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2009年3月3日火曜日

09年3月3日 トレーニング後 フィンケコメント

トレーニング後 フィンケ監督  


フォルカー・フィンケ監督 3月3日、午後のトレーニングを終えて
(昨日の「Talk on Together2009」では、来場者の熱烈な歓迎を受けていたが?)
「と ても楽しい夜だったと思いますし、ファン・サポーターの皆さんのリアクションもとても好意的なものでうれしかったです。そして、私が非常によく感じ取れた のが、会場にいる皆さんがチームと同じように、今私たちが取り組んでいることを非常にポジティブな形で受け入れてくれているということです。
もち ろん、今季への期待というものも感じ取ることができました。ただし、その期待はあまりにも大袈裟なものではなく、今までに起きたことを現実的に捉えて、そ して今実際にどのようなことが行なわれているのかを捉えた上での、プラスの意味での期待だったと思っています。ファン・サポーターの皆さんと今後も一丸と なって、これから私たちが進む旅を一緒に進めるのではと思っています」
(昨日、今日と闘莉王が別メニューでの調整となっているが?)
「ト レーニングマッチの大宮アルディージャ戦後に筋肉の違和感があったため、クラブ内で話し合った結果、別メニューとなりました。ただし、毎日のようにしっか りとメニューをこなしていますし、彼は明日もしっかりとした準備をして、木曜日にはチームトレーニングに合流できるのではないかと思っています。堀之内に 関しても同じ状況で、彼も木曜日には合流できると思います」
(闘莉王のケガの具体的な箇所は?)
ここでもドイツでやってきたやり方で接 したいと思います。基本的に、ケガについてこのような公の場で話をしないようにしたいと思います。まず、ドクターは情報を外部に漏らしてはいけないという 義務を背負っています。そして選手に関しても、私たちが知っているやり方では、監督とメディカル部門の許可を得て、はじめて外部に向けて自分がどのような ケガをしているのか話す権利が与えられます。
ドイツでは、そのような許可なく外部にお話をすることはできないことになっています。また、私の考え としては、どこをケガしているかということは、ある意味で選手のプライバシーにもかかわってくることだと思います。選手の健康状態というのは、とても繊細 なテーマですし、選手にとっても守られなければいけないものだと思います。ですので、筋肉に違和感があるという以上に詳細な情報をお伝えすることはありま せん。闘莉王のケガに関していえば、筋繊維や靱帯が切れたというようなものでしたら、私も皆さんにお伝えしますが、そのようなものではなく、このプロス ポーツ業界では日常的にありえるケガです。
今回の闘莉王のケースは特殊なケースだと思っています。彼は前シーズンの終わりにケガをして手術を受 け、リハビリ後に復帰してからすぐに日本代表に合流しなくてはいけませんでした。代表にはオーストラリア戦があり、すべてのトレーニングはオーストラリア 戦でいい結果を出すためにありました。ですから、彼にはしっかりとした今シーズンの土台を作るための長い準備期間を与えられていたわけではありません。で すので、オーストラリア戦をやってチームに合流し、チームでトレーニングをして、大宮戦という実戦形式のトレーニング後、筋肉に違和感があるというのは、 ある意味、当たり前であると思います。違和感があるという結果だけではなく、それまでのプロセスを含め全体を見渡して、判断しなければいけません。
ですから、ここでお話しできるのは、闘莉王は違和感があるということ、ですが、今週中に彼がチームトレーニングに合流できるということです」
(開幕戦までの準備で大切なことは?)
「大切なのは、開幕戦直前の最後の週であまり大きな負荷を与えない勇気を持つこと、そして多くの情報を選手たちに与え過ぎないこと。それがとても大切なポイントだと思います。
開 幕戦が近いということで、それなりの準備をしなくてはいけないのは当然です。しかし、ここであまりにたくさんの情報を与えてしまうと逆効果になってしまう ことがあります。今までの私の経験からいえば、できる限り選手たちにいろいろな意味での休息期間を与えて、しっかりと回復させて、しっかりとした準備がで きた中で、気持ちよく開幕戦に出ることができるような準備をしなければいけないと思います。
このような試合の前でとても大切なのは、私自身が監督 としてたくさんの情報を持っていること、ただし選手たちに情報を伝えるときには、ある程度要点を絞って伝えるということです。膨大な資料をもらってさまざ まに得ることができますが、選手たちに伝えることができるのは0.5パーセントくらいかもしれません。あまりにもたくさんの情報を選手に与えることには、 それほどの意味はないと私は思うからです。ミーティングの中で伝えた情報のうち、選手たちが理解、消化して試合で有効的に使うことができるものは非常に限 られていると思います。選手たちには、本当の意味で必要としている大切な情報だけを伝えていくことが、試合に向けて大切なアプローチだと思います」
(トレーニングでは、鹿島アントラーズ対策というものはしていないように見えるが?)
「最も大切なのは自分たちのプレースタイルだと思います。このチームに所属している選手たちのポテンシャルを考えても、毎回対戦相手の出方に対してリアクションをとるようなチームではないと思います。
相手によって戦術を変える、試合への入り方を変えるというようなことをするチームではないと思います。自分たちがどう試合に臨むのかが大切で、これはアウェイ戦であっても変わりません。
も ちろん、相手チームのある程度の情報を持っていることは大切です。例えば、チームの土台となるシステムやプレースタイルについてです。そのことに関して は、私たちは実際に情報を持っています。アントラーズはブラジル式の4-4-2、言い方を変えれば4-2-2-2のシステムで試合に臨んでくることも分 かっています。世界中を見渡しても、さまざまな監督がやっているやり方ですが、最後の週のトレーニングでは1回もしくは2回、自分たちの選手に相手チーム と同じようなフォーメーションでゲームに参加させて、自分たちが仮想アントラーズのような形でゲームをすることも十分ありえます。
ただし、大切なのは、彼らに対していつもリアクションを起こしていることではなく、こちらが主体的に自分たちのゲームをまずやろう、自分たちのプレースタイルを表現しようという強い意思を持って試合に臨むことです。
私 が確認したところだと、ジーコがプレーしていたときから、アントラーズはいつも同じシステムで、それをほぼ変えずに今までやってきたようです。これは彼ら の一つの強みだと思います。一つのやり方があって、長年にわたってコンスタントに同じやり方でやるというのは、強みになると思います。その意味では、アン トラーズというのはしっかりとした歴史と伝統のある強さを身に付けているチームだと思います。
私も同じクラブで長い間、仕事をしてきました。大切 なのは、育成部門の選手がトップチームの公式戦を見て、『自分も同じようなプレーをしたい』という強い意思を持つことです。そして、育成部門でもトップと 同じようなスタイルでやっていれば、その選手がトップに上がるときにもチームのプレースタイルに違和感がなく合流できるわけです。このようなことを繰り返 していけば、クラブにとってもとても大きなメリットが生まれるのではないかと思います
(もうすぐ開幕ですが、Jリーグにはどんな印象を抱いている?)
「試 合を経験してみないと、あまり詳しいことはお話しできないと思います。今お話しできるのは、あくまでさまざまな情報を得たからです。毎日のようにさまざま なDVDを確認していますし、Jリーグの試合をたくさん映像で見ています。できる限り多くの情報を得るためにDVDを見ていますので、最近の私の労働時間 は非常に長いです(笑)。しかし、たくさんの情報は持っていても、まだJリーグでの経験は持っていません。8~10試合経験してからならば、Jリーグに対 して思っていることや印象に対して、細かくお話しすることができるのではないかと思います。
さまざまな映像を見て受けた印象は、非常に多くのチー ムがとても素晴らしい組織力を持っているということです。そして今回、アントラーズというとても強いチームと対戦するわけですが、アントラーズは優れた力 を持っていると思いますし、とてもいいレベルにあるチームだと思っています。しかし、これ以上ここでお話しすることはできません。続きは、私がJリーグで さまざまな経験を積んだ後にお話しできると思います」
(今日のトレーニング前に30分ほどの長いミーティングをしていたが?)
「今日の ミーティングは大きな意味を持っています。映像を見てのミーティングでしたが、相手チームの試合映像ではありません。私たちのここ最近の試合映像を見ての ものです。ご存知のように、サッカーには一つしか選択肢がないわけではありません。ピッチ上では、さまざまなことが起こりうるわけですし、一つのシチュ エーションにたくさんの選択があります。ですので、場合によっては別の選択の方がよかったのではないか、さらに改善することは何かということを、試合に出 たメンバーと確認するために、今日ここで小さなミーティングを行ないました。
今日大切だったのは、対戦相手がどうこうということではなく、これから自分たちのプレースタイルをどう築いていくか、どう改善していくかということでした。選手たちも非常に興味を持って、ミーティングに臨んでくれていたと思っています。
チームのスタイルをさらに改善していくためには、さまざまな方法があると思います。そのうちの一つが、例えば数日前の試合の映像を出場メンバーと一緒に見て、別の選択があったのではないかと話し合いをすることです。
別 な方法としては、ピッチでのゲーム形式のトレーニングで、何度も『ストップ!』とシチュエーションを止めて、もう一度理解させるために1から説明すること です。チームスタイルを築く方法の一つとして、映像を見ながらのミーティングを今回しました。しかし、それを定期的に行なうということではありません。数 回続いた後に、3週間くらいミーティングをしないということもあります。それは状況によって変わってきます。大切なのは、私たちがさまざまな方法論を持っ ていて、チームの状況に合わせて使い分けながら、このチームのスタイルを作り上げる道を今進んでいるということです。
そして、もし選手たちが『自分は監督の考え方をよく理解できています』、『監督の望むプレースタイル、監督の望む試合の進め方をよく理解しています』ということを自ら発言するようになったら、それはいいところまで共通理解ができてきていると言っていいと思います。
現 在のように、私の母国語で選手たちと話ができないという状況においては、さまざまな映像を見ながら、共通理解度を上げていくということは、一つのとてもい い方法だと思っています。映像を見せることで、選手たちのイメージの中に自分の方から架け橋を作ることができるわけです。
もちろん、これは日本に 限ったことではありません。ドイツ・ブンデスリーガでも非常に多くの外国人選手がプレーしていますし、他のヨーロッパのリーグでも同じ状況です。スタメン を見ても5~8人の外国人選手がプレーしていることは珍しくありません。実際に私にも経験がありますが、一つのチーム内で5ヵ国語どころか、場合によって は8ヵ国語が使われているということもよくあるわけです。映像を使ってイメージの架け橋を作ることは、日本だけではなく、ヨーロッパでの仕事の中でも日常 的に行なわれていることです。
世界的にも今最もレベルの高いイングランドのプレミアリーグを見ても、同じような状況だと思います。例えば、アーセ ナルのアーセン・ヴェンゲル監督。彼のチームを見てみると、スタメンに一人もイングランドの選手がいないということが何度もあるわけです。そして、彼の チームに来た選手がすぐ英語をマスターするということもないわけです。そういった国際的なクラブでは、映像を見るということは共通理解度を上げるために日 常的に行なわれる一つの方法なのです。ですから、私たちのクラブでも同じことをします。話が少し長くなりましたが、こういったミーティングが特別なもので はなく、世界的なレベルで見れば日常的なものだということをご理解いただきたかったからです」
(試合3日前の明日水曜日がオフとなっているが?)
「世 界的に見て、このプロスポーツ業界では、生理学的な知識がどんどん有効な形で使われるようになってきています。そして、生理学的に証明されていることの一 つとして、負荷によって回復に要する期間はそれぞれ変わるということがあります。サッカーに関する研究もこの10~15年間でさまざまなものが行なわれて きました。試合でベストのパフォーマンスを出すために、毎日のトレーニングからしっかりと回復をしなければいけないですし、その試合の1週間後にも試合が ありますから、いつどのような形で完全なオフを与えるのが選手の体にとって一番いいのか、さまざまな研究が行なわれました。
証明されたのは、試合 の3日前に完全なオフを与えるというのが生理学的には最も正しく、次の試合への準備を考えても最も有効だということです。ですから、私もここでそのやり方 を取ります。現在ではヨーロッパのベスト5といえるイングランド、フランス、イタリア、ドイツ、スペインという『ブランド・ネーション』の国の中でも、 60~70パーセントのクラブが数年前から試合の3日前に完全なオフを与えるという同じようなリズムで1週間のスケジュールを組んでいます。もちろん、こ のリズムでのスケジュールは1週間に1回の試合ということが前提ですし、研究に関しても、1週間に1試合の場合にどのようなリズムで過ごすべきかというも のです。しかし、トップレベルのスポーツビジネスの世界では、どうしても1週間に2試合という場合がでてきます。ちなみに、1週間に2試合ある週のこと を、ドイツでは『イングリッシュ・ウィーク』と言います。イングランドのプロサッカーの歴史はドイツのそれよりも長いです。そしてドイツでは、長い間イン グランドのサッカーを目標にもしていました。イングランドでは通常のリーグ戦に加えて2つのカップ戦がありますし、ウインターブレークもなく、クリスマス でも元旦でも試合が行なわれます。プラスアルファとしてさまざまな国際試合があり、イングランドの選手のこなす試合数はドイツのそれよりも多く、彼らのス ケジュール的に密度の高い日常を送っているわけです。
それだけ多くの試合をこなしている事実を知って、1週間に2試合ある場合を『イングリッ シュ・ウィーク』と言うようになりました。そして、私は日本のスケジュールを実際に見ましたが、ヤマザキナビスコカップもありますし、日本でも結構『イン グリッシュ・ウィーク』は多いような気がしました。
そのような1週間に2試合が行なわれる場合には、試合と試合の間にボールを使ったトレーニングをすべきなのか、選手たちにどんな回復用メニューを与えるべきか、さまざまな研究が別に行なわれてもいます。
で すので、土曜日に試合があれば水曜日、日曜日に試合があれば木曜日、月曜日に試合があれば金曜日は終日のオフとなります。ただし、ケガをしている選手、ケ ガから回復してコンディションを取り戻そうとしている選手には当てはまりません。このような選手たちには休みはありません。チームがオフでも、個別に与え られたトレーニングメニューをこなすことになります。彼らの目標は、ベストな状態でチームに合流することで、その目標を達成するために丸一日オフになると いうことはありません」
(今日のトレーニングでもスプリントタイムの測定をしていたが?)
「10メートルと20メートルのタイムを1回ず つ計りました。今まで私たちがやってきたスプリントテストに比べれば、選手たちへの負荷は少なかったと思います。私たちは定期的にこのテストをやってきま した。2週間前、4週間前、6週間前、7週間前と合計4回です。そのテストの結果はリストとしてあります。それは、選手たちに結果を見せたかったからで す。
選手たちも、自分がどのようなコンディションに今あるのか知りたいでしょうし、数字として明確に表すことによるメリットもあります。例えば、1月、2月、3月のスプリントテストの結果を比較することで、自分の体のことをさらによく知ることができるのではないでしょうか。
私 にとって非常にうれしかったことは、今日のスプリントテストの結果を見渡すと、とても多くの選手が、これまでの4回のテストよりもいい数字を出している、 最も優れた結果を残しているということです。選手たちにとっても、今後のトレーニングに励むやる気を起こしてくれるような、とても大きなポイントになるの ではないかと思います。
そして、このような数字で表すことのできるテストというものは、選手のコンディションを確認する上でもとても大切なものになると思います。
例 えば、ちょっとした筋肉に違和感のある選手にとっては、このスプリントテストは大切なテストになります。なぜかといえば、今までのテストを通じて各選手の ベストタイムは分かっています。選手の体が100パーセントの状態にあれば、それに近い数字で走ることができるでしょう。しかし、100パーセントになけ れば、全力で走ろうと思っても、体は無意識のうちにブレーキをかけ、このような数字があれば、比べることですぐ分かるわけです。
ですから、定期的にテストをすることで、選手たちの本当のコンディションが分かりますし、ケガから戻ってきた選手の回復状況を確認する一つの指標になると私は思っています」

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2009年3月1日日曜日

09年3月1日 Vs水戸 トレーニングマッチ後 フィンケコメント

Vs水戸ホーリーホック

3月1日(日)14:00キックオフ(45分×2)
<試合結果>
浦和レッズ 2-3(前半1-2)水戸ホーリーホック
得点:35分達也、75分原口

本日のトレーニングマッチ後 フィンケ監督  


フォルカー・フィンケ監督 本日のトレーニングマッチを終えてのコメント
「今日の試合について は、私の方から強く希望していました。なぜならば、チームに所属するたくさんの選手がいるわけですが、その中で、昨日の試合に出られなかった選手にも開幕 戦の前に経験を積ませたかったからです。そのために私の方から試合を希望しました。ですから、私にとっても今日の試合は非常に大切な試合でした。
若 手主体のメンバーで今日の試合に臨んだわけですが、一部、やはりまだ経験が足りないということがありまして、若いからこそ犯してしまうであろうというよう なミスをいくつか見ることができました。残念ながら3点というたくさんの失点をしてしまいましたし、これはやはり実力とかそういう問題ではなく、まだ経験 が不足していて、今後もさまざまな経験を積んでいかなければいけないということが分かりました。
今日の試合に関しては、結果について満足することはできませんが、今日このようなタイミングで試合を行なうことができて、たくさんの若手の選手が試合に出られたということについては喜んでいます」
(得点については?)
「私 が覚えている限りでは、今日私たちのチームは2得点したと思います。特に後半になってからたくさんの得点チャンスを作ることができましたし、それに関して は若手の選手たちを褒めたたえたいと思っています。なぜならば、いい形からたくさんの得点チャンスを作ることができました。同時に、相手のチームのGKも 褒めたたえたいと思ってます。なぜかというと、何度か素晴らしい反応を見せて、私たちの得点チャンスを見事に潰してくれたからです。
根本的には、 今日の試合に関してあまり詳しくお話をすることができません。それにこの試合の評価については難しいところもありますけれど、先ほど申し上げた通り、今回 この試合が行なわれた一つの理由というのが若手の選手にチャンスを与えること。そして昨日の試合に出なかった選手たちに、さらに試合での経験を積ませるこ とでした。そういう意味では、このタイミングでこのような試合ができたことは非常によかったと思っていますし、一つ一つのプレーについてはコメントをする つもりは一切ありませんが、全体を考えればある程度いい試合ができたのではないかと思います」
(昨日主力組が出て、主力が出ない今日の試合を非公開にした意図は?)
「今 日非公開にしたことについては、私の方で特に深い戦略的な意味があるわけではありません。ただし、正直なところ『昨日が主力組だ』とおっしゃいましたが、 それならばなぜジャーナリストの皆様が今日ここへいらっしゃったのか、少し不思議に思うところはあります(笑)。ただし、外交官的な発言になるかもしれま せんが、私が唯一言えることは私の希望、クラブの希望もあって、いろんなことを話し合った結果、今日の試合も非公開にしようと決めたということです」
(以前「準備期間では少なくとも一回は負けるべきだ」と言っていたが、それについては?)
「少なくとも結果に関しては、私がとても怒ってしまうほど不満足というわけではありません」
(開幕までにトレーニングマッチをまだ組むか?)
「予定はありません」
(昨日「試合の前に体を起こすために運動する」と言っていたが、今日もやったかということと、シーズン中でもそうするかということについては?)
「今 日は行ないませんでした。シーズン中には必ず行なう方針で考えています。ホームであろうとアウェイであろうと関係なく、試合当日のプログラムとして現在の サッカー界では常識だと思います。ひと昔前ではチーム全員が集まって当日の午前中に散歩をすることもありましたが、現在のやり方では散歩をするのではな く、30~40分間一緒に簡単なトレーニングを行なうことによって、もう一度汗をかくということが非常に大切です。もちろん場合によってはボールを使った り、 使わなかったりするときもありますが、それはその日の試合会場、あるいは現場での状況にもよると思います」
(高原の事故の件では本人と話をしたか?)
「今 日の午前中に高原が私の部屋に来まして、この件に関していろいろ話をしました。もちろん情報交換ということもそうですし、一体どのような状況でどのような 事故があったのかということ、それから彼がどのような運転をしていたのか、それから自転車の(被害者の)方の今の状況がどうなっているかというようなこと について話を聞きました。私にとってとても大切だったのは、自転車に乗っていた方に今後残るような後遺症があるのかどうかということ、これがとても大切で した。もちろん高原にとっては非常に難しい状況だと思います。私が今のところ聞いている限りでは、高原が非常に違反(のような運転)をしていたとかそうい う話ではなくて、あくまでもいろいろな不運が重なって事故が起きてしまったということです。そういうことを考えると、一番大切なのは自転車に乗っていた方 の後遺症の心配が現時点ではないということです。もちろん残念ながらけがをしてしまったということがありますので、できる限り早い回復をお祈りしていま す。そして私としてはやはり選手のメンタル面を考えますので、高原がこの状況を今どう見ているのか、どう感じているのか、ということが大切になってきま す。ですからこのことに関しまして、高原ともいくつか話をしました。それ以上の詳細に関しては現在ここではしたくないと思います」
(メンタル面も含めて高原は今後も開幕までトレーニングを続けていける状況?)
「もちろんです」
(監督は選手が試合後の疲れた体で運転することについてどういう意見を持ってる?)
「こ れはあくまで根本的な考えですが、よほどのけがをした選手などが自ら運転するのはよくないことだと思います。ただし、けがをしてない選手、そして今回のよ うに非常に大きなプレッシャーがかかる公式戦、アドレナリンがすごく高くなるような、例えば降格してしまうかもしれないとか、そのような非常に圧力がかか るような試合に出場したのではないような場合は、自ら車を運転して家に帰るということは問題ないことだと思っています。なぜかというと、通常は試合の後に すぐ運転をするわけではありません。試合の後にまずクールダウンをして、それから体のケアがあって、着替えて、今回はアウェイの試合でしたのでバスでこち らへ戻って来て、それから初めて(車に)乗るわけです。ですので、興奮した状況で車に乗ることは一切ありませんので、そういうことについては問題がないこ とだと思っています」
(例えば日本相撲協会では力士の運転を一切禁止している。そういうあり方についてはどう思う?)
「例えば降格してし まった後とか、あるいは優勝した直後とか、そういうときに車を運転するのは難しいことだと思います。なぜならばエモーショナルなレベルが非常に高いレベル にあって、場合によっては少し頭が混乱しているところがあるかもしれないからです。しかし今回のようなトレーニングマッチや、通常の試合の後には、クール ダウンをして、体のケアをして、それからバスで戻って来てというように時間が経っています。そういう場合はスポーツマンが車を運転することには別に問題が ないと思っています。日本相撲協会の方でなぜそういう禁止令が出ているのかについては、私の方では情報がないので理解することはできません。しかし、何か 今までにそういう例があったので、そうしたルールができたのではないでしょうか。大切なのは私たちはスポーツの社会だけを考えるのではなくて、社会全体を 見渡すことです。例えば、今、世界は経済危機です。それによって仕事を失った方というのが必ずいるわけです。皆さんは、そうして仕事を失った人に対して 『車を運転していいのか?』と毎回心配なさるでしょうか?もちろんスポーツ選手は著名であって、新聞によってよく知られている存在だということは理解でき ますけれど、同じような非常にストレスのかかっている状況で車に乗るということは、一般社会の中でもよく起きうることなのです。ですので、すぐ相撲、ある いはサッカーと比べるのではなくて、他の職業の方とも比べてみてはいかがでしょうか。失業者になったばかりの方に対して『あなたは今仕事を失ったせいでス トレスを感じているから、車に乗るのはやめた方がいい』というルールは存在していないはずです」
(鹿島アントラーズがガンバ大阪に勝った昨日の富士ゼロックススーパーカップについてはどう思う?)
「私 たちのコーチングスタッフの一人が現場に行って、スタジアムでも試合を観戦しました。私も今日実際に映像を確認したわけですが、確かにアントラーズはいい チームだと思っています。ただし、前半にガンバ大阪の方にもチャンスがあったわけですし、ガンバが先制したとしてもおかしくなかったと思います。ですから 3-0という結果については、印象としてはアントラーズの快勝という印象を受けますけれども、ガンバの方もいい試合をして、とてもいい選手がそろっている のではないかと思いました。これ以上アントラーズについてあまり詳しくお話をするつもりはありません。なぜならば私もこれからゆっくりと映像を見ながらさ まざまなことを確認していきたいからです。ただし、一つ言えることが昨年、そして一昨年と彼らが非常にいい結果を残したのは偶然ではないということを、も う一度私も見ることができたと思います」
(開幕までの1週間でチームを高めるために今後どのようなことをしていく?)
「昨年とは違うやり 方でこれから臨んでいくわけですし、システムの変更というものはすぐに出来上がるわけではありません。今日明日で選手たちがすべてを理解するのはやはり難 しいです。しかし、これまでも選手たちはしっかりとさまざまなことを吸収していい方向に向いてきていると思いますし、今後も開幕戦とは関係なく、定期的に このシステムについてトレーニングしていくことによって、選手たちの戦術理解度というものを上げていきたいと思っています。もちろんさまざまなゲーム形式 のトレーニングというものも考えています。今後もマイボールのときはどうするのか、相手がどのポジションでボールを奪ったときにどういう形でそれにこちら が反応を見せるかなど、さまざまなトレーニングをまだまだ積んでいかなければいけないと思います」

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2009年2月28日土曜日

TM 大宮アルディージャ戦後のフィンケ監督コメント 2009.02.28

VS大宮アルディージャ

トレーニングマッチ後 フィンケ監督

フォルカー・フィンケ監督 本日のトレーニングマッチを終えてのコメント
「非公開のトレーニングマッチ後に記者会見をするということは、私の長いキャリアの中でも初めてです。そういう意味では、今日ここで何を言っていいか少し悩んでいます(笑)。
準備期間の終わりとして、もうすぐシーズンを迎える直前ですので、今日の試合はとても大切でした。もちろんもう少したくさんの得点を決めたかったと思っていますけれども、基本的には今日の試合の内容については満足しています。
(メ ディアの)皆さんは今日のスターティングメンバーなどについての情報がほしいだろうと思いますけれども、今日は非公開ですし、私の方から詳しくお話しする ことはできません。ただし60分間、あるいは70分間出た選手というのがいたわけですし、彼らも公式戦のようないい形で経験を積むことができて、最後の調 整をこのトレーニングマッチの中ですることができたと思います」
(これまではトレーニングマッチの午前中にトレーニングをして負荷をかけていたが、昨日はオフだった。今日の試合の意図はどんなものか?)
「今 日の午前中もトレーニングをやりました。そして今日メンバーに入って、試合に出た18人が約40分のトレーニングを午前中にしています。これは国際的にも さまざまなクラブがやっていることですが、試合当日の午前中に一度軽いトレーニングをすることによって体を起こすという意味があります。ですから私たちも そうしました。18人に入らなかったメンバーはまた別のトレーニングを今日の午前中にこなしています」
(今日のメンバーは知らされていないが、今日のスタメンが開幕戦のメンバーに近いと考えていいか?)
「い や、必ずしもそうとは限りません。今日のトレーニングマッチでのパフォーマンスだけではなくて、明日以降のトレーニングでも彼らがどういうプレーを見せて くれるかということも大切ですし、そのトレーニングを見て初めて開幕戦のスタメンを決めたいと思っています。選手たちにもそのことははっきり伝えておりま すので、今日スタメンで出たメンバーが必ずしも開幕戦のスタメンになるとは限らないということは選手たちもしっかりと理解していると思います。
よ くあることなんですが、例えば午前中のトレーニングで黄色いビブスをもらわなかった選手が『自分はスタメンから落ちたんだ』と勘違いすることがあります。 ですから私は毎回説明をします。『そういうわけでは一切ない』と。ですからトレーニングによってはいろいろな形でチームを分けることがありますが、それが 必ずしも直接ゲームでのメンバーにつながるわけではありませんし、同じように今日のスタメンがそのまま開幕戦のスタメンにつながるとも限らないのです。も ちろん、今までの経験によれば7~8人の主力選手が非常に多くの試合に出場するということはありえることです。ですがそれ以外にもたくさんのいい選手がそ ろっていますし、攻撃の四つのポジションがあります。このポジションには流動的に、相手によって様々な選手が入ってくると思います。私の考えでは、この四 つの攻撃的なポジションに関しては、合計7人、もしくは8人のそれぞれ個性を持った選手が必要だと思っています。
すごく大切なことですので誤解し てほしくないのですが、実際に選手にも伝えていますし、場合によってはメディアの方にもお話をしていますが、サッカーは個人競技ではありません。あくまで チームでやるスポーツです。ですので、私としても必ずしもこのクラブに所属するベストの11人のプレーヤーがピッチに立つわけでは一切ないと思っていま す。大切なのは、いかに一つのチームとして機能するか、そしてそのチームの中で役割を果たしながら、しっかりとした価値のある仕事をしてくれるかです。こ のような選手を私はいつも選ぼうと考えています。
もちろん、『チームのための11人』として選ばれた11人が、中立的な立場から見てもチームの中 で最も実力のある11人であればいいですが、大切なのは、どの選手がどの選手とうまくプレーをすることができるか、誰がいつもチームのためにプレーをして いるのか、そういうところなのです。ですから、繰り返しますがこのクラブに所属するもっともベストな11人が毎回スタメンとして試合に出るわけでは一切あ りません。
実はこのようなことは監督にとって非常に難しいことです。皆さんもよくご存じの通り、ヨーロッパ選手権で優勝したスペイン代表チームで も、代表監督は最終的にはレアル・マドリードに所属するラウル選手(・ゴンザレス)を選手権に連れていきませんでした。彼はラウルが素晴らしい選手である ことは、もちろん知っていたでしょう。非常に大きな国民的な運動まで起こって、何百万という署名が、『ラウルをヨーロッパ選手権に連れていってほしい』と いうことのために集められました。しかし、スペインの代表監督は最後の最後までラウルをヨーロッパ選手権に連れていくことはしませんでした。なぜなら、彼 の経験から言って、今のスペインの代表チームはラウルがいない方がうまく機能するという決断をしたからです。そして彼は、そのようなやり方でしっかりとし た結果、ヨーロッパ選手権での優勝を果たしました。ですので、このようなやり方がサッカーのチーム競技として正しいということが証明されたわけです。ただ し、監督にとっても非常に難しい決断です。実際、スペイン代表監督もヨーロッパ選手権で優勝を飾ってすぐに自ら辞任しましたしね。なぜ私が今スペイン代表 の話を皆さんにしたかというと、今日のトレーニングマッチが非公開でしたので、これ以上皆さんに何をお話ししていいか分からないからです(笑)」
(今日のトレーニングマッチの中で、手応えを感じたところと、逆に改善が必要なところは?)
「あ まり多くの秘密を明かしてしまうわけにはいきませんが、今日の試合の中ではもう少し点を取っていてもおかしくなかったと思います。多くの得点チャンスがあ りましたし、さらにしっかりと得点に結びつけて行きたいと思っています。これが皆さんにお話しできる一つの改善点ですね」
(今日初めてJ1のチームと対戦したが、これまでの相手と違う手応えは?)
「今 日のゲームの流れを考えれば、とにかくたくさんの点が生まれなければいけなかったと思います。あまり多くのことは話せませんが、もちろん満足していること はあります。しかし、批判できるポイントがあるとすれば、それは得点数が少なかったことです。本当ならばもっとたくさんの得点を奪っていても不思議ではな かった試合内容だと私は思っています」

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2009年2月26日木曜日

2009.02.26 指宿キャンプを終えて フィンケコメント

指宿トレーニングキャンプ後 フィンケ監督

フォルカー・フィンケ監督 指宿トレーニングキャンプを終えて
「現時点で言えることは、この新 しいチーム、そして新しい指導者チームと、とてもいい形で共同作業を進めることができているということです。このまま進んでいけば、きっといい形でチーム は開幕戦のピッチに立ち、いい雰囲気の中、結果を残していくことができるのではないかと思っています。
これから長いプロセスがあると思います。そ の道の途中にいる今言えることは、すべての道は整備されていて気楽に前に進んでいけるというわけではないということです。場合によっては、途中にとても大 きな石があって、そういった困難を乗り越えていかなければならないときもあるわけです。ただし、私が今のところ得ている感触からすると、チーム全体から大 きな目標に向かって進んでいこうという強い意志を感じることができます。そのことに私は満足しています。
また、メディカル部門からは、山田暢久と 梅崎 司が非常に高い確率で来週からチームトレーニングに合流できると聞いています。山田直輝は今日チームに合流しましたし、高橋峻希も同じ状況です。エスクデ ロはまだまだ治療していかなければいけない部分があり、まだチームと一緒にこなせないトレーニングメニューもあります。しかし、体調が完全なものになれ ば、彼はチームにとってとても大切な一員となることを、私は確信しています。現時点では私たちのチームに31人の選手がいます。チームトレーニングに参加 できなかった選手は5、6人です。今までの経験から言うと、31人のうちの5、6人というのは非常に少ない数字だと思っていますし、このケガ人の少なさに は満足しています。
今日が指宿トレーニングキャンプの最終日でしたが、メディカル部門、広報部門、マテリアルスタッフ、各部門のスタッフに私は感 謝しています。非常にいい仕事をしてくれていますし、彼らからはこの新しいチームを作り上げていくプロセスの中で、共同作業を進めていきたい、新しいチー ムを作り上げるサポートをしていきたいという強い意思を感じることができたからです。前シーズンの結果がよくなかったというのはみんなよく分かっています ので、全員一丸となって進もうという感触を得ています」
(今季からJリーグ公式戦中のベンチで、携帯電話、無線機などの使用が認められるが、活用するつもりはあるか?)
「実 際に使用するかどうかについて、公の場では、まだ話したくはありません。今だからこそお話しできますが、私は7、8年前ドイツで、ハーフタイム中に試合前 半の映像を見せながら改善点を与えるというやり方を導入しました。おそらく、ドイツサッカー協会内では、はじめてのことだと思います。ただし、私は当時、 そういったことをしているとはメディアに話しませんでした。なぜ今それをお話しできるかといえば、ハーフタイムに映像を導入してから、ずいぶんと時間が 経っているからです。ですので、今からある一定の時間が経った後に、『実はあのときから無線機を使っている』とお話しすることもあるかもしれません。
基 本的には、コーチングスタッフの1人は別の視野から試合を観戦するべきだと思っています。通常でしたら、スタジアムのスタンドからということになるでしょ う。その方が、場合によっては、特に戦術的な動きに関して、どういうことがピッチ上で起きているのか観察しやすいからです」
(映像を見せての指示というのは、具体的には?)
「コー チングスタッフの1人が、試合の際には必ず上から映像を撮っていました。そして、私が『この状況をハーフタイムにもう一度説明したい』と思ったときには、 ベンチにいるスタッフに時間をメモしてもらい、何分の状況を見せたがっているか撮影していたスタッフに伝え、ハーフタイムに降りてきたらその時間のプレー が見られるように映像を設定し、選手たちに見せるということを7、8年前からいつもしていました。
しかし、ハーフタイムに必要以上に多くの情報を 選手たちに与えてしまうと、選手たちはそれをストレスに感じてしまうことがあります。ですから、本当に大切な状況だけを見せるようにしていました。通常は 1つ、多くても2つのシーンを選手たちに見せるようにしていました。映像を使うことで、選手たちにも前半の課題がよく見えてきますし、後半への課題も説明 しやすくなります。ただし、選手たちは着替えをしたり水分を補給したり、やらなければいけない後半への準備というものがあります。そこで映像を見せること にあまり時間を使うよりは、選手たちがハーフタイムにいつもしていることを、まず選手たちにやらせて、そしてほんの短い集中した時間の中で、映像を見せな がら、後半へのいくつかのポイントを説明するということを長年していました。
このやり方は、審判からは反対されていました。例えば、非常に際どい 判定に関して、正しかったのか正しくなかったのか確認することができてしまいます。それによって、後半、主審が選手からいろんな意味での圧力を受けるので はないかと感じていたからです。ただし、彼らはそれを禁じることはできませんでした」
(ここまでの戦術の浸透度はどの程度だと感じているか?)
「私 たちの新しいやり方を、チームが完全に実践するまでには、それなりの時間もかかりますし、難しい道だと思います。なぜなら、コンビネーションサッカーを実 戦しようとすれば、ボールを失う回数が増えるからです。これは自然な現象ですので、そのことで選手たちを毎回責めるということはありません。
例え ば、守備をできる限り固めて、守から攻への切り替えを早くすることで少ないパス数で相手ゴールまで攻めるというスタイルでしたら、ボールを失う回数は少な くなるでしょう。そして、もし失ったとしても、守備を固めているのですから、その意味ではチームとしても安心かもしれません。しかし、私たちは意図的にコ ンビネーションサッカーを実践しようと思っています。コンビネーションによるパスが増えるということは、その分ボール保持率が上がります。保持率が60 パーセント、70パーセントになれば、その分パスミスによってボールを失ってしまうということが何度も起きるわけです。毎回ボールを失ったことを批判する のか、それともしっかりとパスを回して得点チャンスを意図的に作り出せたことを褒めたたえるのか、この違いはあくまで考え方の違いによるものとなります。 ですから、パスミスが多いからといって、私たちがやろうとしているサッカーをできていないとうことにはなりません。大切なのは、最後の最後まで私たちの フィロソフィを実践するために、日々努力をして、しっかりとトレーニングに励むことです。
今から言うことは、おかしく聞こえるかもしれませんが、 あらかじめ正直にお話ししておきたいと思います。長い準備期間で一度もトレーニングマッチで敗戦がなかったことを、私は非常に気にかけています。準備期間 では、少なくとも一回は負けるべきだと思っています。なぜかというと、今までの経験上、一度負けていた方がシーズンでいい結果を残せていたからです。これ は贅沢な悩みかもしれませんが、私たちは一度の負けも引き分けもしていません。できれば、次の週末にこそ、やっと負けられるように頑張りたい(笑)と思い ます」
(現在、目指しているコンビネーションサッカーをどの程度まで選手たちに伝えているのか?)
「まず、サッカーは計算のできないス ポーツです。たくさんトレーニングしたからといって勝てるわけではないですから、量で判断することもできません。追求していく道、目標があることは事実で すが、その目標を達成した後には、また次の目標が見えてくるものです。そういうことを考え合わせると、どこまでのサッカーを伝えているか、例えば数字で表 すことは非常に難しいです。よく選手たちは、ケガの後に『70パーセントまで来てる』、『80パーセントまで体ができている』ということを言います。
し かし、チーム全体の完成度や戦術理解度などを数字で表すことは非常に難しいです。選手たちを、チームを100パーセントの段階まで必ず持っていくことはで きないでしょう。もし、それができると分かっているのであれば、例えば強大な権力者による独裁国家がワールドカップで優勝する可能性が高いでしょう。サッ カーは、数字以外のものが出てくるものです。相手がどう出てくるのか分かりませんし、自分たちのコンディションが試合当日どうなるかも一切分かりません。 ですので、それをお話しするのはとても難しいですね」
(トレーニング後、円陣を作り、キャンプの最後にどのようなことを話したのか?言える範囲で教えてもらえないか?)
「プ ロフェッショナルでとても質の高い共同作業をしてくれたことに、みんなに感謝をしました。同時に、このようなキャンプを成功させるためにどうしても必要な 裏方のスタッフに感謝し、彼らのことをしっかりと評価するようにと選手たちに伝えました。その後、このサッカー場の手入れをしているグリーンキーパーが2 人いるのですが、2人にも感謝をしました。彼らはとてもいい仕事をしていました。短期間にたくさんのトレーニングをしたにもかかわらず、ピッチの状態は非 常に素晴らしかったからです」

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2009年2月24日火曜日

TM 蔚山現代戦後のフィンケ監督コメント 2009.02.24

vs蔚山現代

トレーニングマッチ後 フィンケ監督

フォルカー・フィンケ監督 本日のトレーニングマッチを終えてのコメント
「先にお話しした方が 質問の数は減るかもしれませんね(笑)。今日の試合では、いい時間帯もあまりうまくいかなかった時間帯もあり、いろいろあったと思います。しかし、この時 期にある程度強いチームと対戦することは、とても重要だったと思います。今回のキャンプでは、韓国のチームと2試合行ないましたが、私にとっても選手の評 価につなげやすい試合だったと思っています。高校、大学のチームとの試合では基本的にこちらがゲームを組み立て、相手は反応するだけです。高校・大学の チームに私たちが守備を固めてカウンターを狙うということはありません。そういう意味では、今日のように攻撃と守備の両方をしなければいけないというシー ンが何度も何度も繰り返される試合の方が、価値のある試合だと思っています。
今日の試合の先発メンバーについてですが、彼ら11人と途中から入っ たポンテ、エジミウソン、堀之内らは、もし今日が公式戦であったならば、メンバーに入っていたであろう選手たちです。それ以外のメンバーにも、エスクデロ のように小さな故障があって定期的なトレーニング参加ができていない選手の中にも、私の頭の中では試合出場の可能性のあるメンバーがいます。例えば、山田 暢久と山田直輝です。彼らはほぼ1週間前まではすべてのトレーニングに参加することができていました。ですから、彼らには7、8日後、開幕戦まで少なくと も2、3日前までにチームとしっかりトレーニングをこなせるような状況になればと思っています。
また、梅崎は2週間ほど前のオフのときに子供たちとボールを蹴っていてギックリ腰になってしまいました。彼は非常にポテンシャルのある選手ですし、その意味では非常に残念です。できる限り早くチームトレーニングに復帰できればと祈っています。
近 藤は貴重なセンターバックだと思っていますが、彼は今日、埼玉に戻りました。左膝半月板の部分にちょっとした手術をしなければいけない状態にあります。私 たちのチームには、闘莉王、坪井、堀之内という3人のセンターバックがいますが、近藤は4人目のセンターバックとして非常に重要な位置を占めています。そ の意味でも、彼が手術から早く復帰してチームのトレーニングに合流できればと思っています。阿部もセンターバックができますから、ケガ人が出れば、阿部を センターバックにということも十分できます。近藤と(そういったチーム状況について)話をした上で、今の早いタイミングで手術とリハビリをやって、シーズ ンの早いうちに復帰した方がいいのではと、私が彼と直接話し合って決めました。
実際には、開幕まであと11日あるわけで、その11日間で何が起き るかは分かりませんし、週末にはトレーニングマッチもあるわけですから、私自身も開幕までのすべてのトレーニングを通してコンディション面も含めて考え、 最終的な開幕戦でのスタメンを決めようと思っています。私から先に述べることは以上です。今のコメントの中に、みなさんがしようとしていた質問の答がいく つかあったのではないかと思います」
(アレックスの状況は?)
「みなさんご存じのように、彼は非常に長い間、離脱をしていました。前回の キャンプでとてもすばらしい回復を見せたことに、私は喜んでいました。ですが、現在は、チームとは離れ個別のトレーニングを行なっている状況です。しか し、私は彼のことを優れた選手としてよく知っていますし、人間としても非常に評価をしています。彼は、チームの中でもとても認められる存在であって、私は 非常に彼を評価しています。彼の復帰に関しては、チームにとって非常にすばらしい刺激を与えてくれることだと思いますが、強制することはできません。サッ カー選手の状況は、常にフェアなものではないのです。彼は非常にしっかりとリハビリを行なっていますが、まだ復帰できる状況には至っていません。ですか ら、まだ少し時間がかかると思います」
(前半のはじめの時間帯はレッズにとって難しい時間帯だったが?)
「全体的に言えることは、選手 は、ゲームへの入り方が難しかったのではないかと思います。もちろん、選手たちはゲームの入り方というものを探していたわけですが、前半15分から20分 くらいまで、全体的に動きがよくなかったと思います。そして、達也の、残念ながら不運にも相手のゴールに結びついてしまったバックパスもありましたけど、 スコアラーポイントを相手に与えてしまいました。あの部分に関しては、我々が与えてしまったものですから、スコアラーポイントはこちらになければならない 点でした」
(闘莉王の攻撃参加は自由なのか?)
「基本的に選手には多くの自由が与えられています。ただし、大切なのは、正しいタイミング でチームの一員としての行動をしなければならないということです。すべての選手がポジションを流動的に変えることはできますが、ただし、それは状況により ます。ですから、それは毎回、毎回、違う選手が前線に飛び出すことができますし、その一環として、闘莉王が前線に飛び出すことができるということです。 チームの一員として動いているということを忘れてはなりません。
同じように、例えば攻撃の選手のエジミウソンや高原、原口元気などが自陣の守備エリアに戻って守備に参加することがあるわけです。このように、どんどん縦の入れ替わりが行なわれているサッカーがいいサッカーだと思います」
(闘莉王のゴールへの上がりは適切なタイミングだったと言えるのか?)
「大 切なのは、根本的に前線に上がるのは、状況によって正しいタイミングで上がるということです。通常ならば、センターバックの選手は相手ゴールから離れてい るわけです。ただし、サッカーの中では、センターバックの選手が、ボランチの啓太や阿部よりも相手ゴールよりも近いことがあるわけです。ボールまでの距 離、それによって、前線に誰が上がるかということが決まると思っています。そういう意味では、今日の闘莉王の上がりは評価できますし、その状況判断も評価 できると思います。

本来なら、私はこうした発言には慎重です。しかし、ここ数日間感じているのは、チームの中のコーチングがどんどんよくなってい るということです。誰が、どのタイミングで、コーチングをするのかということがどんどん活性化されてきています。もちろん、チームの中の決まり事がありま す。それはいろいろ前段階で話しています。それを実行に移すのが選手です。そのことについて、選手同士でコーチングがしっかりと行なわれていると考えてい ます。ですから、慎重なんですが、若干、楽観的な部分も出てきています」
(開幕までに早急に改善する点があれば、どんなところか?)
「サッ カーの試合というのは、基本的に誰もがオーケストラに曲をオーダーできるコンサートではありません。つまり、すべての自分の希望が通るわけではありませ ん。ですので、もちろん私は毎日の仕事をポジティブに取り組んでいます。そして、現在の状況を見極めて、今やらなければいけないことが決まってくるわけで す。山田暢や山田直、梅崎、エスクデロなどが早く復帰して、開幕までに我々の持っているオプションが広がっていけばと思っています。しかし、そうすべてが 望み通りにはいきませんし、毎日の状況を見て、解決していかなければいけないわけです。例えば、準備期間の中ですべてのメニューをこなしていて、1週間だ け参加できなかった。それは赤信号ではないと思いますが、数週間離脱していた場合は、開幕は厳しいと思います。これはもちろん当然だと思います。ですか ら、この選手がいち早く戻ってきて、しっかり仕事をして、オプションになってくれればと思っています」

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2009年2月22日日曜日

TM 鹿屋体育大学戦後のフィンケコメント09.02.22

vs鹿屋体育大学

トレーニングマッチ後 フィンケ監督

フォルカー・フィンケ監督 本日のトレーニングマッチを終えてのコメント
「まず、今日はサッカーをするにはいい天気ではなかったと思います(笑)」
(昨日のFC琉球戦は、前線の4人が頻繁にポジションチェンジをしていましたが、ああいう動きは狙い通りなのか?)
「さ まざまなことをトレーニングしているわけですし、土台となるチームのポジショニングに関しては何度もトレーニングし、トレーニングマッチを通して改善して いきたいと思っています。そしてチームに所属している全選手が、私たちのサッカーのやり方を理解しなくてはいけません。ですので、今回のキャンプでも合計 4回のトレーニングマッチをセッティングしましたし、できる限りすべての選手が試合に出られるようにしました。
実際にみなさんもご覧になったで しょうが、昨日の試合に関しては、今まで日本で『サテライトチーム』と言われていたチームに似ていたのではないかと思います。非常に若い選手たちが主体と なっていた試合で、それに加えて2~3人の年上の経験豊富な選手がピッチに立っていました。昨日と今日は若い選手と年上の選手がシャッフルされた形でピッ チに立っていました。
明後日の韓国のチーム(蔚山現代)と対戦するときには、この指宿キャンプでの初戦と同じように、できるだけ多くの実力者をピッチに立たせたいと思っています。各ポジションでしっかりとした実力があると証明された選手たちをピッチに送り出したいと思っています。
そ して、この数日間でしっかり見極めることができたのは、2人の日本代表のフィールドプレーヤーです。闘莉王と達也、この2人がチームにとって非常に大切な 存在であることを彼らは実際に証明したと思いますし、彼らが入ることによってこのチームの質がさらに高くなったと思っています。今後もチームにとって大切 な選手として活躍してくれると思います」
(昨日と今日を比べると、昨日の方がボールの周囲の数的優位が作れていたようだが?)
「今、そこ まで細かく戦術的な部分は語りたくないと思っています。なぜなら今日試合に出た選手たちも数人は昨日45分、もしくは90分、試合に出ていた選手たちで す。ですから疲労がたまっていた状態でピッチに立っていたことは確かです。ですので、昨日に比べて今日の方がよかったとか、戦術的な改善が見られたとか、 そういうことを語るつもりはまったくありません。若い選手たちが昨日に続いて試合に出たわけですが、彼らの方が回復力も優れているわけですし、彼らならば 2日間連続で試合に出ることも大丈夫だろうと判断してピッチに送り出しました。
ですので、チーム戦術的なことであまり深く考えること、どちらの試合の方がよかったと考えることは、今の時点ではナンセンスだと思います」
(考えているサッカーはどの程度浸透しているか?)
「今、 ここでそのことについて私がはっきりと判断するのは難しいと思います。しかし、大切なのは、ピッチに立っている選手全員が、私たちと同じ道を進もうとし て、私たちがどのようなサッカーをしたいと考えているかをしっかり理解し、同じ絵を描きながら同じ方向に進むことです。少しずつですけどよくなってきてい ると思いますし、日によってはうまくいったり、いかなかったりすることがあると思いますが、選手たちはとてもポジティブに、私たちのこの新しいサッカーに 取り組んでいると思います」
(原口元気だけが指宿キャンプで3試合連続で先発に起用されているが?)
「特別な意図はありません。ただし彼 は、私たちのチームの中で最も若いので、回復力も非常にすぐれていると思います。もちろん若い選手だからと言って毎日毎日90分出すわけにはいきません。 しかし、彼なら毎日45分なら一切問題ないでしょう。ですから少なくとも45分はピッチに立たせようと思って試合に出していました。大切なのは、彼のよう なタイプの選手にはできるだけ多くピッチ上での試合経験を積ませてあげるということです。ただし、それと同時に正しいタイミングでしっかりと休息を与える ことも必要だと思っています。正直に申し上げますが、もともとは、今日の試合ではセルヒオが先発で出るはずでした。しかし、前もってのメディカルチェック で内転筋の問題があるということで、念のため別メニューにしておこうということになりました。ですので、元気がスタメンになったわけです。そこに深い意味 があったわけではありません」
(この2日間、ポンテも別メニューだが?)
「今日は強い雨が降ってもいましたし、この雨の中でわざわざ外で やる必要はないだろうと判断し、他の(試合に出ていない)9人の選手と一緒に室内でのトレーニングとなりました。筋力系、ボールフィーリング、スタビリ ティトレーニングなどをタンコ、ナイチェル両コーチとこなしています。ポンテに関しては、疲労がたまっているところもありますし、彼も経験のある選手です から、いつ・どこまで負荷をかけていいのか本人もよく分かっていると思います。昨日もそうですが、一切のトレーニングをしていないというのではなく、必ず 正しい個別のメニューをこちらで準備して、彼はそれをこなしています。遅くても明日、明後日には通常のトレーニングに復帰できるのではないかと思っていま す。
根本的に言えることですが、ここまで私が見てきた感じでは、ケガをしていても努力をして試合に出る、トレーニングに出るということが日本とい う国では美化されているように感じます。私が生まれ育ったドイツでも同じで、ケガをして、例えば足を骨折した選手が努力の末になんとかピッチに立つという ことが、とても褒めたたえられた時期が長い間ありました。しかし、私は違う考えを持っています。選手がさらにケガを悪化させて、場合によっては数ヵ月間 ピッチに立てなくなるからです。ですから、選手たちにはしっかりと自分の体と話をすること、むちゃをしないでしっかりとケアをして治療にあたることを求め ています。ケガをしているときには別のメニューをこなすという、しっかりとした判断ができなくてはいけないと思っています。そのことは何度も何度も選手た ちに話をしているところですし、今後も無駄な形で選手たちがケガすることのないよう、心がけていきたいと思っています」
(FWの軸は高原か?また、ドイツ時代の彼と比べてどうか?)
「中 立的な立場として言いますが、彼はいい準備期間を過ごすことができたと思っています。オフ期間中にもとてもしっかりとした準備をしてきたようですし、幸運 にも、今日までケガをせずにすべてのメニューをこなすことができています。もちろん、すべてのトレーニングマッチで彼がいいパフォーマンスを見せられたわ けではないですが、通常のトレーニングではいい形で臨んでいましたし、コンディションもプレーパフォーマンスもどんどんよくなってきていると思います。そ の意味では、ここまでの高原にはとてもポジティブな見解を持っています。しかし、だからといって、彼がこのチームのFWのナンバー1としてポジションが確 定されているわけではありません。私の立場からは、FWのポジションをナンバー1、2、3とランク付けすることはできません。唯一言えることは、さまざま なFWがいて、それぞれが特徴を持っているということです。そして、その個性をいかにチームのために生かしていくか、そのためのチーム作りをどうやって進 めていくかということ、これが私たち指導者にとってはとても興味深いことであるし、大きな喜びをもたらしてくれる仕事の一部だと思っています。
同時に忘れてはいけないのは、いかに選手たちの個性を伸ばしていくか、彼らのレベルをさらに改善していくか、そのためにどのようなことをすればいいのか、そういったものは私たちの仕事の大切な要素です」
(山田直輝らリハビリ組の状況について、また試合で負傷した高橋峻希の状況については?)
「山 田直輝に関して言えば、もうすぐに復帰できる状況だと思います。先日のトレーニングマッチの終盤で、内転筋を痛めたという情報がありました。ですが、今日 の個別のトレーニングを見ていてもどんどんよくなっていますし、ボールあり、なしのテストでもすべて順調にいっていますので、もう数日で完全にチームト レーニングに復帰できるという情報を得ています。
高橋峻希について言えば、今日のトレーニングの中で、相手選手と接触したときに、相手選手に足を 強く踏まれたということだったのですが、非常に高い確率で打撲と思われ、メディカルスタッフがすぐに対応をしています。アイシングをしてすぐに高い位置に 足を上げるなど、いろいろな関係者が高橋峻希を復帰させるために努力をしています。ですから、場合によっては、明日、チームトレーニングに復帰できるかも しれませんし、よくサッカーであり得る、日常的な小さなケガであることを願っています。
基本的には、できる限り、リハビリグループは小さくて、そ こでトレーニングをしている選手たちが、私たちのチームトレーニングにできるだけ早く参加できるように願っています。ただ、基本的に言えることは、現在 31人の選手がいて、長期離脱をしている堤を除けば、私たちのチームトレーニングに参加できなかった選手、個別でトレーニングをしなければならなかった選 手は、3人から5人でした。
もちろん、選手がケガをする度に、それは普通のことだと思いますが、それと同時に、リハビリグループが大きくならなかったということは、すごくよかったと思っています」
(明後日のトレーニングマッチが開幕前の最後の対外試合?)
「今 のところクラブの方針で、いつトレーニングマッチがあるか、いつ、どこで、何時に、どことやるのかというのは、クラブから出すことになっています。実際に 来週末にトレーニングマッチを行なうことになっているはずです。詳細は、クラブから出るでしょう。ただ、私が分かっているのは、来週末、少なくとも1試合 を行なうことになります。私のトレーニングの日程表では、木曜日にさいたま市に戻り、金曜日はオフ。もちろん、リハビリ組は個別のトレーニングをします。 そして、土曜日には午前中にトレーニングをやり、その午後にはトレーニングマッチをやることになっています。それを今から変えるつもりもありません」
(このキャンプでメンバーを固めるのか?それとも浦和に戻ってからの様子も見て決めるのか?)
「私 が指導者になった最初のころは、少しやり方が違ったのですが、今は開幕前の最後の2、3日間の様子を見て、決めることにしています。なぜなら、あまり早い 段階で決めたとしても、その後、トレーニングのゲームの中で選手がケガをしてしまうこともありますし、実際に何が起こるか分かりません。ですから、最後の トレーニングマッチ、そして最後の2,3日間を見て決めることにしています。
Jリーグでも、ドイツでも大きな違いはないと思いますが、シーズンを 通して試合に絡む選手は22人から25人。そして、その中で、20試合以上出場するのが、15人から17人。そして、もちろんケガをしないということが条 件ですが、ほぼすべての試合に出る選手が5人から7、8人になります。これが通常だと思います。
正直にみなさんにお伝えしますが、スタメンについては、最後のトレーニングマッチの後になります。試合後にドクターの報告もあるわけですから」
(今日のトレーニングマッチで、加藤選手をフィールドプレーヤーとして使った意図は?)
「そ れは非常に簡単な理由です。フィールドプレーヤーとして出られるGKがもう1人いました。それは大谷です。実際、もう1人ケガ人が出ていたら、大谷を フィールドとして出そうと思っていました。私の考えとしては、GKはすべてフィールドプレーヤーとして出られる必要があると思っています。ですから、公式 戦ではありませんし、GKがフィールドプレーヤーとして出場することはまったくおかしいことではありません。
有名なバックパスルールの変更などが ありまして、味方からのパスを手で扱うことができなくなりました。ですから、プレーの幅が求められますし、実際にフィールドプレーヤーとしての能力がGK に求められるわけです。国際レベルのGKでフィールドプレーヤーの能力がない選手は存在しません。相手のチームがとてもいい、アグレッシブなプレッシング をしてきた場合、私たちにとって、足元の技術がしっかりしているGKが必要になります。なぜなら、そうした能力のあるGKがいなければ、ロングボールを蹴 らなくてはならないからです。GKにフィールドプレーヤーの能力があれば、実際にGKを11人目のフィールドプレーヤーとしてボールを回すときに使うこと ができるわけです。チームにとっても、戦術の幅が非常に広がってきます。ですから、GKにはそのような能力が今は求められているのです。私は今、この質問 に対して、細かく答えましたが、実際にこれからのトレーニングの中でも、そうした起用は何度も出てくると思います」

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2009年2月18日水曜日

2009.02.18 練習後のフィンケコメント

オフィシャルは目がチカチカするので転載しています。

本日のトレーニング後 フィンケ監督

フォルカー・フィンケ監督 本日のトレーニングを終えてのコメント
(指宿キャンプの最初にKリーグチームとの対戦を組んだ意図は?)
「も ちろん、この世界は、すべての願いがかなうようなものではありません。今の状況は、ここの環境や他のチームの日程など、すべてを考えて、すべてのオプショ ンの中で、最もいいものがKリーグのチームと組むというオプションだったのだと思っています。準備期間に入ってから一定の期間が経っていますから、だんだ んと相手の質を上げていくというのは常識的だと思います。しかも開幕まであと2週間半。開幕戦のことを考えるとある一定のレベルのチームを選んで、実戦形 式で選手たちにいい経験を与えたいと考えています」
(今日の試合で、いずれも今季初めて、左サイドバックに平川、右サイドバックに細貝を起用したが、その評価は?)
「み なさん、よくご存じだと思いますが、私は、これまでに昨年のレッズの試合を何試合もDVDで見ました。平川が実際に左サイドでプレーしているシチュエー ションを何度も見ることができました。今までここ数年間、このクラブは必ず3-5-2のシステムでやっていました。そのため、本当の意味での4バックでの サイドバックというポジションが存在していませんでした。今シーズン私たちは4バックでやりたいということ、これは確定しています。どの選手が実際に4 バックでプレーできるのか。まず、自分たちのチームの選手を起用することで、彼らのサイドバックとしての適性を見極めていきたいと思っていました」
(残り2週間半で、チームの手応えは?)
「繰り返しになりますが、サッカーはすべての願いがかなう世界ではありません。大切なのは現実を見つめること。私たちにはどういう選手たちがいるのか。
私の考えとしては、両サイドは自分たちの選手で埋めていきたいです。いろいろなトレーニングによって彼らの可能性を引き出したいと思っています。もちろん、場合によっては、両サイドの人数が足りない状況が出てくる可能性もあります。
し かし、そうなった場合に自分たちがどういう行動をするかは言えません。選手が欲しいからと言って、すぐにいい選手を連れてこられるという甘い世界ではあり ません。だからまず、自分たちのチームに所属している選手をいかにうまく使っていくか。そして、人数が足りなくなったとき、どのような選手を連れてくるこ とができるか。しかし、そのことについては詳しくは今語ることはできません。
私が初めてこのクラブから声がかかったときに、クラブサイドからハッキリと言われたのは、できる限り、このクラブにいる選手の実力を伸ばしてほしい、年上、年下に関係なく、すべての選手の実力を伸ばしてほしいと言われました。
ですので、私自身もできる限り、今このチームに所属している選手の可能性を引き出していきたいと考えています。そして、それが今非常に大切なポイントであると考えています」
(ゴールを入れた左利きの林の評価は?)
「ある日本の知人から聞いたのですが、日本では、根本的に左利きの選手が不足しているという情報を得ています。もちろん、隠したいわけではありませんが、おっしゃったとおり、私たちのチームには左利きの選手が非常に少ないのも事実です。
しかし、右利きの選手を左サイドで使うことによっていろいろなメリットが生まれることも確かです。もちろん、できる限り左利きの選手を左で使いたいですが、現実的なことを考えると、右利きの選手を左で使うのもありだと思います。
彼 らはドリブルで切れ込むこともできますし、コンビネーションによって、自らシュートをすることもできます。さまざまな国際試合を見ていても右利きの選手が 左サイドで非常に活躍していることもあります。そういう意味では、必ずしも、左利きの選手である必要はないと思っています。
今日の試合でも、平川 が左足で非常に素晴らしいクロスを蹴りました。平川は右利きの選手ですよね。しかし、左足であれだけ正確なクロスを上げることができた。平川という選手は 左足を使える選手であって、立ってバランスを取るだけの左足でないことを、彼は証明したと思います」
(トレーニングマッチ自体への評価は?)
「私が満足することは、一切ありえません。ただし、チーム全体の成長を考えれば、非常にいい形で進んでいると思います。私が来たときから、選手たちといろいろな接し方をして、いろいろなトレーニングをして、選手はいい形で成長していると思います。
昨日、10メートルと20メートルのスプリントテストをやりました。みなさんもご覧になっているので、そのことについてオープンにお話しできると思います。
ス プリントテストをすることで、選手たちのコンディションを見極めることもできるわけです。この結果を見ると、選手たちは、宮崎キャンプの後に比べればどん どんいい方向に成長していることが分かりますし、彼らは負荷を与えられて非常に疲れ切っていたわけですけど、そこから回復して、コンディションが開幕に向 かって上がってきていると思っています。
トレーニングマッチに関して言えば、相手がボールを持ったときのこちら側のコンパクトなポジショニング は、ある程度は評価できると思います。しかし、まだまだ改善しなければならないことはたくさんありますし、このトレーニングマッチによって私が満足したと いうことはありえないと思います。
代表に行っていた阿部…、彼は途中でこちらに合流しましたが、闘莉王、達也と、3人のフィールドプレーヤーが復 帰して、私たちのトレーニングに合流したことはプラスに考えています。彼らにとってもこのチームに馴染むための時間が必要ですし、私たちにとっても彼らの ことをよく知らなければならない。実際に3人はこのチームでずっとトレーニングしてきた選手たちとの共同作業ができていると考えますし、チームとしてまと まっていくためには、このタイミングでチームに合流することができて非常によかったと思います。
日本のチームと韓国のチームが対戦するときは、非常にハードな試合になると聞いていました。実際に今日やってみて、そう思いました。やはり、ライバル関係がありますから、非常に厳しい試合になります。
そういう試合で田中達也を使うのはどういうものか、と思いました。そういうことで彼には別メニューを与えて試合に参加させませんでした。まだまだ開幕まで時間がありますし、彼のことを考えると、このタイミングで試合に出してしまうことはよくなかったと思います。
彼自身、代表での疲労もたまっていたでしょうし、今日もう一度回復を与えることで、明日以降のトレーニングで彼がしっかりとパフォーマンスを見せてくれればと思います」
(キャンプ中に選挙でキャプテンを決めると言っていたが?)
「今は、ちょうど、チームの中で行なわれている一つのプロセスです」

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2009年2月15日日曜日

2009.02.15トレーニングマッチ栃木SC後のフィンケコメント

本日のトレーニングマッチ後 フィンケ監督

フォルカー・フィンケ監督 本日のトレーニングマッチを終えてのコメント
「指宿キャンプに出る 前、地元で充実した週末を過ごすことができました。実際に、2試合をこなし、試合に出場していないメンバーも必ず同時にトレーニングなどができましたし、 選手たちにとっても非常に充実した週末ではなかったかと思います。もちろん、それほど多くのケガ人が出ていないこともあって、実際にさまざまなメンバーで 2回のトレーニングマッチに臨むことができました。そのことについては非常に満足しています。もちろん、選手たちにしてみればハードな内容でハードなスケ ジュールでの週末だったと思います。なぜかと言うとそれぞれの選手がトレーニング、そして試合と2日間連続で負荷をかけられたわけです。しかしこれも彼ら の仕事の一部ですし、ここ最近は下半身が重かったとしても、このような努力がシーズンの始まるころには報われるのではないでしょうか」
(闘莉王が試合に出場したが?)
「昨 日、闘莉王は試合に出場していなかったメンバーと一緒にトレーニングをしました。昨日のトレーニングでは問題なくすべてをこなすことができました。今日、 朝一番にヒザの状態を聞いたところ、一切問題ないと答えました。自分としても試合に出られると判断し、スタメンで起用しました」
(闘莉王のプレーについては?)
「そ れぞれの選手によって違う負荷がかけられている状態ですので、公の場でそれぞれの選手について話すことはしたくありません。なぜなら、私たちはチームとし ては開幕戦へ向けてのトレーニングを組んできました。選手たちにもそれなりの負荷がかかっています。逆に言うと代表に合流していた選手たちは、クラブのも とでトレーニングをしている選手とは違うメニューをこなしているわけですから、体の状況もまったく違います。達也も含めて代表選手と、このクラブでトレー ニングをしてきた選手とは、体の状況はまったく違います。そう簡単に比較することはできません。大切なのは、代表に合流していた選手たちが、ここで1週 間、2週間とケガをせずに自分たちのメニューをしっかりとこなすことです。そうすればチーム全体の状況も把握できます。そうなれば、皆さんもそれぞれの選 手について語ることができるのではないかと思います」
(都築と達也はトレーニングマッチに出場しなかったが?)
「代表に選ばれている3人 の選手がいい選手である、実力があるということを今ここで、わざわざ証明しなければいけない状況ではありません。代表に所属しながらクラブでもプレーをし ている主力選手というのは、私たち監督にとっても非常に興味深いものになります。なぜかというと、この選手はクラブと代表の2つのチームでパフォーマンス を見せないといけないわけです。その中でこちらとしても、しっかりとした正しいトレーニングで負荷を与えていくことによって、彼らが代表のみ、もしくはク ラブのみではなく、両方のチームで必ず活躍できる状態に持っていきたいと思います。それは難しいことですし興味深い仕事でもあります。代表の選手たちにい つどのように負荷を与え、回復をするのかは難しいことでもありますが、クラブの監督としては喜んでそのようなことに取り組んでいきたいです。
今回 の達也と都築については、いつどのタイミングで回復を与えるかということを考慮して今回は試合には出場しませんでした。ただ、ケガなどが深刻な状況で試合 に出られないわけでは一切ありません。今日、この時点で負荷を与えるのがベストではないと判断したので、試合には出ませんでした。準備期間の長い間にわ たって、選手たちが代表で練習をしているのは、クラブとしては難しい状況です。なぜかというと、主力選手の数人が実際に私たちのチームの準備期間の長い 間、参加できていなかった、しかもスポーツ生理学的にも違う意味での負荷を与えられていた。そういうことを考えると、今、クラブでトレーニングをしてきた 選手と、代表に行っていた選手の体の状況は違うわけです。
特に達也に関して言えば、残念ながら腰の痛みがあり、実際に代表でも何日かチームトレー ニングに参加できない状況でした。そして実際にこの間の試合に出場することができたのはうれしかったですが、その分、腰の痛みということがありますので、 クラブでのしっかりとしたケアが必要です。今、彼はこちらで体調を整えている段階です。そうすればまた彼もチームでのトレーニングにまた復帰できるように なるでしょう」
(日本代表の岡田武史監督の印象は?)
「とてもいいコミュニケーションが築けていると思います。今後もこのような形で意見交換がしていければいいと思います」
(直接伝えた希望などは?)
「ド イツのブンデスリーガ時代で監督の仕事をしていたときにも、長年にわたってさまざまな代表選手と関わってきました。各国の代表監督ともいいコミュニケー ションをとっていました。なぜかというと、代表選手にとってもチームにとっても、自分のクラブの監督と代表チームの監督がしっかりと話し合いができてい る、お互い情報交換をしてコミュニケーションがとれているということは、お互いにとってメリットをもたらしてくれるのです。ですから、今後、日本でも代表 監督としっかりと話し合いをしていくことで、情報や意見の交換をしていきたいです。今回の件に関しても、闘莉王の状態について、最初のキャンプでいつどの タイミングで、代表に行くのか、フィンランド戦に行くのか行かないのかということが、分からない状況が長い間続いていました。
ですから私と岡田監 督といろいろ話をして、実際に岡田監督から私のところに電話があって、闘莉王の状態について確認があって初めて意見交換ができました。そして今後もぜひさ まざまなことを話し合っていこうということを話し合ってきました。あくまでその延長として、今日の試合がありました。今後も代表監督とはしっかりと密な関 係を保っていくことによって、お互いにとってしっかりとしたメリットが出るような関係を築いていければと思います」
(その中で新たな提案などは?)
「も ちろん私たちはサッカーについて話をしました。そして実際に岡田監督は1年間、ハンブルグにいたこともあって、ドイツに知人がいました。偶然、私も同じ人 物を知っていたということで、共通の知人がいることも分かったのでそのことについても話をしました。それから、もちろん、今、日本でプレーをしている選 手、私たちのクラブに所属している選手について話し合いをしました。お互い、選手についてどう思っているかについて意見交換をするのは当たり前のことで す。ただし、実際にどの選手について話したかはここでお話しすることはできません」
(トレーニングマッチでの選手たちについての発見は?)
「3 人の代表選手が優れていることは、私は理解していました。しかしそれ以外にも自らの目で、ここで実際に見極めたい選手がたくさんいたのも事実です。ですか ら昨日と今日の試合でさらにいろいろ見えてきたこともありますが、それよりも大切なのは、1月12日からこれまでのスパンにおいて、さまざまな話し合いを 選手たちとしてきて、トレーニングマッチを含めて彼らをさらに見極めることができたことです。これによって、私たちのチームの特長、選手の特長を彼らの性 格の面まで含めて、非常に細かく見極めることができました。これは非常に大切なことです。今、このような状況において、これからの2次合宿、そして開幕戦 に向けての準備が進められていくわけですが、今までは選手それぞれを知ることが大切でした。しかし、今後は開幕戦までの準備もあります。来週、そして再来 週のトレーニングを通して、開幕戦に向けてどの選手をチョイスして臨むのかということが見えてくると思います」
(得点を挙げた原口選手については?)
「若 手選手の中でももっとも好調な状況です。実際にゴールという結果も毎試合残していますし彼が今、活躍をしていることについては喜んでいます。本人にとって も最初の、1年目の準備期間にこれだけ定期的にゴールを決めることができていることに関しては、彼にとっても非常に大切な経験になっているでしょう。ただ し気を付けなくてはいけないのは、彼が短い時間だけ輝く流れ星にならないようにすることです。彼ができるだけ長い時間、輝く星になるためにはまだまだ学ば ないといけないことも多いですし、トレーニングでもしっかりとした姿勢を見せてほしいと思います」
(高原選手とのツートップを組ませたことについては?)
「あ まり想像をふくらませないでください。私の根本的な考えとして、トレーニングマッチではできる限り、年上と年下の選手をうまくミックスしたチームを作ろう と思っています。特定の何人かの選手を合わせようとしているわけでは一切、ありません。私としては年下の選手のみで前半を、年上の選手だけ後半をやること は一切ありません。選手をミックスして特長を見極めて、彼らの可能性を引き出したいという考えがあります。そしてもちろん、年下の選手が年上の選手からさ まざまなことを吸収できるということも事実です。ただし、数人の選手が組み合わされていたことについては、あまり深く考えないでください。私にしてみれば 年下と年上の選手が組むことが大事で、年上のどの選手と年下のどの選手が組むかではありません」
(今日のトレーニングマッチでチームとしてやれた部分は?)
「今 までのトレーニングマッチでは、前半、後半、それぞれ3回か4回、いい形で得点のチャンスを作り出すことができたと思います。もちろん、私たちにしてみれ ば、さらにその回数を増やさなければいけないですし、それは今後のトレーニングで詰めていかなければいけないと思っています。実際に私たちの選手が、これ から、やろうとしているサッカーをできるということは、いくつかのシチュエーションで実際に証明してくれたと思います。そして監督として、チームの成長の テンポ、スピードに関しては、それほど満足はしていません。しかしそれは選手たちが悪いのではなく、私たち・監督というのは満足することができない人間が たいてい、この職業をやっているからです。私たちはさらにレベルが高いことを選手には望んでいかないといけません。今後のキャンプでも私の方から選手たち にさまざまな要求もあるでしょうし、彼らがそれを実践できると私は思っています」
(交代時間については?)
「最初の合宿では45分で交 代をしていました。今は開幕に向けて近づいていますし、90分についての準備をしなければいけません。最初は45分から始めて、今は65分間です。しか し、65分間だけで試合が終わるのではなく、その前後にも選手たちはトレーニングをしています。実際に体に与えられている負荷も65分以上のものになって いるでしょう。しかし、プレー時間が増えたことは開幕が近づいている証拠だと思います」
(日本人の特長について興味深い点はあるか?)
「も し私がジャーナリストならば同じ質問をしているでしょう。ただ、私は監督という立場ですから、あまり詳しくはお答えすることができません。しかし、実際に ここに来てみて、事前に仕入れていた情報が正しかったこともあれば、少し違ったこともあります。プラスの意味で、ポジティブな特長を発見することもできま した。そして、それをさらに伸ばすために、さらに成長させるためのとてもいいメンタリティが条件として必要ですし、実際にあると思います。ですから選手た ちを今後、さらに伸ばしていくためにも、その特長を生かしていきたいと思います。
ただ、その特長が何であるかは、皆さんにまだお伝えすることはで きません。それ以前に選手たちにこのことについて話して彼らの能力を伸ばしていきたいと思います。一つ、具体的に言えば、私はこの国のメンタリティについ ては尊重しています。この国、日本人のメンタリティというものは変えることはできませんし、変える必要もないと思います。私は、この国のメンタリティを尊 重しながら、できる限り、サッカー選手としての成長にいい刺激を与えていくことができるかということがとても大切な課題だと思います。実際にこのメンタリ ティから生まれる素晴らしいエネルギー、それからポテンシャルは実際に存在しているわけですし、これをいかに技術的なことに結びつけて、選手たちのそれぞ れの能力を伸ばしていくかということが今後の課題ではないかと思います」

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2009年2月11日水曜日

2009.02.10 フィンケ監督コメント

2009年2月10日
浦和レッズオフィシャルが見難いので転載

本日のトレーニング後 フィンケ監督


フォルカー・フィンケ監督 本日のトレーニングを終えてのコメント
(10対10のプレッシングのトレーニングをしていたが、戦術トレーニングがはじまったと見てよいのか?)
「そ のような解釈は十分できると思います。トレーニングマッチを含め、もちろん今までも戦術的なことは少しずつやってきてはいましたけど、チームがどう動く か、いかに機能していくかがひとつのポイントになってくると思います。今後、あのようなトレーニングやトレーニングマッチを通して、チームとしての完成度 を高めていきたいと思います」
(プレッシングのトレーニングでは、ボール保持側の選手たち全員がボールを手にもったところからスタートしていたが?)
「ゲー ム中に起こりうる様々な状況で、自分たちのチームがどのように動くかのトレーニングです。例えば、ボールを失った場合、ボールを失った場所がセンターなの かサイドなのかによっても、チーム全体がいつ、どのタイミングでプレスをかけるのか、動き方も変わってきます。ですから、私がボールを持っている選手の名 前を呼ぶことで、その選手がいる場所でボールを失ったこととし、そこからチームとしてどうプレスするか、誰が最初に寄せていくのかのトレーニングをしまし た。実際にゲームで起こることを考えた上でのトレーニングだったと思います。目新しいトレーニングに見えたかもしれませんが、このようなトレーニングを重 ねていくことで、チームの完成度を高めていくことができると思っています。ヨーロッパでは、このような戦術的なトレーニングをするときはすべて非公開で す。私がトレーニングを公開する理由は、みなさんに対してフレンドリーでありたいからです。クラブからもいろいろと日本の常識に関しては聞いていますし、 実際、日本では公開トレーニングが非常に多いということも聞いていました。ジャーナリストのみなさんに対しても、サポーターのみなさんに対しても、できる 限りいろんなことをお見せすることによって、フレンドリーな関係を保ちたいと思っています」
(プレッシングのトレーニング後、ハーフコートゲームとなったが、その効果は見られたか?)
「少 しずつ改善されてきていると思います。特にボールを失ったときのチームの動き方、ボール際での選手の動き方が、です。まず後ろに戻って守備を固めようとす るのではなく、積極的にボールを奪いにいこうという姿勢がだんだん見られてきているので、その意味では少しずつ改善されてきています。このようなことに関 しては、非常に注意深く発言していきたいと思っていますが、今のチーム状態を考えると、選手たちは非常にいい取り組みの姿勢を見せていますし、とてもいい 状態ですべてのメニューがこなされていると思っています。その意味では、少なくともチームはいい方向に、少しずつですけど、発展してきていると思っていま す」
(ボールを失った時点からはじまっているという認識が正解なのか?)
「ここで戦術の講義をするつもりは一切ありません。ただし、ひと つだけ言えることは、必ずしもボールに最も近い選手が最初にプレスをかけるというわけではないということ。なぜかといえば、ゲームではさまざまな状況が起 こりうるからです。場合によっては、一切プレスをかけないこともあれば、違う選手がプレスをかけるということも十分出てくると思います。正しいタイミング で、ボールがあってもなくても状況に合った正しい動きをすることができるというのは、才能のひとつです。これは優れたひとつの才能だと思っています。非常 にプロフェッショナルな姿勢で真面目にトレーニングに取り組む選手でも、何ヵ月かこのトレーニングをやってもなかなか理解できないという選手も必ず世界中 にいるものです。状況に合った正しい選択をしてチームのために動くということは、大切な要素であり才能の一部であると思います。本当の意味で優れた才能を 持った選手というのは、素晴らしい戦術眼も併せ持っていることが非常に多いものです」
(それは『判断力』と捉えていいのか?)
「他のス ポーツ、特にボールを使ったゲームには必ず言えることですが、判断力も大切ですが、同じように大切なのが状況予知能力だと思います。これがしっかりしてい れば、いつ相手にプレスをかけるのかということについても、しっかりとこなすことができるのではないかと思います」
(7日の明治大学とのトレーニングマッチについては?)
「私 の考えでは、トレーニングマッチはあくまでもトレーニングの延長です。7日の午前中のトレーニングでも、午後に試合があるからといって負荷を抑えることは せず、通常のトレーニングメニューを与えました。それもあって、選手たちは45分ずつしか出場しませんでした。試合の結果に関しては、正直なところ、私は まったく気にしてませんし、結果を重要視していなかったということは事実です。選手たちは、疲労がたまっている中で、ある程度のいいプレーを見せていたと 思います。ただし、私としては、トレーニングマッチはあくまでもトレーニングの一環であると考えています」
(明治大学とのトレーニングマッチでは、選手たちからは「ボールの取られ方が悪い」という声が多かったが?)
「確 かに早すぎるタイミングで、何度も何度もボールを失っていたのは事実です。しかし、それは彼らの戦術的な問題などではなく、単純に疲労が溜まっていること によるミスだったと思います。毎日毎日厳しいトレーニングをこなしてきたことで、特に下半身に疲労が溜まっていましたから。正直なところ、この準備期間で のトレーニングマッチで、そろそろ私たちのチームが負けるときが訪れるのではないかと思っています。なぜかというと、選手たちはハードなトレーニングをこ なしてきたことで非常に疲労が溜まっているからです。1度や2度の敗戦があっても、まったくおかしくない状態です。もちろん、私としても敗戦を願っている わけではないですが、この準備期間に、高いモチベーションで向かってくる大学のチームに1度や2度負けてしまうのは珍しくないと思います。しかし、私が非 常に嬉しく思っているのは、疲労が溜まっている中でもケガ人が非常に少ないことです。さまざまなトレーニングを行なってきましたが、トレーニング中にケガ をした選手はほぼいません。梅崎のギックリ腰の件は非常に残念ですが、自由時間のときに子供たちとちょっとボールを蹴っているときに、ギックリ腰になって しまったということで、サッカーを好んでやったということに関しては、いい意味で捉えています」
(午後のトレーニングでは、坪井が途中から別メニューでランニングとなっていたが?)
「あ くまで、慎重な形で別メニューでやるよう伝えただけです。通常なら、まったく問題なくチームトレーニングを最後までこなすことができたと思っています。し かし、彼に無駄な負荷をかけたくはありませんし、大きなケガをしてほしくないですから、慎重になって別メニューでという判断を私が下しました。新聞に取り 上げられるような大きなケガではないです(笑)。今日、私は選手たちにも話したのですが、インテリジェンスのある選手というのは自分の体のことをよく知っ ていなければいけないし、無理をしてはいけないと思っています。もちろん、彼らが素晴らしい姿勢を見せていることは確かですし、そういったトレーニングへ の取り組みを私は評価しています。ただし、軽いケガをしている状況でトレーニングを強行したり、ケガを長期化させるようなことをやってはいけません。なぜ かといえば、いろんな負荷が溜まっているときに無駄なことをやってケガをしてしまうと、チーム全体に迷惑がかかってしまうからです。ですから、そのあたり のことをしっかり考えて行動しないといけません。場合によっては、1、2回チームトレーニングに参加しないで、『今、自分は体の調子が悪い』としっかり監 督に伝えて別メニューをこなす方が、プロとしてのいい姿勢だと思っています。この(無理をするという)ことは、日本人のメンタリティと少しつながりのある ことだと思いますし、どこかドイツ人と似たところでもあると思っています。ですが、そういったリスクを冒してまでも無理にチームトレーニングに参加してプ レーを見せるよりは、少し抑えて体のケアをしっかりした方がいいと思っています」
(明日のオーストラリア戦については?)
「試合は観にい くつもりですが、取材は受けないつもりです(笑)。プライベートな時間の過ごし方として、観にいこうと考えています。ただ、今言えることとしては、浦和 レッズの選手だけではなく、日本代表チームが勝利を収めてくれることを願っています。この試合に勝つということは、代表チームだけではなく、Jリーグ全 体、そして日本サッカー全体の発展を考えても非常に大切だと思うからです。私たちの選手のみではなく、チーム全体がいいプレーをして勝ち点3を得られるよ う、スタジアムから暑い視線を送りながら、祈っています」

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2009年2月2日月曜日

09.02.02フィンケ監督コメント

本日のトレーニング後 フィンケ監督  

フォルカー・フィンケ監督 本日のトレーニングを終えてのコメント
(今日もバスケットボールなど、変わった練習だったが?)
「私 にとっては変わった練習ではありません。さまざまなスポーツの練習をすることによって、選手たちの身体的な能力をさらに鍛えることができますし、その中に はサッカーにも必要な要素がたくさん含まれています。例えば、正しいジャンプの技術やジャンプ力そのものであったり、ゲーム中に必要となる予知能力などで す。そういう意味では、選手たちにはすごくいい刺激になったのではと思います。他のスポーツの選手たちも、それぞれのスポーツの練習をやった後に、ちょっ とした楽しみとしてサッカーをすることもよくあります。それぞれの選手がさまざまなスポーツをすることによって、体にいい刺激を与えていくということは、 他の種目においても当たり前のこととなっています。ですから、今後も私たちはバスケットボールやバレーボール、ハンドボールなど、さまざまなボールゲーム を選手たちとともにやっていくことになるでしょう。ただし、競技目的の水泳や重量挙げなどは行なわないと思います(笑)」
(指宿キャンプまでのトレーニングのテーマは?)
「さ らにサッカーをすることになるでしょう。ミニゴールを使ったり、ハンディキャップや新しいルールを課すことで選手たちに『考えること』を求めたり、あるい は今日のように数チームでの大会方式を取り入れたり、さまざまな形でのサッカーが増えていきます。宮崎でのフィジカル中心のキャンプから指宿キャンプまで の間に、内容がだんだん変わっていくことは確かですし、指宿ではより戦術的なものが増えていくことも確かでしょう」
(1週間の中で、今日だけが2部練習だが?)
「1 週間に1度は2部練習をやりたいと思っています。トレーニングマッチの組み方でも変わってきますが。後はすべて1部練習ということを続けていきたいです。 シーズンがはじまってからは、基本的には午前練習のみです。ただし、それはあくまでも『チーム練習』で、午後にも何度も練習をすることになると思います が、これはチーム練習ではなくグループ分けをしての練習となります。例えば、1人のコーチがFW陣だけの練習を組んだり、別のコーチがDF陣だけの練習を 行なったりという具合です。また、ケガや病気などでチームから遅れを取っている選手が、午後にもやってきて練習を行なうということもあるでしょう。それぞ れの選手にあったメニューを提供して、選手を必ずいい方向に導いていけるような練習を組んでいきたいと思っています。
世界的なサッカーの流れを見 ても、コーチが1人、2人というチームはなかなかないことです。私たちのチームも6人のコーチで指導者チームが構成されています。それぞれの選手の状況に あった、正しい練習メニューを提供する重要性が認識されているからです。また、サッカー選手は労働時間が短いと思う人もいるかもしれませんが、『午後』と いうのは選手にとって大切な時間です。マッサージなど体のケアや個別の体幹メニューをこなすなど、いろいろなメニューを組むことができるからです。午前に 全体練習をこなし、午後にはぞれぞれ必要なプラスアルファを行なうということが、いいプロの生活パターンと言えると思います。
例えば、今のアレッ クスはその好例でしょう。私自身は数年前からアレックスを遠くから見て知っています。重いケガをした彼がだんだんと戻ってきて、今はゲーム形式の練習もで きていることを非常に喜んでもいます。ただし、まだ復帰したばかりですから、いろんなケアが必要ですし、定期的なチェックも必要となります。練習の後に は、必ずドクターやトレーナーが体のチェックをしています。シーズン中でも、彼のようなケガ上がりの選手がいた場合、しっかりとしたケアを受けられる時間 というのが午後になります。アレックスについて言えば、残念ながらこのチームには左利きの選手があまりいません。アレックスが完全に復帰して、実戦に出ら れるようになれば、非常にうれしいですが、現状ではまだまだドクターやトレーナーがケアをしていかなければならない状態です」
(練習中の給水回数が少ないが、狙いはあるのか?)
「特別な目的があるわけではありません。私の考えでは、今の天候や気温からすれば、15~20分おきに給水する必要性はないと思っています。選手たちがしっかりとした形で練習に臨んでくれば、35~45分に1回で十分だと思っています」
(キャプテンは選手たちに決めさせると言っていたが?)
「次 のキャンプで、選手たちといろいろと話をして、チームから選ばせた方がいい理由を説明したいと思っています。そういったやり方をするチームはヨーロッパで も増えてきていますし、メリット、デメリットは必ずありますが、なぜ選手たち自身が選んだ方がいいと私が考えているかを、選手たちに理解させてから決めさ せたいと思っています。キャプテンとしての義務と責任についても話をしてから、選挙を行なうつもりです。何も説明をせずに、『お前たちで選べ』というやり 方は、私はしたくはありません。大切なのは、選手たちに『意味』を理解させることです。決定するまでまだ時間もあると思いますし、それまでに行なわれる各 練習試合などのキャプテンについては、基本的にはピッチ上にいる最年長選手に任せることにしてあります」
(キャプテンの義務と責任、求めるものとは?)
「私 にとってまず大切なのは、多くの選手から信用され、信頼されている選手であることです。そして、チームの意見を監督に対してもハッキリと言えることです。 あくまで、私の意見を聞く人間である必要はありません。チームが考えていること、チームの中で起きていることを監督に対してチームを代表して発言できる選 手であることが大切だと思っています。また、クラブ外に対しても、さまざまな情報や意見を発信できることも必要となります。ただし、その発信は、必ずチー ムに対してメリットをもたらす形での意見でなければいけません。根本的に、いつも『チームのため』ということを考えて行動することのできる選手でなくては なりません。もちろん、ヨーロッパには監督がキャプテンを決めるクラブもありますが、私としては、チームの意見を監督に伝えるという部分を大切にしている ので、チームが選ぶというやり方が理にかなっていると思っています」
(選挙の方法は?)
「少し特別なやり方です。ですが、今、詳細をお伝 えすることはできません。まずはチームに説明をして、キャプテンを選んだ後に、お教えする機会もあるかもしれませんが。ただ、ハッキリ言えるのは、このや り方ならば、チームが何をどう考えているかが分かり、各選手それぞれの考えが反映されるやり方であることは、間違いありません。選手が1人の選手の名前を 書いて、提出するというやり方ではありません。これまで、1度の例外を除いていつも同じやり方でチームにキャプテンを選ばせてきました。そして、その1度 の例外は残念ながら、あまりうまくいきませんでしたので、最終的には、チームに選ばせるという元のやり方で行ないました」
(代表合宿で達也が別メニューだったが、そういった情報は得ているのか?)
「代 表チームとは定期的にさまざまな情報交換をしていますし、それはすべてのクラブと協会との間で行なわれていることだと思います。ただし、今私たちがクラブ でやっていることと代表チームがやっていることは、その内容も目的もまったく違います。私たちはリーグ戦のために、彼らは最終予選のための準備をしていま す。もちろん、彼らがどんな練習をしているかは情報をもらっていますし、このクラブに戻ってきたときに、チームの一員となれるよう、適切なメニューを与え られるようこちらでも工夫して考えていかなければなりません。このクラブに所属している選手が代表で最終予選のためにしっかりとした準備をして、いいプ レーをして、そして健康な状態で戻ってくることを願っています。彼らが昨日何をやったか、今日何をやったか、何メートルのスプリントを何本やったか、明日 は何をやるか、細かな情報をピックアップする準備はできていますが、それらを詳しく知っておくことが大切だとは、正直なところ、思ってはいません。それら はあくまで手段であり、大切なのは目的である試合でのパフォーマンスと、その後の状態です」
(4日と11日の代表の試合を観に行く予定は?)
「11 日の試合はスタジアムで観ようと思っています。4日の試合はテレビ観戦になる可能性が高いでしょう。4日のフィンランドとの親善試合について言えば、フィ ンランド代表の選手たちにとっては時差などの問題があり、難しい試合ではないかと思います。同時に、彼らが所属しているクラブにとっても難しい試合だと思 います。
私は日本代表にできる限りいい結果を残してほしいという強い希望をもっていますが、同時に、ヨーロッパの選手たちにとっては難しい状況に 置かれていることも理解しているつもりです。私は長い間、各国の代表選手たちと仕事をしてきました。例えばグルジア代表、マリ代表、チュニジア代表など、 シーズンのスケジュールがヨーロッパの日程とは合っておらず、ある意味で難しい選手たちです。協会と長い間交渉し続け、最終的に至った最もいいやり方は、 すべての公式戦に選手を送って各代表をサポートしますが、協会側は親善試合には選手を招集しないというものでした。これはクラブにも協会にもメリットのあ るやり方でした。選手にとっても、親善試合ではクラブで素晴らしいパフォーマンスを見せて代表監督にアピールすることができます。そういった相乗効果がで るよう、やってきました。なぜなら、例えば今のようにポジション争いが厳しい時期に、代表の親善試合のために数日から1週間以上クラブを離れることは、非 常に高い確率で選手たちにデメリットのあることだからです。選手たちには、代表で活躍したいという気持ちと、代表に行っている間にクラブでのポジションを 失い、6ヵ月間試合に出られないかもしれないという迷いがあるのも事実だと思います」
(代表の練習を視察する予定は?)
「基本的に、私は 自分のクラブの選手がどのようなトレーニングをしているかとても興味を持っています。それを知りたいとも思っています。しかし、今、彼らはとても大切な オーストラリア戦のための練習をしています。今までの経験からすると、できる限りギャラリーが少ない方が高い集中力で質の高い練習ができるものです。です から、私が代表監督に連絡をとって日程を決めて、自ら現場に出向いて彼らの練習を視察しようとは思っていません。代表監督にもできる限り質の高い仕事をし てほしいからです。もうすぐオーストラリア戦を控え、今は代表にとってとても非常に大切な期間だと思います。私たちクラブの監督は代表の監督をサポートし ます。そして、私たちが公の場で、代表の練習や試合のパフォーマンスについて語るのはよくないことだと思います。裏ではできる限りさまざまにサポートし、 表では彼らを見守ることが、少しでも代表の力につながることだと思っています」

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2009年1月26日月曜日

宮崎キャンプ最終日のフィンケ監督コメント

浦和オフィシャルが見難いので転載

宮崎トレーニングキャンプ最終日フィンケ監督

フィンケ監督 宮崎トレーニングキャンプ11日目を終えてのコメント
「私としては、さらにこのキャンプを延長してもよかったと思います(笑)。
選 手たちは非常に厳しい練習をこなしてきて体力的にも疲れてきていますので、そろそろ完全な回復期間を与えるべきだと思います。基本的に全選手が非常に強い 意志と素晴らしい姿勢を持ってこのキャンプに臨んでくれたと思いますし、みんなそれぞれ、なぜ自分たちがこのような練習をしているか理解してきたと思いま すので、そういう意味ではとてもいいキャンプができたと思います。
皆さんご存知のように、キャンプというのは現地の環境の良し悪しで決まってしま うようなところがあります。そういう意味ではこのキャンプ先は非常に素晴らしいところだったと思っています。このキャンプを企画した担当者に非常に感謝し ていますし、褒め称えたいと思っています。なぜかというと、彼が本当に素晴らしいキャンプ先を用意してくれたからです。私が出していた条件がいくつかあり ます。例えば素晴らしい宿泊先、しっかりとした練習ができるピッチ、走り込みができるロード、そういうものがすべてクリアされていましたので、本当に素晴 らしい環境の中で練習を行なうことができました。担当者に感謝したいと思います。
そしてこのキャンプ先で長い間、選手たちとともに長い時間を過ご したことによって、彼らのことをさらによく知ることができました。彼らがどこのポジションでどういうプレーができるのか、選手としての特徴、人間としての 特徴、考え方、また彼らが自分で考えているサッカーのスタイルがどこで合うのか、適応性を見せていけるのか、いろんなことについて選手たちのことを見極め ることができたのはすごく大きなことだと思いますし、このキャンプによって、私が今後、選手をいかに使って新しいチームを作り上げていくかということが見 えてきたと思います。
このキャンプにおいては、体力的な土台を作り上げるというのが非常に大きなテーマだったのですが、このようなキャンプでは必 ず選手の精神面も見えてきます。例えば厳しい追い込みをすることによって、体力的に限界の近くのところまで負荷が与えられるわけですが、正しいタイミング で選手が自分で休みに入る、つまりこれ以上の負荷を与えられないように自分から自己責任でストップを言えること。ただし、すぐ簡単にあきらめない、適当な ところで止めない、強い意志を持って練習をしっかりとこなせる。すなわち、いつ、どこまでできるかということと、前もってあきらめない、この精神力と意志 を見ることができます。なぜならサッカーはシーズンを通して非常に厳しい時期もありますし、強い精神力が必ず選手に求められるからです。
ケガ人に関しても、それほど大きなケガ人がキャンプ中に出たわけではありませんし、3人のGKを含めた合計24人以上が毎日チームで練習を行なうことができました。
私 としては、非常に大切な一つの目的があったのですが、それは新しく出来上がったコーチングスタッフがどのような形で仕事をしていくかです。そのことに関し ては非常によく見極めることができましたし、実際にヨーロッパから来た3人のコーチと、日本にいた3人のコーチがとてもいい協力関係を築くことができたこ と、そしてとても効果的に、効率的に仕事を進めることができました。これはすごく大きなこのキャンプの収穫だと思っています。なぜなら、新しいスタッフと 今までのスタッフが交ざる場合は必ずしもうまくいくとは限らないからです。そういう意味ではこの6人のコーチは非常にうまくいっています。
それか ら、それ以外のクラブの担当者、メディカル部門、用具部門、運営部門、広報部門の各スタッフと私たちコーチ陣が非常に密な関係を持って情報交換することが できましたし、このクラブでいい仕事をしていくことが可能だということを確認できたことがこのキャンプの成果ではないかと思います。チームとの関係を築く のも大切だったのですが、同じように各スタッフとの関係を築くのも大切だったのです。
ですので、今後も質の高い仕事をしていきたいと思います。その土台は築けたと思っています」

(宮崎トレーニングキャンプ中に、日本人のメンタリティーで何か新しい発見はあったか?)
「3ヵ月前には、3ヵ月後に日本のこの場所で仕事をしているとは想像もしていませんでした(笑)。そういう意味では毎日のように新しい発見がありますし、メンタリティーについての発見もありますが、詳しくはこの場で言えません」
(今日の午前中のトレーニングが終わったときに全員が輪になってみんな一緒に手を叩いた〈一本締め〉。これについてどう思うか?)
「今 日初めてそれをやったときに、練習初日に神社へ行ったことを思い出しました(12日、調神社)。あのときも私はチームの前に座って、藤口代表と同じよう に、あのときは2回でしたが、手を叩かなくてはなりませんでした。そういう意味で非常に興味深い儀式を2回やることができたと思っています。基本的に言え ることは、やはりどこの国へ行っても、その国の文化、伝統というものがあるわけで、もちろんそれは尊重しなくてはいけないものだと思っています。
そ して今日、これ(一本締め)をやったことによって思ったのは、同じ伝統と文化の中で育った人間が、同じ意識を持って、同じことをやって、みんながこの意味 を理解しているということです。そういう意味では、文化そして伝統から生まれる共通意識というのは非常に興味深いものです」
(これから3日間、当然何人かは練習をするだろうが、その指導はどうするのか?)
「も ちろん私たちのスタッフの誰かが現場に行って、選手と一緒にメニューをこなしていきます。こちらの方からしっかりとしたメニューを作成して、選手に渡しま すので、選手はやはり時間どおりにピッチに立って、私たちの指導の下、しっかりメニューをこなすことができると思います。選手によってはこのキャンプで やっていたメニューの延長になるかもしれません。
毎日のように1人もしくは2人のコーチが現場に行って、それぞれの練習を確認しながら選手たちを 指導することになります。なぜかというと、プロの選手たちはもちろんそれぞれの体をケアしなければなりません。ただし、よくあるパターンとしては、ケガを している選手たちが焦りすぎてしまって、早くチーム練習に復帰しようと思って逆に必要以上の練習をこなしてしまうことがあります。ですから私たち指導者と しては、そういうことが起きないようにしっかりと現場を確認しながら、選手たちに正しいタイミングで正しい負荷をかけなければいけないと思っています」
(ケガ以外の選手にも全員、オフの間のメニューを渡すのか?)
「す べての選手にメニューを渡すわけではありません。私の考えでは、このキャンプで90パーセント以上の練習に参加することができた選手は完全に回復をするべ きだと思っています。ですので、この期間の彼らの練習は回復練習のみになります。もちろんいつでも大原の施設に来て自転車をこいだりすることもできます し、私の許可なしで、各トレーナーとアポイントを取って、マッサージを受けるなど体のケアができるようにということにはしてあります。そして先ほどお話し した、コーチが現場に行って練習をする選手は、このキャンプで90パーセント以上をこなせなかった選手たちになります。彼らは個別の練習をピッチでもやる ことになるでしょう。
正しいタイミングでの休息というのは、練習の一部なわけです。今回、私たちは非常に厳しい練習を続けてきましたので、そういう意味では72時間以上の休息が選手たちに与えられるべきだと思います」
(このキャンプで作ったベースをどのような形で第二次トレーニングキャンプにつなげていくのか?)
「重 点がまったく違うものになります。第二次キャンプで私たちにとって最も大事なものはチーム戦術だと思います。戦術的な土台のことなのですが、チームとして の守備のやり方、攻守の切り替え、攻撃のビルドアップの仕方、1対1の状況、コンビネーションのやり方、チームとしての全体の動き方、そういうことをゲー ム形式の練習でやっていくわけですが、それをこなせるためには選手たちに体力的な土台が必要だったのです。なぜかというと、こういう練習では1人の選手が 少なくとも40回から60回のスプリントをこなせなくてはなりません。40回、スプリントしていないにも関わらず、ボールコントロールができなくてボール がどこかへ飛んでいってしまうようでは、こういうチーム練習に参加することはできないと思います」
(二次合宿の練習試合は高校生や大学生よりも上の相手か?)
「で きる限りいい対戦相手とゲームをやりたいというのはもちろんあります。プロのサッカーチームであればそれに越したことはありません。今の予定では韓国の チームと少なくとも1回は対戦することを考えていますが、現在私たちのスタッフが調整中ですから、この場で確定したことをお話しすることはできません。や はりプロのサッカーチームと対戦することによって、質の高い試合をこの時期にやることは必要だと思います。
ただし、何があってもプロのチームでな くてはいけないというわけではありません。なぜなら今回日本に来て気が付いたのは、大学生のチームというのも比較的いいレベルにあり、特に体力的な面では 大学のチームも非常に優れたものを持っているということです。今回対戦したチームも、チーム全体が非常にいい動きを見せていて、選手たちの体力的なベース もしっかりしていました。ですから、もしプロとの対戦が難しい場合には大学生が相手でも問題はないと思います」
(原口は今後、ユースでもプレーさせるのか?)
「今 のところ私は、彼がユースの試合に出るということを考えていませんでした。今後、クラブ内で話をする必要がありますが、基本的には、私はこのチームの一員 として彼を考えていたので、ユースの試合に送るということを考えていませんでした。そして今後、彼のパフォーマンスが今までどおりだんだんよくなっていく のであれば、高い確率で、彼がユースの試合に出ることはないでしょう。また出る必要もないでしょう。もちろん彼のパフォーマンスがだんだん悪くなっていく のであれば、ユースの試合に出ることもあるでしょう。
彼もこのチームに所属している才能ある選手の1人です。私はたくさんの才能ある若手と仕事を してきたので経験がありますが、私の考えとしては、若手の選手たちが流れ星のようにならないように、つまり非常に輝いてすぐに消えてしまう流れ星のように ならないように考えています。一つの考えとしては、最初はものすごく派手に光らなくても、非常に長い間宇宙で輝く星になれるように選手たちを育てていきた いです。なぜなら流れ星になってしまうと、短期間の間に非常に騒がれるかもしれないけれど、消えてしまうのも早いからです。そうならないように、私は若手 の選手たちを最大限サポートすることによって、彼らが自分たちの才能を生かしていい選手に成長できるようにしたいです。
このチームには多くの若手 の選手がいます。彼を最大限サポートして、プロとしてのいい道を進むようにしてあげたいです。だからこそ、彼らはできる限り、私たちのプロのチームの一員 として行動することが大切だと思っています。ですので、彼がユースの所属選手としてユースの試合に出るということはまったく考えていませんでした」
(キャンプ中、1人が150kmぐらい走ったということだが、体力作りとしては満足しているか?)
「7 月頃にJリーグの中断期間があると思います。そのときにもう一度体力測定をやります。そうすれば、いかに選手たちが向上したか、数値を改善することができ たか、自ら確認することができるでしょう。私は今回の準備期間をできる限り早いタイミングで始めたことをよかったと思っています。選手たちもしっかりと準 備をすることの重要性を理解してくれていると思います。今まで素晴らしい姿勢で練習メニューに取り組んでくれました。ですから努力は報われる、ということ で、これでもう終わりにしたいと思います(笑)」

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2009年1月24日土曜日

宮崎キャンプ8日目のフィンケ監督コメント

浦和オフィシャル見難いので転載

宮崎トレーニングキャンプ8日目フィンケ監督

フィンケ監督 宮崎トレーニングキャンプ8日目を終えてのコメント
「今日の試合は観客にとってはとても面白くないゲームだったかもしれません。実際のところ、選手たちにとっても楽しく、気楽にできるようなゲームではありませんでした。なぜなら非常に疲労がたまっている状態で試合をしなくてはならなかったからです。
選 手たちは8日間以上、ハードなメニューをこなしてきました。計算してみるとすべての練習に参加した選手は、140km以上の距離を走っていることになりま す。それでは疲労がたまっているのは当たり前ですし、そのような状況で練習試合を組めば、今日のようなパフォーマンスを見ることになります。
監督 としては、こんな状況で試合をやるべきなのかどうか、どういう意味があるのが一つのポイントになります。私としては基本的に試合を行なうことに賛成です。 ドイツでもこういう状況で積極的に試合をやってきました。ただし相手は今日のチームよりもレベルの低いアマチュアの下位リーグのチームでした。なぜなら、 そういう相手ならいくらこちらの選手たちに疲労がたまっていても、負ける心配はありませんし、アマチュアの選手たちや一般のサポーターにしてみればプロの 選手と身近に接することができる機会になります。また、このような体力的に負荷がかかっている状況で試合をすると、どの選手に強い意志を感じられるのかが 分かってきます。プレッシャーがかかっている状態、自分の体が疲れているときに、どういうプレーをするか、いかに簡単なプレーをするか、そういうことを見 ることができて興味深いです。
ですから、この時期のトレーニングマッチは入場料を一切取らないようにしていました。またプロのチームがアマチュア と対戦するときにはお金を払ってもらうということもあるわけですが、私はそういうことは一切しませんでした。なぜならこちらは準備期間であり、100パー セントの状態で試合に臨むことができないからです。そのような状態で観客の皆さんから入場料を取ることはフェアではないからです。
先ほども言いましたが、体力的な負荷がかかっている状態でのプレーというのは選手たちにとって厳しいところがあります。しかしそういう中で選手たちのプレーを見ることによって、彼らの強い精神力が問われると思います。
ま た今日の試合は、みんなある程度いい動きをしていましたし、原口が軽い打撲を負ったのみで、それ以外はケガもありませんでした。ですから今回のキャンプで はそれほど大きなケガもありませんでしたし、この後も予定どおりのメニューをこなすことができるでしょう。あと1回、森の中でクロスカントリーを行ない、 少なくとも1回はゲーム形式の練習を行なおうと思っています。
レッズはJリーグの中で最も早く始動しました。その理由の一つは、このキャンプの後 に、3日間の完全なオフを選手たちに与えたかったからです。そこで体力的にも精神的にも回復して、次の練習に向けてしっかり体調を整えます。ここまでで体 力的なトレーニングを終えて、2月以降は戦術的な練習に入ります」

(闘莉王選手の練習試合出場について)
「闘莉王はポジショニン グもしっかりしていますし、戦術眼もありますし、しっかりしたパスも出せる、非常に優れた選手だと思います。今回復帰をして、ゲーム形式の練習にも参加し ていくことになりますが、私の考えるゲーム形式の練習より、彼のようなセンターバックのポジションの選手にとっては、今日のような相手との試合の方が負荷 は少なかったと思います。ですから今日の試合に出ることは、彼にとって大きなリスクではありませんでした。
今日は他の選手と比べて闘莉王の方がコ ンディションがよかったと言えます。しかし、それはコンディションが上がっているということではなくて、他の選手はこれまでの練習の負荷が大きかったのに 対し、彼はリハビリで個別練習が長くて負荷が少なかったからです。ですから今日はピッチ上で他の選手よりパフォーマンスがよく見えたかもしれません。しか し、それは他の選手の疲労がピークに達しているからです。
闘莉王はレッズにとっても日本代表にとっても大切な存在です。しかし、今、チームとして 行なっている練習はすべて3月7日のJリーグ開幕と、今季1年間を戦うための準備です。先ほど140kmの距離を走ったという話をしましたが、2月11日 の試合のことを考えれば、今週140kmを走っても意味がないことです。そう考えると彼がオーストラリア戦に出たいのならば、別のメニューで練習する必要 があるということです」
(監督はショートパスをつないで相手を崩す、というコンセプトをお持ちだが、闘莉王のロングパスは気にならないか?)
「ショー トパスをつないで相手を崩していくというのは確かに私の一つの考えですが、ショートパスのみで崩していくわけではありません。ドイツでは、ショートパスを 3回続けたら4回目のパスはロングであるべきだ、と言います。なぜなら正しいタイミングで正しい方向へのロングパスは効果的ですし、意味のあることです。 もちろんショートパスがベースにあるのはもちろんですが、ロングパスを蹴ってはいけないということはありませんし、ロングパスをいかにうまく使うか、とい うためにショートパスを続けることもあるのです。
GKからパスを受けたセンターバックがまずロングパスを選択するというのは、私たちの考えにあり ません。まずショートパスをつないでいって正しいタイミングでロングパスを有効に使っていきます。矛盾しているわけではありません。ショートパスなくして ロングパスはないし、ロングパスなくしてショートパスはないのです。あとはそのバランスの問題です。
闘莉王は優れた選手ですし、私たちにとって大 切な選手です。しかし今はオーストラリア戦が頭にあることも理解できます。私としてはオーストラリア戦に闘莉王と達也が出場して活躍し、日本代表をワール ドカップ出場に導いてくれれば大変うれしく思います。これは日本代表チームにとっても、日本のサッカーの将来にとっても大事なことです。また私たちの選手 にとってもワールドカップに出られるというのは非常に大きなことです。
そしてオーストラリア戦が終われば彼らはクラブに戻ってきます。そうすれば優れた選手たちですから、私たちのチームのプレーに融合できると思います。
また阿部も同様ですが、残念ながらケガをしていて今回の代表戦には出場しないでしょう。クラブでしっかりしたシーズンの土台を作っていくことになります。 
先 日、日本代表の岡田監督と電話で話しました。内容に関しては言えませんが、非常にポジティブなお話ができました。今後もレッズは日本代表選手を送り出して いくでしょうから、今後も連絡を密にとっていくでしょうし、個人的にも日本代表を応援したいと思います。また代表選手にとっても、代表監督とクラブの監督 が情報を交換しているということは非常に大事なことだと思います」
(闘莉王に特別メニューを与えるのか?オーストラリア戦に出場させるのか?)
「彼 がこれまでのような回復を見せてコンディションが上がっていくなら、このキャンプが終わった後、比較的早いタイミングで代表の合宿に合流することになるで しょう。そこで準備をしていくことになるでしょう。もし、また痛みが出たり、回復が思わしくなかったりすれば話は別ですが」
(このキャンプの目的として、チームのまとまり、ということも挙げていたが、ここまでのところその目的は達成されたか?)
「私が見ている限り非常にいい方向に進んでいると思います。全選手が非常に高いモチベーション、そしてポジティブなモチベーションを持って、一つの方向を向いて動き始めていると感じています。
また選手だけではなく、コーチングスタッフ、マテリアルスタッフ、メディカルスタッフなど全関係者が同じ方向を向いて進んでいると思います。ですからこのキャンプは大きな成功だったと思います。
た だしそれは私が日本人のメンタリティーを理解していないための勘違いかもしれません(笑)。このキャンプで見ることができた選手たちやスタッフの仕事への 姿勢、モチベーションの高さ、仕事ぶりなどが、日本では当たり前のことなのであれば、日本人の基本的な仕事に対する姿勢には素晴らしいものがあるというこ とで非常にリスペクトを払いますし、それはそれでプラスの意味で大きな驚きですが」
(オーストラリアキャンプが中止になったが?)
「詳細 な情報を集めた結果、そういう決断をしました。現地のグラウンドのピッチ状態を詳細に写真で送ってもらった結果あまりいい状態ではないことが分かりまし た。また宿泊先からグラウンドへの移動時間などを考えると、私が思っていたほど最適な場所ではないということが分かり、そこで別の場所にしようということ になりました。
当初はヨーロッパでのキャンプを考えていました。しかし時差の問題や移動時間などを考えると、その分練習のための時間が失われるこ とになります。そこで時差や移動時間が少ないオーストラリアにする方向で進めたのですが、調査の結果、先ほど述べたような理由で、オーストラリアをキャン セルしました」

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2009年1月21日水曜日

宮崎キャンプ6日目のフィンケ監督コメント

浦和オフィシャルが見難いので転載

宮崎トレーニングキャンプ6日目フィンケ監督

フィンケ監督 宮崎トレーニングキャンプ6日目を終えてのコメント
「今のところ誰もキャンプに来てケガをしていません。今日の試合中に細貝が何度か足を触っていましたが、ドクターに確認したところ、筋肉が少し張っているだけで別に問題はなく、今後の練習メニューはこなせることです。
今 は準備の期間だということから言えば、体力的な負担も多いわけですからみんな疲労がたまっている状態です。ですから今日の試合でも、ものすごく大きな期待 をしていたわけではありません。この時期で大切なのは、可能な限りパスをつないでコンビネーションプレーを見せていくことでした。ものすごく質の高いプ レーをこの時点で求めているわけではありません。
今後の練習についても、スポーツ生理学的に言って正しい負荷を与えていくことで、できる限り選手たちがケガをしないようなメニューを組みたいと思っています。もちろん残りの日程でも厳しいものになるのは間違いありません。
しかし選手たちは自らの体で感じることができるでしょう。努力は必ず報われるということを。
昨 日の午後のクロスカントリーコースでのトレーニングは、体力測定の結果がなければできない練習メニューでした。選手に正しい意味での非常に高い負荷を与え ることができました。その分、今日の試合の相手が高校生でよかったと思っています。この時期にレベルの高い相手と試合をすると、よけいな負荷を与えてしま うからです。
ハードな練習が続いていることは確かですし、選手たちには強い意志が求められます。しかし昨日の練習に関しては、体力測定の結果がな ければできなかったということ。この体力測定の重要性を理解してほしいのです。なぜならば、選手たちに非常に厳しい負荷を与えていくのは当然のことだと思 いますが、ある一定のレベルを超えるとケガをしてしまうからです。そういうことが起きないためにも、前もってスポーツ生理学的な根拠に基づいたメニューが 組めます。これが質の高い仕事をしていく上での土台だと思っています。
明日のトレーニングもそれほど大きな負荷はありません。午前中は、ボールを 使った楽しい、疲労を忘れさせてくれる練習メニューになります。今日の試合も、それぞれの選手のプレーの内容や質の高さを評価しようというものではありま せん。いつものボールを使ったトレーニングの延長で、45分間正しい負荷を与えるための練習でした」
(今日のトレーニングマッチでは何も制限がなかったようだが、その狙いは?)
「選 手たちに伝えたのは、相手のボールのときは中盤のゾーンからプレスをかけていこうということでした。今回は一切の規制をしませんでした。逆にCKのとき は、時間をとってゆっくりプレーするように言いました。そのことで短い休みが取れます。クレバーな試合内容にすることによって体力的にも無駄な負荷をかけ ないようにしました」
(相手の監督に何か戦術的な要請をしたのか?)
「鵬翔高校は30分を3本やりたいと言ってきましたが、45分を2本にしてもらいました。その代わり相手の交代は自由で構わないとしました。それ以外に戦術的なことでは、私からはお話をしていません」
(誰もケガがないということだが、別メニューの選手が数人出ているが)
「みんなキャンプの練習とは関係のないケガです。特に啓太に関しては、こちらに来る前にできたマメがつぶれてそこからバイ菌が入ってしまったようです。彼は練習への意志を見せていたし、素晴らしいトレーニングをしていたので残念です。
堀之内は、18日のトレーニングマッチで相手と接触した際にヒザに痛みを感じました。練習メニューが原因でのものではありません。セルヒオも闘莉王も阿部、アレックスらは前シーズンのケガからの回復がまだできていないということです。
こ こには素晴らしい環境があります。宿泊施設の近くに砂浜があり、毎朝7時半から回復のための練習をしています。午後の練習は自転車で往復しています。これ も回復練習です。そういうことを定期的に行なっています。それと私たちのメディカル部門のスタッフが毎日選手のリカバーをしています。とても大きな負荷を 与えているのに、それによるケガが出ていないのは回復も同時にやっていることの成果だと思います」
(闘莉王や阿部の動きはいいようだが復帰のメドは?)
「そ れは私1人では決められることではありません。あくまで選手たちのコンディションがすべてです。ドクターやトレーナーが毎日仕事をしていますし、彼らはで きる限りのことをしていますが、回復というのはすべて予定どおりいくわけではありません。いつチーム練習に復帰できるかについては、いろいろな動きが 100パーセントできるようになってから、ドクターが判断しないといけません。
指導者の中でよく知られているルールですが、相手のいないところで完全な動きができたからといって勘違いしてはいけません。3週間休んだら、3週間以上やらないと復帰できない、という経験に基づいたルールがあります。これはスポーツ医学的に見た事実なのです。
例 えば前十字じん帯を損傷した場合、通常は練習に復帰するまで6ヵ月かかります。それから元どおりになるまで少なくとも6ヵ月、7ヵ月かかります。つまり1 年以上かかるものなのです。これは選手にとっては厳しい現実に聞こえますが、これが医学的に見れば正しい情報なのです。
ただし早く復帰したいと選 手が思うのはいいことです。なぜならその選手のメンタルの強さを表わしているからです。しかしそれと医学的事実は別なのです。選手たちが希望して早過ぎる 形で試合に出てしまうケースが多いですが、その場合、早く復帰し過ぎて悪くしてしまうことがあるのです」
(若手の調子がかなりよさそうだが)
「経 験の豊富な選手を走らせるのは、若い選手の努力と頑張りだ、という言葉がドイツにあります。若手が頑張るのはチームの将来を考えれば非常にいいことです。 経験のある選手がそれによってプレッシャーをかけられるからです。そうすると危機感を持って練習に臨むでしょう。それがチーム全体としてのさらに高い質を 求めることができます。ベテラン勢は試合に出て当たり前と思わなくなります。
レッズには才能あふれた若い選手がいるのは事実ですし、そう認識して います。彼らは年上の選手にプレッシャーをかけてポジションを取りにいくでしょう。一方、年上の選手たちにもまだまだたくさんのポテンシャルを感じていま す。彼らは非常に素晴らしい経験がありますし、まだまだ実力を伸ばすことができると思っています。こういう状況になれば、さらにレベルの高いチーム作りを 目指していけるでしょう」
(昨日の日本代表戦の感想を)
「いかに格下の相手に大差で勝つのは難しいか証明されたと思います。イエメンは守 備を固めることによってできるだけいい結果を出そうとしたと思います。そういう意味では、イエメンの目標はある程度達成されましたし、日本代表も自らの義 務を果たしてある程度いい結果を残すことができたと思います。
達也が点を取ったことは喜ばしいです。攻撃の選手にとって最も優れた薬は得点だからです」
(闘莉王はもう1ヵ月半くらい通常の練習をしていないが、先ほどの話だとこれからさらに1か月半ほどかかるということ?)
「復 帰のメドについてはここでは一切お話しできません。なぜなら私は自分の目で見たことを信じたいからです。彼がブラジルでどのような練習をやってきたか、一 切情報を得ていません。実際に今の状況を見ると、ボールを使わないところではいい動きをしていると思います。そして少しずつ体力も回復してきていると思い ます。そのことに関しては大きな喜びを感じています。しかし最終的にいつ彼が試合に出ることができるかというのは、ボールを使ってしっかりとした練習をし て、チーム練習に合流し、チーム練習の中でどのようなパフォーマンスを見せてくれるか、ということにかかっています。ですから、この時点で計算からはじき 出した日程でお話しすることはできません。
私は昨季終盤の試合をスタジアムで見ましたが、闘莉王は100パーセントの体調でプレーしていないよう でした。彼はその後手術をしたわけですが、彼が再び試合に出るときには100パーセントに体調を戻して出るようにしたいと思います。中途半端な形で、ある 程度ケガが治ったから、またはある程度体調が戻ったから、という形で公式戦に出すようなことはしたくありません。なぜなら彼は日本代表チームにとっても大 切な選手ですし、彼本人のためにもしっかりと体調を整えて100パーセントのパフォーマンスをピッチ上で見せる準備を入念にしてから試合に出ることが大切 だと思っているからです」

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2009年1月18日日曜日

宮崎キャンプ3日目のフィンケ監督コメント

浦和オフィシャルが見難いので転載

宮崎トレーニングキャンプ3日目フィンケ監督

フィンケ監督 宮崎トレーニングキャンプ3日目を終えてのコメント
「今日の午後はとてもいい練習ができたと思いました。今日対戦した大学生のチームは、とても運動量が豊富で高いモチベーションを持って臨んできたからです。ですから私たちにとってもいい練習になりました。
今 日の試合では私たちは自らにハンディキャップを与えていました。そのうちの一つは前方へのロングボールを禁止して、あまり出さなかったこと。そしてコー ナーキックの際に通常のような形でコーナーキックをしなかったことです。サッカーでは非常に難しいことではありますが、グラウンダーのパスのみを使って後 ろからゲームを組み立てて得点チャンスを作る、ということを実践したかったのですが、そういう意味では非常にうまくいったと思います。
今は準備期間ですので、Aチーム、Bチームを決めて、戦術的なことをやる時期ではありません。あくまで全選手に同じ負荷を与えて、チームとして練習をこなしていくというのが私たちの状況です。
あくまで監督としての目から見ると、今日の練習の内容は通常のゲームというよりはボールを使ったファートレック(トレーニング走)だと思います。森の中でもできるのですが、今日はボールを使ってできました。
私が知る限り、ケガ人は出ていませんし、明日も集中して練習に臨むことができるでしょう」
(今後の課題は?)
「戦 術的な課題がいくつかあって、それを改善していこうと思っているのは事実です。しかし忘れてはいけないのは、このキャンプは体力的な土台を作り上げるため のキャンプです。ですから今日の試合は戦術的なトレーニングというよりも、ボールを使った体力トレーニングと考えています。それ以降の戦術的な課題につい てはこのキャンプが終わってからになると思います」
(今日の午前練習の後、選手たちがお互いに動きについて熱心に話し合ったりコーチと話したりする場面があったが、それは監督として予想されたことか?)
「昨 夜、ミーティングを行ないました。映像も見せながら様々なことを話し合っています。ですから今日の練習での指示はすでに昨日のうちに話したことでした。自 分としては、選手たちが自ら主体的に戦術的なことについて話し合うというのは、望んでいることです。また常に選手たちには、もし質問があれば、何かもっと 聞きたければ、情報がほしければ、すぐに監督やコーチのところに行って話し合ってほしい、ということを語っています。なぜならお互いに話し合って理解し合 うことによって初めていい結果が生まれるからです。ですから今日の午前中の練習の後で、選手たちがコーチのところに来て話し合ったというのは非常にポジ ティブなことだと考えています」
(ここ何年かの浦和のサッカーを変えようとしているように受け取れるが、選手たちの体に染み付いたサッカー=引いて守ってしまったりとか、3人目の動きが少ないなど、も見られるが、その改善はどうしていくのか?)
「批判的に聞こえてしまうかもしれないので、過去のことはあまり言いたくないのが本音です。今後のことを考えなくてはいけません。
も ちろん私には自分のスタイルがありますが、これまでのレッズのスタイルをすべて否定するものではありません。すべてのスタイルには必ずいいところがあるか らです。ですから今まで行なわれていたいいところは取り入れて、そこに自分のエッセンスを加えていけばよいと思います。しかし確実に言えるのは、4バック でやること、ビルドアップの時点で去年とは違うアプローチをすること、この2つは確実に言えます」
(4バックの利点というのは?)
「去年 のレッズのプレーを見て、何も変えなくてよいという人はほぼいないと思います。3-5-2のシステムが悪い、というわけではないので、その質問にはっきり と答えるのは難しいと思います。しかし世界中のチームのシステムの98パーセントが4バックでプレーしています。それはしっかりした理由があるからです。
本 当の意味で偉大な、しかも大きな世界大会で優勝したチームは、ここ最近ではアルゼンチンだと思いますが、アルゼンチンがシステム上で他のチームより勝って いたから優勝できたと言えるでしょうか。はっきり言えるのは結果を残したチームにはメッシに代表されるような優れた選手がいたからです。メッシのような素 晴らしい選手がいれば、アルゼンチンのように3バックで臨むことも可能ではないかと思いますが。
私は3-5-2のシステムが悪いと言っているので はありません。今までそのシステムでやってきた前任者などを批判するわけではないのです。ただ4バックの方がいろいろな意味で新しい可能性を持っていると 思います。ですからポジティブな意味で、4バックでシーズンに臨みたいと思います」
(ヨーロッパのサッカーを取り入れようとしているが、浦和の選手たちに、フィンケ監督が望むサッカーは可能か?)
「まだ私たちは始めて数日しかたっていませんので、そのことに関して細かく話すのは難しいです。
た だJリーグというのは基本的にヨーロッパのトップリーグに目を向け、それを目指して発展してきたと思います。ですから、いろんな意味でヨーロッパから様々 な要素を取り入れようというのは自然なことだと思います。私から見れば、日本人のメンタリティー、技術、戦術を見ていると、ヨーロッパで行なわれているモ ダンなサッカーを日本で実現する条件は整っていると思いますので、そのことは十分可能なことだと思います」
(今日の練習試合でのFW陣の出来は?)
「流 動的なサッカーができていたと思います。全体的に見れば悪くはなかったと思います。今後さらに流動的な動きを求めていきます。さらに前線のFWが動くこと によって、二列目、三列目から飛び出して来る中盤の選手のためのスペースを作り出すこともできる、というのが流動的な動きの特長です」
(今日の試合で特に印象に残った選手は?)
「今日はAチーム、Bチームではなく、若い選手と経験がある選手をミックスして2つのチームを作りました。それぞれの選手たちの個性をさらに見極めたいという思いでした。個人の名前を挙げることはしませんが、非常に興味深い形で選手たちを見ることができました」
(高原はドイツ時代と比べてどうか?)
「私は高原の日本でのプレーを45分しか見ていないので判断できません。ただ、これまでの練習を見て言えることは、彼は高いモチベーションで意欲的に練習に取り組んでいます。努力をして今季いい結果を残そうとしているのも分かります。
今日の試合も、この後の練習試合も、それほど重要視しないでください。本当の選手たちの状態を見ることができないからです。オフの間にどういう準備をしてきたかによって今の状態はだいぶ違います。こういう質問に答えられるのは3~4週間後でしょう」
(日本代表の小山哲司チームコーディネーターがこのキャンプを訪れたが?)
「彼が来てくれたことを非常に喜んでいます。ケガをしている阿部と闘莉王のためにここまで来たというのは、協会とクラブのコミュニケーションを大切にして、今後連絡を密にしていきたいという表れだろうからです。
基 本的に選手たちはできる限りの準備をしていかなくてはならないと思いますし、そのための環境を整えないといけないと思います。選手たちが100パーセント の力を戻せば、代表でも活躍することができると思いますし、クラブにとっても代表選手は非常に大切な存在になります。ですからできる限りのサポートをして いきたいと思います。
協会の考えとクラブの考えが違うこともあります。しかしお互いしっかりと助け合いながら両方に利益が出るようにしていかなけ ればならないと思います。時には喧嘩をすることもあるかもしれませんが、話し合うことが大切ですし、その喧嘩の内容を外部に漏らしてはいけないでしょう。 別の意見を持っていても協会とクラブは一つのチームでなければならないと思います」
(阿部が代表を離脱してキャンプに合流したが?)
「昨 日の夜、阿部と話をしたが、しっかりした情報を持っていたから建設的な話ができたと思っています。現時点ではチームに合流しないで、特別の練習をしなくて はならないということもよく分かっています。このキャンプには私たちの優れたスタッフが来ています。その方がしっかりしたリハビリができると思います。彼 が早くチーム練習に復帰できるようにできるだけのことをしたいと思います」

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2009年1月16日金曜日

宮崎キャンプ初日のフィンケ監督のコメント

浦和オフィシャルが見難いので転載

宮崎トレーニングキャンプ初日 フィンケ監督

フィンケ監督 宮崎トレーニングキャンプ初日を終えてのコメント
「私にとってまず大切だったの は、自分の目でこのキャンプの宿泊施設や練習場所などを確認することでした。ですから、ここに到着してすぐ、指導者たちと共に、練習場や今後走ることにな る森の中のクロスカントリーコースを確認に行きました。そしてこのような素晴らしい環境が整っていることを自ら確認することができたのは喜びです。選手た ちにとってもこういう素晴らしい環境で練習できるということで、モチベーションが上がっているのではないでしょうか。
今日の練習では、体力的にき つかったこともあるかもしれませんが、今は準備期間なのでそれは当たり前だと思います。昨日は大原で1回しか練習しませんでしたし、今日も1回しかやりま せんでした。明日からは1日何回かの練習が続くわけですが、シーズンの土台を作るためにはどうしても必要だと思います。そして選手たちがしっかりと練習を こなしたいのであれば、しっかりと体のケアをして食事をとって、睡眠を取ることが大切だということをきちんと理解してほしいです」
(体作りのキャンプということだが練習試合が何試合か組まれているのは?)
「サッ カーというのは非常に複雑なもので、様々な要素が絡み合って素晴らしいプレーができるのです。もちろん体力的な土台を作るのは重点として大事なことです が、選手たちは自分がサッカー選手であることを忘れてはいけません。練習試合を組んだのは、選手たちにできるだけ実戦に近い形を経験させたいということも ありました。多くの選手がキャンプに参加していますが、一人一人の選手が90分なり45分なりプレーをすれば、それもまた体力的にもそれなりにレベルのあ る練習と言えるでしょう。
プロのチーム相手ではなく高校生のチームとも対戦しますが、彼らは非常に高いモチベーションを持って向かってくると思いますので、私たちもピッチの上で散歩をすれば相手に勝てるようなものだとは思っていません。
選手の部屋割りについては、私が指示したものではありません。クラブのスタッフがこれまでの経験や情報を基に決めたものです。もちろんインフォメーションとして私はそれをもらっていますが、意図的にそれについて私が何かを指示したということはありません。
し かしながら、このような質問はヨーロッパでは絶対に来ないでしょう。チームの中で起きていること、誰がなぜ誰と一緒の部屋に入ったか、ということは絶対に 外に向けて漏れてはいけないものだからです。今後もこういうチームの中のことについて、外にお話しすることはないでしょう。こういう質問を受けたことにと ても驚いています。
闘莉王とアレックスの合流が遅れたことについては大きな問題ではありません。2日前は2人とも初日からキャンプに参加する予定 でした。しかしアレックスに先日までなかった痛みが出たことで、念のため2日間大原に残った方がいい、ということになりました。2人には野崎トレーナーが ついて別メニューで練習をしていますが、2人が別々にやるのではなくて、闘莉王とアレックスと野崎トレーナーと3人でやるのがいいと思っていました。です からアレックスが1人で大原に残ってやるよりは、闘莉王も残って一緒にやった方がいいのではないか、というのがメディカルスタッフと共に出した結論です。
2人の合流は今のところ18日を考えていますが、大切なことは選手がベストコンディションになるために最適なことをやっているということで、それがどこで行なわれるかというのは大きなテーマではないと思います。
ア レックスと闘莉王がいつ復帰できるかについて、今はっきりとした時期については言えません。メディカルチームの努力、本人たちの努力、そしてコーチングス タッフの判断が必要となります。メディカルスタッフの意見や選手の意見、感触を聞いて相談しながら決めていくことになります。また、闘莉王については代表 選手ですので、メディアの皆さんが特に関心を持っているのも理解しています。代表チームともできる限り協力し、そしていい関係を築いていきたいと思ってい ます」
(代表戦は見にいく予定はありますか?)
「タイミングが合えば試合は生で見たいですが、今はレッズのキャンプ中なので難しいと思います。ですから試合は映像で見ることになると思います。
こ のキャンプでの取材は、毎日夕食前に2人か3人の選手が皆さんとお話しする、という形を今後も取っていきます。それも同じ選手が何度も出てくるのではな く、キャンプを通してすべての選手がお話しするということになるでしょう。そのやり方に皆さんは戸惑っているのかもしれませんが、逆に私は来日してから驚 いています。というのは、ヨーロッパの名門クラブでは取材というのは簡単なものではないからです。練習はほとんど非公開で行なわれますし、こういうキャン プの取材というのは何ヵ月も前に申請していなければいけません。記者の皆さんは、こういう対応が厳しいと思われているようですが、ヨーロッパの常識からす れば、これでもオープンな取材対応なのです。ですからぜひ、こういうやり方に慣れてほしいと思います。
私は何も皆さんと敵対する気持ちはまったくありません。一緒にいい仕事をしていければいいと思っています」

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