救いたい命〜福岡県北九州市〜

 

2007年3月13日
ボスと子犬たち4頭が捕獲されました!



北九州市のとある山の中に、人に捨てられた数頭の犬が住み着いていました。
通報を受けた行政に3頭が捕獲され、処分されました。
残る6頭がなかなか捕獲できず、致死量の薬物による捕獲が決定し、
実施の日まで後一週間しかないと言う2004年2月の或る日、私はその知らせを受けました。

何とかして、その犬たちを救いたかった私は、限られた時間の中で
必死で情報を集め、それを随時、掲示板やメールで発信して行きました。

そして、この事が全国に広まり、皆様の目に触れ、“救いたい命”の輪が
大きくなって行きました。
薬物捕獲は、実施当日、一転して中止となり、6頭の犬たちは生き延びる事が できました。

その直後から私たちは、犬を保護し、医療を受けさせ、人と一緒に暮らせるように
ケアして行くための努力の日々が始まりました…

憶えてくれていますでしょうか? 6頭の犬たちのこと…



 

Counter

Since:2004/3/7

 

                    【更新情報】
                      



 


現地ボランティアは、この3年間、毎日毎日、山の見回りを続けてくれました。
管理センターの方は、何度も捕獲器の設置場所や形状を変えて下さいました。

   それでも、どうしても犬たちの捕獲はできませんでした。

現地ボランティアは、個人の活動と仕事の合間を縫って、休む間も無く、生まれた子犬を育ててくれました。
管理センターの方は、山で生まれた子犬を探すために、山奥深くまで入って下さいました。

   それなのに、昨年は、生まれたはずの子犬を1頭も保護できませんでした。



捨てられて、過酷な環境の中で生きて行かざるを得ない子たちは、この山の犬たちだけではありません。
そんな子たちを、1頭でも多く捕獲前に救いたい。
管理センターに持ち込まれ、死ぬ事以外に選択肢の無い子は、星の数ほどいます。
その子達を、できる限り助けたい。
動物たちと引き離される事で、生きる気力を失ってしまう孤独なお年寄りが増えて来ています。
その人たちと動物たちのために、自分にできるお手伝いがしたい。

やりたい事は山ほどあります。
それを実現させるためには、原点に返り、まず、この山の犬たちを救う事に専念しようと思います。
時間はかかるかもしれませんが、新たな協力体制を得て、犬たちの様子を見ながら
今までとは違う方法で、進めて行こうと思います。



現地レポート


収支報告


リンク



犬たちが暮らす山 2006年9月11日

久し振りにボスに逢ったのは、猛暑の夏が過ぎ、虫の声が聞こえるようになったころ、、、
なぜか無性に犬たちに逢いたくなって、他の用事も兼ねて山へ行った。
兵庫県に住む私にとって福岡は遠く、交通費もかかるため、そう再々は行けない。
だから、私が行く時は、お願いだからみんな出て来て!と思う。
「ボス!」何度呼んでも返事は無く、少し奥まで入ったけれど犬がどこかにいる気配も無い。
諦めて帰りかけたその時、私の後をゆっくりとボスが歩いて来て、途中の餌場の方へ曲がって行った。
「ボス!久し振り!元気にしてた?」
私の声に振り返ったボスは、私の知ってる威勢の良いボスではなく、痩せて元気が無かった。
それでも、逢えた事が嬉しく、おやつに持って行った骨ガムを、犬たちのフードボウルに入れて、
少し遠くへ離れて見ていた。
私と一定の距離を置いて、ボスが「何を持って来たのだろう?」とフードボウルの中のガムをくわえて
手で持ってかじりはじめた。
でも、歯が悪いのか上手に噛めないようで、すぐに放り出してしまった。
「他の子たちは?みんないるの?」
「夏の間、どうしてたの?」
「また赤ちゃんが生まれるの?」
私の質問に、いちいち「ウォ〜ン」と啼いてこたえてくれるボス、、、
なぜか、その声がいつもと違って悲しげだった。


2006年9月10日撮影

山での暮らしは決してラクでは無いと思う。
ボスたちは、毎日フードを運んでもらえるだけましなのかもしれないけれど、、、
ワクチンもしていないし、フィラリア予防もできていない。
それでも、彼らにとってはこの山が生活の全てであり、ここを出て行くと命の保証すら無くなる。

「人の傍で幸せに暮らして欲しい」「いや、人の愛情は受けなくても山で自由気ままに暮らして欲しい」
悩む私の気持ちを知ってか知らずか、振り返る事も無く私に背を向けて山の奥へ行ってしまった、、、

「ボクたちには、この山しか無いんだよ」


【運営】“救いたい命”プロジェクトチーム
責任者:土室律子(NORICO)兵庫県西宮市在住






 

バナー

バナー

 

このページはリンクフリーです。
リンクして頂けます方は、ぜひ、左のバナーをお使い下さい。


ご意見・ご質問などはこちらまでお願いします

 

mailtoNORICO