【13】痰飲湿濁
脾湿生痰 (脾の消化機能が衰えると湿滞となり痰を生ずる)
痰濁上逆 (痰湿が胸中にあると清濁の昇降が出来ない)
痰飲停滞 (津液は肺に停滞すると痰飲となり正常な津液を輸布しない)


<脾湿生痰により現れる症状>

1胸痛 2手足の冷え 3不妊症 
1咳嗽 2喘息 3痰と咳 
1ニキビ 2子宮筋腫 
1頭重 2頭皮麻木 3肥満 4つわり妊娠悪阻 5月経が遅れる 6月経過少 7閉経 
1食后眠くなる 2おりもの帶下 
1耳痛中耳炎 
1頭痛 
1めまい頭暈 2呼吸急促(短気) 
1手足の痛み 2痛風 
1めまい頭暈 2健忘 
1痴呆 2半身不随 
1咽喉異物感 
1てんかん癲癇 2リウマチ  
1甲状腺腫(頚粗) 2乳腺腫 3癲病(知能障害)


<相談例> ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >とにかく胃が重い。胸焼けも酷い。 「痰飲(たんいん)」の病のようです。 気のめぐりが悪いと水の代謝が悪くなり、痰飲という病的な津液が生じます。 痰といっても喉に絡むあの痰だけを指すのではなく、体内の至る所に生じる水分の代謝異 常をすべて指します。 痰を生じる源は五臓の中の「脾」といって、現代の膵臓などの消化器の働きと関係があります。 したがって下痢するのもそのせいです。 水分代謝は「脾」の他にも「腎」や「膀胱」の働きとも密接な関係があり、 小便の出方にも影響します。 「痰は怪病をなす」と言われているほどに色々な症状となって現れてきます。 鬱病・めまい・肩凝り・腹張り・腸鳴・・・・etc. その痰の存在が久しくなると今度は熱化して来て、 むねやけ・胃痛・不眠・口臭・口干・舌のもつれ・ 食べてもすぐ腹が減る・抜け毛・・・・などと千変万化します。 多分、舌を見ればもっとハッキリとした徴候が視られると思います。 主訴のむねやけは胃酸の逆流性食道炎のせいでしょう。 やはりそのものずばりの痰飲の病です。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >頬全体に出る小さなにきび >つぶしてもほとんど痕にはならないのですが、次から次へと出てきます 小さくて痕にならない程度なら多分にきびの色もあまり目立たないものでしょう。 ただ脂肪の嚢腫が次々と出来るのでしょう。 これは「痰湿凝結」の証で、まだ風熱や淤血が絡んでいない軽症です。 なぜ痰湿が生ずるかというと「脾は生痰の源」といって「脾虚」が根底にあるからです。 脾虚とは脾の運化機能の低下のことです。(正確には脾気虚または脾陽虚) 「眠ってばかり」「腸が鳴る」というのもその一つの現われかも。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 生年月日から考えると「水ぶとり」タイプだろうと思われます。 このタイプは水分や脂肪の代謝が悪く冷え性になります。 肥満の本態を漢方では「水湿」「湿熱」「痰飲(たんいん)」などと全て水分と関連づけて考えます。 ではこれらの「痰飲」はどうして出来るのかというと、肺脾腎の働き、なかでも 「脾(現代医学でいう膵臓)」と密接な関係があります。 勿論、カロリーの取りすぎは直接原因に違いありませんが、それだけでは説明が不十分です。 自己の内因として「脾虚湿盛・湿聚成痰」といって、「脾」の機能減退と水分代謝の停滞 が根底にあります。 下剤などで下して体重を減らすのは邪道です。 体を痛めつけて胃腸をこわす恐れがありますから絶対にしないで下さい。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >10年ほど前から咳と痰がひっきりなしに出て 漢方では水湿を代謝する脾の働きが衰えると痰が生じると考えています。 肺は単にそれを蓄えるだけの「貯痰之器」だというわけです。 痰が出てしまうと咳も止まるというのなら“痰”が肺に悪さをしているのです。 本当の原因は「脾気虚弱」にあります。 脾を治さずに肺ばかりを治療しても原因治療にはなりません。 これを「脾虚咳嗽」といい、脾気を補うことが治療法になります。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 月経周期が40日以上、ひどい場合は2〜3ヶ月もないものを 「月経後期」といって次の五つの型に分けられます。 1.血寒型 2.血虚寒型 3.血虚型 4.気鬱型 5.痰湿内阻型 あなたの場合は5.痰湿内阻型に該当します。 体内物質の代謝が緩慢になると身体は肥満になり、痰湿というものが生じます。 痰湿が子宮や衝任脉を塞ぐ結果、衝任不通・気血運行不利となり、月経が遅れます。 衝脉や任脉とは人体を流れる經絡のひとつです。 「衝は血海である」と言われており、その脈は子宮から起こり、気血の作用を調節し、 月経の来潮と密接に関係しています。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >喉が詰まった感じ  切れやすい痰が出る >めまい >腹が張る  食べてもすぐ腹が減る >足が冷える これらから内在する基本的な体質は脾気虚弱で、「痰湿」の存在が予想されます。 >月経量が少い  月経が遅れる  血の塊が混じる  おりもの  不妊症 痰湿が子宮や衝任脉を塞ぐ結果、衝任不通・気血運行不利となり、月経が遅れたり量が 少なかったりします。 衝脉や任脉とは妊娠や月経と関係深い経絡です。 「衝は血海である」と言われており、その脈は子宮から起こり、気血の作用を調節し、 月経の来潮と密接に関係しています。 それでこの障害を「痰湿阻滞」といいます。 おりものも痰湿の現われの一つです。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 糖尿病ほど多種多様な病態はありません。 何故なら糖尿病というのは現代医学での病名であって、病気の実態は百人百様です。 病理学的な解明は十分になされていますが、多食多飲しても糖尿病になる人と ならない人がいて、本当の原因については体質遺伝だとかいって濁されています。 漢方では糖尿病を一人一人の実情に合わせて解決法を考えますので、処方も ひとりひとりが違ってきます。 つまり人体をまるごと全体として、どこにどのような片寄りがあるかを見て その片寄りを正す事によって結果的に糖尿病を治そうと考えます。 これは漢方の、全ての病気に対する基本的な考え方でもあります。 それで漢方治療は体質改善とか本質的(原因)治療とか言われる訳です。 >53歳、男、170cm、82kg >うちの父は昔から太っていて、顔は赤ら顔、おなかは張っています。 肥満体質とそうでない体質は何が違うのだろうか? 『三因極一病症方論』という昔の書物には「飲食過多で道楽にふけり、大声を 張り上げてひどく疲れ、運動が適当でなければ、津液が巡らず、集まって痰飲 になる。これは不内外因に属する。」と書かれています。 それで“胖人多湿,湿が聚って痰に成り易い”とか"肥人多痰"とか云われる所以です。 この場合の“痰湿”とは口から吐き出すあの痰のことだけを言うのではなく、 “水滞”とか“湿滞”という「津液」の病的な異常の事です。 痰湿が多いと「痰湿困脾」といって「脾虚」となります。 「脾(膵臓)」が虚すると病的な津液である痰湿ばかりが増えて正常な津液である 組織液や分泌液などは枯渇していきます。 その為に「口干多飲」という「肺燥津虧」の状態になります。 またその影響は胃に及ぶと「胃陰不足」となり、胃熱を生じてきます。 この熱の為に“善飢多食”になります。 かくして「善飢多食,煩渇多飲」という糖尿病の二大特徴が形成されます。 脾気虚弱で気血の運行が不暢になると“気行れば則ち血行り、気停れば則ち血停る” の言葉通り血脉は淤滞し、やがては四肢の麻痺や疼痛が起こってきます。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >不眠と眠ってばかりが交互 >瞼がむくむ >唾液が多い >むくみがある  足がだるい >おりもの 以上より「脾虚湿勝」が読み取れます。 脾が健運を失すると津液は停滞して非生理的な「湿」を形成します。 更に >腹が張る >月経痛がある もあるので少し「肝気欝滞」もあります。 総じて「痰湿阻胞証」を基本として対処すべきものと思われます。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >昼食の後、非常に眠い。 >夕方、仕事が終わると異常にまぶたが重くなる。 >疲れると歯茎が腫れ、血が出る。 >少し、喉の詰まる感じと、切れの悪い痰がからまる感じ。 食後眠くなるのは「食后困頓」といいます。 瞼は脾胃の管轄領域です。 歯茎も脾胃の管轄領域です。 喉の詰まる感じは「咽中炙らん」といい、これも脾胃の管轄領域です。 >たまに胃の底のほうが痛い。(朝、水を飲むとズンと痛い) 病源は脾胃にありそうです。 >頻尿。冷えたり我慢したりすると、すぐ膀こう炎になる。抗生薬を飲むとカンジタになりゃすい。 >朝の方が、足がむくむ。 頻尿・膀胱炎とカンジダは「湿熱」、足の浮腫みは「湿滞」で、 昔から“諸湿腫満,皆属於脾”と言われています。 > 1回目の手術 グレープフルーツ大卵巣嚢腫摘出 > 2回目の手術 子宮全摘出(子宮筋腫のため) 何回も妊娠しながら初期流産を繰り返すのが子宮筋腫の所為だとしたら、 筋腫と脾胃の関係について考えてみなくてはなりません。 漢方では卵巣嚢腫は子宮筋腫ともども「腸覃」といい、“痰”と密接な関係があると考えています。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ・痰が発生する原因は脾肺腎の気化機能の失調による。 ・痰は津液が煮詰まり濁痰になったもので、あらゆる所に入り込み、異常な証を多発する。 ・津液が濁って濃密になると“痰”になります。 ・痰とは「津液(しんえき)」の変化したもので、これは六淫・七情・飲食・勞倦・ 虚損などにより発生するといわれ、五臓の気血の濁りや逆行が原因だとされています。 ・痰は変幻自在に離合集散し、全身の内外を動き回るもので、瘰癧(るいれき・ リンパ腺腫)・甲状腺腫・乳房のしこり等もこのせいです。 ・「脾は生痰の源」で「肺は貯痰の器」といい、水分代謝の大元は何と言っても“脾”です。 従って脾の消化吸収機能が衰えた事が根本にあります。(脾失健運,湿聚成痰,痰濁壅肺) ・脾胃の気化機能が虚すると「脾虚湿盛」といって、水分の停滞が起こります。 この停飲は長期になると熱を受けて粘性を持った「痰」へと変化します。(「脾は生痰の源」) ・「怪病に痰多し」で、難病・奇病の類にはこの痰飲が悪さをするのがあります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― さて、その痰を核として熱邪・寒邪・淤邪(お血)などの内外因が結びついて腫瘤を形成します。 それぞれには「治痰」を主的治療方法としつつ、「清熱瀉火解毒」、「温化寒凝」、 「逐淤消腫」、「滋陰養血」という方法を組み合わせる事になります。 清代の医家、高錦庭という漢方医は次の様に言っています。 “癌瘤とは,陰陽正気の無い所に結腫する。すなわち五臓の淤血・濁気・痰滞が原因である。” 痰と湿とは同源で、一口に痰湿と呼ばれるものです。 以上より根本原因は<脾胃の痰湿>にありと考えられます。 なぜ痰湿が生じたのかについては 「多因久処湿地,或暑月湿邪弥漫,侵犯脾土;或痰湿素盛,湿邪困於中焦, 脾陽為痰湿困擾不能升清気以養神,痰飲湿濁蒙蔽,」 湿気・暑熱・生来の体質などが考えられます。 >寒がりの暑がりで、汗っかき 多分ぜんぶ当てはまるのでしょう。 そのために「清気」が昇らず「養神」しないので >疲れやすい >寝つきが悪く、朝起き辛い。昼食の後、非常に眠い。 >夕方、仕事が終わると異常にまぶたが重くなる。 「痰飲湿濁蒙蔽」の状態になるのでしょう。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >緊張したときも同様で普通に呼吸ができなくなり、過呼吸ぎみになって吐き気がしてしまいます。 常に精神的な不安感が先行すればパニック障害の可能性があると思います。 漢方に“怪病に痰多し”という言葉があります。 なんとも原因不明の病気(怪病)には痰が原因となっている場合があるという事です。 痰とは「気血水説」の水の部分で、半流動性のもので痰飲とか湿痰とかいいます。 >急に食欲がなくなり、喉がしまり吐き気がするのです。……(痰気が喉に欝結する) >だるい  眠ってばかり……(脾陽不振) >めまい……(痰が肝にあれば眩暈する) >酸っぱい水が上がる……(胃中停飲) >便秘と下痢をくりかえす……(飲が腸間に滞留する) >背中が痛い  手指がしびれる……(痰が経絡に流れ込む) >おりもの……(痰が腎にあれば帯下する) これらはすべて「痰湿」のしわざと考える事が出来ます。 痰湿が心胸部位にあって気機を阻害し升降作用が失調すると息苦しく呼吸困難になります。 「脾は生痰の源、肺は貯痰の器」といい、痰が出来る原因は脾の運化機能の衰え(脾陽不振)です。 痰の存在が長くなると熱化してきて「痰火」になります。 痰火は心を脅かし(痰火擾心)、心悸を亢進します。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >月経量が少い  月経が遅れる  おりもの >切れやすい痰が出る  切れにくい痰がある おりもの(帯下)の本体は“湿”です。 湿が湿邪となって帯脉に侵入すると湿は聚って痰となり、痰濁下注すれば痰湿白帯になります。 痰湿の生成は脾腎陽虚という素因があるためです。 痰湿が血海である衝脉・任脉を阻滞すると気血の運行が悪くなり、月経量が減ったり遅れたりします。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >娘 5歳2ヶ月  113cm20kg >鼾(+)、扁桃腺肥大、アデノイド増殖症 >睡眠時呼吸障害時折あり 年齢のわりに肥満していませんか? リンパ腺も含めて扁桃腺やアデノイドのような粘膜組織の腫脹肥大を漢方では「痰湿」 のせいと考えます。 痰湿といっても喉から出てくる痰だけを言うのではありません。 飲食不節で肥甘厚味のものばかりを偏食していると脾胃を内傷して痰湿が内聚します。 痰湿とは「津液(しんえき)」の病的産物です。 痰湿は変幻自在に離合集散し、全身の内外を動き回るもので、瘰癧(るいれき・ リンパ腺腫)・甲状腺腫・乳房のしこり等もこのせいです。 そして又、痰はよく肥満の形で現れます。 痰湿が肺を上犯すると呼気は不利となり鼾眠(いびき)をかきます。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >あまり食べなくても太り易くなりました。 >頭痛  頭が重い             …………(痰湿上犯) >胃の気持ち悪さ、疲れ易さ、肥満、朝に弱い >動悸がする (たまに)胸苦しい  吐き気がある……(痰湿内阻) 『三因極一病症方論』という昔の書物には「飲食過多で道楽にふけり、大声を張り上げ てひどく疲れ、運動が適当でなければ、津液が巡らず、集まって痰飲になる。これは 不内外因に属する。」と書かれています。 飲食不節で肥甘厚味のものばかりを偏食していると脾胃を内傷して痰湿が生じるのです。 そして又、痰はよく肥満の形で現れます。 それで“胖人多湿,湿が聚って痰に成り易い”とか"肥人多痰"とか云われる所以です。 この場合の“痰湿”とは口から吐き出すあの痰のことだけを言うのではなく、“水滞” とか“湿滞”という「津液」の病的な異常の事です。 上の症状はすべて痰湿の所産です。 >くびや肩が凝る  肩の痛み 痰湿が経絡を塞ぐので気の流れが悪くなっています。 >にきび  フケ性 身体の末端で停滞した痰湿は外界の刺激に会って熱化して「湿熱」となっています。 >月経が遅れる  月経痛がある  おりもの 痰湿が帯脉に侵入すると痰湿白帯(おりもの)になります。 痰湿が血海である衝脉・任脉を阻滞すると気血の運行が悪くなり、月経量が減ったり遅れたりします。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >動悸がする  胸やけがする  吐き気がある  酸っぱい水が上がる >胃の辺りが痛い(重い) 脇腹が痛い  食欲が無い >下痢 >帯下あり これらに共通するのは「痰湿阻滞」です。 >口が乾く(あまり水分を摂らない人だったのにひどく喉が乾く) 水分である痰湿を代謝するのは脾と腎です。 脾腎の陽気が虚すると水分代謝が滞り、気化不利となり、津液が形成されないので 口渇が起こります。 病的な痰湿が子宮や衝任脉を塞ぐ結果、衝任不通・気血運行不利となり、月経が遅れます。 衝脉や任脉とは人体を流れる經絡のひとつです。 「衝は血海である」と言われており、その脈は子宮から起こり、気血の作用を調節し、 月経の来潮と密接に関係しています。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >4年ほど前から生理がなくなってしまいました。 >内診では特に異常はなかったようです。 このように身体健全なのに月経が来ない女性がよく居られます。 得てして体重が多いのが共通です。 肥満の原因であるコレステロールなどを漢方では「痰湿」と考えています。 痰湿とは「脾腎陽虚」のために脂肪や水分の代謝が停滞して生ずるものです。 この病的な痰湿が月経の招来と関連の深い衝脉や任脉などの経絡を塞ぐ結果、 月経が遅れます。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >舌のしびれ >(常にやけどをしている感じ。ピリピリして痛みを感じる。見た目には異常が見られない) 舌麻または舌痺と呼ばれる症状で、昔から報告があります。 >喉が詰まった感じ  切れやすい痰が出る >胸やけがする  げっぷが出る 幾つかの原因が考えられますが上の証状も併発しているところから「痰凝気滞」のようです。 「脾は口に開竅する」といい、脾と舌は関係があります。 脾胃の働きが不調になると「痰湿」が生じます。(脾運失健) この痰が脾と舌を結ぶ経絡を塞ぐと麻痺が起こります。(湿邪阻竅,絡道不通) 舌麻と同時に舌強(こわばり)も起こり、喋りにくくなります。 またこの痰が咽喉を梗阻すると「梅核気」という喉のつっかえも起こります。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >腸鳴りが激しくおならが多い 「いたって健康」と言われますが「10年近く」も続いているとなるとやはり何らかの 病変が考えられます。 >月経が遅れる、おりもの >便は一日に1〜2回。 >めまいは立ちくらみ程度、顔色は悪く目の下にくまがあります。 >切れやすい痰が出る おりもの・軟便・めまい・痰などはみな「水湿(痰飲)」に該当します。 脾胃の陽気が少ないと水の代謝が悪くなり病的な痰飲が生じます。 「腸鳴漉漉,起則頭眩」(ゴロゴロ腸が鳴り、たちくらみする)のは「痰湿中阻」 (痰湿が胃腸に停滞する)であると古書には書かれています。 「脾虚」によって湿が聚るのでその成因は生冷のものや肥甘のものを飲食し過ぎて 知らず知らずの間に脾気を損傷したか、又は生来の脾虚体質によるものでしょう。 舌には白苔が生えやすいものです。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >てんかん  数年に1度発作がおきます。(大発作) 表に出ていない「伏痰」が脳神経を遮断して、心神の通り(清陽)を妨げています。(痰蒙清竅) 発作とは「風痰閉神発癇」といい、風と痰がぶつかった時に起こります。 >子宮筋腫  左側子宮筋層内に8p大のコブ。 >高コレステロール症 >左腰から足先にかけて痛みとしびれがあります。 >月経量が多過ぎる  月経痛がある 血の塊が混じる  出血が止まらない  おりもの すべて痰が淤血と結合したものです。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >風邪をひいてない時も「痰」だけが1日中でます。 >痰の色は真っ白、または透明で卵のシロミに似ています。 >切れやすい痰が出る 痰が清稀で量が多く色が白ければたいてい「脾虚」による消化機能の衰えが原因です。(脾は生痰の源) 食欲が少なくて腹が脹ったり軟便になったり、舌苔が白くなったり舌辺に歯痕が付いていたりします。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 漢方では筋腫というものは「湿痰」と「淤血」の結合によって生ずると考えます。 肝と脾の失調によって湿痰が生じ、生理と関係深い衝脉・任脉の気の流れの停滞 によってそれが胞宮で淤血と結びつきます。 そもそもの根本原因は最初の肝気の欝滞です。 > 両足がむくんでいます。 > 朝方痰がでる > 下痢 肝脾失調による湿痰がもたらす病理です。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >手足は骨が冷凍したように冷たくなり、いつも冷たい。 >現在体重がオーバーしているが、やせていた時でも下半身は脂肪がついて、 >漢方治療されている先生にみていただいたところ、水毒といわれた。 >お茶が好きで一日に10杯くらい飲んでしまう。 その通り、水毒のなかの「痰湿」が溢れているので水ぶとりの傾向です。 痰湿が停滞して陽気(体温)の通りを邪魔するので四肢が冷えるのでしょう。 これを痰濁内阻手足厥冷といいます。 痰湿の生成は「脾虚」が原因です。 脾気を高めて痰湿が貯まらないようにすれば体もスリムになるでしょう。 >花粉症の季節になると鼻水、くしゃみ、目のかゆみの症状が出現。 >瞼がむくむ >月経量が少ない これも同じ原因によります。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >朝、いつも顔が浮腫んでいて、下肢のむくみ >舌苔が厚い >月経量が少い  月経が遅れる  おりもの この三つの症状から推察されるのは「痰湿の阻滞」です。 痰湿は「脾の気虚」が原因で生成します。 その痰湿が血海である衝脉・任脉を阻滞すると気血の運行が悪くなり、 月経量が減ったり遅れたりします。 >気力がわかず、疲れやすい >胃の辺りが痛い これも「脾の気虚」が原因です。 昔から「痰は怪病をなす」という言葉があります。 怪病である摂食障害もこの「痰湿」の存在から紐解いていくと 解決の糸口が見えてくるように思います。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 高血圧といってもこれは病名ではなくて検査結果の一つに過ぎません。 高血圧に至るにはいくつもの過程があります。 その過程がどんな原因によって起こっているかを見極めなければなりません。 >舌がもつれる >喉が詰まった感じ >肩の痛み 手指がしびれる >右半身しびれる これらの複数の症状を引き起こす共通のものは“痰”です。 痰とは津液が煮詰まったもので、あらゆる所に入り込み異常な証を多発します。 経絡に流れ込めば四肢の硬直・しびれ・関節腫脹となります。 中風で口や眼が斜めになったり半身不随になるのも濁痰のなせる業で、 これを「痰欝気結」の証といいます。 「喉が詰まった感じ」も漢方では古くから注目されていて“梅核気”といい、 痰気が喉に欝結するものと説明しています。 >不眠 >頭痛 耳鳴り >動悸がする この三つの症状も痰が原因となる可能性があります。 何故痰が生成するのでしょうか? 津液を気化させるのは脾胃の働きです。 「脾虚失運」とか「脾陽不振」などの脾胃の機能不全が原因となって津液の気化に異常を来し、 津液は停滞して痰となります。 痰の病変は実に様々で一口には言えないところから昔の人は「怪病を為す」と言っています。 大雑把な表現になりますが「痰が人体の陰陽を乱す事によって高血圧が起こっている」 と言う事になります。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >漢方の体質改善と食事療法で血圧をさげることができるのなら、 1996.1.24 の『中国中医薬報』に「高血圧のさまざま」という記事が出ています。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 漢方では高血圧を肝・腎・心・脾の正気虚を病の本とし、風・痰・気・火を病の標としている。 本虚から言えば肝陰不足・心脾血虚及び腎虚が多い。 肝陰が不足すれば肝陽は上亢して肝風が内動し、風陽が上で騒ぐ。 心脾が血虚で気血が脳を栄養しないと腎虚・髄海不足となり、頭痛・耳鳴り・眩暈を起こす。 脾虚から中焦の不化となり痰濁が上犯することになる。 古人は言っている「痰さへ無ければ眩をなさない」と。 (1)肝陽が上亢すると体内の陽気が盛んになる。 怒りが肝火を動かしたり、或いは気鬱が火に化して肝陽の上亢をもたらす。 陽は動を主り、升を主る。 肝陽が上亢すると肝火が風を生じて発病する。 凉血瀉火・平肝熄風を治法として竜胆瀉肝湯加減を選ぶ。 (中略) (2)高血圧患者の中で腎精虧虚の者は大抵は先天不足・腎精不充・腎精虧損である。 腎は髄を主り、脳は髄の海である。 髄海が不足すると耳鳴・眩暈となる。 その外、腎虚して養肝できなければ肝陽が動きやすくなり、虚風が上を騒がせる。 滋腎填精・養肝熄風を治法として杞菊地黄丸加減を選ぶ。 (中略) (3)高血圧患者の中で痰濁が上犯する者は肥満体型で、甘い物を好んで脾胃を傷り、 湿が集まって痰となり、痰濁が壅盛となると肝風に痰を挟んで発病する。 その外、痰濁が経絡に流注すると気血の運行に影響し、肢体を麻木したり半身不随になる。 化痰降濁・調肝健脾を治法として旋赭滌痰湯加減を用いる。 (中略) このように高血圧には肝陽上亢・陰虚肝旺・風痰上擾が多く、相互に転化する。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― >胸やけがする >胃の辺りが痛い  腹が張る >下肢 : むくみがある かなりの肥満体であることと全身状態から判断すると(3)の 「痰濁が経絡に流注すると気血の運行に影響し」という痰濁型に分類されます。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >めまい、疲労感がひどく、吐き気もして >10年ほど前から胃腸の調子が悪く、食欲不振、胃もたれ、吐き気などを感じつつ、 脾胃の働きが損傷していて「痰湿」が胸腹部に停滞しています。 そのため気の流れが悪くなり、「満悶嘔悪,不思飲食,身重」という症状が起きています。 これを「痰濁中阻頭暈」といいます。 >その他冷えや目のかすみもあり、 脾胃の働きを阻害したのは「七情鬱結」つまりストレスです。 気の停滞は胆の疏泄機能が失われたという事です。 「気欝生痰」といい、できた痰濁が胆経にたまると肝陽を動かし、そのために頭暈目眩が起き、 目のかすみも起きます。(肝は目に開く) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >汗をかきやすく、ほてりがあって冬季でも手足を出して眠っております。 >年中手足がべたついています。 >胃腸もあまりよくりませんし、便通も良くなく、腸がなります。 >顔と頭皮に湿疹が出やすい まず「湿熱」の存在が観察されます。 >倦怠感 >めまいや、ふらつきがあり、頭痛がある。 >午後になると眠気や頭痛を伴います >寝つきも悪く 不眠症 脾胃の働きが悪くなると飲食の不消化物として「痰湿」という中間物が出来ます。 これが病邪となって生体の気の流れを阻害することがあります。 漢方では「痰湿中阻,清陽不升,濁陰不降,故頭暈嗜睡,且感沈重」と表現されています。 (痰湿が脾胃で停滞すると気の流れが阻害されて清んだ陽気が上らなくなり頭暈が起きる。 気の流れが悪いと老廃物である濁陰も下へ排泄されないので尿の出が悪く中に溜まった ままでは日中はだるくて眠ってばかりおり、体は重く沈むようである) 痰湿が胸腹部に停滞すれば「満悶嘔悪,不思飲食」(はきけ・食欲不振)となり、厚い舌苔 が生えますが、どうですか? >局部の強い不快感があり、倦怠感にも連動しているようにも思えます 痰湿の停滞が長引くと熱化してきて「痰熱」や「湿熱」になります。 湿熱は腎や膀胱にとっては邪となり「局部の強い不快感」を感じるでしょう。 また痰熱は心経絡を不安にして「痰熱擾心不寐」の症になります。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >性欲が減退してどうもインポの傾向が あわてて強壮剤などを買って飲まないでください、原因をなくすれば済む事ですから。 >ここのところ体重が急に増えて、食事をしてない時でも腹部に膨満感があり >食欲不振で食事の前に吐き気がすることがしばしばあります。 痰飲が上腹部に欝滞しています。 >頭が冴えて眠れるずに不眠症に それも長引いて熱化して「痰熱」となり、心神をおびやかして睡眠を妨げています。(痰熱蘊積擾心) おそらく食べ物の不摂生で脾胃の消化機能を損なったからでしょう。 >右目のまぶたがぴくぴく動く 上瞼は脾のつかさどる所、下瞼は胃のつかさどる所です。 この部位に痰熱蘊積の異常があり、熱は風(痙攣)をさそっています。 >口の中が渇くことが多く、唇が厚く紫色になる 口乾は津液の不足で、即ち痰飲が生じた結果です。 上下の唇はこれも脾胃のつかさどる所です。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >多嚢胞性卵巣による無排卵月経 漢方では受胎は腎気旺盛、精血充実であれば任脈が通じ、衝脈も盛んになり、月経は順調 で妊娠することができるものと説明しています。 それが、腎気が虚弱で気血は不足し、衝任脈が失調すれば妊娠することができなくなるわけです。 では何が原因でそうなるかと言えば(現代医学ではこれをホルモンの失調と説明するところですが) 漢方では「痰飲(たんいん)」という考え方を取ります。 痰飲が子宮や衝任脉を塞いで「衝任不通」の状態にするので無月経になるのです。 痰といっても喉から出てくる痰だけを言うのではありません。 痰飲、略して痰とは「津液(しんえき)」の変化したもので、これは六淫・七情・飲食・ 勞倦・虚損などにより発生するといわれ、五臓の気血の濁りや逆行が原因だとされています。 痰は変幻自在に離合集散し、全身の内外を動き回るもので、瘰癧(るいれき・リンパ腺腫) ・甲状腺腫・乳房のしこり等もこのせいです。 そして又、痰はよく肥満の形で現れます。 難しい理論がありまして、これ以上の説明は却って混乱させるでしょう。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >喉が詰まった感じ 咳が出る ゼイゼイ音がする 呼吸困難 切れやすい痰が出る このように発熱や寒気もなく、痰だけがからむ喘息がもっとも多いですね。 これは「肺失粛降」といって、肺の気を下げる機能(粛降機能)が痰によって阻害されているのです。 肺は呼吸を司り体内外の気体交換を行う以外に、もう一つ大切な水道を通調し津液を輸布 する働きがあります。 >瞼がむくむ >むくみがある 足がだるい >尿が濃い 水道の通調が失去すると津液の運行不利となり、むくみになります。 >最初は痰がよく出るようになった 津液が濁って濃密になると“痰”になります。 >腹が張る 食欲が無い 「脾は生痰の源」で「肺は貯痰の器」といい、水分代謝の大元は何と言っても“脾”です。 従って脾の消化吸収機能が衰えた事が根本にあります。(脾失健運,湿聚成痰,痰濁壅肺) >動悸がする これも津液の病的変化による“痰飲”の病理反応です。 以上を総括して「痰水壅肺証」ということが出来ます。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >一ヶ月ほど前に風邪をひいて以来体調が戻らず、今だにせき込むことがある。 >切れにくい痰がある >尿が濁る  尿が濃い 一ヶ月も経っておれば悪寒発熱などの初期症状はもややなく、風邪が残していった 後遺症のみが喉頭気管支や腎・膀胱にあるという状態です。 それが「だるい」状態なので「貧血気味」かと思わせているのです。 実際は貧血ではなく、風邪が姿を変えて居残っているのです。 この時期になってもまだ風邪薬を飲むような人はいないでしょう。 では何を飲めば良いのでしょうか? 粘痰は「痰+熱」で、尿濁・尿黄は「湿熱」です。 痰と湿は一連のものです。 つまり「痰湿熱」が肺経や膀胱経に残留しているのです。 (風邪ぐらいでは肺・腎の臓器にまで影響はしません、それに繋がる経絡に邪があるのです) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >化膿しやすい >瞼がむくむ  めまい  頭痛  頭が重い >喉が詰まった感じ >動悸がする >リンパ腫 >おりもの  乳房にしこりがある これらに共通するのは「痰飲」です。 肝気はのびのびと広がる春の生長の気で抑鬱を嫌います。 それが疎通を欠き条達しなくなると肝鬱の状態になります。 肝鬱が長引くと「久鬱化火」といって肝火が生じます。 この火が津液を煉灼すると非生理的な「痰」に変わります。 その痰がはれもの・おりもの・むくみ・しこり等の原因になります。 これを「痰凝気滞」の証といいます。 すべては「情志不舒,肝鬱脾損,醸湿生痰」という生理機序で説明されます。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >動脈瘤切除,血管置換の手術を行いました。 >声がかすれる 手術のせいか「気滞血淤」が起こっています。 >切れにくい痰がある >食欲が無い 気滞は脾胃の働きを停滞させ痰を生じさせました。(痰濁凝聚) それが喉間の脉絡を塞ぎ、声帯肥厚となっています。 この「気滞痰凝」を解決しない限り、いくら術後の時間が経過してもよくなりません。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >月経量が少い  月経が遅れる  おりもの >切れやすい痰が出る  切れにくい痰がある おりもの(帯下)の本体は“湿”です。 湿が湿邪となって帯脉に侵入すると湿は聚って痰となり、痰濁下注すれば痰湿白帯になります。 痰湿の生成は脾腎陽虚という素因があるためです。 痰湿が血海である衝脉・任脉を阻滞すると気血の運行が悪くなり、月経量が減ったり遅れたりします。 > 雑菌であるとか、糜爛がある為ということでした 非生理的な粘液分泌を漢方では「湿痰」といい、脾虚が根本にあります。 脾虚から眠気や流産癖も生じてきます。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >治療は、喘息の原因となる物質を注射して、抗体をつくるというものでした 原因治療ではなく対症治療ですね。 >アルコールを摂取(飲酒)すると、気管がせまくなり、苦しくなる 漢方ではお酒は「痰飲のもと」といいます。 痰飲とは水湿からの病理産物の一つです。 痰飲生成の原因はアルコールの他に油物や肉類や味の濃い食物のとりすぎです。 痰湿の体質になると痰湿が肺の経絡を塞いで肺気の昇降を妨げます。 気の昇降をスムーズにし、胸膈をのびやかにする為には痰湿体質を 改善する事が根本治療になります。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ > 月経量が少い > おりものシートをつけていないと気持ち悪くていられません > 生理になると必ず下痢します > 物凄く疲れやすい体質です これを見ると「痰が出る事は滅多に無い」といっても「脾湿生痰」の証があります。 脾の機能を強くし、副生する湿痰をなくすればこれらの症状は改善するでしょう。 > 生まれつき髪の毛が少ない > 赤ら顔なのにクマもできます 脾虚による湿痰の生成とこの先天体質が関係があるのか無いのか、 直接には無関係に思われますが治療によって体質の改善は確実に起こります。 美容と体質は密接な関係がありますからある程度は変化が起こるかもしれません。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >初期の頃は喀血がありました。 >喘息の様にヒューヒューいう咳で苦しみ、食欲がなく >切れにくい痰 >咳をすると尿もれ >腰痛 足が冷える 年齢から云うとまだそんなに高齢ではないのですが、余程のことがあったのですね。 すでに腎虚が始まっていますし、脾虚による湿痰も絡んでいます。 湿痰という邪と腎虚が合わさると、上が実で下が虚という「虚実錯雑」の証という複雑な状態になります。 これを腎虚痰阻の気喘といいます。 まず後天の気の大元である脾胃の機能回復を図りつつ、 先天の気である呼吸の根源の腎気を固めなければなりません。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >リンパ腺が腫れている(一番大きくて2cmくらい) 無痛 柔らかい 大小4個くらい >しこりは小さくなったり大きくなったりしながらいまだ治らない 昔の人は“痰が無ければ核にはならない”といっています。 核とはリンパ腺腫(瘰癧)のことです。 その原因物質である痰は気の停滞(気滞)によって形成されます。 頚側は少陽胆経という経絡の通り道にあたり、情志不舒(ストレス)によって直ぐに気滞を起こします。 胆経の気滞は関連臓器の肝におよび、肝気も欝滞(肝鬱)することになります。 肝鬱は脾気を損じ、食べ物の不消化物から「湿痰」を生じ、それがやがて核(リンパ腺腫)になるのです。 漢方では“痰核”と言うくらいですから柔らかく小さくなったり大きくなったりするのです。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >量的には少なく血が混じったオリモノが続く状態 >動きが非常に遅くなっている。だるさを排除したい。 >背中がいつも寒い様な冷えている様な。 >喉もタンがからんで、 >胸やけがする 吐き気がある 胃の辺りが痛い 腹が張る 腸が鳴る 食欲が無い 脾気が虚弱になり運化が充分にいかないと湿痰が生じ、それが衝脉・任脉に下がって 経脉を阻滞すると胞宮からの月経量が少なくなります。 肥満・おりもの・だるいのも背中の冷えも皆湿痰のせいです。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ > 朝起きたとき〈夜中も〉口臭が異常にします。 > 胃の病気かと思い、 > 酷い冷え性でそれに伴い腰や足が常にだるく、痛いです。 > 眠ってばかり > 舌苔が厚い 脾虚が原因で湿痰が滞っているようです。 脾の陽気を高めて水分代謝が活発になれば口中の舌苔は薄くなり、口臭も少なくなるでしょう。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >イライラもさることながら、食後の眠気がひどく、しかも一日中ボーっとしてる >胃が重い >無力で歩けない 足の裏がほてる 食後の眠気がひどいのを漢方では“穀労”とか“飯酔”といい、「食后困頓」の事です。 脾胃の消化機能の停滞が体の真ん中で、でーんと居座っています。 脾は筋肉や四肢を管轄しているので足がほてってだるいのです。 >尿が濃い(赤からオレンジ色) >便は柔らかいのですが、少量しか出ず、すきっとしません。 脾胃の消化機能を邪魔しているのが「痰湿」という水毒の一種です。 それで水分代謝が悪くなっています。 >イライラはなんか腰辺りからじわじわ来るようです。腰辺りの体操がよくききます。 上半身のねじりや腰の回転は中央に位置する脾胃に適度の刺激を与えて気の回りを良くします。 >鬱っぽい 「憂えれば気が鬱滞し、思えば気が鬱結する」といい、憂思がたまると脾を抑え込みます。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 甲状腺腫・チョコレート膿腫のような腫瘍の原因を漢方では「痰」と「淤血」の合作とみなします。 かりにそれを切除しても痰を生じやすい体質は変わらず残っています。 五十肩も目痛も痰が経絡の気の流れを阻害したもので同一原因と考えられます。 「舌苔が厚い」「切れにくい痰がある」「吐き気がある」「むくみがある」「おりもの」「白くて固めの脂」 などが「痰」の傍証としてあげられます。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ > 1日中痰で悩む。 > 喉が異常に乾燥 舌苔が厚い(中央がひび割れ)舌先赤 アフター性口内炎がでる > 顔面のみ油症 ほか乾燥してかゆみもある > 目が痒い  鼻づまり  鼻水  クシャミ  濃い鼻汁  鼻が乾く  耳鳴り > 月経量が少い  月経が遅れる  おりもの  乳房にしこりがある すべて痰湿が原因です。清気化痰丸は痰火の処方です。 痰湿は長引くと熱化してきますが、あまり清熱に偏らない方が良いでしょう。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ > ふわふわとかクラッとするめまい  耳鳴り > 吐き気がある 腹が張る  腸が鳴る  食欲が無い > 月経量が多過ぎる  月経が遅れる  おりもの 脾は清気を上げ、胃は濁気を下し、身体の中央で気の昇降をつかさどっています。 この脾胃の消化機能が損なわれて痰濁が生じています。 清気が上がらないとめまい・耳鳴りとなり、また月経量やおりものは増えます。 濁気が下らないと吐き気や腹脹となり、食欲はなくなります。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >指の先が直系5cm位の球体になってしまったような感じ >“正座をした後に痺れている足”と同様の痺れが両手の指先に感じられ やや肥満の傾向があるところから“胖人多湿,湿が聚って痰に成り易い”や“肥人多痰”が予想されます。 脾胃の働きが不調になると「痰湿」が生じます。(脾運失健) “痰湿”とは口から吐き出すあの痰のことだけを言うのではなく“水滞”や“湿滞”などの津液の病的異常の事です。 この痰が経絡の気の流れを阻害して痺れや腫れの感覚を起こしたのでしょう。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 漢方では乳癌の遠い病因を「情志不和」とし、病機を「肝鬱気滞、淤血内阻,脾胃受損, 生湿生痰、痰熱淤毒」と考えています。 その根拠として乳首には肝経が、乳房には脾経が通る事があります。 情志と肝気の間には深い関係があります。 肝気が停滞すると(肝鬱)たちまち情志も気鬱になります。 また同じ様に情志がストレスを受けて気鬱になると肝気も停滞をしはじめます。 鬱滞した肝気は近接する脾胃の気をも併せて停滞させます。(脾胃受損) その為に水分代謝が滑らかにゆかなくなり病理産物である「痰飲」を生じます。 痰飲の存在が長くなると熱化してきて「痰凝」となり、 痰凝は更に血熱から生じた病理産物である「淤血」と合わさります。 そしてついには「積聚」となって核を形成するのです。 すなわち気鬱・血熱・痰凝が乳癌へのメカニズムだと考えるのです。 あなたの場合は圧倒的に「痰」の存在が見えますから、先ずこれから着手しなければなりません。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ > 去年の夏から、少し動いて止まると、頭から滝のような汗が出てきます。 > 逆に、暑いお風呂に長時間入ったりしてもあまり汗をかきません。 これは熱性の多汗症ではありませんね。 > だるい さむけ 眠ってばかり > 切れやすい痰が出る > 腹が張る  腸が鳴る > 便秘と下痢をくりかえす > 足が冷える むくみがある > 月経が遅れる おりもの すべてに内臓の冷えと痰飲が見て取れます。 それなのに何故 汗かきかというと、冷えの本には気虚があるからです。 肺や脾の気が虚していて収斂できず、汗が漏れやすいのです。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ > 喉が詰まった感じ・胸が苦しい > 喉に痰が絡んでいるような違和感があり > 切れやすい痰が出る > 便秘と下痢をくりかえす > 手指がしびれる > おりもの これらは脾湿生痰の症状です。 > 冬でも足先を布団から出して寝ています。火照りで寝付けない感じ こちらは陰血不足による虚熱です。 あわせて [脾湿生痰+血虚] の証と考えられます。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ > その後、過食気味になり、今の体重になりました。 > 拒食症になってから月経が止まっています。 > 胃腸の停滞・情緒不安定が特にひどくなり辛い。 痰湿が壅滞していて陽気が振わないためです。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ > 舌苔が厚く白く、口臭が気になります。 > 喉が詰まった感じ  切れやすい痰が出る > むくみがある  足がだるい > 月経が遅れる  おりもの これらから予想されるのは脾虚に原因する「痰」の存在です。 だから前項の便秘も脾虚に原因する便秘と思われます。 > 双極性障害、社会不安障害といわれています。 “怪病に痰多し”といって、痰というものは非常に奇怪な症状を引き起こすことがあります。 特に精神に与える影響が大きく、不安感をもつ場合は先ず疑ってかからなければなりません。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥