーン論説) (アジア歴史資料センター資料) |
| 情報部第三課 「北支事変に関する各国新聞論調 二十五」より 昭和十二年八月二十日 (A)支那紙 一、日本の飛行機は爆弾を搭載して旧英租界及仏租界の上空を飛行せさるに反し、支那側は同様措置を拒絶した(十七日、上海「ノースチャイナ・デーリー・ニュース」記事) 二、日本軍陸戦隊本部を捨て租界内に退却せり(十八日上海漢字紙記事) きを確めよ(十六日、上海各紙記事) (B)米国紙 一八、十四日の支那機の共同租界爆撃に依る被害は、仮令故意てないにしても明かに支那側の責任てある 一九、併し支那は直に遺憾の意を表し悧巧にも西洋諸国か日本軍をして虹口を根拠地とするのを黙過して居る以上租界を爆撃するのは支那の権利たと云ふ様な横車は押さなかつた 二○、実力の背景なくして英、米、仏三国か、日本軍の虹口占領を妨けることは不可能である 二一、支那機の空爆に対しては日本側にも責任かある、日本か海軍士官殺害の如き地方的問題を取上けて軍事行動に出なかつたら支那機の爆撃もなかつた筈てある 二二、英、米、仏三国の抗議其他て日支両軍も当分上海市中の衝突は避けるらしいか、両国民と現地軍隊の戦争気分を見ると上海か再ひ戦場と化さないとは言ひ切れない(以上十七日「ニューヨーク・タイムス」論説) 二三、此の際米国の執るへき態度は戦争の渦中に捲込まれさることにあり 二四、尤も米国は今次の日支戦争か将来何を齎すものなるやを注意し東洋に覇を制することあるへき軍閥に備ふる所なかるへからす(以上十八日樂港「エキザミナー」論説)) (C)英国紙 二、倫敦より見たる上海の事態は極めて重大なるか、最近事態の推移を審に見れは、如何に不偏不撓のものと雖も現下の危険なる状態は過日の事件以来、激増せる日本部隊の存在に直接原因すると言はさるを得す、今や日本は自国軍隊の「プレステイヂ」又は自国民及び通商上の利益擁護の何れかを撰ふへき時に達せり、後者を撰らは、第三国は日支軍隊撤退促進方に最善を尽すへきてあるか、日本は不幸にも前者を撰へるものの如し(十八日、タイムス記者) (F)和蘭紙 一、上海の不祥事に付き南京政府当局は縷々陳弁するも、其の真相は恐らく戦闘地域を拡大し、日本をして奔命に疲れしむる傍、関係外国を渦中に引入れんとの魂胆に出つるものと推測せらるるか、斯る愚策は各国をして益々叛心せしめ却つて反対の結果を招致すへし(十八日、フアーデルランド論説) (アジア歴史資料センター資料) |
| 「情報委員会八・二四 情報第一号 南京放送(二十三日)」より 熊本逓信局聴取 一、上海電 (二)午後一時三十分電 (ヌ)二十三日午後零時五十分日本飛行機は南京路を通過した時爆弾落下浙江路で爆発し死傷三百余名を出した。 (アジア歴史資料センター資料) |
| 海軍軍事普及部「内国外字新聞論調」より 自八月十一日 「ジヤパン・アドヴアイザー」(米国系) 八、一七、「上海事件」 過去数日間に上海に起りし事件は総ての予想を超えたるが就中支那空軍が共同租界を爆撃して自国人及欧米人を多数殺傷するが如きは意想外にして支那は之により多くの同情者を失へり、此の無法なる爆撃の理由として想像せらるる所は種々あるも外国の干渉を招かんとする魂胆と見るを最至当とすべし、支那は満州事変以来外国の手に縋らんとして常に失敗せるが今回も単に自殺者の自暴的行為のみ 「ジヤパン・クロニカル」(英国系) 八、一五、「上海に於ける戦争」 上海に於ては既に戦争始まれり、広田外相は昨日支那大使の質問に対して日本は事件拡大を望まずと答へたりと、日本の財政状態より見て当然のことなり、然れ共日本は一九三二年の上海事変に鑑み前回の停戦協定以上の恒久的条件を要求すべく支那は体面上之を受諾せざるべし、列国は単に平和を勧告する外為し得ること無し、日支両国は少くも共同租界の安全を害せざる義務あり 八、一七、「戦争」 上海の戦雲は日増に険悪を加ふ、支那軍如何に自信あるも最後の勝利は日本に在ること明なり、支那の租界爆撃に鑑み列強は日支両国に租界の中立を申入れたるも無効にして通常の戦争の法則は此の事態に適用されず、空爆は素より砲撃と雖非戦闘員に危険多し、又支那側は河川を閉塞すといえば遂には租界の食糧補給も困難となる虞あり、(以下略) 「ジヤパン・タイムズ」(日本系) 八、一六、「支那の暴戻」 支那空軍租界爆撃の暴挙は世界を驚かせたり、支那が之によりて諸外国の干渉を招かんとしたりとせば甚しき近眼と云はざるべからず、此の罪悪に対して支那を罰し租界に於る各国人を守るは日本軍の義務なり (アジア歴史資料センター資料) |
| 情報部第三課 「北支事変に関する各国新聞論調 二十七」より 昭和十二年八月二十三日 (C)仏国紙 二、日本飛行機は仏国慈善病院、商船会社及支那衛戍病院を爆撃せり(十八日中央通■電報) 五、日本軍は征服者の如き横暴を為しつつあり(十九日ウーブル紙上海発通信)
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| 情報部第三課 「北支事変に関する各国新聞論調 二十九」より 昭和十二年八月二十七日 (C)独逸紙 一二、上海先施及永安公司爆撃の砲弾は支那軍の方面より租界上空を飛して永安「デパート」に落したものにして、勤務中の英国将校の推測に依るも、該砲弾は虹寧軍器廠附近の支那砲台より発せられたるものなり。
一三、砲弾の目標が日本軍の占拠する虹口にありたること確実なり。支那側にては右は日本軍の砲弾なりと主張し居るも、同砲弾は口径審査の結果に依り右の主張は覆さる(以上二十三日「ナハトアウスガーベ」紙上海「ヴオルフガング・ゾルゲ」特電)
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| 情報部第三課 「北支事変に関する各国新聞論調 三十」より 昭和十二年八月二十八日 (B)英国紙 一、上海の戦闘は北支攻略の一小方面に過きす 二、支那空軍は脆弱なから能く其の機能を発揮したり 三、戦略的鉄道、蘇州−嘉興線の開設を始め外国就中英国の利害は一大損害を被れり 四、日本か上海戦に成功すれは、欧米の利益と対立して、日本の独舞台となるへく、延いては亜細亜人に対する泰西諸国の勢威の失態を来す惧あり (以上二十六日「タイムス)
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| 情報部第三課 「北支事変に関する各国新聞論調 三十一」より 昭和十二年八月二十八日 (B)在支英字紙 一、日本の二十六日の英文放送に於て英大使は「暴戻なる支那兵」の為射撃された旨報道したか、右は事実顕倒も甚たしい 二、日本政府は英大使遭難に公式に遺憾の意を表したとのことてあるか、夫れにも拘らす日本与論か果して真相を知つて居るや否やは確実ならす、右英語放送は日本国民に供給された日本語に依る官製情報の翻訳に過きぬ様た、果して然らは、日本当局に対し国際儀礼蹂躙に対し再考するよう要請してもよい(以上二十七日ノース・チャイナ・デーリー・ニュース論説) (アジア歴史資料センター資料) |
| 2 | 『支那事変実記』より |
| 『支那事変実記』第一輯より
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| 『支那事変実記』第一輯より
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| 『支那事変実記』第一輯より
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| 『支那事変実記』第一輯より
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| 『支那事変実記』第一輯より
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| 『支那事変実記』第一輯より
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| 『支那事変実記』第一輯より
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| 『支那事変実記』第一輯より
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| 『支那事変実記』第一輯より
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| 『支那事変実記』第一輯より
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| 『支那事変実記』第一輯より
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| 『支那事変実記』第一輯より
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| 『支那事変実記』第一輯より
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| 3 | 『東京朝日新聞』記事より |
| 『東京朝日新聞』昭和十二年八月十五日 号外
本社・ニューヨーク支局国際電話 森特派員
支那軍爆撃機は十四日午後遂に上海租界に不法極まる爆撃を敢行しカセイ・ホテル、パレス・ホテル及び其の附近に於て多数欧米人及び支那人に死傷者を生ぜしめたがこの支那兵の無軌道極まる行為について、とかく支那びいきな米国にどういふ反響を与へたか、本社は十五日午前十一時半国際電話で本社ニューヨーク通信局に森特派員を呼び出して左の如く反響打診を試みた |
| 『東京朝日新聞』昭和十二年八月十六日
英米仏大使、果然 支那に厳重抗議 【上海特電十五日初】 ヒューゲッセン英国大使、ジョンソン米国大使、ナジアル仏国大使は重要訓令により十五日午前南京政府に対し十四日支那空軍が上海共同租界を爆撃し第三国居留民に多数の死傷者を出せることにつき厳重な抗議を提出した。尚上海の各国領事館も十五日午後緊急会議を開催し支那側の不法極まる租界爆撃に関し重大協議を遂げた、その結果愈々上海市及び南京政府に対し同様厳重なる抗議を提出すると共に上海の治安維持につき更に協議することとなつた |
| 『東京朝日新聞』昭和十二年八月十六日
上海租界爆撃事件の反響 本社ロンドン・パリ・ローマ国際電話 (略)イタリー政府首脳部はチアノ外相を残しムソリニ首相を始めとして全部シシリー島の海軍特別大演習に行つて居りますので、この事件に対する政府首脳の正式な見解は判りませんが、非公式な官辺の見解では、支那側の租界爆撃事件の真相は、日本軍を奔命に疲れしめ更に他方上海を混乱に陥れることによつて列強の干渉を誘発しようとして居るものと見て居るやうです パリ 渡辺特派員 昨日支那の飛行機が上海のフランス租界に爆弾を多数投下したといふ事についてはフランスに相当の影響を与へ今朝のフィガロ紙などは大きな見出しでこの事件を扱つて居ます、初め支那側の通信が日本の飛行機がこの爆撃を敢てしたやうに報じて居たので昨日の夕刊は専らこの報道ばかりでしたが、あとで公電が入つて事実は支那軍の飛行機がやつた仕業とわかつて、フランス政府は正式に抗議を申込むといつて居ます、 ロンドン 香月特派員 支那飛行機の租界爆撃はイギリスにも非常なセンセイションを起して昨日の夕刊も今朝の各新聞にも大々的に報ぜられてゐます、イギリスに達した上海電報によればその支那飛行機の爆撃によつて五百余名の死者と九百名の負傷者を出しその中イギリス人の死亡者が四名、負傷者が七名であると報ぜられて居ります、 この暴戻な支那側のやり方に対してはロンドンでも非常に苦々しく思つて居るやうですが、支那が別に政治的意図を以てやつたと見るものも無いこともないが多くはさうとは思つてゐないやうでこれに対してイギリス政府が如何なる措置に出るかまだ判りませんが、差当りイギリス政府は米仏と共同して支那側に対して今後斯ることの無いやうにとの厳重な抗議を申込むことになつて居るやうです、 (三面、四段見出し) |
| 『東京朝日新聞』昭和十二年八月十七日夕刊
秋葉課長重傷 邦人四名即死す 【上海十六日発同盟】午前十一時半頃の支那爆撃機の一弾はブロードウエイ虹口クリーク附近に落下し邦人自警団二名即死、四名負傷 更に午前十一時三十三分頃総領事館附近に落下した爆弾のため附近通行中の我が商業学校四年生大輪松三郎君外一名は即し、敵の投下せる一弾は日本郵船倉庫事務所に落下し同所で休憩中のパイロツト森本弘氏(音読)は重傷を負ひこの外浜田治雄君(二三)(長崎県出身)浜田金治君(長崎県出身)の外半島人一名も同所において負傷した (一面上 三段見出し) 上海血の戦慄 支那機投爆の惨劇 【上海特電十六日発】 十六日午前十一時半の支那空軍七機編隊の無謀極まる爆弾は我軍艦○○の直前日本郵船碼頭事務所及びその裏ブロードウエーに落下 直に現場に馳せつけると全くその惨状正視に耐へぬものがあつた、 郵船事務所は我領事館警察署と軒を並べた古い赤煉瓦の二階建、黄浦江に面した二階に一弾が落下したのだ、秋葉課長及び橋爪書記生が負傷した所は丸で白壁も落ちてしまつて噴煙が蒙々と上つてゐるのみ、路上には赤煉瓦が崩れ落ちてゐる、 ブロードウエーのサヴオイ・ホテルの前には支那人の死体が七ツ、八ツごろごろと転がり、歩道にも車道にも血が流れてゐる、死体の鼻から血を吹いてゐる、まだ息をビクビクしてゐるのもある 外国人や日本人の負傷者は逸早く病院に収容されてゐるが、これら自国の爆弾に倒れた魂はどうなるのだらう、日本警備隊員の心遣ひから死体は莚で静かに蔽はれたが支那空軍の残虐無謀の空襲は愈々その極に達してゐる (二面下 三段見出し) |
| 『東京朝日新聞』昭和十二年八月十七日夕刊
英・対支厳重抗議 蒋・極度に驚愕す 盲滅法爆撃に陳弁 【ニューヨーク特電十五日発】上海において米人三名が殺された事件に関し支那側はこれが米国の与論を刺激することを恐れ共同租界に故意に爆弾を投下したのではないといつてしきりに弁明してゐる。即ち蒋介石夫人はセオドル・ルーズヴエルト夫人(元大統領令息夫人目下支那に旅行中で上海カセイ・ホテルに逗留中)に左の如き電報を発したがこれはその後直に米国に伝へられた 『死者九百十名、負傷者千二百名を出した事件につき蒋介石は驚愕し且つ悲しみ至急調査方を厳命した、彼は蘇州河の南方には爆弾を投下せざる様特に命令してゐたのであるが日本高射砲のため二名の操縦士が負傷し爆弾投下機に故障が出来その結果爆弾が堕ちて行つたのである』 然しこれが支那飛行機の盲滅法、的外れの空爆の結果であることは米国で誰一人疑ふ者なき事実となつてゐる 【ワシントン特電十五日発】駐米支那大使王正廷氏は十五日南京政府からの覚書を米国政府に送達したが右は最近の上海の情況を報告し支那空軍の爆弾で米人三名が犠牲になつたに対する謝罪の言葉を含み 多数の支那人及び米人などを死傷せしめた理由は日本軍艦○○を目標とせる支那飛行機が日本の高射砲で損害を受けたので余儀なく爆弾をバラ撒くことになつたものであつて今後は共同租界及びフランス租界に対して被害を与えぬやう注意するが日本側が租界を利用するにおいてはその利用地区の安全は保し難いと断つてゐる (一面中下 四段見出し) |
| 『東京朝日新聞』昭和十二年八月十八日 英仏に平謝り 支那陳弁務む 【ロンドン特電十六日発】 上海の事態を憂慮せる英国政府は同地英国居留民の香港引揚げを決定せる外、東京、南京両首都において同地駐在英国大使をして日支両国に対し共同租界を非戦闘地域たらしめるやう要請せしめたが、両国よりは従前通りの抽象的不拡大方針の説明以外何等満足な解答は伝へられなかつたと英政府は発表してゐる、 支那飛行機の英国東洋艦隊旗艦カンパランド号及び共同租界爆撃に対する英国政府の抗議については国民政府外交部長自らが英国大使館を訪れ蒋介石が同事件を深く遺憾としてゐるとの意向を伝へた外、飛行機の爆弾投下装置が破壊された為爆弾が自然落下したものであると説明した 【パリ十六日発同盟】 パリ駐在支那大使顧維鈞は十六日フランス外務省にレジエ外務次官を訪問 上海における支那空軍の爆撃に関しフランス政府の諒解を求めた (三面下 一段見出し) |
| 『東京朝日新聞』昭和十二年八月十九日
一歩も引かぬ日本軍 十七日午前中浦東を爆撃した日本飛行隊は午後三時○○機○台で北停車場を爆撃し多大の損害を与へた、それ以来日本は上海における制空権を獲得したものの如くである、支那の高射砲は不正確なるのみならず支那飛行機は飛び来るや否や直ちに日本軍の高射砲を恐れて逃げ去つてゐる、 日本高射砲々撃は正確を極めてゐる、支那飛行機の爆弾が目標を外れるのは日本高射砲のために低く飛べないからだ、殊に日本○○艦は最も完全な高射砲を備へてゐる、 (以下略) (二面中 五段見出し) |
| 『東京朝日新聞』昭和十二年八月二十四日
上海三大デパート 支那弾丸見舞ふ 死傷数百名に上る |
| 『東京朝日新聞』昭和十二年八月三十一日
米汽船フーヴア号に 支那機・爆弾を投下 船体に大穴・七名負傷 【上海三十日発同盟】 ダラー汽船会社上海支店に到着した情報によればフーヴア号の損害は船員五名負傷内二名重傷船客二名負傷した。右負傷者は直にイギリス艦隊旗艦カンバーランド号に移して手当を加へた。同船は呉淞港外二十里の附近に仮泊してゐたもので爆撃のため船体には直径二十五呎(フィート)の大穴が開いたが航行には差支なく同船は会社の命により直に神戸に向け出帆した 南京政府、暴挙を認む 「日本運送船と誤認」 【南京三十日発同盟】 南京政府は、フーヴア号の爆撃事件に関し調査の結果「右は支那軍用機が日本運送船と誤認しフーブア号に爆撃を加へたものである」旨を承認しその趣旨を非公式に発表し更に午後十一時声明を発表しフーヴア号事件に対して国民政府は全責任を負ひ十分なる弁償を為すべき旨を明かにした (二面、右上トップ、五段見出し) |
(2007.7.16)