受変電設備  


建物に電気を送り込むには色々な種類があります。ここではその中で代表的な物を説明します。
■キャピネット
・東京電力の所有物、自家用変電設備を有する場合必ず建物敷地内に設置する。
・内部は東京電力の高圧ケーブルが入り建物への高圧送電が出来るよう分岐機構が内蔵されている。
■キャビネット内部
・ボディー左側は東京電力の所有スペース。鍵も東京電力は所有していて民間では開閉出来ないようになっている。よってこのような内部機構を見ることが出来ることは非常にまれであるといえる。
・ボディー右側は建物所有者用スペース。建物への送電を行っていて、開閉作業が出来るようになっている。
※内部は6,600Vの高圧が送電されているので、取り扱いには気を付けよう。
■パットマウント
・約〜40所帯級のマンションで使用される。所帯数の多いマンションでは利用出来ず、「東電借室」での受電となってしまうため、改良型として下記の「集合住宅用変圧器」に以降され現在は設置条件により東電が判断した物件で採用される。
・東京電力の所有物でマンションなどの住宅に供給される。
■集合住宅用変圧器
・2,000年頃から登場し始めた変電設備。約〜70所帯級のマンションで使用される。パットマウントに比べると奥行きが約2倍近くと大きく、重量があるため設置や撤去時のクレーン作業が出来るスペースが確保された場所に設置される。
・東京電力の所有物でマンションなどの住宅に供給される。
■自家用キュービクル
・住宅以外の建物(事務所、施設)は所有者が変電設備を設置するのでこのようなユニット型変電設備がよく設置される。建物用途に合わせて変電容量が違い、それにより大きさもまちまちである。
・管理は法的に主任技術者の専任が必要で、「関東電気保安協会」「主任技術者協会会員」などの組織に依託する場合が多いが建物管理者の中に「有資格者」がいれば自営管理する事も可能である。
・内部は6,600Vの高圧で受電されているため、もちろん上記の電気に熟知した人しか操作する事が出来ない。
■自家用キュービクル内部
・表面には各建物電気幹線の「開閉器」と「高圧受電部」が格納されている。
・ボディー内部は「変圧器」「コンデンサー」「リアクトル」「東電計量装置」が内蔵されていて、温度管理による換気設備が備わっている。
■自家用発電器
・法的設置基準により自家用発電器が設置される場合がある。
・主にスプリンクラーなど消防設備の停電補償運転で起動するようになっている。
・内部にはディーゼルターボエンジンが格納してあり、自家用変電設備の停電を感知すると、自動的に運転を開始する仕組みになっている。
・建物の防災補償としてある設備ではあるが、是非とも本番で稼働して欲しくない(火災となって欲しくない)設備といえる。