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中国武術とはWushu

中国武術とは>太極拳 健身気功 五禽戯 導引について

太極拳 健身気功 五禽戯 導引について

 
<太極拳について>

太極拳は中国武術の項目の中でも多くの人々に好まれる拳術の一つです。
まず“太極”についてですが、これは中国の古代哲学の易経「周易・系辞」の易有太極、是生両儀・・と続く思想が生かされています。
その意味は陰と陽に分かれたエネルギーが互いに補い合い、その力が「全ての生きとし、生けるものの万物」を生み出す本源としています。その大きな力を“太極”と呼び、この考え方を全てに応用しています。

「太極拳」の名称は中国、清の時代、乾隆年間(1736年〜1796年)
山西省の人物である王宗岳の著書「太極拳論」があり、その「太極拳」の名を用いて多くの人々が普及させて太極拳は世に広まりました。
太極拳の成立についてはこの説以外にも「ルーツは武当山・道教にあり」ともあり、そして多くの流派があり、主要な流派は陳式・楊式・武式・呉式・孫式などのスタイルが編み出されました。

1.陳式太極拳

「陳王廷 1600年〜1680年」
各派の太極拳の源流であり、河南省陳家溝の陳一族の間に伝えられ、剛柔の要素を含み動作の全てに螺旋運動が行われます。
陳式太極拳の動作特徴は内在意識・運気活動である。
これは強調意識の主導の下で全身の螺旋運動を発し纏めていく技法を備えています。
頭頂を緩め、全身五肢がほどよくリラックスし螺旋した力が脊髄・脊椎を移動し拳脚に力を到達させます。
そのため陳式太極拳の技はゆっくりであり、時に素早く、力は柔らかく、時に力強くなります。
ゆえに快慢、剛柔、開合、曲直のように相反し、相連不断、一気呵成です。

2.楊式太極拳

「楊露禅 1799年〜1872年」
河北省の楊露禅が陳長興より、陳式太極拳を学び改変したスタイル。
現在は三代:楊澄甫の編み出した柔らかな技能に重点を置かれ、養生効果があります。
楊式太極拳の動作の特徴は姿勢は伸びやかでゆっくりと緩慢なリズムで繋がっています。
ゆえに十要:虚霊頂勁、含胸抜背、松腰、分虚実、用意不用力、上下相随、内外相合、相連不断、動中求静。

3.呉式太極拳

「全 祐 1834年〜1902年」
楊式太極拳の創始者の子、楊班候の生徒である全祐が創出。 
2代目の呉鑑泉が上海の精武体育会の教師となり広めました。

4.武式太極拳

「武禹嚢 1812年〜1880年」、「赫為真 1849年〜1920年」
陳式太極拳を学んだ武禹嚢が創出。
その後、赫為真が普及させた小架式の太極拳を赫式太極拳という。

5.孫式太極拳

「孫禄堂 1861年〜1933年」
赫式太極拳を学んだ孫禄堂が形意拳、八卦掌を体得し3つの要素を取り込んで1つのスタイルにしたものが孫式太極拳です。

それぞれの太極拳は技の力の用い方や風格の面で雰囲気は異なりますが、動作の基本的な技術は共通しています。 特徴としてこれらの太極拳は、気持ちは穏やかな中に集中力を高め、姿勢は真直ぐでゆるやかさがあり、胸と背中には無用な力は入れずにおきながら腰周りはしっかりとしています。 足技には応用が効き、肩の力は抜きながらゆるやかに動かし、肘にはスナップをきかせ、指先まで技の意識を届かせる、といったことをめざします。

これらがうまくまとまれば…
 ”気”「心の安定」 ”意”「こうしようとする動きへの思い」”体”「ボディーコントロール」この3つが互いに協調したものが太極拳の特徴です。

中華人民共和国になってから、太極拳をもっと多くの国民にわかりやすく簡単にできるように国家体育運動委員会にはたらきかけ、各種ある多くの太極拳運動を編集しまとめました。 この「套路(型)」が比較的に日本でも普及している「簡化24式・48式・88式太極拳」などです。そして更に「太極拳競技套路」を創り、42式総合太極拳、陳・楊・呉・孫式の型を創りました。 この近年では中国武術協会は更に簡単な8、16、32式太極拳を加えて、武術段位制度を始めました。太極拳という運動のおもしろさは、中国大陸が育んだおおらかな発想、豊富で独特な味わいに歴史ある深奥な哲学が配合することで、人々の心と身体に良好な作用をもたらします。 今やこういった運動は世界中に広まり、更に多くの人々にも喜ばれ、愛されるようになり健康増進に役立っています。

◇◇◇ 準備体操 7式 ◇◇◇

一式 首回し左右上下 

二式 手首回し〜腕回し 外旋〜内旋 独立勢 

三式 左右腕振〜巻き込み式

四式 左右腰回し 

五式 両膝回し 

六式 両手首 足首ほぐし回し

七式 双手托天


◇◇◇ 陳式太極拳 基本功12式 ◇◇◇

 1式 右単雲手 
 2式 左単雲手
 3式 双雲手
 4式 左右側行歩単雲手
 5式 左右推掌 進歩推掌 退歩推掌
 6式 左右翻手
 7式 左右横拉掌
 8式 左右双纏手
 9式 左右六封四閉
10式 左右金鶏独立
11式 左右踵脚
12式 掩手肱拳


◇◇◇ 陳式太極拳 基礎套路5式 ◇◇◇

1式 太極起勢
2式 左右推掌
3式 左右翻手
4式 単雲手
5式 収勢

◇◇◇ 陳式太極拳 基礎套路10式 拳譜 ◇◇◇

1式 太極起勢(タイジーチーシー)
2式 原地 金剛搗碓(チンガンダオトゥイ)
3式 巻肱勢(ジュアンゴンシー)

4式 斜行(シエシン)
5式 楼膝(ロウシー)
6式 拗歩(アオブー)

7式 掩手肱拳(イエンショウゴンチュエン)
8式 倒巻肱(ダオジュアンゴン)
9式 金剛搗碓(チンガンダオトゥイ)
10式 收勢(ショウシー)


◇◇◇ 陳式太極拳13式 拳譜 ◇◇◇

起勢(チーシー)

1式 金剛搗碓(チンガンダオトゥイ)
2式 懶扎衣(ランザーイー)
3式 六封四閉(リュウフォンスービー)

4式 単鞭(ダンビエン)
5式 白鶴亮翅(バイフーリャンチ)
6式 斜行(シエシン)

7式 楼膝(ロウシー)
8式 拗歩(アオブー)
9式 掩手肱拳(イエンショウゴンチュエン)

10式 倒巻肱(ダオジュエンゴン)
11式 転身外擺蓮(ヂョワンシェンシュワイバイリェン)
12式 當頭炮(ダントウパオ)
13式 金剛搗碓(チンガンダオトゥイ)
  
(収勢 ショウシー)



◇◇◇ 陳式太極拳18式 拳譜 ◇◇◇

1式 太極起勢(タイジーチーシー)
2式 金剛搗碓(チンガンダオトゥイ)
3式 懶扎衣(ランザーイー)

4式 六封四閉(リュウフォンスービー)
5式 単鞭(ダンビエン)
6式 白鶴亮翅(バイフーリャンチ)

7式 斜行(シエシン)
8式 楼膝(ロウシー)
9式 拗歩(アオブー)

10式 掩手肱拳(イエンショウゴンチュエン)
11式 高探馬(ガオタンマ)
12式 左足登一跟(ヅオドンイーゲン)

13式 玉女穿梭(ユイニュイチュワンスオ)
14式 雲手(ユンショウ)
15式 転身双擺蓮(ヂョワンシェンシュワンバイリェン)

16式 當頭炮(ダントウパオ)
17式 金剛搗碓(チンガンダオトゥイ)
18式 收勢(ショウシー)



◇◇◇ 陳式太極拳38式 拳譜 ◇◇◇

第一段
1. 太極起勢
2. 右金剛搗碓
3. 懶扎衣
4. 白鶴亮翅 
5. 斜行
6. 楼膝
7. 前足堂
8. 掩手肱拳
9. 双推手
10. 肘底捶

第二段
11. 倒巻肱(三)
12. 退歩圧肘
13. 野馬分鬣
14. 左右金鶏独立
15. 六封四閉
16. 左単鞭

第三段
17. 雲手 
18. 高探馬
19. 左右擦脚
20. 右足登一跟
21. 徹身捶
22. 背折
23. 青龍出水
24. 白猿献果
25. 抱頭推山
26. 右六封四閉
27. 右単鞭

第四段
28. 双震脚
29. 玉女穿梭
30. 懶扎衣
31. 護心拳
32. 雀地龍
33. 上歩七星
34. 退歩跨虎
35. 転身双擺蓮
36. 當頭炮
37. 左金剛搗碓
38. 收勢



<健身気功理論 天人合一思想>      

気功という概念は比較的新しい言葉であり、歴史的文献に出てくるものは、荘子の刻意篇にある「導引」「吐納」とよばれる「術:方法:手段」のことでした。
そして大切なことですが正しく行うには易経から作られた暦の自然法則に合わせて行っていく必要があります。

これは今の日本ではほとんど知られていないことですが、今から140年少し前の西暦1872年の12月3日に大隈重信の発案で、福沢諭吉と共に行ったのが、明治の改暦でした。
これには功罪があり、今現在便利になった日本国家の西洋化へ力を入れ、それまで最近の2010年には遷都710年から1300年でイベントのあった平城京の建設にも取り入れられてきた易経から始まる暦の1300年の歴史の叡智を捨ててしまったことでした。

当時は国民に教え知らされぬまま、今日まで教育の中からは旧暦として外され、改暦による西洋でのカレンダー・スケジュールを中心に西洋から位置的に離れた日本の地で政策がどんどんと進められました。
その結果140年経った今日にて、世間一般の人々の多くは季節の中での自然を感じて愛する風習を忘れ、富国強兵の名の下に日本全土を近代の西洋化を図り、インフラ設備の強化で、コンクリートですべてを地上の多くを固め、人々の心をも固めてしまったのです。
今は便利な時代になりましたが日本の西洋化はひと段落して黄河文明から続く北東アジアが数千年かけて創り上げたその叡智とわざをとり戻すべき時代がきていると思います。
(※厳密にいうと中国黄河流域で生まれた易と、位置的には東南方向にある日本にアレンジされたものとは若干差異がありますのでここでは日本の暦の観点からご紹介いたします。)

@:吐納導引之術と五調の法

中国伝統医学の気功運動療法には五大功法というものがあります。

1、吐納 意識呼吸法 
2、導引 導気令和 引体令柔
3、瞑目 閉目
4、存想 存思
5、内丹 周天功法

この5種類すべてができると体調不良の人が多い中でも心身共に好調になり、ありとあらゆる意味で身体感覚の差が大きくなり、当然仕事でも生活でも実力を発揮できるので大事なことです。
(不調であれば好調な人との差は大きくなるばかりになり、本格的な寒気・暑気のピークに達する時期には、また更にその身体感覚差が大きくなります)

中でも導引の技術では外導・内引がとても大きな効果があり、その意識としての得気法としては、

以意領気:心を穏やかにして脳から意識したはたらきで体内のすみずみにまで流れを良くし心身がきれいな河川のような透明感のある流れる体感を得られるようにします。
以意引気:内引において意識する動作でエネルギー循環を高めることです。
以左治右:左を以って右を治す。 
以右治左:右を以って左を治す。
という方法です。

そして、五調の法。
調心:(脳)心を整える。
調意:上半身・下半身の身体バランスを意識的に調える、調身、調形。
調気:(息)呼吸を調える、 調息。
この三調を通じてから、

調理:身体運動器におけるすべての理を正す。
調和:心身のすべての和合の感覚を得る。

という五種類の調えられる実践方法において心身の防衛体力の良好な継続維持を図り活気を内面から引き出していくことで日頃の生活の充実感を得ることへ繋げられます。
日本ではまだあまり知られずに、こういった具体的な功法を理解して正しい技能ができる人はほとんどいませんが、今年もまた皆さんにこの実践を通じて漢方薬と同じように長い歴史のある伝統中国のわざをお伝えしたいと思います。
しかし、今よりも遙かに不便で物のない時代でも、こうした「わざ」で心身の健全さを確認し維持してきた技能:功法はすばらしいものだとこの時期には改めて実感します。

A:正経十四脈を刺激する主な動作

春 泰:立春 手少陽三焦経 双手托天 欠陰初気
  壮:啓蟄 手陽明大腸経 燕飛勢(内旋)  
  夬:清明 手太陽小腸経 仰身勢  少陰二気

夏 乾:立夏 手欠陰心包経 燕飛勢(外旋)
  媾:芒種 手少陰心経  摸魚勢  少陽三気
  遁:小暑 手太陰肺経  集気站椿

秋 否:立秋 足少陰胆経  頭転功 単盤 太陰四気 
  観:白露 足陽明胃経  打弓勢 自然盤 和帯脈を刺激
  剥:寒露 足太陽膀胱経 仰呼     陽明五気  

冬 坤:立冬 足欠陰肝経  燕飛勢(叉歩)
  復:大雪 足少陰腎経  勢        
  臨:小寒 足太陰脾経  通天採気   太陰終気

通年
       督脈     波浪勢
       任脈     天人合一 

立春〜雨水 正月節 卦象は「泰」。
立春を迎え、そこが春節。本当の新春のスタートです。

この時期からは、天地が動き出し通じ始め、陰陽の気脈が通じ、地上の万物が活動を始めます。つまりは「天の気」が動く時候。
安泰の意味で「泰:たい」といいます。

「小往き 大来たる」といい、小人には力がなく、大きな力を持ち蓄えた者が、活躍できる可能性を感じられる時候です。
万物を浄化する厳寒の気に天地が晒され邪気を持つ小人:愚か者は去り、大自然のはたらきと共に正しき王道を歩める大人:賢者たちがその後の気運に乗り 運気を動かしていきます。
運を開き、幸運を引き寄せる、それが「開運招福」と呼ばれる真の道理です。
肝臓の気を高め、活力をどんどんと強く引き出していく功法が生きてきます。

啓蟄〜春分 二月節 卦象は「大壮」。
季節は、本格的な春に移行し始めています。
今までに「臨」は君臨の意味を持ち、「泰」は安泰の地気の力を得ることができます。
これからの時候は 大いに壮んになる、という意味での「大壮」といいます。
人間界において大切なのは「公明正大」の意識。
「公け」に「明らか」で「正しく」「大いなる目的・目標」を定め、壮んな心意気よくコツコツと地道な努力を行っていけば、6ヶ月後の秋には確実な成果が得られます。

太陰暦二十四節気では啓蟄を過ぎ、春分が近づくと三寒四温の時候になり
「陽の気」がだんだんと大きくなっていきます。
空気には湿度が多くなり、もう感冒(風邪やインフルエンザ)は治まります。
柳の木には小さな芽が生まれ出てきてわかるようにもう2週間もすると、植物の葉が大きくなっていき、空気の質はその新緑を受けて新しくなります。

呼吸法においては質が変わり、呼吸法ではその新しい「精」を含んだ「清々しい空気」を取り入れるように行い、陽射しを受けて新たな活力の向上を目指します。
功法では「動功」には、冬に培った力が大きく発揮できるようになります。
そして冬の間に得た「静功」を生かし、動の中でも冷静な判断力が大事になってきます。


清明〜穀雨(谷雨) 三月節 卦象は「夬:かい」
季節は、太陰暦三月節 春爛漫を迎え花々が開き、若葉が濃くなり始め、初夏へと移行し始めています。
天地万物の活動が起こり、陰気が弱まり 太陽は輝き陽剛の気となって、生活のリズムは早寝早起きが身体によく、空気の様子は湿度はさほど高くなく、ほどほどに高温になり、一年間で最も快適な期間です。
この時期には基準となるべき良好な体調の体得することが賢明な功です。
肝の気を益々高め、腎の気を補い、食物は「旬のもの」が最も栄養になり、脾の気も安定し、心の気が向上し、肺の機能も良好になります。
大の力は益々強くなり発揮され、小の力は弱まっていきます。
ゆえに「夬」は「決」に通じ、「決行」には良い時候です。
大自然の「天の気」「地の気」は力強くなり、「人」は元気の「気」を高めていきましょう。

立夏〜小満 四月節 卦象は「乾:けん」
太陰暦四月節 立夏を迎え 初夏の訪れを感じる時候となり、純粋な陽気に包まれ、大らかな力の沸き起こる感覚を地上万物の全てが授かる時期、これを「乾」といいます。
元亨利貞、すなわち「仁」「礼」「義」「智」が叶い、1頭の竜が躍動するように、天の健やかな原動力を得て行く先々に、望みが大いに通り、順風満帆に進めます。
植物も動物も力強い活動を始め 天地も交わり、日はだんだんと長くなり、1ヶ月半後の夏至でピークを迎えます。
陽の気は更に力強くなり、三ヵ月後の立秋までは大いなる陽剛の気に覆われます。
生活のリズムは早寝早起きが身体によく、瞑想によって穏やかな心持ちを保持し、清らかな空気を肺いっぱいに入れ、晴れの日には肺機能強化を行い、梅雨時期になると温度差が大きくなりますので、呼吸器官の弱い方々にはその対策にもなります。
旬の食物は「精」に満ちており、よく取り入れることが大事です。
「天の気」と地の気に満たされるので、「人」はその「気」を大いに取り入れて、身体感覚を一層高めていきましょう。これを採気法といいます。

芒種〜夏至 五月節 卦象は「逅:こう(天風逅) 」
太陰暦五月節 夏至を迎え 一年間で一番昼間が長くなる時期になりました。
これからは陽剛の気になり、火が水に克つ時候にもなります。
一陰五陽です、注意が必要で 邂は邂逅に関連します。
順風で来た流れにも少し慎重にならなければいけません、確定したもので堅実なものが大事です。
一陰五陽とは陽剛の気になり、火の気が強くなり水の気が衰弱していく日もだんだんと多くなります。
陽の気は更に力強くなり、三ヵ月後の秋分まで最低気温がこれから低くなることが少なくなります。
腎気を補い、肺の機能強化が大事になります。
世間は慌しくなりやすく、息も浅く短くなる方々も多くなるので、穏やかに、気功を行って 心身を清々しい状態を常に保ちましょう。 

小暑〜大暑 六月節 卦象は「遁:とん) 」
太陰暦六月節を迎えると 一年間で最高・最低気温共に一番高くなる時期です。
ゆえに本来の意味での水無月みなづき=みずなしづきの感が出てきます。
これからの2ヶ月ほどは体力の消耗をしやすく、激しいスポーツ競技などは脱水症状なども起こしやすく注意が必要になります。
理想では、ゆっくりと穏やかに過ごし動功の強度は下げ、静功に重点を置くことが望ましいです。
これからの時期暑さはストレスを感じやすく、胃腸の働きが弱まらないように脾の気の流れをよく活性化できるもの(五禽戯では熊戯)がよく、高温度による体温上昇に注意して、所謂「のぼせ」を防ぎ、大脳への血流が速くなって不安定にならないようにして心臓に負担がかからにようにすることが大事です。
ですから包括的な吐納法:意識呼吸法(鼻〜口)を用いて肺機能を意識して、
脳に必要な良質な酸素を取り入れ、古くなった空気を多く出すようにするようにしましょう。
空気が劣悪な環境を避け、長時間直射日光を同じ体勢で受けないようにしましょう。
(草むしりなどはいっぺんに行わず、少しずつゆっくりやるように計画しましょう)

「遁:とん」とは「隠遁」の意味での「遁」であり、「暑気から遁れる」ことが大切な感覚です。

自然の緑が濃くて、起伏のある土地の北西側にいるようにすると、
心地良い風が流れてきますので、むしろそういった環境を活用しましょう。

まだまだこれから一ヶ月後が酷暑となって一番大変になりますので、
このうちにしっかり睡眠を取っておくようにしたいものです。

これからは夜中にも目が醒めやすく目を閉じた腹式呼吸法を行うと、
また睡眠のリズムへと戻れるようになります。


立秋〜処暑 七月節 卦象は「否:ひ) 」
太陰暦七月節 立秋。
空気の質が劣化し、桜の樹も暑気で水分が蒸発し枯れ始める葉が出てくる頃です。
大が往き 小が来る。否=否定であり、暑さや慌しさを避けて生活のリズムを調節することが大事な時候です。
小人が力を持ち、物事を正しく行っても うまくいかないことがあり、注意が大事です。
白露ぐらいまでは穏やかに気功の技も動功より静功が向いています。
この頃は夏バテをする方々も増えやすく、消化の良い食物の吸収が重要で
胃腸の働きが弱まると力が出なくなり、大脳の働きも低下しやすいです。
呼吸も浅くなるので激しい運動は誰でも心臓に負担がかかりやすく
体調管理は大切です。
空気の質の良いところにいて、穏やかな時間をのんびり過ごすのが理想です。

日本人のなりやすい三大疾患は、心筋梗塞などの「心臓病」「脳卒中」「動脈硬化」ですべて血液の質に影響するものが多いです。
行うとなれば、きれいな血液の状態を維持し、安定した穏やかな血行促進ぐらいが暑気が和らぐまでは望ましいです。
月が欠けて晦になる時には峠も過ぎていると思いますのでもう少しです。
まだ夜中にも目が醒めやすくできれば腹式呼吸法などを行いましょう。
心地よい睡眠のリズムへと戻りやすくなります。

白露〜秋分 八月節 卦象は「観:かん) 」
太陰暦八月節 白露を過ぎ 仲秋の名月を迎えます。
これからは「観」、つまりは観察の観、観光の観、という通りに、すべてがはっきり見えて来て、良いものはよりはっきりと見えるようになり、そうではないものもはっきりと見えるといいます。
実りの秋というように、春〜夏の成果が表れてきますので、秋をいいかたちでスタートできるのは夏の養生が生きてきます。
この月が欠けていくと空気の質がは湿度も下がり、涼しく過ごしやすい時候になります。
落ち着いてくれば、スポーツの秋 芸術の秋 食欲の秋といわれるとおり、夏の間の体力低下から回復し、骨は筋肉がしまりパフォーマンスは高くなります。

これから気をつけて頂きたいのは肺の機能強化と大腸の動きを活性化していくことが大事になってきます。
温度差が大きいと鼻づまりや咳などが出やすいので肺を意識することと、食べ物は身体に入っても小腸と大腸によって栄養分を吸収して、必要な成分は身体全体に運搬されるように血行促進方法が必要になり、不要な老廃物とを選り分け輩出するのが腸の仕事なのです。
このよい生活習慣連続があってこそ 栄養を得た身体はより力強い活動が行えて、静けさも広がり、落ち着いて睡眠も質がよくぐっすりと眠れます。
こうしたことを意識することで、ありとあらゆる生活のすべては「実る」といえるでしょう。
現代社会とはどちらかといえば、「無意識的」に近い生活です。
そこからすべてを「意識的」にすることで自身への信頼が強まっていくものです。

寒露〜霜降 九月節 卦象は「剥:はく」
「剥:はく」これからはすべてを育成して来た神気が弱まり、太陽の日差しも弱くなっていきます。
木々からは葉がどんどんと落葉していき「剥がれて」いきます。
人間界では、この春〜秋までの成果によっての力を蓄えていくことが大事です。
「陰盛陽衰」になっていくので、この年の成果の弱い者は小人と化していくこともあり、冬至までの2ヶ月ほどには注意もこれからは必要です。
精神的にも肉体的にも慎重に管理して「元気」を減らさないように心掛けましょう。

立冬〜小雪 十月節 卦象は「坤:こん」
これからの時候は冬至へ向けて神気は更に弱まり、太陽の日差しの力も弱くなっていきます。
大地へすべてが回帰して気の性質は「太陰」へと移行します。
人間界では、これからの時期は慌しさが更に増し、日に日に体調不良を感じる方々が多くなっていきます。
感冒:風邪予防には今迄に高めてきた呼吸力強化の継続、寒気対策として動功の実践、特に初冬では五禽戯の熊戯などの小腸・大腸をよくほぐし流れをスムーズにしながら内臓脂肪の溜まりにくい体質を作っていきましょう。
時間的にもゆとりを持ち、要領よく、効率よく、効果の大きいライフワークが功を奏します、「元気」を減らさず心持ちを穏やかに過ごしましょう。

大雪〜冬至 十一月節 卦象は「復:ふく」
立冬から一ヵ月半ほど経ち、今までに神気はゆっくりと弱まってきましたが、冬至を期に太陽の日差しの力はゆっくりと「復:復活」の力が戻っていきます。
大地へすべてが回帰し、陰気が極まり「陽気」がゆっくりと生じるようになります。
これからの一ヶ月半ほどが一年間では最も厳しい寒さの訪れがありますが、その寒気がありとあらゆるすべてを浄化し、
また大地は新たな力を宿すようになっていきます。
静功によって心を穏やかにして、動功にて全身の血行促進を図りましょう。
呼吸力強化は風邪除けも含めて様々な面でも重要です、特にお餅を喉に詰まらせ易い時候ですが、呼吸力や喉の筋の柔軟性も関連します。
厳寒に向けては五禽戯の虎戯によって骨を練り、全身の気血のめぐりを活性化していくと効果的です。
猛烈な寒気は下半身の冷えを招き易く 腎臓や膀胱に負担がかかりやすいので、心肺機能を落とさずにしていくことが望ましいです。

冬至〜小寒 大寒
十二月節 卦象は「臨」、小寒〜大寒〜立春までに、地中深くではもう春までの大きなエネルギーをゆっくりと蓄えています。
大自然の見えざる力がまだ目に見えず、しかしもうすでに「臨む:いどむ」準備の完成をしておく、時期を「臨」といいます。
物事は何でも精神的にも肉体的にも心構えができているかどうかで、その後は決まります。

この月は大地は閉塞して固くなり、天では夜空に広がる陰気に力が強くなる時候で、正月立春までの一ヶ月は万物は閉蔵し力を蓄えます。
凍りつくものからすべてを守り、温かみを大事にして、邪な風「風邪:インフルエンザウィルスなどの空気中の黴菌」が体内へと入らないようにするために呼吸法により防ぎ、筋肉、関節が固くならないようにして、骨髄の流れの停滞を予防して、
臓器では下半身に位置する臓器:腎臓と膀胱の水分の流れのはたらきを高めることが重要であり、活気を全身に漲らせることが立春までの大事な功法になります。

     
 
<健身気功について>

今の時代から見て中国発祥における「健身功法」つまり健康保持のための有意識的な身体操作方法であり、 良好な作用を確実にもたらすことのできる「功:はたらき・わざ」を持つ運動、 ということができます。
その中でも、重要なのは正式に認められている歴史文書に出てくるのは 「荘子」「淮南子」に出てくる「導引」そして正史三国志にある「五禽戯」です 。
「気功」という言葉は歴史書には記されておらず 書物としては1933年、薫志仁「肺労特殊養法・簡称気功」にあらわれます。
1949年建国の中華人民共和国成立後、劉貴珍の内養功を大体的に「気功」として紹介されたことで有名になり、そのことから日本でも紹介された気功のイメージ は内養功、あるいはアレンジされたり模倣してつくられたものだと思います。

現代は名称としては「気功」として有名になりました、その内容としては吐納・導引・存思・黙祝・内丹・禅修・密修などの「法術:方法とその術」、そして静功と動功と分類するようになりました。
中国のその他の文化をみれば長い歴史の中で分派と混同を繰り返し伝わっていることから「本質」を見究めて行っていくことが必要なので、正しい文献や正統に伝承された技術を行うことが大切だと思います。
横浜武術院では指導頂いた上海体育学院教授の邱丕相先生の研究した理論における「導引」と中国安徽省亳州の第57代薫文煥先生と58代周金鐘、修海燕先生から教授された「五禽戯」の古典理論と実践方法を拠りどころにして、その他の古代哲学の文献の出展を調べ、文字化された感覚が、実際の体に起こる感触と照らし合わせて、合致するかどうかを研究してから現代でも通じる医科学的見地、体育運動的効果から普遍的に体現できるものを行っています。
そうでないと「誤訳」や「思い違い」が生まれやすく、結果としては身勝手な空想や妄像、願望などから起こる、誤った風説の流布、あるいは自分自身や他人への洗脳術になりかねないと感じています。
こうなってしまうと身体に有益どころか間違った感覚と思考での行動を起こすようになり(偏差とも紹介されています)トラブルを増やす元になるのを思います。
また最近はこのような活動がもたげてきていますので注意が必要です。
実際に世間で多くの皆さんが持つ「怪しい」イメージで思われるのはそのためでしょう。

そのために我々は区分して歴史的に認められている「導引」や「五禽戯」を重視しています。
現在の中国でも大きな経済発展に伴い、日本にも広まっているエアロビックダンスやアメリカンスタイルヨガエクササイズなど、多くの世界中に広まっている運動プログラムをたくさん取り入れていますが、年々健康に問題のある人は更に増える傾向にあり、精神病や肥満など将来への不安が大きくなり、具体的な運動方法を重視して医科学的見地からも大きな健康効果の得られる中国の歴史ある運動を見直そうということから、全国の体育大学と中医大学に協力を求めて再編纂を行い「健身気功」の名称を使うようになりました。
現在ではこの「健身気功」を「簡化24式太極拳」のように中国全土への普及活動をしています。

気功は人体科学と医学における研究の中で自身への心身のはたらき全般を高める「精華」を養うために編み出された運動方法です。人間の身体と自然との関係を研究し、日常生活の中で人体に「悪影響」を与えるような要素に「気付き」それらの要因を取り除き身体生命のはたらきを向上させることが目的です。
気功ガ正式に認められる歴史的な文献に記されているのは、中国古典にある「荘子」や「淮南子」です。ここに”導引”として記述があります。その他には後代に”行気””坐忘”とも呼ばれその種類は非常に膨大な数になるといいます。

現代社会を広く見渡せば、物質的なものを追い求め、本当に尊いものを忘れかけている現実があります。思えば、何気ない日常生活では「気付かなくなる」事の連鎖によって希薄な人間関係になりやすく、自分自身の心身の事さえも忘れ、時に気づかずにも’無関心’や’無気力’の原因を生み出してしまうこともあります。 悠久の長い歴史的な「教養」は教えてくれるのです。2000年以上前に先達は、自分自身の「気力」を高める為の「導引」後の「気功」を既に編み出したのです。

”気”「Ki」「Qi」を英語では「Vital enagy」と訳します。つまり生体エネルギーとも言い換えられ、自分の気持ちの”気”「生体エネルギー」を向上させる為の”功”「はたらき・わざ」が「気功」です。 様々な気功がある理由として、時代の変遷とともにその「はたらき」や「有意義」は移り変わり、そしてその時代ごとに編み出されて応用されていく行程があるからです。
導引・気功は身体と精神を必ず確実に良好な方向へ向かわせる事ができます。本来的な意味には 誰もが持つ元々の”気”を甦らせられる、これが「原気=元気」の語源ともいいます。

「こころとからだ」のために良い”気”を取り入れて元気な毎日を送りましょう!

伝統気功における意識的概念

道家功法:自然、陰陽、五行変化、練気
仏家功法:体悟、宇宙与自心、唱虚静、通過座禅、参禅、瞑想、除雑念、浄心身、人生的悟解
天台:止観
禅:禅正
密:ヨガ
儒家功法:練心 「正」「直」「養気」

正 「身与意」 一致 返先天 穏秩序
静 畜気 聚能 静中行気 陰陽相合
松 外形要松 空山無人 水流花開
息 調形 調息 調心 性命圭旨
空 性命双修 恬淡虚無 真之気 無極生太極
順 随 上下合随 前後相随 内外相随 身歩相随 不追求 不強制 不則易
導 得 流水不腐 戸枢不蠢
観 観想 清風洗心 観心 如明月在懐
抱 見素抱朴 精気神 「神抱」「意抱」
守 意守丹田 意到則気到

<伝統華侘五禽戯、養生導引操、気功体操8式>

中国武術は常に激しい功夫・カンフー のトレーニングを積むことで多くの体力の消耗をします。その中の気功で有名なものは「五禽戯」があります。これは由緒ある歴史書である「正史三国志」「方技伝」に記されております。

後漢の時代2世紀に成立した五禽戯の起源は「導引」にあり、それは前漢紀元前2〜3世紀までに遡ります。「導引」の資料としては中国湖南省の長沙で1973年に馬王堆三号漢墓から出土された44体の布に描かれた動物模倣による健康法の記録がありました。 ここには「龍が登る」とか「熊の動き」や「内臓の刺激方法」などが記されています。これらはすべて共通することは動物の動きを模倣する、身体の動かし方や体操であり、中には後の武術の「象形拳」のルーツであるものや太極拳の技法などに応用されたと思われるような動きもあります。 これらも多くの流派がありますが、総じて動物の動きを模倣し導引術としての操体法としては筋肉や骨格を矯正し、血液の流れを向上させ快活な精神状態を得られます。

そして有名な少林武術にも取り入れられ、身体能力の向上・回復をめざす「易筋経」、精神力を高める訓練「洗髄経」などの気功があります。唐の時代にできたとされる易筋経十二段錦からは宋の時代には武八段錦に変化し、そこから現在広く行われている「健康のための身体運動」の気功として「健身気功・八段錦」になりました。 こうすることで「病は気から」のことば通り、病のもとになりそうな要素を取り除くことで未病を防ぎ健康と長生きのための手段・方法として活かされています。

横浜武術院では2001年の夏に、「養生導引操」を創編しました、「養生導引操」は導引術の動作をアレンジしわかりやすく誰にでも効果を体感できる「気功」の「健康体操」です。
これまで多くの方々に指導し、好評を頂いています。機会がありましたらより多くの方々にお試し頂きたいと思います。 きっと驚くほどの効果を体得できることでしょう。
21世紀型の導引・気功運動を是非お試し頂ければ幸いです。

日本華侘五禽戯倶楽部のサイト

▽華侘五禽戯13式>▽

予備式 起勢調息

第一戯 「虎戯」 虎挙 虎撲

坐洞運爪 虎臥山洞左式 虎臥山洞右式

第二戯 「鹿戯」 鹿抵 鹿奔 

梅鹿伸腰左式 梅鹿伸腰右式

転頚運閭左式 転頚運閭右式

第三戯 「熊戯」 熊運 熊晃

黒熊探爪左式 黒熊探抓右式 笨熊遊走左式 笨熊遊走右式

第四戯 「猿戯」 猿提 猿摘

白猿歓跳左式  白猿歓跳右式 白猿転身

第五戯 「鳥戯」 鳥伸 鳥飛

飛鶴展翅左式  飛鶴展翅右式

搖身抖水左式  搖身抖水右式

抖領飛翔式

収勢 引気帰元


▽八段錦▽

一段 両手托天理三焦  リャンショウ トゥオティエンリーサンジャオ
両手を持って天を支えながら 三焦の気の理を整える

二段 左右開弓似射雕  ズオヨウカイゴン シーシェディアオ
左右へ弓を開き 鷲を射るように似る

三段 調理脾胃須単挙 ディアオリーピィーウェイ シューダンジュィ
脾胃の気の流れの理を調えるために片手を挙げる

四段 五労七傷往後焦 ウーラオチーシャン ワンホゥジィアオ
五臓の疲労:五労と喜怒悲憂恐驚思の七つの損傷を
受けずに良好さを保つためにも後ろへ意識を向ける

五段 揺頭擺尾去心火  ヤオトゥバイウェイ チュィシンフゥオ
頭部から尾椎までを揺り動かし心火:心臓の邪気を消す

六段 両手攀足固腎腰 リャンショウパンズー グーシェンヤオ
両手で足にふれ腎気の要す腰回りを強化する

七段 攅拳怒目増気力  ジュアンチュエンドゥームゥゾンチーリー
握り拳を打ち出し 目を怒らせることで気力が増す

八段 背後七顛百消 ベィホウチーディエン バイビンシャオ
背後の七点に意識・気を向けることで百病が消える

 

▽気功体操8式(功法:導引術)▽

一式 意識呼吸法 胸式呼吸 集気站椿

二式 天人合一

三式 陰陽交合

四式 陰陽通備

五式 波浪勢

六式 仰呼

七式 通天採気

八式 収勢 腹式呼吸 


※三つの気の概念

一、天気 二十四節気で呼ばれる気の存在
  「気:自然のエネルギー」

二、空気の存在 
  呼気(新鮮な酸素を取り入れる) 吸気(古くなった二酸化炭素を排出)
  意識呼吸法によって実感する(逆の無意識呼吸は睡眠時、あるいは自然呼吸)

三、心のはたらき
  「気分」という意味で使われる大脳の感覚

この三つの気の概念を自意識的に感じながら行っていく自発動功・静功。
運動方法としては荘子刻意篇にある導引(導気令和 気を導き和を令じる 引体令柔 身体を引き伸ばし柔を令じる)術。
呼吸法としては吐納(吐故納新 故きを吐き、新しきを納める)術。




以下にその他の中国武術についての解説を紹介いたします。



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