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2009年2月28日土曜日

TM 大宮アルディージャ戦後のフィンケ監督コメント 2009.02.28

VS大宮アルディージャ

トレーニングマッチ後 フィンケ監督

フォルカー・フィンケ監督 本日のトレーニングマッチを終えてのコメント
「非公開のトレーニングマッチ後に記者会見をするということは、私の長いキャリアの中でも初めてです。そういう意味では、今日ここで何を言っていいか少し悩んでいます(笑)。
準備期間の終わりとして、もうすぐシーズンを迎える直前ですので、今日の試合はとても大切でした。もちろんもう少したくさんの得点を決めたかったと思っていますけれども、基本的には今日の試合の内容については満足しています。
(メ ディアの)皆さんは今日のスターティングメンバーなどについての情報がほしいだろうと思いますけれども、今日は非公開ですし、私の方から詳しくお話しする ことはできません。ただし60分間、あるいは70分間出た選手というのがいたわけですし、彼らも公式戦のようないい形で経験を積むことができて、最後の調 整をこのトレーニングマッチの中ですることができたと思います」
(これまではトレーニングマッチの午前中にトレーニングをして負荷をかけていたが、昨日はオフだった。今日の試合の意図はどんなものか?)
「今 日の午前中もトレーニングをやりました。そして今日メンバーに入って、試合に出た18人が約40分のトレーニングを午前中にしています。これは国際的にも さまざまなクラブがやっていることですが、試合当日の午前中に一度軽いトレーニングをすることによって体を起こすという意味があります。ですから私たちも そうしました。18人に入らなかったメンバーはまた別のトレーニングを今日の午前中にこなしています」
(今日のメンバーは知らされていないが、今日のスタメンが開幕戦のメンバーに近いと考えていいか?)
「い や、必ずしもそうとは限りません。今日のトレーニングマッチでのパフォーマンスだけではなくて、明日以降のトレーニングでも彼らがどういうプレーを見せて くれるかということも大切ですし、そのトレーニングを見て初めて開幕戦のスタメンを決めたいと思っています。選手たちにもそのことははっきり伝えておりま すので、今日スタメンで出たメンバーが必ずしも開幕戦のスタメンになるとは限らないということは選手たちもしっかりと理解していると思います。
よ くあることなんですが、例えば午前中のトレーニングで黄色いビブスをもらわなかった選手が『自分はスタメンから落ちたんだ』と勘違いすることがあります。 ですから私は毎回説明をします。『そういうわけでは一切ない』と。ですからトレーニングによってはいろいろな形でチームを分けることがありますが、それが 必ずしも直接ゲームでのメンバーにつながるわけではありませんし、同じように今日のスタメンがそのまま開幕戦のスタメンにつながるとも限らないのです。も ちろん、今までの経験によれば7~8人の主力選手が非常に多くの試合に出場するということはありえることです。ですがそれ以外にもたくさんのいい選手がそ ろっていますし、攻撃の四つのポジションがあります。このポジションには流動的に、相手によって様々な選手が入ってくると思います。私の考えでは、この四 つの攻撃的なポジションに関しては、合計7人、もしくは8人のそれぞれ個性を持った選手が必要だと思っています。
すごく大切なことですので誤解し てほしくないのですが、実際に選手にも伝えていますし、場合によってはメディアの方にもお話をしていますが、サッカーは個人競技ではありません。あくまで チームでやるスポーツです。ですので、私としても必ずしもこのクラブに所属するベストの11人のプレーヤーがピッチに立つわけでは一切ないと思っていま す。大切なのは、いかに一つのチームとして機能するか、そしてそのチームの中で役割を果たしながら、しっかりとした価値のある仕事をしてくれるかです。こ のような選手を私はいつも選ぼうと考えています。
もちろん、『チームのための11人』として選ばれた11人が、中立的な立場から見てもチームの中 で最も実力のある11人であればいいですが、大切なのは、どの選手がどの選手とうまくプレーをすることができるか、誰がいつもチームのためにプレーをして いるのか、そういうところなのです。ですから、繰り返しますがこのクラブに所属するもっともベストな11人が毎回スタメンとして試合に出るわけでは一切あ りません。
実はこのようなことは監督にとって非常に難しいことです。皆さんもよくご存じの通り、ヨーロッパ選手権で優勝したスペイン代表チームで も、代表監督は最終的にはレアル・マドリードに所属するラウル選手(・ゴンザレス)を選手権に連れていきませんでした。彼はラウルが素晴らしい選手である ことは、もちろん知っていたでしょう。非常に大きな国民的な運動まで起こって、何百万という署名が、『ラウルをヨーロッパ選手権に連れていってほしい』と いうことのために集められました。しかし、スペインの代表監督は最後の最後までラウルをヨーロッパ選手権に連れていくことはしませんでした。なぜなら、彼 の経験から言って、今のスペインの代表チームはラウルがいない方がうまく機能するという決断をしたからです。そして彼は、そのようなやり方でしっかりとし た結果、ヨーロッパ選手権での優勝を果たしました。ですので、このようなやり方がサッカーのチーム競技として正しいということが証明されたわけです。ただ し、監督にとっても非常に難しい決断です。実際、スペイン代表監督もヨーロッパ選手権で優勝を飾ってすぐに自ら辞任しましたしね。なぜ私が今スペイン代表 の話を皆さんにしたかというと、今日のトレーニングマッチが非公開でしたので、これ以上皆さんに何をお話ししていいか分からないからです(笑)」
(今日のトレーニングマッチの中で、手応えを感じたところと、逆に改善が必要なところは?)
「あ まり多くの秘密を明かしてしまうわけにはいきませんが、今日の試合の中ではもう少し点を取っていてもおかしくなかったと思います。多くの得点チャンスがあ りましたし、さらにしっかりと得点に結びつけて行きたいと思っています。これが皆さんにお話しできる一つの改善点ですね」
(今日初めてJ1のチームと対戦したが、これまでの相手と違う手応えは?)
「今 日のゲームの流れを考えれば、とにかくたくさんの点が生まれなければいけなかったと思います。あまり多くのことは話せませんが、もちろん満足していること はあります。しかし、批判できるポイントがあるとすれば、それは得点数が少なかったことです。本当ならばもっとたくさんの得点を奪っていても不思議ではな かった試合内容だと私は思っています」

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2009年2月26日木曜日

2009.02.26 指宿キャンプを終えて フィンケコメント

指宿トレーニングキャンプ後 フィンケ監督

フォルカー・フィンケ監督 指宿トレーニングキャンプを終えて
「現時点で言えることは、この新 しいチーム、そして新しい指導者チームと、とてもいい形で共同作業を進めることができているということです。このまま進んでいけば、きっといい形でチーム は開幕戦のピッチに立ち、いい雰囲気の中、結果を残していくことができるのではないかと思っています。
これから長いプロセスがあると思います。そ の道の途中にいる今言えることは、すべての道は整備されていて気楽に前に進んでいけるというわけではないということです。場合によっては、途中にとても大 きな石があって、そういった困難を乗り越えていかなければならないときもあるわけです。ただし、私が今のところ得ている感触からすると、チーム全体から大 きな目標に向かって進んでいこうという強い意志を感じることができます。そのことに私は満足しています。
また、メディカル部門からは、山田暢久と 梅崎 司が非常に高い確率で来週からチームトレーニングに合流できると聞いています。山田直輝は今日チームに合流しましたし、高橋峻希も同じ状況です。エスクデ ロはまだまだ治療していかなければいけない部分があり、まだチームと一緒にこなせないトレーニングメニューもあります。しかし、体調が完全なものになれ ば、彼はチームにとってとても大切な一員となることを、私は確信しています。現時点では私たちのチームに31人の選手がいます。チームトレーニングに参加 できなかった選手は5、6人です。今までの経験から言うと、31人のうちの5、6人というのは非常に少ない数字だと思っていますし、このケガ人の少なさに は満足しています。
今日が指宿トレーニングキャンプの最終日でしたが、メディカル部門、広報部門、マテリアルスタッフ、各部門のスタッフに私は感 謝しています。非常にいい仕事をしてくれていますし、彼らからはこの新しいチームを作り上げていくプロセスの中で、共同作業を進めていきたい、新しいチー ムを作り上げるサポートをしていきたいという強い意思を感じることができたからです。前シーズンの結果がよくなかったというのはみんなよく分かっています ので、全員一丸となって進もうという感触を得ています」
(今季からJリーグ公式戦中のベンチで、携帯電話、無線機などの使用が認められるが、活用するつもりはあるか?)
「実 際に使用するかどうかについて、公の場では、まだ話したくはありません。今だからこそお話しできますが、私は7、8年前ドイツで、ハーフタイム中に試合前 半の映像を見せながら改善点を与えるというやり方を導入しました。おそらく、ドイツサッカー協会内では、はじめてのことだと思います。ただし、私は当時、 そういったことをしているとはメディアに話しませんでした。なぜ今それをお話しできるかといえば、ハーフタイムに映像を導入してから、ずいぶんと時間が 経っているからです。ですので、今からある一定の時間が経った後に、『実はあのときから無線機を使っている』とお話しすることもあるかもしれません。
基 本的には、コーチングスタッフの1人は別の視野から試合を観戦するべきだと思っています。通常でしたら、スタジアムのスタンドからということになるでしょ う。その方が、場合によっては、特に戦術的な動きに関して、どういうことがピッチ上で起きているのか観察しやすいからです」
(映像を見せての指示というのは、具体的には?)
「コー チングスタッフの1人が、試合の際には必ず上から映像を撮っていました。そして、私が『この状況をハーフタイムにもう一度説明したい』と思ったときには、 ベンチにいるスタッフに時間をメモしてもらい、何分の状況を見せたがっているか撮影していたスタッフに伝え、ハーフタイムに降りてきたらその時間のプレー が見られるように映像を設定し、選手たちに見せるということを7、8年前からいつもしていました。
しかし、ハーフタイムに必要以上に多くの情報を 選手たちに与えてしまうと、選手たちはそれをストレスに感じてしまうことがあります。ですから、本当に大切な状況だけを見せるようにしていました。通常は 1つ、多くても2つのシーンを選手たちに見せるようにしていました。映像を使うことで、選手たちにも前半の課題がよく見えてきますし、後半への課題も説明 しやすくなります。ただし、選手たちは着替えをしたり水分を補給したり、やらなければいけない後半への準備というものがあります。そこで映像を見せること にあまり時間を使うよりは、選手たちがハーフタイムにいつもしていることを、まず選手たちにやらせて、そしてほんの短い集中した時間の中で、映像を見せな がら、後半へのいくつかのポイントを説明するということを長年していました。
このやり方は、審判からは反対されていました。例えば、非常に際どい 判定に関して、正しかったのか正しくなかったのか確認することができてしまいます。それによって、後半、主審が選手からいろんな意味での圧力を受けるので はないかと感じていたからです。ただし、彼らはそれを禁じることはできませんでした」
(ここまでの戦術の浸透度はどの程度だと感じているか?)
「私 たちの新しいやり方を、チームが完全に実践するまでには、それなりの時間もかかりますし、難しい道だと思います。なぜなら、コンビネーションサッカーを実 戦しようとすれば、ボールを失う回数が増えるからです。これは自然な現象ですので、そのことで選手たちを毎回責めるということはありません。
例え ば、守備をできる限り固めて、守から攻への切り替えを早くすることで少ないパス数で相手ゴールまで攻めるというスタイルでしたら、ボールを失う回数は少な くなるでしょう。そして、もし失ったとしても、守備を固めているのですから、その意味ではチームとしても安心かもしれません。しかし、私たちは意図的にコ ンビネーションサッカーを実践しようと思っています。コンビネーションによるパスが増えるということは、その分ボール保持率が上がります。保持率が60 パーセント、70パーセントになれば、その分パスミスによってボールを失ってしまうということが何度も起きるわけです。毎回ボールを失ったことを批判する のか、それともしっかりとパスを回して得点チャンスを意図的に作り出せたことを褒めたたえるのか、この違いはあくまで考え方の違いによるものとなります。 ですから、パスミスが多いからといって、私たちがやろうとしているサッカーをできていないとうことにはなりません。大切なのは、最後の最後まで私たちの フィロソフィを実践するために、日々努力をして、しっかりとトレーニングに励むことです。
今から言うことは、おかしく聞こえるかもしれませんが、 あらかじめ正直にお話ししておきたいと思います。長い準備期間で一度もトレーニングマッチで敗戦がなかったことを、私は非常に気にかけています。準備期間 では、少なくとも一回は負けるべきだと思っています。なぜかというと、今までの経験上、一度負けていた方がシーズンでいい結果を残せていたからです。これ は贅沢な悩みかもしれませんが、私たちは一度の負けも引き分けもしていません。できれば、次の週末にこそ、やっと負けられるように頑張りたい(笑)と思い ます」
(現在、目指しているコンビネーションサッカーをどの程度まで選手たちに伝えているのか?)
「まず、サッカーは計算のできないス ポーツです。たくさんトレーニングしたからといって勝てるわけではないですから、量で判断することもできません。追求していく道、目標があることは事実で すが、その目標を達成した後には、また次の目標が見えてくるものです。そういうことを考え合わせると、どこまでのサッカーを伝えているか、例えば数字で表 すことは非常に難しいです。よく選手たちは、ケガの後に『70パーセントまで来てる』、『80パーセントまで体ができている』ということを言います。
し かし、チーム全体の完成度や戦術理解度などを数字で表すことは非常に難しいです。選手たちを、チームを100パーセントの段階まで必ず持っていくことはで きないでしょう。もし、それができると分かっているのであれば、例えば強大な権力者による独裁国家がワールドカップで優勝する可能性が高いでしょう。サッ カーは、数字以外のものが出てくるものです。相手がどう出てくるのか分かりませんし、自分たちのコンディションが試合当日どうなるかも一切分かりません。 ですので、それをお話しするのはとても難しいですね」
(トレーニング後、円陣を作り、キャンプの最後にどのようなことを話したのか?言える範囲で教えてもらえないか?)
「プ ロフェッショナルでとても質の高い共同作業をしてくれたことに、みんなに感謝をしました。同時に、このようなキャンプを成功させるためにどうしても必要な 裏方のスタッフに感謝し、彼らのことをしっかりと評価するようにと選手たちに伝えました。その後、このサッカー場の手入れをしているグリーンキーパーが2 人いるのですが、2人にも感謝をしました。彼らはとてもいい仕事をしていました。短期間にたくさんのトレーニングをしたにもかかわらず、ピッチの状態は非 常に素晴らしかったからです」

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2009年2月24日火曜日

TM 蔚山現代戦後のフィンケ監督コメント 2009.02.24

vs蔚山現代

トレーニングマッチ後 フィンケ監督

フォルカー・フィンケ監督 本日のトレーニングマッチを終えてのコメント
「先にお話しした方が 質問の数は減るかもしれませんね(笑)。今日の試合では、いい時間帯もあまりうまくいかなかった時間帯もあり、いろいろあったと思います。しかし、この時 期にある程度強いチームと対戦することは、とても重要だったと思います。今回のキャンプでは、韓国のチームと2試合行ないましたが、私にとっても選手の評 価につなげやすい試合だったと思っています。高校、大学のチームとの試合では基本的にこちらがゲームを組み立て、相手は反応するだけです。高校・大学の チームに私たちが守備を固めてカウンターを狙うということはありません。そういう意味では、今日のように攻撃と守備の両方をしなければいけないというシー ンが何度も何度も繰り返される試合の方が、価値のある試合だと思っています。
今日の試合の先発メンバーについてですが、彼ら11人と途中から入っ たポンテ、エジミウソン、堀之内らは、もし今日が公式戦であったならば、メンバーに入っていたであろう選手たちです。それ以外のメンバーにも、エスクデロ のように小さな故障があって定期的なトレーニング参加ができていない選手の中にも、私の頭の中では試合出場の可能性のあるメンバーがいます。例えば、山田 暢久と山田直輝です。彼らはほぼ1週間前まではすべてのトレーニングに参加することができていました。ですから、彼らには7、8日後、開幕戦まで少なくと も2、3日前までにチームとしっかりトレーニングをこなせるような状況になればと思っています。
また、梅崎は2週間ほど前のオフのときに子供たちとボールを蹴っていてギックリ腰になってしまいました。彼は非常にポテンシャルのある選手ですし、その意味では非常に残念です。できる限り早くチームトレーニングに復帰できればと祈っています。
近 藤は貴重なセンターバックだと思っていますが、彼は今日、埼玉に戻りました。左膝半月板の部分にちょっとした手術をしなければいけない状態にあります。私 たちのチームには、闘莉王、坪井、堀之内という3人のセンターバックがいますが、近藤は4人目のセンターバックとして非常に重要な位置を占めています。そ の意味でも、彼が手術から早く復帰してチームのトレーニングに合流できればと思っています。阿部もセンターバックができますから、ケガ人が出れば、阿部を センターバックにということも十分できます。近藤と(そういったチーム状況について)話をした上で、今の早いタイミングで手術とリハビリをやって、シーズ ンの早いうちに復帰した方がいいのではと、私が彼と直接話し合って決めました。
実際には、開幕まであと11日あるわけで、その11日間で何が起き るかは分かりませんし、週末にはトレーニングマッチもあるわけですから、私自身も開幕までのすべてのトレーニングを通してコンディション面も含めて考え、 最終的な開幕戦でのスタメンを決めようと思っています。私から先に述べることは以上です。今のコメントの中に、みなさんがしようとしていた質問の答がいく つかあったのではないかと思います」
(アレックスの状況は?)
「みなさんご存じのように、彼は非常に長い間、離脱をしていました。前回の キャンプでとてもすばらしい回復を見せたことに、私は喜んでいました。ですが、現在は、チームとは離れ個別のトレーニングを行なっている状況です。しか し、私は彼のことを優れた選手としてよく知っていますし、人間としても非常に評価をしています。彼は、チームの中でもとても認められる存在であって、私は 非常に彼を評価しています。彼の復帰に関しては、チームにとって非常にすばらしい刺激を与えてくれることだと思いますが、強制することはできません。サッ カー選手の状況は、常にフェアなものではないのです。彼は非常にしっかりとリハビリを行なっていますが、まだ復帰できる状況には至っていません。ですか ら、まだ少し時間がかかると思います」
(前半のはじめの時間帯はレッズにとって難しい時間帯だったが?)
「全体的に言えることは、選手 は、ゲームへの入り方が難しかったのではないかと思います。もちろん、選手たちはゲームの入り方というものを探していたわけですが、前半15分から20分 くらいまで、全体的に動きがよくなかったと思います。そして、達也の、残念ながら不運にも相手のゴールに結びついてしまったバックパスもありましたけど、 スコアラーポイントを相手に与えてしまいました。あの部分に関しては、我々が与えてしまったものですから、スコアラーポイントはこちらになければならない 点でした」
(闘莉王の攻撃参加は自由なのか?)
「基本的に選手には多くの自由が与えられています。ただし、大切なのは、正しいタイミング でチームの一員としての行動をしなければならないということです。すべての選手がポジションを流動的に変えることはできますが、ただし、それは状況により ます。ですから、それは毎回、毎回、違う選手が前線に飛び出すことができますし、その一環として、闘莉王が前線に飛び出すことができるということです。 チームの一員として動いているということを忘れてはなりません。
同じように、例えば攻撃の選手のエジミウソンや高原、原口元気などが自陣の守備エリアに戻って守備に参加することがあるわけです。このように、どんどん縦の入れ替わりが行なわれているサッカーがいいサッカーだと思います」
(闘莉王のゴールへの上がりは適切なタイミングだったと言えるのか?)
「大 切なのは、根本的に前線に上がるのは、状況によって正しいタイミングで上がるということです。通常ならば、センターバックの選手は相手ゴールから離れてい るわけです。ただし、サッカーの中では、センターバックの選手が、ボランチの啓太や阿部よりも相手ゴールよりも近いことがあるわけです。ボールまでの距 離、それによって、前線に誰が上がるかということが決まると思っています。そういう意味では、今日の闘莉王の上がりは評価できますし、その状況判断も評価 できると思います。

本来なら、私はこうした発言には慎重です。しかし、ここ数日間感じているのは、チームの中のコーチングがどんどんよくなってい るということです。誰が、どのタイミングで、コーチングをするのかということがどんどん活性化されてきています。もちろん、チームの中の決まり事がありま す。それはいろいろ前段階で話しています。それを実行に移すのが選手です。そのことについて、選手同士でコーチングがしっかりと行なわれていると考えてい ます。ですから、慎重なんですが、若干、楽観的な部分も出てきています」
(開幕までに早急に改善する点があれば、どんなところか?)
「サッ カーの試合というのは、基本的に誰もがオーケストラに曲をオーダーできるコンサートではありません。つまり、すべての自分の希望が通るわけではありませ ん。ですので、もちろん私は毎日の仕事をポジティブに取り組んでいます。そして、現在の状況を見極めて、今やらなければいけないことが決まってくるわけで す。山田暢や山田直、梅崎、エスクデロなどが早く復帰して、開幕までに我々の持っているオプションが広がっていけばと思っています。しかし、そうすべてが 望み通りにはいきませんし、毎日の状況を見て、解決していかなければいけないわけです。例えば、準備期間の中ですべてのメニューをこなしていて、1週間だ け参加できなかった。それは赤信号ではないと思いますが、数週間離脱していた場合は、開幕は厳しいと思います。これはもちろん当然だと思います。ですか ら、この選手がいち早く戻ってきて、しっかり仕事をして、オプションになってくれればと思っています」

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2009年2月22日日曜日

TM 鹿屋体育大学戦後のフィンケコメント09.02.22

vs鹿屋体育大学

トレーニングマッチ後 フィンケ監督

フォルカー・フィンケ監督 本日のトレーニングマッチを終えてのコメント
「まず、今日はサッカーをするにはいい天気ではなかったと思います(笑)」
(昨日のFC琉球戦は、前線の4人が頻繁にポジションチェンジをしていましたが、ああいう動きは狙い通りなのか?)
「さ まざまなことをトレーニングしているわけですし、土台となるチームのポジショニングに関しては何度もトレーニングし、トレーニングマッチを通して改善して いきたいと思っています。そしてチームに所属している全選手が、私たちのサッカーのやり方を理解しなくてはいけません。ですので、今回のキャンプでも合計 4回のトレーニングマッチをセッティングしましたし、できる限りすべての選手が試合に出られるようにしました。
実際にみなさんもご覧になったで しょうが、昨日の試合に関しては、今まで日本で『サテライトチーム』と言われていたチームに似ていたのではないかと思います。非常に若い選手たちが主体と なっていた試合で、それに加えて2~3人の年上の経験豊富な選手がピッチに立っていました。昨日と今日は若い選手と年上の選手がシャッフルされた形でピッ チに立っていました。
明後日の韓国のチーム(蔚山現代)と対戦するときには、この指宿キャンプでの初戦と同じように、できるだけ多くの実力者をピッチに立たせたいと思っています。各ポジションでしっかりとした実力があると証明された選手たちをピッチに送り出したいと思っています。
そ して、この数日間でしっかり見極めることができたのは、2人の日本代表のフィールドプレーヤーです。闘莉王と達也、この2人がチームにとって非常に大切な 存在であることを彼らは実際に証明したと思いますし、彼らが入ることによってこのチームの質がさらに高くなったと思っています。今後もチームにとって大切 な選手として活躍してくれると思います」
(昨日と今日を比べると、昨日の方がボールの周囲の数的優位が作れていたようだが?)
「今、そこ まで細かく戦術的な部分は語りたくないと思っています。なぜなら今日試合に出た選手たちも数人は昨日45分、もしくは90分、試合に出ていた選手たちで す。ですから疲労がたまっていた状態でピッチに立っていたことは確かです。ですので、昨日に比べて今日の方がよかったとか、戦術的な改善が見られたとか、 そういうことを語るつもりはまったくありません。若い選手たちが昨日に続いて試合に出たわけですが、彼らの方が回復力も優れているわけですし、彼らならば 2日間連続で試合に出ることも大丈夫だろうと判断してピッチに送り出しました。
ですので、チーム戦術的なことであまり深く考えること、どちらの試合の方がよかったと考えることは、今の時点ではナンセンスだと思います」
(考えているサッカーはどの程度浸透しているか?)
「今、 ここでそのことについて私がはっきりと判断するのは難しいと思います。しかし、大切なのは、ピッチに立っている選手全員が、私たちと同じ道を進もうとし て、私たちがどのようなサッカーをしたいと考えているかをしっかり理解し、同じ絵を描きながら同じ方向に進むことです。少しずつですけどよくなってきてい ると思いますし、日によってはうまくいったり、いかなかったりすることがあると思いますが、選手たちはとてもポジティブに、私たちのこの新しいサッカーに 取り組んでいると思います」
(原口元気だけが指宿キャンプで3試合連続で先発に起用されているが?)
「特別な意図はありません。ただし彼 は、私たちのチームの中で最も若いので、回復力も非常にすぐれていると思います。もちろん若い選手だからと言って毎日毎日90分出すわけにはいきません。 しかし、彼なら毎日45分なら一切問題ないでしょう。ですから少なくとも45分はピッチに立たせようと思って試合に出していました。大切なのは、彼のよう なタイプの選手にはできるだけ多くピッチ上での試合経験を積ませてあげるということです。ただし、それと同時に正しいタイミングでしっかりと休息を与える ことも必要だと思っています。正直に申し上げますが、もともとは、今日の試合ではセルヒオが先発で出るはずでした。しかし、前もってのメディカルチェック で内転筋の問題があるということで、念のため別メニューにしておこうということになりました。ですので、元気がスタメンになったわけです。そこに深い意味 があったわけではありません」
(この2日間、ポンテも別メニューだが?)
「今日は強い雨が降ってもいましたし、この雨の中でわざわざ外で やる必要はないだろうと判断し、他の(試合に出ていない)9人の選手と一緒に室内でのトレーニングとなりました。筋力系、ボールフィーリング、スタビリ ティトレーニングなどをタンコ、ナイチェル両コーチとこなしています。ポンテに関しては、疲労がたまっているところもありますし、彼も経験のある選手です から、いつ・どこまで負荷をかけていいのか本人もよく分かっていると思います。昨日もそうですが、一切のトレーニングをしていないというのではなく、必ず 正しい個別のメニューをこちらで準備して、彼はそれをこなしています。遅くても明日、明後日には通常のトレーニングに復帰できるのではないかと思っていま す。
根本的に言えることですが、ここまで私が見てきた感じでは、ケガをしていても努力をして試合に出る、トレーニングに出るということが日本とい う国では美化されているように感じます。私が生まれ育ったドイツでも同じで、ケガをして、例えば足を骨折した選手が努力の末になんとかピッチに立つという ことが、とても褒めたたえられた時期が長い間ありました。しかし、私は違う考えを持っています。選手がさらにケガを悪化させて、場合によっては数ヵ月間 ピッチに立てなくなるからです。ですから、選手たちにはしっかりと自分の体と話をすること、むちゃをしないでしっかりとケアをして治療にあたることを求め ています。ケガをしているときには別のメニューをこなすという、しっかりとした判断ができなくてはいけないと思っています。そのことは何度も何度も選手た ちに話をしているところですし、今後も無駄な形で選手たちがケガすることのないよう、心がけていきたいと思っています」
(FWの軸は高原か?また、ドイツ時代の彼と比べてどうか?)
「中 立的な立場として言いますが、彼はいい準備期間を過ごすことができたと思っています。オフ期間中にもとてもしっかりとした準備をしてきたようですし、幸運 にも、今日までケガをせずにすべてのメニューをこなすことができています。もちろん、すべてのトレーニングマッチで彼がいいパフォーマンスを見せられたわ けではないですが、通常のトレーニングではいい形で臨んでいましたし、コンディションもプレーパフォーマンスもどんどんよくなってきていると思います。そ の意味では、ここまでの高原にはとてもポジティブな見解を持っています。しかし、だからといって、彼がこのチームのFWのナンバー1としてポジションが確 定されているわけではありません。私の立場からは、FWのポジションをナンバー1、2、3とランク付けすることはできません。唯一言えることは、さまざま なFWがいて、それぞれが特徴を持っているということです。そして、その個性をいかにチームのために生かしていくか、そのためのチーム作りをどうやって進 めていくかということ、これが私たち指導者にとってはとても興味深いことであるし、大きな喜びをもたらしてくれる仕事の一部だと思っています。
同時に忘れてはいけないのは、いかに選手たちの個性を伸ばしていくか、彼らのレベルをさらに改善していくか、そのためにどのようなことをすればいいのか、そういったものは私たちの仕事の大切な要素です」
(山田直輝らリハビリ組の状況について、また試合で負傷した高橋峻希の状況については?)
「山 田直輝に関して言えば、もうすぐに復帰できる状況だと思います。先日のトレーニングマッチの終盤で、内転筋を痛めたという情報がありました。ですが、今日 の個別のトレーニングを見ていてもどんどんよくなっていますし、ボールあり、なしのテストでもすべて順調にいっていますので、もう数日で完全にチームト レーニングに復帰できるという情報を得ています。
高橋峻希について言えば、今日のトレーニングの中で、相手選手と接触したときに、相手選手に足を 強く踏まれたということだったのですが、非常に高い確率で打撲と思われ、メディカルスタッフがすぐに対応をしています。アイシングをしてすぐに高い位置に 足を上げるなど、いろいろな関係者が高橋峻希を復帰させるために努力をしています。ですから、場合によっては、明日、チームトレーニングに復帰できるかも しれませんし、よくサッカーであり得る、日常的な小さなケガであることを願っています。
基本的には、できる限り、リハビリグループは小さくて、そ こでトレーニングをしている選手たちが、私たちのチームトレーニングにできるだけ早く参加できるように願っています。ただ、基本的に言えることは、現在 31人の選手がいて、長期離脱をしている堤を除けば、私たちのチームトレーニングに参加できなかった選手、個別でトレーニングをしなければならなかった選 手は、3人から5人でした。
もちろん、選手がケガをする度に、それは普通のことだと思いますが、それと同時に、リハビリグループが大きくならなかったということは、すごくよかったと思っています」
(明後日のトレーニングマッチが開幕前の最後の対外試合?)
「今 のところクラブの方針で、いつトレーニングマッチがあるか、いつ、どこで、何時に、どことやるのかというのは、クラブから出すことになっています。実際に 来週末にトレーニングマッチを行なうことになっているはずです。詳細は、クラブから出るでしょう。ただ、私が分かっているのは、来週末、少なくとも1試合 を行なうことになります。私のトレーニングの日程表では、木曜日にさいたま市に戻り、金曜日はオフ。もちろん、リハビリ組は個別のトレーニングをします。 そして、土曜日には午前中にトレーニングをやり、その午後にはトレーニングマッチをやることになっています。それを今から変えるつもりもありません」
(このキャンプでメンバーを固めるのか?それとも浦和に戻ってからの様子も見て決めるのか?)
「私 が指導者になった最初のころは、少しやり方が違ったのですが、今は開幕前の最後の2、3日間の様子を見て、決めることにしています。なぜなら、あまり早い 段階で決めたとしても、その後、トレーニングのゲームの中で選手がケガをしてしまうこともありますし、実際に何が起こるか分かりません。ですから、最後の トレーニングマッチ、そして最後の2,3日間を見て決めることにしています。
Jリーグでも、ドイツでも大きな違いはないと思いますが、シーズンを 通して試合に絡む選手は22人から25人。そして、その中で、20試合以上出場するのが、15人から17人。そして、もちろんケガをしないということが条 件ですが、ほぼすべての試合に出る選手が5人から7、8人になります。これが通常だと思います。
正直にみなさんにお伝えしますが、スタメンについては、最後のトレーニングマッチの後になります。試合後にドクターの報告もあるわけですから」
(今日のトレーニングマッチで、加藤選手をフィールドプレーヤーとして使った意図は?)
「そ れは非常に簡単な理由です。フィールドプレーヤーとして出られるGKがもう1人いました。それは大谷です。実際、もう1人ケガ人が出ていたら、大谷を フィールドとして出そうと思っていました。私の考えとしては、GKはすべてフィールドプレーヤーとして出られる必要があると思っています。ですから、公式 戦ではありませんし、GKがフィールドプレーヤーとして出場することはまったくおかしいことではありません。
有名なバックパスルールの変更などが ありまして、味方からのパスを手で扱うことができなくなりました。ですから、プレーの幅が求められますし、実際にフィールドプレーヤーとしての能力がGK に求められるわけです。国際レベルのGKでフィールドプレーヤーの能力がない選手は存在しません。相手のチームがとてもいい、アグレッシブなプレッシング をしてきた場合、私たちにとって、足元の技術がしっかりしているGKが必要になります。なぜなら、そうした能力のあるGKがいなければ、ロングボールを蹴 らなくてはならないからです。GKにフィールドプレーヤーの能力があれば、実際にGKを11人目のフィールドプレーヤーとしてボールを回すときに使うこと ができるわけです。チームにとっても、戦術の幅が非常に広がってきます。ですから、GKにはそのような能力が今は求められているのです。私は今、この質問 に対して、細かく答えましたが、実際にこれからのトレーニングの中でも、そうした起用は何度も出てくると思います」

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2009年2月18日水曜日

2009.02.18 練習後のフィンケコメント

オフィシャルは目がチカチカするので転載しています。

本日のトレーニング後 フィンケ監督

フォルカー・フィンケ監督 本日のトレーニングを終えてのコメント
(指宿キャンプの最初にKリーグチームとの対戦を組んだ意図は?)
「も ちろん、この世界は、すべての願いがかなうようなものではありません。今の状況は、ここの環境や他のチームの日程など、すべてを考えて、すべてのオプショ ンの中で、最もいいものがKリーグのチームと組むというオプションだったのだと思っています。準備期間に入ってから一定の期間が経っていますから、だんだ んと相手の質を上げていくというのは常識的だと思います。しかも開幕まであと2週間半。開幕戦のことを考えるとある一定のレベルのチームを選んで、実戦形 式で選手たちにいい経験を与えたいと考えています」
(今日の試合で、いずれも今季初めて、左サイドバックに平川、右サイドバックに細貝を起用したが、その評価は?)
「み なさん、よくご存じだと思いますが、私は、これまでに昨年のレッズの試合を何試合もDVDで見ました。平川が実際に左サイドでプレーしているシチュエー ションを何度も見ることができました。今までここ数年間、このクラブは必ず3-5-2のシステムでやっていました。そのため、本当の意味での4バックでの サイドバックというポジションが存在していませんでした。今シーズン私たちは4バックでやりたいということ、これは確定しています。どの選手が実際に4 バックでプレーできるのか。まず、自分たちのチームの選手を起用することで、彼らのサイドバックとしての適性を見極めていきたいと思っていました」
(残り2週間半で、チームの手応えは?)
「繰り返しになりますが、サッカーはすべての願いがかなう世界ではありません。大切なのは現実を見つめること。私たちにはどういう選手たちがいるのか。
私の考えとしては、両サイドは自分たちの選手で埋めていきたいです。いろいろなトレーニングによって彼らの可能性を引き出したいと思っています。もちろん、場合によっては、両サイドの人数が足りない状況が出てくる可能性もあります。
し かし、そうなった場合に自分たちがどういう行動をするかは言えません。選手が欲しいからと言って、すぐにいい選手を連れてこられるという甘い世界ではあり ません。だからまず、自分たちのチームに所属している選手をいかにうまく使っていくか。そして、人数が足りなくなったとき、どのような選手を連れてくるこ とができるか。しかし、そのことについては詳しくは今語ることはできません。
私が初めてこのクラブから声がかかったときに、クラブサイドからハッキリと言われたのは、できる限り、このクラブにいる選手の実力を伸ばしてほしい、年上、年下に関係なく、すべての選手の実力を伸ばしてほしいと言われました。
ですので、私自身もできる限り、今このチームに所属している選手の可能性を引き出していきたいと考えています。そして、それが今非常に大切なポイントであると考えています」
(ゴールを入れた左利きの林の評価は?)
「ある日本の知人から聞いたのですが、日本では、根本的に左利きの選手が不足しているという情報を得ています。もちろん、隠したいわけではありませんが、おっしゃったとおり、私たちのチームには左利きの選手が非常に少ないのも事実です。
しかし、右利きの選手を左サイドで使うことによっていろいろなメリットが生まれることも確かです。もちろん、できる限り左利きの選手を左で使いたいですが、現実的なことを考えると、右利きの選手を左で使うのもありだと思います。
彼 らはドリブルで切れ込むこともできますし、コンビネーションによって、自らシュートをすることもできます。さまざまな国際試合を見ていても右利きの選手が 左サイドで非常に活躍していることもあります。そういう意味では、必ずしも、左利きの選手である必要はないと思っています。
今日の試合でも、平川 が左足で非常に素晴らしいクロスを蹴りました。平川は右利きの選手ですよね。しかし、左足であれだけ正確なクロスを上げることができた。平川という選手は 左足を使える選手であって、立ってバランスを取るだけの左足でないことを、彼は証明したと思います」
(トレーニングマッチ自体への評価は?)
「私が満足することは、一切ありえません。ただし、チーム全体の成長を考えれば、非常にいい形で進んでいると思います。私が来たときから、選手たちといろいろな接し方をして、いろいろなトレーニングをして、選手はいい形で成長していると思います。
昨日、10メートルと20メートルのスプリントテストをやりました。みなさんもご覧になっているので、そのことについてオープンにお話しできると思います。
ス プリントテストをすることで、選手たちのコンディションを見極めることもできるわけです。この結果を見ると、選手たちは、宮崎キャンプの後に比べればどん どんいい方向に成長していることが分かりますし、彼らは負荷を与えられて非常に疲れ切っていたわけですけど、そこから回復して、コンディションが開幕に向 かって上がってきていると思っています。
トレーニングマッチに関して言えば、相手がボールを持ったときのこちら側のコンパクトなポジショニング は、ある程度は評価できると思います。しかし、まだまだ改善しなければならないことはたくさんありますし、このトレーニングマッチによって私が満足したと いうことはありえないと思います。
代表に行っていた阿部…、彼は途中でこちらに合流しましたが、闘莉王、達也と、3人のフィールドプレーヤーが復 帰して、私たちのトレーニングに合流したことはプラスに考えています。彼らにとってもこのチームに馴染むための時間が必要ですし、私たちにとっても彼らの ことをよく知らなければならない。実際に3人はこのチームでずっとトレーニングしてきた選手たちとの共同作業ができていると考えますし、チームとしてまと まっていくためには、このタイミングでチームに合流することができて非常によかったと思います。
日本のチームと韓国のチームが対戦するときは、非常にハードな試合になると聞いていました。実際に今日やってみて、そう思いました。やはり、ライバル関係がありますから、非常に厳しい試合になります。
そういう試合で田中達也を使うのはどういうものか、と思いました。そういうことで彼には別メニューを与えて試合に参加させませんでした。まだまだ開幕まで時間がありますし、彼のことを考えると、このタイミングで試合に出してしまうことはよくなかったと思います。
彼自身、代表での疲労もたまっていたでしょうし、今日もう一度回復を与えることで、明日以降のトレーニングで彼がしっかりとパフォーマンスを見せてくれればと思います」
(キャンプ中に選挙でキャプテンを決めると言っていたが?)
「今は、ちょうど、チームの中で行なわれている一つのプロセスです」

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2009年2月15日日曜日

2009.02.15トレーニングマッチ栃木SC後のフィンケコメント

本日のトレーニングマッチ後 フィンケ監督

フォルカー・フィンケ監督 本日のトレーニングマッチを終えてのコメント
「指宿キャンプに出る 前、地元で充実した週末を過ごすことができました。実際に、2試合をこなし、試合に出場していないメンバーも必ず同時にトレーニングなどができましたし、 選手たちにとっても非常に充実した週末ではなかったかと思います。もちろん、それほど多くのケガ人が出ていないこともあって、実際にさまざまなメンバーで 2回のトレーニングマッチに臨むことができました。そのことについては非常に満足しています。もちろん、選手たちにしてみればハードな内容でハードなスケ ジュールでの週末だったと思います。なぜかと言うとそれぞれの選手がトレーニング、そして試合と2日間連続で負荷をかけられたわけです。しかしこれも彼ら の仕事の一部ですし、ここ最近は下半身が重かったとしても、このような努力がシーズンの始まるころには報われるのではないでしょうか」
(闘莉王が試合に出場したが?)
「昨 日、闘莉王は試合に出場していなかったメンバーと一緒にトレーニングをしました。昨日のトレーニングでは問題なくすべてをこなすことができました。今日、 朝一番にヒザの状態を聞いたところ、一切問題ないと答えました。自分としても試合に出られると判断し、スタメンで起用しました」
(闘莉王のプレーについては?)
「そ れぞれの選手によって違う負荷がかけられている状態ですので、公の場でそれぞれの選手について話すことはしたくありません。なぜなら、私たちはチームとし ては開幕戦へ向けてのトレーニングを組んできました。選手たちにもそれなりの負荷がかかっています。逆に言うと代表に合流していた選手たちは、クラブのも とでトレーニングをしている選手とは違うメニューをこなしているわけですから、体の状況もまったく違います。達也も含めて代表選手と、このクラブでトレー ニングをしてきた選手とは、体の状況はまったく違います。そう簡単に比較することはできません。大切なのは、代表に合流していた選手たちが、ここで1週 間、2週間とケガをせずに自分たちのメニューをしっかりとこなすことです。そうすればチーム全体の状況も把握できます。そうなれば、皆さんもそれぞれの選 手について語ることができるのではないかと思います」
(都築と達也はトレーニングマッチに出場しなかったが?)
「代表に選ばれている3人 の選手がいい選手である、実力があるということを今ここで、わざわざ証明しなければいけない状況ではありません。代表に所属しながらクラブでもプレーをし ている主力選手というのは、私たち監督にとっても非常に興味深いものになります。なぜかというと、この選手はクラブと代表の2つのチームでパフォーマンス を見せないといけないわけです。その中でこちらとしても、しっかりとした正しいトレーニングで負荷を与えていくことによって、彼らが代表のみ、もしくはク ラブのみではなく、両方のチームで必ず活躍できる状態に持っていきたいと思います。それは難しいことですし興味深い仕事でもあります。代表の選手たちにい つどのように負荷を与え、回復をするのかは難しいことでもありますが、クラブの監督としては喜んでそのようなことに取り組んでいきたいです。
今回 の達也と都築については、いつどのタイミングで回復を与えるかということを考慮して今回は試合には出場しませんでした。ただ、ケガなどが深刻な状況で試合 に出られないわけでは一切ありません。今日、この時点で負荷を与えるのがベストではないと判断したので、試合には出ませんでした。準備期間の長い間にわ たって、選手たちが代表で練習をしているのは、クラブとしては難しい状況です。なぜかというと、主力選手の数人が実際に私たちのチームの準備期間の長い 間、参加できていなかった、しかもスポーツ生理学的にも違う意味での負荷を与えられていた。そういうことを考えると、今、クラブでトレーニングをしてきた 選手と、代表に行っていた選手の体の状況は違うわけです。
特に達也に関して言えば、残念ながら腰の痛みがあり、実際に代表でも何日かチームトレー ニングに参加できない状況でした。そして実際にこの間の試合に出場することができたのはうれしかったですが、その分、腰の痛みということがありますので、 クラブでのしっかりとしたケアが必要です。今、彼はこちらで体調を整えている段階です。そうすればまた彼もチームでのトレーニングにまた復帰できるように なるでしょう」
(日本代表の岡田武史監督の印象は?)
「とてもいいコミュニケーションが築けていると思います。今後もこのような形で意見交換がしていければいいと思います」
(直接伝えた希望などは?)
「ド イツのブンデスリーガ時代で監督の仕事をしていたときにも、長年にわたってさまざまな代表選手と関わってきました。各国の代表監督ともいいコミュニケー ションをとっていました。なぜかというと、代表選手にとってもチームにとっても、自分のクラブの監督と代表チームの監督がしっかりと話し合いができてい る、お互い情報交換をしてコミュニケーションがとれているということは、お互いにとってメリットをもたらしてくれるのです。ですから、今後、日本でも代表 監督としっかりと話し合いをしていくことで、情報や意見の交換をしていきたいです。今回の件に関しても、闘莉王の状態について、最初のキャンプでいつどの タイミングで、代表に行くのか、フィンランド戦に行くのか行かないのかということが、分からない状況が長い間続いていました。
ですから私と岡田監 督といろいろ話をして、実際に岡田監督から私のところに電話があって、闘莉王の状態について確認があって初めて意見交換ができました。そして今後もぜひさ まざまなことを話し合っていこうということを話し合ってきました。あくまでその延長として、今日の試合がありました。今後も代表監督とはしっかりと密な関 係を保っていくことによって、お互いにとってしっかりとしたメリットが出るような関係を築いていければと思います」
(その中で新たな提案などは?)
「も ちろん私たちはサッカーについて話をしました。そして実際に岡田監督は1年間、ハンブルグにいたこともあって、ドイツに知人がいました。偶然、私も同じ人 物を知っていたということで、共通の知人がいることも分かったのでそのことについても話をしました。それから、もちろん、今、日本でプレーをしている選 手、私たちのクラブに所属している選手について話し合いをしました。お互い、選手についてどう思っているかについて意見交換をするのは当たり前のことで す。ただし、実際にどの選手について話したかはここでお話しすることはできません」
(トレーニングマッチでの選手たちについての発見は?)
「3 人の代表選手が優れていることは、私は理解していました。しかしそれ以外にも自らの目で、ここで実際に見極めたい選手がたくさんいたのも事実です。ですか ら昨日と今日の試合でさらにいろいろ見えてきたこともありますが、それよりも大切なのは、1月12日からこれまでのスパンにおいて、さまざまな話し合いを 選手たちとしてきて、トレーニングマッチを含めて彼らをさらに見極めることができたことです。これによって、私たちのチームの特長、選手の特長を彼らの性 格の面まで含めて、非常に細かく見極めることができました。これは非常に大切なことです。今、このような状況において、これからの2次合宿、そして開幕戦 に向けての準備が進められていくわけですが、今までは選手それぞれを知ることが大切でした。しかし、今後は開幕戦までの準備もあります。来週、そして再来 週のトレーニングを通して、開幕戦に向けてどの選手をチョイスして臨むのかということが見えてくると思います」
(得点を挙げた原口選手については?)
「若 手選手の中でももっとも好調な状況です。実際にゴールという結果も毎試合残していますし彼が今、活躍をしていることについては喜んでいます。本人にとって も最初の、1年目の準備期間にこれだけ定期的にゴールを決めることができていることに関しては、彼にとっても非常に大切な経験になっているでしょう。ただ し気を付けなくてはいけないのは、彼が短い時間だけ輝く流れ星にならないようにすることです。彼ができるだけ長い時間、輝く星になるためにはまだまだ学ば ないといけないことも多いですし、トレーニングでもしっかりとした姿勢を見せてほしいと思います」
(高原選手とのツートップを組ませたことについては?)
「あ まり想像をふくらませないでください。私の根本的な考えとして、トレーニングマッチではできる限り、年上と年下の選手をうまくミックスしたチームを作ろう と思っています。特定の何人かの選手を合わせようとしているわけでは一切、ありません。私としては年下の選手のみで前半を、年上の選手だけ後半をやること は一切ありません。選手をミックスして特長を見極めて、彼らの可能性を引き出したいという考えがあります。そしてもちろん、年下の選手が年上の選手からさ まざまなことを吸収できるということも事実です。ただし、数人の選手が組み合わされていたことについては、あまり深く考えないでください。私にしてみれば 年下と年上の選手が組むことが大事で、年上のどの選手と年下のどの選手が組むかではありません」
(今日のトレーニングマッチでチームとしてやれた部分は?)
「今 までのトレーニングマッチでは、前半、後半、それぞれ3回か4回、いい形で得点のチャンスを作り出すことができたと思います。もちろん、私たちにしてみれ ば、さらにその回数を増やさなければいけないですし、それは今後のトレーニングで詰めていかなければいけないと思っています。実際に私たちの選手が、これ から、やろうとしているサッカーをできるということは、いくつかのシチュエーションで実際に証明してくれたと思います。そして監督として、チームの成長の テンポ、スピードに関しては、それほど満足はしていません。しかしそれは選手たちが悪いのではなく、私たち・監督というのは満足することができない人間が たいてい、この職業をやっているからです。私たちはさらにレベルが高いことを選手には望んでいかないといけません。今後のキャンプでも私の方から選手たち にさまざまな要求もあるでしょうし、彼らがそれを実践できると私は思っています」
(交代時間については?)
「最初の合宿では45分で交 代をしていました。今は開幕に向けて近づいていますし、90分についての準備をしなければいけません。最初は45分から始めて、今は65分間です。しか し、65分間だけで試合が終わるのではなく、その前後にも選手たちはトレーニングをしています。実際に体に与えられている負荷も65分以上のものになって いるでしょう。しかし、プレー時間が増えたことは開幕が近づいている証拠だと思います」
(日本人の特長について興味深い点はあるか?)
「も し私がジャーナリストならば同じ質問をしているでしょう。ただ、私は監督という立場ですから、あまり詳しくはお答えすることができません。しかし、実際に ここに来てみて、事前に仕入れていた情報が正しかったこともあれば、少し違ったこともあります。プラスの意味で、ポジティブな特長を発見することもできま した。そして、それをさらに伸ばすために、さらに成長させるためのとてもいいメンタリティが条件として必要ですし、実際にあると思います。ですから選手た ちを今後、さらに伸ばしていくためにも、その特長を生かしていきたいと思います。
ただ、その特長が何であるかは、皆さんにまだお伝えすることはで きません。それ以前に選手たちにこのことについて話して彼らの能力を伸ばしていきたいと思います。一つ、具体的に言えば、私はこの国のメンタリティについ ては尊重しています。この国、日本人のメンタリティというものは変えることはできませんし、変える必要もないと思います。私は、この国のメンタリティを尊 重しながら、できる限り、サッカー選手としての成長にいい刺激を与えていくことができるかということがとても大切な課題だと思います。実際にこのメンタリ ティから生まれる素晴らしいエネルギー、それからポテンシャルは実際に存在しているわけですし、これをいかに技術的なことに結びつけて、選手たちのそれぞ れの能力を伸ばしていくかということが今後の課題ではないかと思います」

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2009年2月11日水曜日

2009.02.10 フィンケ監督コメント

2009年2月10日
浦和レッズオフィシャルが見難いので転載

本日のトレーニング後 フィンケ監督


フォルカー・フィンケ監督 本日のトレーニングを終えてのコメント
(10対10のプレッシングのトレーニングをしていたが、戦術トレーニングがはじまったと見てよいのか?)
「そ のような解釈は十分できると思います。トレーニングマッチを含め、もちろん今までも戦術的なことは少しずつやってきてはいましたけど、チームがどう動く か、いかに機能していくかがひとつのポイントになってくると思います。今後、あのようなトレーニングやトレーニングマッチを通して、チームとしての完成度 を高めていきたいと思います」
(プレッシングのトレーニングでは、ボール保持側の選手たち全員がボールを手にもったところからスタートしていたが?)
「ゲー ム中に起こりうる様々な状況で、自分たちのチームがどのように動くかのトレーニングです。例えば、ボールを失った場合、ボールを失った場所がセンターなの かサイドなのかによっても、チーム全体がいつ、どのタイミングでプレスをかけるのか、動き方も変わってきます。ですから、私がボールを持っている選手の名 前を呼ぶことで、その選手がいる場所でボールを失ったこととし、そこからチームとしてどうプレスするか、誰が最初に寄せていくのかのトレーニングをしまし た。実際にゲームで起こることを考えた上でのトレーニングだったと思います。目新しいトレーニングに見えたかもしれませんが、このようなトレーニングを重 ねていくことで、チームの完成度を高めていくことができると思っています。ヨーロッパでは、このような戦術的なトレーニングをするときはすべて非公開で す。私がトレーニングを公開する理由は、みなさんに対してフレンドリーでありたいからです。クラブからもいろいろと日本の常識に関しては聞いていますし、 実際、日本では公開トレーニングが非常に多いということも聞いていました。ジャーナリストのみなさんに対しても、サポーターのみなさんに対しても、できる 限りいろんなことをお見せすることによって、フレンドリーな関係を保ちたいと思っています」
(プレッシングのトレーニング後、ハーフコートゲームとなったが、その効果は見られたか?)
「少 しずつ改善されてきていると思います。特にボールを失ったときのチームの動き方、ボール際での選手の動き方が、です。まず後ろに戻って守備を固めようとす るのではなく、積極的にボールを奪いにいこうという姿勢がだんだん見られてきているので、その意味では少しずつ改善されてきています。このようなことに関 しては、非常に注意深く発言していきたいと思っていますが、今のチーム状態を考えると、選手たちは非常にいい取り組みの姿勢を見せていますし、とてもいい 状態ですべてのメニューがこなされていると思っています。その意味では、少なくともチームはいい方向に、少しずつですけど、発展してきていると思っていま す」
(ボールを失った時点からはじまっているという認識が正解なのか?)
「ここで戦術の講義をするつもりは一切ありません。ただし、ひと つだけ言えることは、必ずしもボールに最も近い選手が最初にプレスをかけるというわけではないということ。なぜかといえば、ゲームではさまざまな状況が起 こりうるからです。場合によっては、一切プレスをかけないこともあれば、違う選手がプレスをかけるということも十分出てくると思います。正しいタイミング で、ボールがあってもなくても状況に合った正しい動きをすることができるというのは、才能のひとつです。これは優れたひとつの才能だと思っています。非常 にプロフェッショナルな姿勢で真面目にトレーニングに取り組む選手でも、何ヵ月かこのトレーニングをやってもなかなか理解できないという選手も必ず世界中 にいるものです。状況に合った正しい選択をしてチームのために動くということは、大切な要素であり才能の一部であると思います。本当の意味で優れた才能を 持った選手というのは、素晴らしい戦術眼も併せ持っていることが非常に多いものです」
(それは『判断力』と捉えていいのか?)
「他のス ポーツ、特にボールを使ったゲームには必ず言えることですが、判断力も大切ですが、同じように大切なのが状況予知能力だと思います。これがしっかりしてい れば、いつ相手にプレスをかけるのかということについても、しっかりとこなすことができるのではないかと思います」
(7日の明治大学とのトレーニングマッチについては?)
「私 の考えでは、トレーニングマッチはあくまでもトレーニングの延長です。7日の午前中のトレーニングでも、午後に試合があるからといって負荷を抑えることは せず、通常のトレーニングメニューを与えました。それもあって、選手たちは45分ずつしか出場しませんでした。試合の結果に関しては、正直なところ、私は まったく気にしてませんし、結果を重要視していなかったということは事実です。選手たちは、疲労がたまっている中で、ある程度のいいプレーを見せていたと 思います。ただし、私としては、トレーニングマッチはあくまでもトレーニングの一環であると考えています」
(明治大学とのトレーニングマッチでは、選手たちからは「ボールの取られ方が悪い」という声が多かったが?)
「確 かに早すぎるタイミングで、何度も何度もボールを失っていたのは事実です。しかし、それは彼らの戦術的な問題などではなく、単純に疲労が溜まっていること によるミスだったと思います。毎日毎日厳しいトレーニングをこなしてきたことで、特に下半身に疲労が溜まっていましたから。正直なところ、この準備期間で のトレーニングマッチで、そろそろ私たちのチームが負けるときが訪れるのではないかと思っています。なぜかというと、選手たちはハードなトレーニングをこ なしてきたことで非常に疲労が溜まっているからです。1度や2度の敗戦があっても、まったくおかしくない状態です。もちろん、私としても敗戦を願っている わけではないですが、この準備期間に、高いモチベーションで向かってくる大学のチームに1度や2度負けてしまうのは珍しくないと思います。しかし、私が非 常に嬉しく思っているのは、疲労が溜まっている中でもケガ人が非常に少ないことです。さまざまなトレーニングを行なってきましたが、トレーニング中にケガ をした選手はほぼいません。梅崎のギックリ腰の件は非常に残念ですが、自由時間のときに子供たちとちょっとボールを蹴っているときに、ギックリ腰になって しまったということで、サッカーを好んでやったということに関しては、いい意味で捉えています」
(午後のトレーニングでは、坪井が途中から別メニューでランニングとなっていたが?)
「あ くまで、慎重な形で別メニューでやるよう伝えただけです。通常なら、まったく問題なくチームトレーニングを最後までこなすことができたと思っています。し かし、彼に無駄な負荷をかけたくはありませんし、大きなケガをしてほしくないですから、慎重になって別メニューでという判断を私が下しました。新聞に取り 上げられるような大きなケガではないです(笑)。今日、私は選手たちにも話したのですが、インテリジェンスのある選手というのは自分の体のことをよく知っ ていなければいけないし、無理をしてはいけないと思っています。もちろん、彼らが素晴らしい姿勢を見せていることは確かですし、そういったトレーニングへ の取り組みを私は評価しています。ただし、軽いケガをしている状況でトレーニングを強行したり、ケガを長期化させるようなことをやってはいけません。なぜ かといえば、いろんな負荷が溜まっているときに無駄なことをやってケガをしてしまうと、チーム全体に迷惑がかかってしまうからです。ですから、そのあたり のことをしっかり考えて行動しないといけません。場合によっては、1、2回チームトレーニングに参加しないで、『今、自分は体の調子が悪い』としっかり監 督に伝えて別メニューをこなす方が、プロとしてのいい姿勢だと思っています。この(無理をするという)ことは、日本人のメンタリティと少しつながりのある ことだと思いますし、どこかドイツ人と似たところでもあると思っています。ですが、そういったリスクを冒してまでも無理にチームトレーニングに参加してプ レーを見せるよりは、少し抑えて体のケアをしっかりした方がいいと思っています」
(明日のオーストラリア戦については?)
「試合は観にい くつもりですが、取材は受けないつもりです(笑)。プライベートな時間の過ごし方として、観にいこうと考えています。ただ、今言えることとしては、浦和 レッズの選手だけではなく、日本代表チームが勝利を収めてくれることを願っています。この試合に勝つということは、代表チームだけではなく、Jリーグ全 体、そして日本サッカー全体の発展を考えても非常に大切だと思うからです。私たちの選手のみではなく、チーム全体がいいプレーをして勝ち点3を得られるよ う、スタジアムから暑い視線を送りながら、祈っています」

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2009年2月2日月曜日

09.02.02フィンケ監督コメント

本日のトレーニング後 フィンケ監督  

フォルカー・フィンケ監督 本日のトレーニングを終えてのコメント
(今日もバスケットボールなど、変わった練習だったが?)
「私 にとっては変わった練習ではありません。さまざまなスポーツの練習をすることによって、選手たちの身体的な能力をさらに鍛えることができますし、その中に はサッカーにも必要な要素がたくさん含まれています。例えば、正しいジャンプの技術やジャンプ力そのものであったり、ゲーム中に必要となる予知能力などで す。そういう意味では、選手たちにはすごくいい刺激になったのではと思います。他のスポーツの選手たちも、それぞれのスポーツの練習をやった後に、ちょっ とした楽しみとしてサッカーをすることもよくあります。それぞれの選手がさまざまなスポーツをすることによって、体にいい刺激を与えていくということは、 他の種目においても当たり前のこととなっています。ですから、今後も私たちはバスケットボールやバレーボール、ハンドボールなど、さまざまなボールゲーム を選手たちとともにやっていくことになるでしょう。ただし、競技目的の水泳や重量挙げなどは行なわないと思います(笑)」
(指宿キャンプまでのトレーニングのテーマは?)
「さ らにサッカーをすることになるでしょう。ミニゴールを使ったり、ハンディキャップや新しいルールを課すことで選手たちに『考えること』を求めたり、あるい は今日のように数チームでの大会方式を取り入れたり、さまざまな形でのサッカーが増えていきます。宮崎でのフィジカル中心のキャンプから指宿キャンプまで の間に、内容がだんだん変わっていくことは確かですし、指宿ではより戦術的なものが増えていくことも確かでしょう」
(1週間の中で、今日だけが2部練習だが?)
「1 週間に1度は2部練習をやりたいと思っています。トレーニングマッチの組み方でも変わってきますが。後はすべて1部練習ということを続けていきたいです。 シーズンがはじまってからは、基本的には午前練習のみです。ただし、それはあくまでも『チーム練習』で、午後にも何度も練習をすることになると思います が、これはチーム練習ではなくグループ分けをしての練習となります。例えば、1人のコーチがFW陣だけの練習を組んだり、別のコーチがDF陣だけの練習を 行なったりという具合です。また、ケガや病気などでチームから遅れを取っている選手が、午後にもやってきて練習を行なうということもあるでしょう。それぞ れの選手にあったメニューを提供して、選手を必ずいい方向に導いていけるような練習を組んでいきたいと思っています。
世界的なサッカーの流れを見 ても、コーチが1人、2人というチームはなかなかないことです。私たちのチームも6人のコーチで指導者チームが構成されています。それぞれの選手の状況に あった、正しい練習メニューを提供する重要性が認識されているからです。また、サッカー選手は労働時間が短いと思う人もいるかもしれませんが、『午後』と いうのは選手にとって大切な時間です。マッサージなど体のケアや個別の体幹メニューをこなすなど、いろいろなメニューを組むことができるからです。午前に 全体練習をこなし、午後にはぞれぞれ必要なプラスアルファを行なうということが、いいプロの生活パターンと言えると思います。
例えば、今のアレッ クスはその好例でしょう。私自身は数年前からアレックスを遠くから見て知っています。重いケガをした彼がだんだんと戻ってきて、今はゲーム形式の練習もで きていることを非常に喜んでもいます。ただし、まだ復帰したばかりですから、いろんなケアが必要ですし、定期的なチェックも必要となります。練習の後に は、必ずドクターやトレーナーが体のチェックをしています。シーズン中でも、彼のようなケガ上がりの選手がいた場合、しっかりとしたケアを受けられる時間 というのが午後になります。アレックスについて言えば、残念ながらこのチームには左利きの選手があまりいません。アレックスが完全に復帰して、実戦に出ら れるようになれば、非常にうれしいですが、現状ではまだまだドクターやトレーナーがケアをしていかなければならない状態です」
(練習中の給水回数が少ないが、狙いはあるのか?)
「特別な目的があるわけではありません。私の考えでは、今の天候や気温からすれば、15~20分おきに給水する必要性はないと思っています。選手たちがしっかりとした形で練習に臨んでくれば、35~45分に1回で十分だと思っています」
(キャプテンは選手たちに決めさせると言っていたが?)
「次 のキャンプで、選手たちといろいろと話をして、チームから選ばせた方がいい理由を説明したいと思っています。そういったやり方をするチームはヨーロッパで も増えてきていますし、メリット、デメリットは必ずありますが、なぜ選手たち自身が選んだ方がいいと私が考えているかを、選手たちに理解させてから決めさ せたいと思っています。キャプテンとしての義務と責任についても話をしてから、選挙を行なうつもりです。何も説明をせずに、『お前たちで選べ』というやり 方は、私はしたくはありません。大切なのは、選手たちに『意味』を理解させることです。決定するまでまだ時間もあると思いますし、それまでに行なわれる各 練習試合などのキャプテンについては、基本的にはピッチ上にいる最年長選手に任せることにしてあります」
(キャプテンの義務と責任、求めるものとは?)
「私 にとってまず大切なのは、多くの選手から信用され、信頼されている選手であることです。そして、チームの意見を監督に対してもハッキリと言えることです。 あくまで、私の意見を聞く人間である必要はありません。チームが考えていること、チームの中で起きていることを監督に対してチームを代表して発言できる選 手であることが大切だと思っています。また、クラブ外に対しても、さまざまな情報や意見を発信できることも必要となります。ただし、その発信は、必ずチー ムに対してメリットをもたらす形での意見でなければいけません。根本的に、いつも『チームのため』ということを考えて行動することのできる選手でなくては なりません。もちろん、ヨーロッパには監督がキャプテンを決めるクラブもありますが、私としては、チームの意見を監督に伝えるという部分を大切にしている ので、チームが選ぶというやり方が理にかなっていると思っています」
(選挙の方法は?)
「少し特別なやり方です。ですが、今、詳細をお伝 えすることはできません。まずはチームに説明をして、キャプテンを選んだ後に、お教えする機会もあるかもしれませんが。ただ、ハッキリ言えるのは、このや り方ならば、チームが何をどう考えているかが分かり、各選手それぞれの考えが反映されるやり方であることは、間違いありません。選手が1人の選手の名前を 書いて、提出するというやり方ではありません。これまで、1度の例外を除いていつも同じやり方でチームにキャプテンを選ばせてきました。そして、その1度 の例外は残念ながら、あまりうまくいきませんでしたので、最終的には、チームに選ばせるという元のやり方で行ないました」
(代表合宿で達也が別メニューだったが、そういった情報は得ているのか?)
「代 表チームとは定期的にさまざまな情報交換をしていますし、それはすべてのクラブと協会との間で行なわれていることだと思います。ただし、今私たちがクラブ でやっていることと代表チームがやっていることは、その内容も目的もまったく違います。私たちはリーグ戦のために、彼らは最終予選のための準備をしていま す。もちろん、彼らがどんな練習をしているかは情報をもらっていますし、このクラブに戻ってきたときに、チームの一員となれるよう、適切なメニューを与え られるようこちらでも工夫して考えていかなければなりません。このクラブに所属している選手が代表で最終予選のためにしっかりとした準備をして、いいプ レーをして、そして健康な状態で戻ってくることを願っています。彼らが昨日何をやったか、今日何をやったか、何メートルのスプリントを何本やったか、明日 は何をやるか、細かな情報をピックアップする準備はできていますが、それらを詳しく知っておくことが大切だとは、正直なところ、思ってはいません。それら はあくまで手段であり、大切なのは目的である試合でのパフォーマンスと、その後の状態です」
(4日と11日の代表の試合を観に行く予定は?)
「11 日の試合はスタジアムで観ようと思っています。4日の試合はテレビ観戦になる可能性が高いでしょう。4日のフィンランドとの親善試合について言えば、フィ ンランド代表の選手たちにとっては時差などの問題があり、難しい試合ではないかと思います。同時に、彼らが所属しているクラブにとっても難しい試合だと思 います。
私は日本代表にできる限りいい結果を残してほしいという強い希望をもっていますが、同時に、ヨーロッパの選手たちにとっては難しい状況に 置かれていることも理解しているつもりです。私は長い間、各国の代表選手たちと仕事をしてきました。例えばグルジア代表、マリ代表、チュニジア代表など、 シーズンのスケジュールがヨーロッパの日程とは合っておらず、ある意味で難しい選手たちです。協会と長い間交渉し続け、最終的に至った最もいいやり方は、 すべての公式戦に選手を送って各代表をサポートしますが、協会側は親善試合には選手を招集しないというものでした。これはクラブにも協会にもメリットのあ るやり方でした。選手にとっても、親善試合ではクラブで素晴らしいパフォーマンスを見せて代表監督にアピールすることができます。そういった相乗効果がで るよう、やってきました。なぜなら、例えば今のようにポジション争いが厳しい時期に、代表の親善試合のために数日から1週間以上クラブを離れることは、非 常に高い確率で選手たちにデメリットのあることだからです。選手たちには、代表で活躍したいという気持ちと、代表に行っている間にクラブでのポジションを 失い、6ヵ月間試合に出られないかもしれないという迷いがあるのも事実だと思います」
(代表の練習を視察する予定は?)
「基本的に、私は 自分のクラブの選手がどのようなトレーニングをしているかとても興味を持っています。それを知りたいとも思っています。しかし、今、彼らはとても大切な オーストラリア戦のための練習をしています。今までの経験からすると、できる限りギャラリーが少ない方が高い集中力で質の高い練習ができるものです。です から、私が代表監督に連絡をとって日程を決めて、自ら現場に出向いて彼らの練習を視察しようとは思っていません。代表監督にもできる限り質の高い仕事をし てほしいからです。もうすぐオーストラリア戦を控え、今は代表にとってとても非常に大切な期間だと思います。私たちクラブの監督は代表の監督をサポートし ます。そして、私たちが公の場で、代表の練習や試合のパフォーマンスについて語るのはよくないことだと思います。裏ではできる限りさまざまにサポートし、 表では彼らを見守ることが、少しでも代表の力につながることだと思っています」

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