さ〜な行

極力ネタバレにはならないようにしているつもりなのですが、
ちょっとバレちゃっているところもあります。ごめんなさい〜。




《サクラ大戦〜熱き血潮に〜》 《THE 鑑識官》 《サーヴィランス 監視者》
《シャドウ・オブ・メモリーズ》 《白中探検部》 《スキャンダル》
《絶対絶命都市2 〜凍てついた記憶たち〜》 《トロと休日》



《サクラ大戦〜熱き血潮に〜》


時は太正
モダンな町並みが軒を連ねる帝都・東京には秘密部隊「帝国華撃団」が結成されていた。
その「帝国華撃団」の主力攻撃部隊『花組』に一人の青年将校が隊長として転任してくる。
『花組』の六人の乙女達と共に帝都の平和を守るために…

セガの「サクラ大戦」シリーズ1作目のリメイク版
このPS2版には新しいストーリーが2話追加されているとのこと。

物語はアドベンチャーパートとシミュレーションパートから構成されています。
アドベンチャーパートでは『LIPS(Live & Interactive Picture System)』
というシステムが使われています。
『LIPS』とは、主人公・大神一郎(=プレイヤー)が登場人物達と会話をする際、
制限時間内に選択肢を選ぶシステムの様です。
ここでの受け答えによって各隊員との信頼度が上下する様になっており、
この信頼度が高いと後のシミュレーションパートの戦闘有利に運べるらしいです。
(↑あまりよくわかりませんでしたが…)

当然、信頼度が高いキャラが多い方が、戦闘が有利になるということだと思うのですが、
そうするためにはかなり八方美人的な受け答えをすることになります。
個人的には「こんな(誰にでも良い顔をする)隊長は信用できん」と
思ってしまいますが、そんな風に考えてはいけないのですね、たぶん。

シミュレーションパートでは「サクラ大戦3」以降で導入されている(らしい)
『ARMS(Active & Realtime Machine System)』というシステムが
使われています。
一言で言えば、行動ゲージ(基本は7目盛り)のある限り、移動・攻撃・防御など
好きな行動が出来る、ということで、まあ普通のSLGと大差ないと思うのですが…
隣に味方機がいると、「協力攻撃」をしてくれたり、
敵からの攻撃を味方が回避してくれる「友情カウンター」など
ファンには嬉しい(らしい)掛け合いもいくらかあります。

……すいません、ここまで読んでもうお解りのように
私にはこの作品のおもしろさがわからなかったのでコメントをするのが辛いです…
SSからDC、そしてPS2へと舞台を移しながらも「サクラ大戦」という
名で続いて来た人気シリーズの第一作(のリメイク)ということで
それなりの期待をもってプレイしたのですが…

もしかしてSS版をやったほうがよかったとか?と思わなくもなし、な気すらするのですが。
(やっていないのでなんとも言えないのですが…)
PS2にSSのアニメーション(だと思います。画質からして)を
そのまま流用するってのは、正直「ええっ〜??」と思ってしまいましたし、
新しく加えられたシナリオ(2話)は突然キャラがひとつの事に固執して
違和感ありまくりでしたし、シミュレーションパートは単調で戦略性が低いし、
もしかして「リメイク」が失敗ということなのでしょうか?

よくわかりませんが、もうちょっと硬派で手応えのある作品を想像していたので
まあ肩すかしをくらってしまった、ってことでしょうかねえ。
シリーズとしてこれだけ続いていて、固定ファンもいるということは
わかる人にはよさがわかるということだと思うので、魅力について語るのは
その方々におませ致しますです。
とりあえず、私が同シリーズをプレイすることはもうないかと…

2003.7.24



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《THE 鑑識官》


 
江波 識子は警察学校を卒業したての新米鑑識官。
半官半民の鑑識捜査組織“化学捜査研究所”(科研)へ入所することになる。
鑑識技術と科研のスタッフを駆使し、事件を解決せよ。

シンプル2000シリーズ70作目のADV
全10話の構成で、主人公「江波 識子」となり、事件の捜査をしていきます。
なんで鑑識官が捜査なのか?と思わなくもないですが、科研では「鑑識捜査官」と
呼んでいたので、まあそのへんは寛大に…

基本的に識子は現場での証拠物件・証言などを集めては来ますが、
その分析はほぼ全て人任せです。ちっとも「鑑識官」じゃないような…?
採取した物証は科研の専門課にまわし鑑識を依頼します。
この「専門課にまわす」と言う部分が実は大変な部分かも知れません。
各課の鑑識説明は最初の一度だけ。なんとなく読み流していると少し痛い目に遭うかも…
しっかりと覚えておかないと、せっかく集めた物証を見当違いな課に鑑識依頼して
しまうことになります。(あまり間違えると能力無しと評価されちゃいますよ〜)
このあたりの作りは「鑑識官」とはほとんど関係ないような気もしますが、
なかなかおもしろいと思います。現実の仕事でも新人のころは
「この書類はどこに提出すれば…?」と悩んだりしましたものね〜。

ただ現実の仕事の慣れ同様、ゲーム中でもプレイを進めていくほどに
どの物証はどの課、と楽に判断出来るようになりますので
そう深く考える必要はないかも。(言っていることが矛盾してますか…)

各課で分析して貰った鑑識結果を基に、問題解決にむけ推理を行うわけですが
あくまで「物証」重視です。証言もとるにはとるのですが、あまり比重は重くない感じ。
この辺りは普通な(?)推理ものと少し趣が違いますね。
物証を一つずつ組み立てて答えを導き出していく。この形は個人的にはとても好みです。

しかしながら、どういうわけだか「それって思いこみでは…?」とか
「推論の域を出ていないのでは?」というままEDに突入してしまう話もあり
いささか戸惑ってしまう部分もあります。
物証重視なら、あくまで物証重視で貫き通して欲しかったなあ、と思わなくもありません。

おまけ的要素としては全ての話をノーミスでクリアすると、
あるエピソードが見られるようになりますが、
別にそれのためにやり直すほどのものでもない、かなぁ。
ここらへんはちょっとしょぼい…かも。

とは言うものの、全体的にはなかなか楽しめました。
基本的にシンプル2000シリーズにはこれまで落胆することが多かったので
どうなのかと思っていたのですが、評判も良いことだし試しに…と期待薄で
プレイしましたが、今作は「当たり」と言って良いのではないでしょうか。
機会があれば、手にしてみて損はないと思いますよ。

2005.10.04



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《サーヴィランス 監視者》


西暦2053年、地球と火星を結ぶスペースプレーン定期便が就航。
そのスペースプレーン警備を目的とした特殊部隊「SHADOW SWORD」が
組織され、榊 悠輔二等陸佐(プレイヤー)はリーダーに任命される。
総合監視解析システム「サーヴィランス」を駆使し、任務を全うせよ。

「やるドラ」を製作したプロダクションI.GによるADV
さすがにアニメーションのクオリティは相当なものです。
アニメーションを見るという点ではほぼ不満はない仕上がりになっていると思います。

しかし、本作の一番の特徴と言えばやはりシステムでしょう。
プレイヤーは特殊部隊のリーダーではありますが、現場に突入をすることはなく、
「サーヴィランスシステム」を駆使し、部隊に指示を与えていきます。
この「サーヴィランスシステム」とは、最大6つのモニターにリアルタイムで
映し出される映像情報を処理出来る総合監視解析システムのこと。
6つのモニターに映し出された現場では、同時に事件が進行しています。
その中から解析用メインモニターに表示する映像(つまり怪しいと思う映像)を選択し、
さらにメインモニター内のターゲットを解析します。ターゲット解析には数秒を要するので
(その間は他の操作は出来ず、さらにゲーム内の時間も経過しています)
複数のターゲットがある場合、解析対象の選択も重要になってきます。
つまり余計な(?)ターゲットを解析していたために、重要なターゲットを解析する機会を
失うという場合もあるわけです。

この解析結果を基に、部隊に指示を出し(とは言っても指示は直接的に
プレイヤーが出すものではありませんが)事件を解決して行くわけですが、
クリア条件であるターゲットを解析出来なかった場合にはゲームオーバーとなります。
ゲームオーバーにはゲームオーバーなりの解説やムービーが入るので、
すべてのムービーを見たい場合にはこれらも必要となるでしょう。
ゲームクリアに必要なターゲットは比較的安易にわかるので、攻略本や攻略サイトの
助けは必要ではないとは思いますが、すべてのターゲットを解析するとなると
自力では相当に大変であると思われます。

各チャプターの(全6チャプターから成っています)すべてのターゲットを解析すると
そのチャプターの「モニターの再生」が出来るようになります。
しかし、これは本当にただの各「モニターの再生」なので、(なにも変化のない部分も
ずーーと映し出されています。それも再生しながらの早送りは出来ない)
見るのは正直辛いです。それでもストーリーをきちんと理解しようとするならば、
忍耐強くすべてのモニターの再生を見るべきなのかも知れません。
私は見ませんでしたが…

チャプター1からチャプター6のすべてのターゲットを
解析すると、2周目の「Try it a second time(2ndエディション)」がプレイ可能になります。
が、シナリオはまったく1周目と同じです…(あっ、これはネタバレですか?)
相違点は新たなターゲットが増えており、それらを解析すると
キャラクター達の エピソードや設定などを知ることが出来るようになる部分ですので、
キャラクターに魅力を感じた人にはよいでしょう。
しかしながらストーリー(もちろんムービーも)がまったく同じというのはどうかと…
申し訳ありませんが、私はこの2周目は途中で断念しました。
2周目のすべてのチャプターのターゲットを解析すると「アナザーエピソード」というのが
見られるということですが、私は未確認です…
「すべてのターゲットを解析する」にはどう頑張っても2〜3回では無理なので、
(ほぼ同じ時間に複数のモニターにターゲットが存在することがよくあります)
それ以上の回数を同じものを延々と見ることになります。
後半はほとんど「作業」と化していきますね。そう、やるドラの達成率を上げるがごとく…
ちょっと私はキャラクターにそこまでの愛を感じませんでしたのでパスです。
キャラクターのその後のエピソードをご覧になりたい方はどうぞ。

さて、肝心のストーリーですが、まあ王道といいましょうか、ありがちといいましょうか、
特にインパクトのあるものではないと言わざるを得ません。
ですが、その割にはストーリーの把握がしにくい状況でもあります。
これには、ターゲットを解析するためにひとつのモニターしか選択できない、
またターゲットを解析している間に他のモニターの様子がわからない、という点が
関係していると思うのですが…
というのも、クリアに必要なターゲットを狙っていると、他のモニターで
事件について重要な会話がなされているのをきくことが出来ないという状況に
しばしば陥ります。もちろん(クリアに必要でない)モニターでの話を聞かなくても
ストーリーは進んでいくのですが、そうなるとストーリーを理解しないままに
どんどん話は進んでいくことにもなります。
正直に言うとチャプター2まで私はすっかり置いてけぼりでした。
せめてチャプタークリア後に各チャプターの主要部分を繋げたムービーを
用意してくれたらストーリー把握がしやすかったのに、と思うところです。
もっとも、そのために「データベース」に細かにデータが掲載されているのかも知れませんが…
(「データベース」を読めば、各事象等の把握は出来るようになっています)

この「データベース」に2周目で新たに加わるキャラクターの趣味やら家族構成やらの
細かな設定が収集されていくのですが、その設定がいったいどれだけゲーム内に反映されて
いるのかはいささか疑問に思うところです。設定を生かし切れていないのは勿体ない気がします。
(まあ「アナザーエピソード」を見ていない私にそれを語る資格はないのかも…)

ともかくも、システムは斬新ではありますが、ストーリーがいかんせん…と言ったところでしょうか。
お手玉のように、あっちを見たらすぐにこっち、と気ぜわしくモニターを切り換え、
適度な緊張感があります。ストーリーにもそれがあれば… 残念です。

2004.03.02



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《シャドー・オブ・メモリーズ》



今日必ず死ぬという強い「死の運命」を持った男・アイク
その運命を変えたいのなら力を貸すという謎の人物・ホムンクルス

彼から時を越えるアイテム“転送機”を受けとり、
アイクは「死の運命」を回避すべく、過去現在を奔走する。
はたして彼は運命をかえることは出来るのだろうか。

タイムパラドックスというかタイムトラベルというか、なADV
ゲームスタートすると初っぱなに主人公が死にます…
それに関してプレイヤーはなす術なし。これはなかなか衝撃的。

この「死」を回避するために謎の人物・ホムンクルスから
受けとった(厳密には借りた)“転送機”を駆使し、
過去・現在を右往左往することとなります。
ひとつの死を回避しても、また新たな「死」が彼に襲いかかります。
つまり目先の「死」だけを回避するだけでなく、
根本を解決しなければ運命は変えられない、という形でストーリーは展開していくわけです。

ストーリーはプロローグからエピローグまでの全10章で構成されており、
話を進めていくたび、伏線もいい加減で紐解かれて行きます。
エンディングは5つ用意されており、全てをみるとエクストラエンディングが
発生し、物語は完結します。
それぞれのエンディングを見ることにより、謎がひとつづつ解かれていく形に
なっているので、やはりこの作品はエクストラエンディングまで見て
初めてクリアしたと言えるのではないでしょうか。

ストーリーを進める上で(死の回避のため)ある程度の謎解きがありますが、難易度的には
特に難しいものではないので、ストレスなくストーリーを進めることが出来ると思います。

操作性においても目立って悪いと思われる箇所は見あたりません。
しいて言うなら、ロードが若干長めとでしょうか。
ムービーは多めですが、既出のものはスキップ出来るようになっているので
すべてのエンディングを見ることも苦痛ではないのではないでしょうか。

自分の運命を変えるために過去に行く、という発想は昔からあるものですが、
なかなか魅せる内容になっています。
派手ではありませんが、きちんとつくられた良作と言えるのでは。
ADVをプレイするのであれば、やってみてもよい作品であると思います。

2003.9.18

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《白中探検部》


東京の私立大に通う藤枝 隆弘のもとに「STB」と書かれた謎のはがきが届けられた。
「STB」とは隆弘が中学時代に所属していたサークル「白中探検部」のこと。
当時を懐かしく思うと同時に、彼はふと奇妙なことに気づく。
なぜ自分はあの場所から越さなくてはならなかったのか。
思い出そうとしても、まったく記憶がないのだ。

謎のはがきに誘われるように故郷に集う「白中探検部」のメンバーたち。
彼らの過去をたどる冒険が始まる…


フルボイスのテキストアドベンチャー。
よく喋ります。主人公の声も入っているのは、意外とめずらしいかも知れません。
他の声優さんも耳をおおいたくなる様な人はいないので、その意味でのストレスは
たまらないでしょう。(でもスキップさせちゃいますが…)

操作性もかなり良好です。既読部分は高速スキップ出来るため、
繰り返しのプレイもさほど苦にはなりません。
(シナリオを関係なしとするのであれば…)
オートロード・オートセーブも読み込みが早く、システム面でストレスが
たまると言うことはないかと思います。

ただ肝心のシナリオはびみょ〜です…
エンディングは多数用意されていますが、トゥルーエンドは1つのみ。
他はバッドエンド・および各女性キャラクター絡み(?)のEDとなっています。
バッドエンドに関しては不条理なものも見受けられ、ただ数を稼ごうとしているのか?
と思わないこともありません。

また、トゥルーエンドにしても、少しずつ記憶が蘇っていく部分から
後半の謎解きめいた部分まではそれなりの盛り上がりを見せるかと思うのですが、
オチ(?)があまりにもあまりなもので、いまひとつプレイヤーを納得させる力がないのでは…と感じます。
(正直私は「そういうのでいいの?」と感じました。)
たしかにそのEDがまったくダメであるとは思いませんが、そうするのであれば、
もっと伏線をはっておくなり、それなりの準備が必要ではないかと。
(まあそれっぽいエピソードはあるにはあるのですが、あれだけでは説得力に欠けると思われ。)

途中までの話の運びと結末へのつなぎ方がかなり強引です。
おそらくはその強引さが(ハッピーエンドであるにもかかわらず)余韻を残さない結果に
なってしまっているのではないでしょうか。
「よかったね〜」というよりも「あ〜、そうなんだ。ふ〜ん」という印象です。

さて、あまり触れたくはありませんが、グラフィック面も。
オープニングムービー(は、ゲーム内のムービーのコラージュですが)の作画は
それなりのレベルかと思います。ただムービーと通常画面、および1枚絵では
「別のキャラですか?」というほど違うものになっています。
それでも良い方に転んでいればいいのですが、デッサンの狂いはもちろんのこと(?)
とにかく女の子ですら、ブ○イクに近い。これはかなり痛いのではないでしょうか。
どうも取説を見てみると、ムービーのほうが美化されたもので、通常画面や1枚絵のほうが
本来の姿のようなのですが、あれはちょっとなあ…
味があるか、と言えばそれも微妙なかんじですし。
あきらかに崩れているものや、衣装が妙(浴衣の着方がおかしい、柄が謎)など
マイナス面が主に目に付いてしまうのは痛いところ。
とりあえず、ギャルゲー系のかわいい女の子は皆無です。
ヒロインですら、ちょっとう〜ん??

女性キャラがそうですから、男性キャラは当然それなりです。
「本当に20歳なんですか?」という姿のキャラもありで、違う意味で楽しめるかも知れませんが。

まあ別にキャラの顔が可愛くなくても、美形でなくても、シナリオで魅せてくれれば
なにも問題はないのですが(そんなことは気にならなくなりますし)
如何せん結末が強引すぎで消化不良を起こしています。
せっかく途中でよい盛り上がりを見せているのですから、
もう少しなんとか出来なかったのか、と感じざるを得ません。


いろいろなサイトで「大人の楽しめる(昔を懐かしむ事の出来る)作品」と
聞いていたのですが、私としてはかなり疑問です。
シチュエーションがかなり特殊なので、自分も同じような経験がある、と
思える人はそう多くはないのはないでしょうか。(というより、いるのか?)
それ故にキャラ達に感情移入をすることや同化することが難しくなっているのだと思うのですが…

どこがどう良いのか、私にはわかりかねる作品であります。

2004.08.07



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《スキャンダル》


報道カメラマンを父に持つ、北沢 沙紀。彼女もまたフリーカメラマンであった。
とはいうものの、「芸能ゴシップ」専門であったが。
ある日、彼女は有名外国人ミュージシャンのスキャンダルを特写する。
しかし、その写真をめぐり、沙紀は謎の組織に命をも狙われることになる。
彼らの真の目的は何なのか、写真に隠された真実とは…

PSでシリーズ化された「やるドラ」が、プラットホームをPS2に移し登場。
システムはいろいろと改善されている部分があります。
まず、DVDになったため、ディスク1枚になりました。
つまりいままであった(途中での)ディスク入れ替えがなくなったわけです。
煩わしい作業がなくなったことにより、スムーズにゲーム進行が出来るようになりました。

また、セーブデータにシステムデータが存在し、そのために達成率、クリアデータが
ひとつのメモリーカード内で共有出来るようになっています。
今までのPS版ではひとつのゲームデータに上書きをしていかないと、達成率を
上げていくことが出来なかったため、何度も何度も最初からプレイをする必要が
ありましたが、今作では途中からのロードでもきちんとカウントされる様になっています。
これは(やるドラプレイヤーとしては)大変うれしい仕様かと思われます。
さらに達成率をプレイ中に表示することも(PS版のように裏コマンドを使わなくても)
出来るので、達成率を上げるにはとても親切設計と言えるのではないでしょうか。
EDクリア数(あるいは達成率?)により、設定資料やBGMを
コレクション出来るようにもなっており、おまけもそれなりに充実しています。

今作では主人公がキャラクターとしてきちんと喋り、行動していきます。
つまりPS版のように主人公の台詞場面では顔も出ずにテキストが表示されるという
ものではなく、登場人物のひとりとして同じように存在するので、
全体的な流れが「ドラマ」的になったように感じます。
アニメーションの出来も今までの「やるどら」同様に、高いレベルのものに
なっていると言えるでしょう。(時々作画が崩れますが…)

このようにシステム面では大変に進化したと言えそうなのですが、
肝心のシナリオがどうかというと、びみょ〜です。
ものすごく悪い、ろくでもない、というものではありませんが、
「ふ〜ん、そうなんだ」「やっぱりそうなるのか」的な域を超えてはいないようです。
個人的には後半に一緒に行動をする人物と突然親密になっているのが、なぜ?とか、
元ルームメイトが某告白をする部分への伏線がなさすぎ、などがちょっと気になりますが、
全然つじつまがあっていない、というほどの部分はなかったように思います。

難易度的にも敷居はかなり低い印象です。全35ED中33は攻略サイトなしで
たどり着きましたので(それも4時間弱)お手軽にやるにはよいかも。
逆に言えば、ボリュームにはかけるという事かも知れません。
(でも全編アニメーションなので、容量的には厳しいのでしょうか…)
プレイする前にはク○だと聞いていたので、やってみればそれほどではない、
と感じたのかも知れません。期待してプレイすれば落胆はするかも知れませんが…
まあ、安ければアニメを見るつもりでやってみても良いかも知れませんね。

2004.02.11


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《絶体絶命都市2 〜 凍てついた記憶たち〜》

2010年12月 四方を海と山で囲まれた地方都市 富坂市
その富坂市の地下都市計画“ジオフロンティア計画”第一期工事が完了する
祝賀パーティーの開かれる中、季節はずれの大雨がジオシティに静かに忍び寄る

アイレム製作『絶対絶命都市』の第二作目。
同じ災害ではありますが、今回は地震ではなく水害(河川氾濫)。
連日降り続いた豪雨により、市の中央部を流れる羽代川が決壊し
濁流が市内を浸食して行く中、避難をして行きます。

主人公は複数名いますが、最初からランダムに選べるわけではなく、
最初の1人をクリアすると次の主人公の話へ、と進んでいきます。
それぞれの主人公の行動は他の主人公に影響をあたえることがあるため、
(厳密に言うと、先にプレイした主人公の行動が後の主人公達の行動に
影響を及ぼすことがある)
それなりに考えて行動することをお勧めします。
ただ、ほとんど干渉(影響)をされないキャラもいるため、
もうすこし全体的な絡みがあってもよかったような気もします。

ひとりひとりのシナリオは比較的短く、主人公によっては極端に短いものもあります。
(正直、この極端に短い主人公のシナリオは他の主人公にもほとんど干渉しないので
存在意義がやや不明なかんじが・・・)
それならばもう少し主人公の数を絞って、それぞれの関連を強くしてもよかったのではないか
と個人的には思います。

水害に見舞われているため、体が水に濡れると体温が下がってきます。
体温が下がりすぎると、移動スピードも落ち、最悪行き倒れとなってしまうため、
その前にアイテムやあたたまりポイントと呼ばれる場所で
体を乾かしたり、体温の低下を防ぐなど体調管理が必要となります。
また移動時に水かさが増してくることもあり、あまり調子にのって探索していると
体力低下&溺死となってしまうこともあるので(しかしいつまで経っても水が増えない場合もあります…)、
このあたりの兼ね合いが緊張感を生むポイントとなっているようです。

全体的なアクション要素はさほど高くなく、アクションゲームが苦手な人(←自分)でも
(幾度か失敗することはあるかもしれませんが)問題なく進めていくことは出来るかと思います。
リトライ時のムービースキップは出来る部分もあればそうではなくいちいち最初から見なければ
ならない部分もあり、どのような基準でそうなっているのか謎です。
難易度はイージーとノーマルから選ぶことが出来、これはアクションの判定の難易度ではなく
体調管理の(体温の低下の時間の長短)部分に関係しているようです。

すべての主人公を終了(クリア)すると、さらにハードモード、フリーモードが追加されます。
(これはイージー、ノーマルどちらでクリアをしても同じです)
また「コレクション」が追加され、これまで集めてきたアイテムを閲覧することが出来、
装備についてはある場所で任意のものをいくつでも取り出すことが可能になります。

1週目で、一定のイベントをクリアしていると、とある装備を入手出来、これがあると
回復系アイテムはほとんど必要なくなるため、2週目以降のアイテムコンプや
多数ある選択肢を選んで反応を楽しむ(?)なども比較的容易に出来ます。

全体的な操作性はさほど悪くはありませんが、匍匐移動など一部慣れが必要なものもあります。
また処理落ちが激しく、スローモーション移動は結構頻繁に起こります…
ロード時間も眺めで、セーブにもかなり時間がかかり、このあたりはややストレスを感じるところ。
しかし全体的には、ぼちぼちよく出来ているかと思います。
モンスターやゾンビが迫ってくるのとはひと味違う恐怖をお楽しみ下さい。

2009.07.04


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《トロと休日》


トロとふたりでどこかの町に行って、
のんびり休日を過ごしながら
お話しを楽しむゲームです。(パッケージより)

概要はまさにこれだけですね…
電車の中で偶然出会ったトロと某町を一緒に見てまわっちゃうゲーム。
ゲーム目的は〜、まったりすること?

舞台となっている町には昔ながらの駄菓子屋や食堂、お寺や小さな港など
なんとなく懐かしくなるような場所がいっぱいです。
トロは人間になるために一生懸命お勉強中なので(たぶん)
見るものやいろいろなことに対して興味津々。
なので、いろんな言葉をトロに教えちゃいましょう。
教えた言葉を使ってトロはいろんなお話をしてくれます。
笑えちゃうことや、ちょっぴりほろりとしちゃうことや。
トロとの会話はなかなかに楽しいものです。

町を散策していると他のポケピと出会うこともあります。
彼らとの会話もまた独特で味がありますよ。
せっかくなので見かけたらお話し、お話し。
もちろん町の人たちにも出会うこともありますので
その方達とお話しするのもよろしいですよ。

一定の期間(一週間、あるいは10日)トロと一緒に過ごすと、
寂しいけれどお別れの時がやってきます。(まあ、EDですね)
駅でのお別れはちょっと泣けます…(あ、これってネタバレ??)
クリア後には、トロと一緒に町をまわった時に撮った写真や
トロのつけた絵日記を見ることが出来ます。(絵日記はゲーム中にも
見られますが、写真はクリア後にみられるようになります)
またメニューに「一人旅」のモードが加わります。
これは文字通り、ひとりで同じ町をまわれるというもの。
しかし、これが寂しい… 私は正直辛かった…
けれどそのEDにもある意味があるのかも知れない、と思わなくもありません。
(どっちよ?)

まあ、こんなかんじにのんびりまったり、そしてしんみりというゲームだと
思うのですが、システム上での難点(と思う)をいくつか。
1.セーブが1日の終わりにしか出来ない。1日は30〜40分で終わるとはいうものの
 ちょっとこれは不親切? 1日の途中でもセーブが出来るとよいと思いますが…
2.地図が見づらい… ゲームの移動中には実写の画像が出るのですが、
 一定の方向から撮っていないので、どの道に行くと自分の行きたい方向に
 いくのかわかりずらい。特に三叉路など3本以上の道路が交差している場所だと
 地図のどの道路に対応しているのかわかりませんけど!ということが多かったように思います。
せめて地図上に、自分の向いている方向を示すくらいは
してくれてもなあ、と思うのは 甘いですか…?

ともかくも、力を抜いて癒されつつ出来るゲームであると思いますので、
なんだかちょっと疲れたなあ…という方にはよろしいかも知れませんよ。(自分?)

2005.01.22



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