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The International Forum for TheLiterature and Culture of Peace(平和を願う文化と文学のための国際フォーラム)1






http://www.iflac.com/

Prof. Ada Aharoni

IFLAC International President

The International Forum For The Literature and Culture Of PeaceI

FLACは文化、文学、コミュニケーションを通じて調和と平和の橋渡しを行い、平和のために奮闘するボランティア団体です。IFLACは1999年より、作家Ada Aharoni(博士)によって創立、指揮されています。なおIFLACは国際NGOの一つで民主主義と平和を尊重しすべての宗教、すべての国の政府から独立した組織です。構成員は アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国、イスラエル、インド、韓国、ノルウェー、アルゼンチン、ルーマニア、スペイン、カナダ、ブラジル、オーストラリア、トルコ、ウルガイ、パタゴニア、ギリシャ、ボスニア、日本 の以上21カ国から成ります。


IFLACの規則(2010-2011)

IFLAC-(平和を願う文化と文学のための国際フォーラム)は1999年、作家Ada Aharoni(博士)によって創立、運営されているボランティア団体であり、文化、文学、コミュニケーションを通じて調和と平和への橋渡しを行うことで世界平和の構築ために努めます。

この団体の主な目標は以下の5点です。

 ・異なる人々や国家間でお互いを尊重し合い平和を促進するために努める

 ・社会、文化、宗教に対して寛大であることを普及することに努める

 ・いかなる形の暴力をも排除する

 ・平和に導く文化の研究者、作家、知識人を組織する

 ・文化や平和に貢献する創造活動を奨励する

私たちは文化や文学によって平和、自由、そしてより質の高い生活を推進することができると信じています。21世紀、私たちは「人類と世界がひとつになり、すべての人が平和に暮らす」という私たちの理想の実現に向かって道を切り開くことに努めます。私たちの目標は、IFLACの多様なプロジェクト、文化、文学、コミュニケーション、その他を通じて、中東や現在戦禍の中にある国々の復興を支援することです。この考えは国連憲章の中の世界人権宣言とも一致します。

IFLACは、言論や表現の自由を主張します。 そして戦争、テロリズム、ジェンダー、身体的、精神的、倫理的圧力などいかなる場面でも敵対する相手からの暴力から自由であるために奮闘します。私たちは世界中のすべての人々が平和の中で平等に生きる権利、そして人間らしい活動はもちろんそれぞれの多様な文化を持ち続ける権利が あると信じています。

以下のような請願活動も行っています。

)国際戦争禁止請願書

国際連合

世界におけるすべての政府

全世界の団体や非政府組織

そして良心を持つ全世界の人民

に対し

私達は戦争を憎み、全世界における戦争の禁止を要求します。核爆弾を有するこの危険な時代において、国家やその一部が戦争を開始、実行した場合、その国家は他国家により社会的に追放されることを私たちは提案します。

2)テレビから暴力表現を排除する請願

全世界の政府

全世界のマスメディアとTV放送局
その他関連する団体や非政府組織

そして良心を持つ全世界の人々

に対し

良心的な世界の人々とともにある私達IFLACは、テレビ放送における暴力や犯罪表現の近年の増加量にひどく衝撃を受けています。

テレビ放送や映画など、視覚と聴覚を有するメディアは社会形成に多大な影響を及ぼします。不幸にも、それらの影響はほとんどの場合が破壊的かつ有害であり、暴力を美化する動きは世界中で劇的に増加しています。

最近の調査で、ケーブル放送乃至衛星放送の実に90%以上が暴力や犯罪の表現を含んでいることが分かっています。そしてこれらの調査は、仮想世界と現実世界の暴力の増加に密接な関連性があることも明らかにしています。すなわち、社会の安全性は現在危機に瀕しており、政府や関連するすべての組織、責任のある団体や非政府組織、そして良心を持つ世界の人々は早急かつ効果的にこの問題解決に向けて尽力する必要があります。

近年のこれらの不穏な統計のうちのひとつが、西洋社会で暮らす子どもは小学校を卒業するまでに平均で8000以上の殺人と100,000以上の暴力行為をテレビで目撃するという事実を明らかにしました。このことが、子どもの学校への銃やナイフの持ち込み増加の理由を説明しています。アメリカの200,000人以上の児童の弁護士たちは、子どもたちの暴力的な態度はテレビからの否定的かつ破壊的な影響に対する防衛反応だと指摘しています。

世界中の人々はそれぞれの国のテレビ局にこれらのことを通知するべきだと考えます。

・私達はこれ以上、銃や殺人で流れる血の映像を見たくありません。

・利益ばかりを求める放送局が重要視するのは視聴率だけであり、その視聴率の動向を握っているのは私達です。

殺人や犯罪の映像は私達一般の生活の中で歓迎されているものではないということ、そして私達は現実社会の普遍化した問題や状況を表現する映像、または愛、やさしさ、希望などについて理解を広める映像のみを視聴するということを放送局に通達します。映像制作者や番組監督に自分たちの役割について考えを改めさせる必要があります。そして彼らはより良い社会、よりよい世界を創造する責任ある指導者になるべきです。

故に、責任ある政治家や指導者、テレビ関係者や映像制作者は「平和の文化」、調和、相互理解、成長そして創造に向けて道を切り開くことが必須です。テレビ放送や映画は破壊的で有害な犯罪モデルとなるのではなく、その代わりに効果的な教育ツールとなるべきなのです。


次の3)および4)は特にイスラエルからのものと思われる。

3)アメリカ合衆国、カナダ、EU、国際連合に向けて、

我々は、アメリカ合衆国、カナダ、EU、国際連合に、自爆テロリストを殺人者として見なすことを要求します。

更に、自爆テロリズムの首謀者を逮捕し殺人者や犯罪者として裁くための法律を制定することを要求します。

  • テロリズム首謀者たちは若者に憎しみの感情を扇動し、罪なき一般市民を自爆により殺害することを助長させます。
  • 首謀者たちは若者に名声や家族への富、聖人としての身分、不死や72人の処女が迎えてくれる楽園に辿り着けるなどといった、偽りの約束をします。
  • 実行犯は自分の体に爆弾を巻きつける、あるいはスーツケースや車、救急車などに爆弾を仕込むなどして自爆を図るため、正当な裁きを受けることができません。しかし、幾度と繰り返されるこれらの非人道的な殺戮の責任者が、彼ら実行犯を送り出しているのです。
  • 不条理なのは、ハマスやジハードなどの自爆テロリズム団体の首謀者が、何度も公共の電波で自分たちの責任を主張しているのにも関わらず、罪を免れ続けているということです。このことは不合理かつ誤審です。なぜなら首謀者たちが自爆や殺害を助長させた張本人であるのに、未だに自由の身であるからです。首謀者たちはその自由の身で、更なる自爆テロリズムに向け新たな若者を雇い訓練させています。

これらの首謀者全員を一挙に逮捕し、憎しみ、自殺行為、そして人道に反する極悪非道な犯罪の扇動に対して法の下での正当な裁きを要求します。

4)アメリカ合衆国、カナダ、EU, 国際連合に向けて

これから先、パレスチナ領土問題に関するすべての討論にアラブ諸国のユダヤ人を加えることをアメリカ合衆国、カナダ、国際連合、欧州連合に請願します。

1948年から1967年の間、980,000人ものユダヤ人がアラブ諸国を去ることを余儀なくされました。ユダヤ人は一銭も持てずに国外追放されました。エジプト政府は家や預金口座、資産、ビジネスなどの彼らの財産を没収しました。彼らは難民となりましたが、公にこの事実が認められたのは2004年になってからでした。彼らに避難所を与えたのはイスラエルに加えカナダ、フランス、アメリカ、オーストラリア、ブラジルなどの数少ない国々でした。

1948年、エジプト、イラク、イラン、ヨルダン、アルジェリア、リビア、クエート、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、イエメンの政府はイスラエルを正当な国際連合加盟国として認めませんでした。後にエジプトとヨルダンはイスラエルを加盟国として認め、イスラエルとの平和条約を締結し、条項で財産を無くしたアラブ諸国のユダヤ人への賠償を明言しました。しかしながら、今日に至るまで何一つ公式に確定していません。したがって、私達はアメリカ、カナダ、国際連合、欧州連合から、アラブ諸国に向けてこれらの事柄に関して圧力をかけることを要求します。

  • イスラエルを1947年、国際連合の全国の合意のもと認められた正当な国家として承認すること
  • アラブ諸国からユダヤ人が亡命を余儀なくされたことを認め、彼らが失った資産すべてを賠償すること
  • これから先、すべてのイスラエル・パレスチナ間の平和的交渉に、アラブ諸国のユダヤ人の意見を取り入れること

権利の侵害がはびこる中では本当の平和は訪れません。アラブ諸国からのユダヤ人は全イスラエル国民のほぼ半数を占めています。もし彼らに賠償が行われれば、切望されているイスラエル・パレスチナ間の平和に間違いなく有益となるでしょう。なぜならば、

  • ユダヤ人はより譲歩に対し寛大になる
  • パレスチナ人は彼らだけがこの紛争の被害者でないということに気づき、譲歩に向けて寛大になり、両方の納得のいく平和条約の締結につながる。

2011年 文化活動

http://iflac.wordpress.com/2011/06/03/iflac-international-poetry-contest-for-children/

9歳から14歳までの少年少女のみなさんによる 平和をテーマにした詩のコンテストを行います。

テーマ 私にとって平和とは

締め切り 10月30日必着

賞状 各言語ごとに1位から3位

   各年齢ごとに 名誉賞一名

発表 2011年12月30日。IFLAC 公式WEBSITE上。

  詩のコンテストについてのご質問は takiyuriko@gmail.com まで

              copy right ADA AHARONI  日本語訳 岩名桃子

 アダ アハロニ の 詩 の コーナー

アダ アハロニ博士の考えがよくわかると 思いますので 次の詩を紹介させていただきます。

国際婦人デーによせて 2011年3月8日

                                                                   日本語訳 多喜百合子

シニオラ、ガザに住む 私の新しい友よ。

ベールの下の恥ずかしそうな微笑み

映画館の中でさえ 美しく輝く黒い瞳。

ガザのカーンユニにある能力センターの中では

生活のこと、紛争のことが 私の眼を捉えて放さない。

わたしは 一緒に写真に収まろうと 貴女を手招きする。

貴女は優しく頷いた。

そしてアダ アハロニのアラビア語版の平和詩集を渡した。

貴女はそれを見て「私と同じように平和を望んでいるのね」と言い、

「もっと本を送って」と住所を書いてよこした。

貴女は窓から見える ガザにできたばかりの堂々とした建物を指差した。

そう、その瞬間から 私たちは 友達になったのだ。

こんな風に 堅苦しくなく 女同志は 友達に なった。

貴女は 私の子供たちの事を 聞いてきた。

私も貴女の家族について そして貴女の活動について尋ねた。

シニオラ、貴女は 話してくれた。芸術家としての仕事、勉強会のことなど。

私も 貴女に 著述、絵、そして内に秘めた 平和への夢のことを 語った。

貴女は私を 豪華な刺繍が施された パレスチナの民族衣装の博物館へと 私を導いた。本当に素晴らしかった。

貴女は 私に 訊く。

「どちらが 好き?」と。

私は 赤い刺繍の入った深い青のドレスを指差した。

遠い昔、エジプトで 詩を朗読するとき

私は同じような ドレを着ていた。

「私、貴女 アダのために 刺繍をするわ。そして 貴女の住む ハイファに送りましょう。」 

シニオラは 優しく言った。

私は 感動し ガザに住む 私の愛しい友 シニオラを抱きしめた。

別れの時 二人とも 涙ぐんでいた。

私のガザに住む素晴らしい友

とても自然に肩ひじ張らず。

世の男たちよ!自ら変わるために 女たちから学びなさい。

ごく自然にかたくならずに平和や友達を作ることを 女たちに手伝わせて下さい。

アダ アハロニは

宇宙の女

彼らは言う

「貴女たちは最初に温かな海という子宮の中で生まれたのです。

太陽の指先で優しく撫でられて。

娘よ、多分

寂しさに耐えかねて荒れ狂った

愛という名の不規則な二つの原子の中におきた

激しいできごと。

終わることのない繰り返し、

時の階段。

貴女の子供たち

空からふってきた

星のような細胞の母から生まれる

元気な子孫たち

海のふくらみの底深く、

緑や茶色の海藻が生まれ

青いバクテリアの笑い声や泣き声

宇宙の女、

貴女が自分の大きくて確かな根を張る家として

地球を選ぶとき

素晴らしい人間の家族がはじまる。

それは 生きるため

決して 死ぬためではない!

宇宙の女、

貴女は 原子から生まれた。

命取りのきのこ雲から

貴女の地球を守れ

貴女の子供を救え!

アダ アハロニ

平和は一人の女

どう思う

平和は 一人の女?

私は昨日貴女に会った。

世界という舞台に続く

くねくね道で。

彼女は満開の直前にみせる

気難しい金色の花のように

悲嘆にくれていた。

私は彼女に尋ねた。

どうしてそう悲しむの?

彼女は

アウシュビッツで

赤子をころされた。

広島で娘を殺された。

ベトナムで、

アイルランドで レバノンでイスラエルでパレスチナで

ボスニアでルワンダでそして チェチェンで

息子を殺された。

彼女は言った、生き残った子供たちは すべて

核の下、死のブラックリストに載っている。

すべて一人残らず、

世界中が

平和は一人の女

ということを理解しない限り。

彼女のきらきらと輝く目の中に

1000本の蝋燭の明かりを私はみた。

平和はたしかに 身ごもった一人の女だ、

平和は 母だ。

アダ アハロニ

イブの防御

貴方は

あの輝く甘いリンゴを

受け入れる必要がなかった。

愛しい人アダム?

取り去りなさい、

古臭い イチジクの葉を

貴方の記憶から

そして思いだしてアダム、

貴方は単なる土から

創られたのよ、

一方で 私は

高潔な 精神で形作られている。

象牙よりも

金よりも。

貴方の心臓を流れる血の中で

貴方の神殿の激しく打つ鼓動の中で

思いだして アダム

私は創られたのよ。

純粋な人間の骨から

貴方の強固な胸の骨から

イブ そう私に なった

それは 命の母。

いつも思いだして

最も愛しいアダム

自由、自立したイブを

それは貴方です。

アダ アハロニは 

手のひらの曲線

柔らかな手、温かな手

手の心の中で抱きしめた。

私は人生に霧雨が降ることを

無意味だとは思わない。

暗闇の中でジャッカルの大きな声は聞かない。

オオヤマネコの鋭い目の輝きもみない。

そして もしも世界が 巨大なキノコ雲の炎に包まれて

爆発したら

無意識のうちに

人目のつかないところで寄り添い

貴方の優しい手のひらの中に

私はいる、

永遠に私がそこにいるかのように。

私たちはみんな同じ、

片隅で穏やかにまどろんでいる

それは核が潜んでいて 引くと締まる輪縄の中。

私は戦争を殺したい。

永遠に殺したい。

フェニックスのようにいつでも蘇らないように

お前を殺したい。

でも私はその方法がわからない。

私はなぜ世界中の人々がお前を殺すために

手をつながないのかわからない。

戦争よ

お前はこの世で最もひどい殺し屋だ!

たしかに世界の要職にある者たちも

自分たちの私腹を肥やし続けている。

いきのいい兵士と

核兵器をそばに置き、

しみだらけの目で。

でもかれらは

せいぜい一人か二人の殺し屋を絞首刑にする方法しか

しらない。

しかしお前はちがう、

お前は人類すべてを殺せる最大の殺し屋だ。

大虐殺のあと、聖職者はいった、

「私たちにはすべての責任がある」

大虐殺のあと 首長はいった

「私たちはあいかわらず兄弟だ」

大虐殺のあとラビ〈ユダヤ教の指導者〉はいった

「私たちが選択すればそれをとめられる」と。

聖職者、首長、ラビたちは

ただ両手を高くあげ空をみあげる。

一方女たちの平和行進は

「私たちは生きたい、死にたくない!」と刻まれた

大理石の板を抱え

最新型の銃弾が飛び交うなかにそれを運びだす。

それは死体のよう、でも温かい、まだ生きている。

copy right ADA AHARONI

訳者注:作者アダ アハロニ〈現在 国籍 イスラエル)は エジプトで少女時代まで育ち、エジプト人の親友がいた。その後ロンドン大学で英文学を学ぶがエジプトに戻ることができず、イスラエルへ移住。イスラエルの大学で英文学の博士号を取得。北のレバノンとの国境近くハイファに長いこと住み、大学教授をするかたわらアラブの女性たちとの草の根の交流も続けて今日に至っている。IFLACの国際理事にはアラブの女性も名を連ねている。

                          

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IFLAC JAPAN の コーナー

                                        日本代表 山根和代 多喜百合子

活動の基本

1)第2次大戦後 生まれた 新日本国憲法に記されている 民主主義、政教分離、戦争放棄 を アダ アハロニ会長に紹介したところ 「なんと素晴らしい憲法でしょう、その三つが守られたらこの世から戦争はなくなります」といわれました。

たしかに

私たち日本人は65年間戦争をしないで今日までやってこられました。

この事実の大切さを今一度かみしめ さらに 基本的人権の尊重 の 視点を 基本に置き 世界平和の構築のために関わっていきたいと思います。

2)被曝国として 核兵器廃絶のための取り組みも IFLACの各国の仲間と共に 行っていきます。そして 今後すべての国の核実験にも 反対の表明をしていきます。また フクシマの原発事故被害が 広島 長崎 チェルノブイリで問題になっている おなじ内部被曝の問題をはらんでいることも科学、医学の視点から正確に発信していきたいと思います。

                                                2011年6月30日



IFLAC JAPAN 発の行動

2010年 以下のように 会長 アダ アハロニと連名で アメリカの臨界前核実験に抗議してオバマ大統領に 抗議文を送りました。しかし2010年11月および2011年3月にも新型の核実験を行っていたことが 2011年5月に判明し、改めて同様の抗議を強くいたします。

    

     

アメリカ合衆国

オバマ大統領閣下

      

抗議文

去る9月15日に米国がネバダ州の核実験場において行った24回目の臨界前核実験(subcriticalnuclear test at the site in Nevada on September 15)に強く抗議いたします。

また  11月14日に、同時に広島で行われていたオバマ大統領が提唱された「核のない世界」をテーマに 開催されたノーベル平和賞受賞者サミット(World Summit of Nobel Peace Laureates)にも オバマ大統領ご自身がサミットの最終日にもお顔を見せなかったことに 強い遺憾の意を表します。

大統領閣下が APECに出席されるため来日されることを知った主催者側が 日程を大統領がたとえ一時間であっても出席していただけるようにと 開催日を合わせたと日本の新聞は報道していました。

9月15日の未臨界核実験の反対理由として

  • 臨界前といえどもいざという時には核兵器を使うことを前提としていること。
  • 核兵器は持てる国が持たざる国に問答無用として行使するものであり、民主主義を踏みにじる道具であること。
  • その被害は使用直後から待ったなしにはじまり、さらに何の責任もない次の世代にまで健康被害を及ぼし続けること。
  • そのプロセスを少し説明すると放射能を含む核実験後の「死の灰」を呼吸などにより一度体内に取り込むと外傷がなくともその放射能は遺伝子情報に作用し続けることがわかっている。我々はそれを外部被爆とは区別して内部被爆とよんでいる。

広島、長崎では被爆後65年も経過した今もなお新しく症状が出始める人が絶えない。遺伝子細胞DNAが傷つけられておこる癌や白血病、甲状腺障害などが高い確率で多発している。

死の灰を吸い込んだだけで閃光も爆風も浴びなかった周辺の実に多くの人たちが 上記の、病気を 数年たってから 発症しだして今日に至っている。

科学的な根拠も確かになってきました。

2009年長崎大学医学部で被爆死後64年間保存されていた複数の遺体の臓器や骨の中に、少しも衰えずに出つづけていた放射線の撮影に成功し、体内で出続ける放射線が日々DNAを傷つけ何年、何十年もかかって癌細胞に変化するプロセスがわかりました。

それを裏付ける科学的データもすでに出ています。旧ソ連の国土であった現カザフスタンの東部 semipalatinsk(Nevadaと同じく旧ソ連時代1958−1991の間、有名な核実験場でした)で住民には知らされないまま長崎型と同じレベルの内部被爆の実態調査のための人体実験も5回行われました。その結果 風下に当たる地方では爆心地から100キロ地点でも婦人の染色体異常が三分の一にもおよんで死産、流産が多発。生まれても先天異常の子供が多数みられ次世代への影響が確認されています。癌の発生率は他地域の3−4倍、食道癌にいたっては 他の地域と比べて18倍も発生していることが5回の人体実験で直接には核爆発の閃光も爆風も浴びなかったけれど空気中の「死の灰」をあびた4万333人の追跡調査から明らかになっています。

たとえ生き残ったとしても一度体内に吸い込んでしまったら癌や白血病、甲状腺障害、さらに次世代への影響が予想される出産への恐怖から一生逃れられない 核兵器の使用は人類ばかりでなく地球上すべての生物と医学的観点から共存できないものです。

もはや国と国との政治的駆け引きに使えるような道具ではありません。

大統領御自身が 医学的な面から  被爆者や その被害の実態に直接治療してきた医師や関わってきた研究者の声を じっくり聞き 学習されることを望みます。核兵器使用のボタンを押す権限を持っている大統領には 医学的被害の実態を 情緒面からだけでなく 科学的に勉強する義務があります。

そして核軍縮ではなく早急に核兵器保有禁止条約を例外なくすべての国が批准できるようにまず核保有国の中でリーダーシップを発揮されるように求めます。

以上核兵器のさらなる開発につながるすべての核実験〈未臨界実験を含む〉に IFLAC

(The International Forum for the Literature and Culture of Peace)として強く反対いたします。

なおIFLACは国際NGOの一つで民主主義と平和を尊重しすべての宗教、すべての国の政府から独立した組織です。構成員は アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国、イスラエル、インド、韓国、ノルウェー、アルゼンチン、ルーマニア、スペイン、カナダ、ブラジル、オーストラリア、トルコ、ウルガイ、パタゴニア、ギリシャ、ボスニア、日本 の以上21カ国から成ります。

2010年12月7日

Prof.Dr.Ada Aharoni

The President of

TheInternationalForum for the literature and Culture of Peace


Taki Yuriko多喜百合子

TheInternationalForum for the literature and Culture of Peace日本共同代表