2005/11/1
「世にも奇妙なスパイダー」

「現世で大泥棒や人殺しなど、ありとあらゆる悪事を行ったカンダタは地獄に落ちてしまう。
しかし、彼は生涯で一度だけ善い行いをしたことがある。
それは小さな蜘蛛を助けたことだ。そこでお釈迦様は、地獄の底のカンダタを
極楽の道へと案内するために、一本の蜘蛛の糸をカンダタにむけて下ろしたのである。」

これは有名な芥川龍之介の作品「蜘蛛の糸」のあらすじだ。

昔から祖母は「蜘蛛は殺しちゃあかん。」と僕に子供の頃から説いていたが、
蚊やハエであれば、見つけるや否やSWATなみの俊敏な動きで退治に向かう祖母。
僕は子供心にもひとつの疑問を持たざるを得なかったので質問したものだ。
もちろん「おばあちゃんってサイボーグ?」という質問ではない。

「何で蚊は殺してもよくて蜘蛛はダメなの?」

「蜘蛛は災害や疫病から家を守ってくれるからだよ。」
と、蚊を仕留めた直後のすがすがしい顔つきで彼女は穏やかに言った。
アスリートのような顔つきだったことを鮮明に覚えている。

「なるほどそういうものなのか。」と僕は納得し、それ以降は蜘蛛を見つけても
殺さず放置することにしていた。
蜘蛛はそもそも、毛虫などの害虫を食べてくれる生き物・・「益虫」として考えられていた。
そして上記の有名な作品においては、蜘蛛の糸は
「地獄から天国へと通じる道」としてスポットを当てられ
ますます「ありがたやクモ殿」説の勢いに拍車がかかったことだろう。

しかし、どうしても僕は蜘蛛のことが好きになれない。
というか、「蜘蛛の糸」がとにかく嫌いなのだ。
作品のことではなくて、蜘蛛の糸そのもののことだ。

夜道を歩いていると、顔やら首すじやらに急に違和感を覚えるときがある。
人間が蜘蛛の糸にかかるとき、そう、まさにこの瞬間である。
フワァァン・・という擬音が当てはまるだろうか、かかってしまった時は
何ともいえない嫌な感触なのである。

何より不思議なのは、広い歩道のド真ん中で蜘蛛の糸にかかる時だ。
周りに木々が並んでいたり建物近くであれば、
「あぁ、ここをこう伝って糸を張り巡らせてるんだな」と理解ができる。
しかし、周りに柱も木々も全くない歩道のド真ん中でも
僕は蜘蛛の糸にかかる。他の人はどうか知らないが僕は確実にかかる。
蜘蛛の巣もろとも空中に風で浮遊しているか、蜘蛛の糸がありえないぐらい長く伸びている
としか考えられない。

ところが、またまた不思議なことに、このようなありえない場所で
蜘蛛の糸に引っかかる時はいつも決まって夜なのである。
夜で辺りが暗くて、蜘蛛の糸がどういう状態なのか確認できない時に限って
僕はひっかかるのだ。
何だ、一体何なんだあれは。
蜘蛛の糸なのか誰かのザーメンなのかをハッキリさせたい。
でもいつも暗くて確かめようがないのである。誰か解明して。

そんなわけで、なぜか人間に優遇されている蜘蛛のことを思うたび
社会の不条理というものをひしひしと感じるわけだ。
害虫、益虫という表現は何と人間本位なものだろうか。
毛虫は作物などを食い荒らす、すなわち人間に害を与えるから害虫。
蜘蛛はそういった害虫を食べる、すなわち人間にとって都合が良いから益虫。
しかし考えてみると、毛虫も蜘蛛もただ「生きて」いるだけなのだ。
同じように両者は何も考えず生きているだけだ。ただそれだけ。
この不条理な区別は、虫に限らず色々なことに当てはまる。
では、地球上の権力者である人類が自然環境に対し及ぼしている害は
どれほどのものなのだろうか。
自己に対しては害を害だと認識しないことは奢り以外の何者でもない。
もちろん偉そうに言っている僕もそういった連中の一味だろう。

おっとそうだ。
冒頭における芥川龍之介の「蜘蛛の糸」には続きがある。

「極楽へつながる蜘蛛の糸を上るカンダタであったが、同じように
他の罪人たちもぞろぞろと後をつけて上ってきたのだ。
重さによって糸が切れてしまうことを心配したカンダタは
「この糸はオレのものだ!お前らは下りろ下りろ!」
と怒り出して他の連中を蹴落とそうとした。
すると次の瞬間、蜘蛛の糸は切れて全員再び地獄にまっさかさま。
この様子を極楽から見ていたお釈迦様は、自分だけが地獄から逃れようとする
カンダタの無慈悲な行動に対し、浅ましく感じたのだった。」

という何とも皮肉なオチなのである。

やっぱり僕は蜘蛛のことが好きになれない。


2005/10/26
「川を汚すべからず」

僕は「釣り」をしない人間なのですが、それには理由があるのです。

小学生高学年の頃、当時の男子の間で流行っていたのは「バス釣り」。
どこどこの池ではバカデカいブラックバスがいるだの、
どこどこはブルーギルしか釣れないだの、
少年たちは都市伝説の虜。
休み時間はそういった情報交換の場でもありました。
「あいつは〜センチの巨大バスを釣ったらしい!」
などと誰かが言い出せば、釣った本人はクラス、いや学年中の男子の英雄として
称えられたのです。
「いや〜まぐれやってまぐれ!ッヒッヒッヒョェ!」
などと松方弘樹のような顔で謙遜したりしちゃってね。

僕は初めは釣りに興味が全く無く、今は亡きエロ本の自動販売機で
いかにスムーズに購入を遂げれるか、だけが頭にある気鋭のガキでした。
しかし友人のほとんどが釣りを趣味としていたし、
「今週の日曜は〜に釣りにいこうぜ!」
といった会話を聞いているうちに、自分もなんだか加わりたくなってきたのです。

そこで、友人の一人だったシバちゃんに
「何を揃えれば釣りが出来るのか」尋ねてみました。
ちなみにシバちゃんの家は金持ちで、毎月1万円のおこずかいを
貰えるらしい、ともっぱらの噂だったので
「彼に関わると何かとメリットがあるんじゃないか」
という推測の元、彼に近づいたわけです。
我ながらなんちゅう打算的なガキだったのでしょうか。

「おっ、お前も釣り始めるん?じゃあ古い道具あげるわ。」
と言ってくれた彼の背後に後光が見えたのですが
「キターー!」と僕が心の中で叫んだことは言うまでもありません。
彼は、ロッド(釣竿)にリール、ルアーにワーム、その他色々な仕掛けなどを
「前使ってていらんやつやから。」
と言って僕にくれたわけです。これだけ揃えば釣りが出来る。
「お礼に僕の菊の門を使ってくれ。その代わり優しくしてくれよ。」
とでも言ってあげればよかったのですが、なんせあの頃の僕は
ウブな小学生ですからそんな気の利いたお礼が出来るはずがなかったのです。

そんなわけで、僕も友人達による釣りイベントに参加することになりまして、
日曜の早朝に起きて、集合場所の近所の河川に向かいました。
そうです、川です。池じゃなく川でした。今ハッキリ思い出しました。
色々教えてもらいながら人生初めての釣り。

・・・・・

・・・・・

何もかからない。水面を貫いている釣り糸はピクリとも動きませんよ。

・・・・・

・・・・・

やっぱり何もかからない。まぁ最初からそんなにうまくいくはずもありません。
「Gしたいから帰るわ」
と言いたい気持ちをグッと堪え、僕は待ちました。
かつての糸井重里よりも不安な気持ちで待っていたことでしょう。

ずっと何もしないのも芸がないなと思い、釣竿を左右にゆっくり動かしてみたり
していたのですが、突然ガクンッという重量感を感じたのです。
もうビックリですよ、と同時にテンションが一気に上がる上がる。
エキサイティングかつセクシャルハラスメントでマストバイな
一瞬の出来事に高ぶる僕の鼓動。って横文字言いたいだけやん。
とにかく、それほどの大興奮を覚えたわけですよ。
この時僕のパンツのフロント部分はびっしょびしょだったんじゃないですかね。

「きた!これはデカイ!重い!!!」

僕は叫びながら、糸が切れてしまわないように
ゆっくり、ゆっくりリールを巻きました。
友人たちも興奮した表情で僕の周りに集まってきました。
釣り針にかかったであろう、その巨大な獲物は
ものすごい重量感とパワーで、少しでも気をぬくと釣竿ごと僕自身も
川に引きずり込まれてしまいそうでした。
これが「伝説の川のヌシ」なのだろうか・・
クジラくらい大きかったらどうしよう・・どうやって岸に引き上げようか・・
マスコミから引っ張りだこになったらどうしよう・・
そうしたら梅宮辰夫じゃなく松方弘樹と握手したいな・・
などと釣竿と格闘しながら僕は思ったわけです。

腕がもぎ取られそうなほどの死闘が実を結び、もうすぐ獲物は
水面に姿を現そうとしていました。

ゆっくり・・ゆっくり・・「そいつ」は水面に浮かび上がってくる。
「ゴジラが東京に接近中!至急応援願います!繰り返します!ゴジラが・・」
そんなナレーションもどこからか聞こえてきたような気がしました。

ビシャビシャビシャ・・・
えーと僕のパンツのことじゃありません、「そいつ」の登場音です。
ついに我々の前に姿を現した・・・その正体とは・・・・

チャリンコやん

忘れもしません、サビすぎてドス茶黒いボディー。タイヤの所に
ゴミやら植物やらが絡みに絡んでいる。絡みすぎている。葉加瀬太郎の毛髪のよう。
かろうじて原型を留めており、ママチャリであることが何とか認識できる。
友人たちは大爆笑。僕はショックと同時に猛烈な怒りが込み上げてきて
「何でこんなとこに自転車捨てるねん!どこのアホや!」
などと、やり場のない怒りの矛先を廃棄した人物に向けていました。

ウソのような本当の話です。ノンフィクションですよ。
僕が生まれて初めて釣った獲物は自転車なのです。
いや、こう言った方がいいでしょうか。僕は自転車以外釣ったことがありません。

それ以来僕は釣りに行っていないわけです。


2005/10/23
「カッコワライ学」

あなたは(笑)を使ったことがありますか?

手紙や、最近ではe-mail、インターネット上における掲示板やチャットなどで
目にする機会が非常に多いこの「(笑)」。
上記の問いに対しイエスと答える人も多いのではないだろうか。僕もイエスである。
ネット上においては「(笑)」を端折って「w」と表すことも多い。

書き手の感情や微妙なニュアンスを、無機質な文字に
付け加えることが出来る絵文字や顔文字。
これらと「(笑)」は同じ機能を持っていると言える。

例えばあなたと誰かがチャットルームで会話をしていたとしよう。
相手に

「う○こもらしそうやわ」

と言われた時と

「う○こもらしそうやわ(笑)」

と言われた時とでは、感じ取れる意味、そしてあなたのその後の対応にも
違いが生じてくるはずだ。

前者の場合、相手の胃腸の生理的な不都合が
緊迫感と共に伝わってくるし、ある種「生前最期の言葉」と同等の
重さが伝わってくる。
この場合は即座に「トイレに行きなさい」と促しておこう。

後者の場合、「(笑)」が付いてることにより
かなりの余裕を感じ取ることができ、ひょっとすると
「う○こ」という名詞を出すことによりあなたが喜ぶのではないか
という期待が込められているのかもしれない。
この場合は即座に
「スカトロは趣味ではない」もしくは
「いいね〜興奮してきちゃった」という風に
自分はタカ派ハト派のいずれなのかをはっきり表明しておこう。

え〜、今のは極めてお下劣な例だったが、とにかく「(笑)」が持つ
独特のニュアンスは、円滑なコミュニケーションを進める上で
不可欠になる場合も多いわけである。

しかし、相手との対話の中や、自分で書いた気軽な文章、掲示板への私的な書きこみ・・
などでは「(笑)」や「w」の使用は何の問題もないだろうが、
お堅い公的な場面における文章、での使用に関しては
風当たりが強いのではないだろうか。

新聞のトップ記事などで
「もうすぐ牛肉輸入解禁ww」
などと書かれていようものなら、何がおかしいんじゃおんどれアンドレオスカル!
と叫びたくなるはずだし、
就職活動における企業に提出する履歴書やエントリーシートで
「私にはチャレンジ精神がありますww」
などと書かれていようものなら、何ヘラヘラしとんじゃ確かに度胸はあるけども!
というふうに年配の担当者の方には印象が悪いかもしれない。
逆に良い意味で捉えてくれる心優しき人がどれだけいるのだろうか。

先日、とある記事を読んでいるときに、
「(笑)」が持つ「独特のニュアンス」というメリットを
全く活かせていない箇所を見つけた。

その記事は、インタビューする人と一般人の主婦との対話を掲載したもので、
この主婦が住む地域一帯では「雨水を貯蔵タンクに貯めて再利用」しているらしく

「植物に与えたり他にも色々利用できるんですよー。」と語る主婦。

さらに

「夏にはこの水で打ち水もしちゃいました(笑)」

と主婦が語っているのだが、何で笑っているのだかサッパリ分からない。
植物にあげてる雨水で、地面に打ち水をすることに特に滑稽な点は見当たらない。
「夏にはこの水をミネラルウォーターだと称し子供に飲ませてます(笑)」
と言うのならブラックユーモアとしてある種笑えるが。
愛想笑いだというのなら、最初から最期までずっと「(笑)」を付けるべきだ。
文字起こしをした編集者サイドに問題があるといえるだろう。

このように、どういう意図で使っているのだか分からない
謎の「(笑)」。
聞いている者が、発言者と自分との間に深い溝を感じてしまう
デメリットとしての「(笑)」も存在するわけだ。深いなぁ。


2005/10/21
「さらばシュータン」

我が家の冷蔵庫にシュークリームが入っている日。
オレンジ色の光の中、一つだけポツンと佇んでいる。
その圧倒的な存在感は、集団の中から抜きん出ている。パッと目に留まるのだ。
あぁ、なんと可愛らしいルックスをしてるんだ。
オカンめ、たまには粋なことするじゃあないか。
今はまだ取っておいて、夜にでも食べようかな・・。

この考えは間違いだ。これは間違いなのだ。
その場で食べなくてはならない。
お楽しみに取っておくことは、つまり
もう出会えないことを意味する。
決断の遅れ、は致命的な別れなのだ。
今まで僕がこうして取っておいたシュークリームは
オヤジの胃袋の中に消えていった。僕が再び出会うことなく。

満足そうな笑みを浮かべたオヤジに僕はこう言う
「取ってたシュークリーム・・食ったやろ・・。」

オヤジはこともなげにこう言う。
「そりゃ、目の前にあったら"食う"よ。お前何でその場で食べないの。」

ガーン。
そうだ、確かにそうだ、冷蔵庫の中のシュークリームは
誰のものでもない。
見つけた者の、ものなのだ。
なぜあの時、あんなにもいじらしくて愛しいシュータンを
きつくギュッと抱きしめてキスをし、押し倒してしまわなかったのか。
しばらくして、僕が素早く「ゴム製のもの」を手探りで探し、ゴソゴソしてる時にシュータンが
「今日は・・それ付けなくていいよ・・ポッ」
なーんて言っちゃったりして。だーめだって言ってるだろ、えへへ。
・・・・あ〜生まれてきてごめんなさい。生まれてきてごめんなさい。
とにかく話を戻すと、そういう「横取り劇」があるたび
オヤジがヨダレを垂らしている猥褻極まりない顔の
幻覚が目の前一杯に広がってくるわけだ。ウルフだ、ウルフだよあんたは。

オヤジの言うことに納得はできる。できる・・のだが・・。
自分の恋人がオヤジにレイプされてしまったかのような、
そんな不快感を覚えながら僕は彼に背を向けた。
息子と親父の埋まらない溝。
決して埋まることのない、狭くて深い溝なのだ。
生まれながらの宿命だと言えるだろう。

あ、そうそう、日記のネタがだいぶ切れてきたので
たまに「グルメ日記」を書きます。乞うご期待!


2005/10/15
「キー・ワード」

知らない人とのコミュニケーション。
得意な人もいれば、苦手な人もいるだろう。
特に、面と向かって・・となると、初対面の相手だと緊張するし
素の自分とはほど遠い「仮面」の自分を演じてしまうことだろう。
しかし、それはいたって普通のことだ。
では、お互い姿が見えない場合はどうか。

僕がバイトしている場所は、
ビルを間借りしている。5〜6Fはうちのフロアで
他の階はそれぞれ、別の会社なり団体が入り込んでいる。

入居者には、共有のゴミ捨て場があり
このビルの路地裏部分に、カギ付きの扉を付けた状態だ。
そこにゴミを放り込むと、回収業者が持っていってくれる。
その扉のカギの番号は、ビルに入居する者と回収業者だけが
知っているわけだ。

そのカギはどういったものかというと、
よくあるダイヤル式のカギで、3ケタの数字を合わせると
カチャンという音と共に開錠されるわけだ。

ある日、僕はいつものようにゴミを捨てていたのだが
カギの数字を回しているときに、ふとひらめいた。

「これで知らない人と会話ができるんじゃないか」

知らない人、といっても具体的には
このゴミ捨て場に捨てに来る同じビルの入居者のことである。
ひとまずカギの数字を
「081(おっぱい)」にしておいた。

2時間ほど後、バイトの就業時間も終わって
駅へと向かう前にもう一度ゴミ捨て場に向かった。
この時間になれば、他の入居者もゴミを捨て終わっているはずで、
誰かが僕の残した番号を見たことになる。

な、なんと
「081」のままじゃあないか

これはどういうことを意味するかというと
ゴミを捨てに来た人は、カギを開錠するために一度「正式な番号」へと回し、
さらに最後に閉めるときにわざわざ「081」になるように回したということだ。
「うんうん、自分もおっぱいは好きだよ」
姿は見えずとも、暖かい無言のメッセージが僕の胸をうつ。
あぁ、これは立派なコミュニケーションなのだ。

3つの数字で伝わる言葉。
僕はずっとそのバリエーションを考えていた。
「オマエ、キン○マデカイノカ?」
うーん、無理だ。こんなもん3つの数字だけでは表現できない。
「オマエ、オオキナオイナリサンナノカ?」
うーん、同じことやん。
あぁでもない、こうでもない・・

端的かつインパクトのある言葉を模索する日々が続いた。

後日、バイトの時に僕はウキウキしながらゴミ捨て場へと向かった。
ずっと考え続けた結果、思いついた魂の言葉・・それは・・・!!

「072」だ。

どんなレスポンスがあるだろう。
パッと見ると卑猥なだけでしかない。
しかし、この奥に潜む壮大なロマンを
汲み取ることが出来たならば、男女を問わずきっと理解してくれるはずだ。
そしてきっと何かメッセージを返してくれるだろう。
もし「471(しない)」などと言おうものなら
即座に「464(しろよ)」と説教をくれてやる。
2時間後が楽しみだ。

2時間後、再びゴミ捨て場を訪れてみた。
すると、な、な、なんと!

「072」のままだった

これはどういうことを意味するのか。
なるほど、つまり
「自分はあなたより072が好きです」
ということではなかろうか。
同じセリフを返すことで、自分の優勢を強調しているのだろう。
「軽々しくその言葉を口にしてくれるな。
我こそが072を髄まで知り尽くす072神である。
ひかえい!余の元にひざまずけぃ!」
と言っているかのようだ。
おお・・なんと僕は無礼なことをしたのだろうか・・
どうかお許し下さい・・・は・・ハハーッ!

他の入居団体はゴミを捨てる時間が僕よりも早く
僕がメッセージを残した2時間の間に、他の誰もゴミを捨てに来ていない。
後日知ったその「真実」を、僕は未だに受け入れる気はない。
僕は立派に誰かと会話してるんだ。僕だけにしか分からない誰かと。
きっと。


2005/10/10
「杖」

え〜、ネコは日に日に動き回ります。
「ウォーリーをさがせ」みたいな感じですね。
とだけ言っておきましょう。
何言うてんねんキミって思った方はお気になさらず。

さてさて、今日は僕が前々から気にしていた
SEX教団と名高い「○イン」についてです。
宗教団体、というよりも企業ですねこれは。
まぁひとまずこのオフィシャルサイトを覗いてみて下さい。

高学歴な方々が代表をはじめ上層部におられる模様ですね。
小難しい語句を多々含む文章が
とにかくダラダラ続いているので目がチカチカしてきます。
ちなみにリンクからは、ここが運営している
通販のページにも飛ぶことができます。
「何でも願いがかなう魔法の杖」とか買えるみたいですよ。
SEX教団だけあって、何でも願いが叶う「杖」ってメタファーなのかなぁ
とか色々考えてしまいますね。そんなんもう持ってますがな!みたいな。
実際はえーと、3万5700円ですか。「i-pod」くらいの値段ですよねえ。
これ杖っていうよりタクトじゃないですか。目指せ小沢征爾!みたいな。
あと、ゲストブックが少し荒らされていてウケました。

大悪魔戦争だとか世界革命だとか、僕ら一般庶民には
リアリティが全く感じられないほど壮大なスケール。
僕は、というかむしろ「○インに興味を持つほとんどの人」は

SEXです。
おっと言葉を端折りすぎました。えーと、
「SEX教団って一体何やねん」と思い、そこに興味を抱いているわけです。
あれ、そんなこと思ってるの僕だけですか?

ともかく僕は、このオフィシャルサイトに隈なく目を通し、
素早く「Ctrlキー + Fキー」を押して
この膨大な文章の中から「SEX」という箇所を検索にかけてみたのですが、
全く見つからない。
「そうか、SEX教団ってのは自称ではなく他称なのか」
などと妙な納得を得たのでした。

・・と、そうこうしていると
「ZAKZAK(http://www.zakzak.co.jp/)」にてこんな記事を目にしたわけです。

反マスコミを掲げてるけど、なぁんだほんとは
親マスコミじゃん・・ということにはまぁ目をつぶるとして、
この番組非常に見たかったですねえ。スカパーに加入してなかったのが悔やまれる。
胸丸出しの女性幹部ユニット「アライド・アマゾネス」って
先日最終回を迎えた「ヘビメタさん」の
東京メタルドールズみたいですね。
・・って、そういえばオフィシャルページの雰囲気が
「ヘビメタさん」のと似てなくもない。

いやぁ、今後も温かい目で見守ってゆきたいですね。
どこか憎めない。
とりあえず魔法の杖買おうかなあ。


2005/10/6
「ティアーズ イン ヘブン」

え〜、これからは頑張って更新速度をアップしていきますよ。

何気なしにネットワーフィンをしておりますと、
「asahi.com (http://www.asahi.com/)」
にて興味深い記事が。ぜひ読んでみて下さい。

最後に「全くの推論ですが・・」
と東大の先生がおっしゃってるのが面白いですね。
国家のブレーン、研究者の方々も邪推が基本。邪推こそが真実を面白く彩るわけです。
僕らの邪推によって生まれたMAX兄貴をこれからも優しくいたわりましょう。

人間の分泌物の中で、唯一「神聖なもの」と認識されているのは
涙じゃないでしょうか。
まぁ、汗もどっちかというと優遇されている存在でしょうが
涙ほどではないでしょう。
例えば、汗でビショ濡れになった人に抱きつかれたら
「うっ、濡れてる・・でも・・まぁ仕方ないか」
という風に、ある種の諦めをもって接すると思うんです。
でも、涙をボロボロ流した人に抱きつかれたら
「フッ、オレの胸で泣けよ・・」
という気になるわけです。
小泉総理も「女性の涙は・・」とか発言して
物議をかもしだしたとか何とか。

夏川りみ姉貴の「涙そうそう」が大ヒットしましたが、
これは「涙がとまらない」っていう意味らしいですね。
他にも数多くの楽曲や他のメディアにおいて「涙」はモチーフにされていますが
それだけ人間にとって特別な存在だと言えるでしょう。

そういえば今ふと思い出したのですが
中学生の頃、地元の祭りの出店でクジをしたときに
ハズレ賞として一枚のCDをもらったんですよ。確か6曲入りくらいのミニアルバムで、
ジャケットには「イエローダック/友情」と書かれていました。
その頃の僕はといえばスラッシュメタルしか聞かない意固地な
ティーンネイジャーでしたから
「イエローダックって誰やねん!何が友情だ生ぬるい!漆黒のレザーこそが全て!」
とせせら笑い、聞いてみようともせず、ずっと放置していたんです。

2年ほどして、僕自身も丸くなったころ
ふと、あの時もらったイエローダックのCDを聞いてみる気になりました。
CDラジカセから流れる優しいメロディー、これぞまさしく「なみだ」という曲でした。
ちょっと心を揺さぶられたんですが、でもやっぱり10分後には
ヘヴィメタルを流していました。こうして現在に至ります。

最近のお気に入りはカヒミカリィですっ。


2005/10/5
「HG」

レポートに追われて更新遅れちゃいました。すいまちぇん。

いつの間にやら住谷からHGという名前に変わってしまった
レイザーラモン氏は、腰の振りすぎで腰痛になってしまったようですね。
いや〜、しかしあの腰つきはマネできない。試しに僕もやってみたんですが
あんなに軽やかでスピーディ、なおかつ持続的に腰をフルのはインポッシブルでした。


そういえば10月の初めに、公用で東京・・それもお台場に
行ってきたのですが、何と言うか壮大ですね。シンフォニックメタルって感じでした。
田舎者丸出し恥ずかしい毛すら丸出しの、まさにストリーキング的な
アプローチで攻めてやりました。パッシャパシャ写真撮ってきました。
それが、当然というか自然の摂理というか
土曜だけあって辺りはカップルだらけだったわけです。デートスポットは恐ろしい。
お台場といえば海、というわけで
海岸沿いをヨタヨタ歩いておったわけですが、どこもかしこも歩く道幅もないくらい
人生の性交者たちがわんさかわんさか、まさにウジャキングですよ。
ま、僕ほど達観した人間からすれば、
別に羨ましいとか、憎い、とかそういう感情はありませんけどね。
ただまぁ、「一回だけ!一回だけ!(by 総帥)」って
思う・・こともないこともないよ!

そういえば、僕の友人というかむしろ甥にあたる
性獣ユン氏も同じ日に東京に来ていたので、合流することになったわけです。

「じゃあ新橋で待ち合わせで。てかゆっくり来てくれ。もう少しお台場を堪能してから行くから。」

と僕は言ったのですが、何をトチ狂ったか20分ほどで

「もう新橋に着いた」

とか性獣がぬかし始めたわけです。なので

「早いわ!Gでもして待っとけ!」と言ったら
「もう3回したからムリや。はやくこい。」


などと開き直る始末。どんなフグリしてやがんだこいつは
と思いつつ、もうちょっと待たせておこうと思って放置していたわけです。
ああ〜フジテレビや〜この入り口の大階段が・・ほほぉ〜ええのんか〜ここがええのんか〜・・
などとグヒャグヒャ言いつつ写真を撮っていると、性獣から

「もう大阪に先帰る」

とメールが来たので仕方なく待ち合わせ場所に向かったわけです。

待ち合わせ場所に着くと、
「翼がない!翼がない!だから飛べない!」
などと駅前のタクシーの運ちゃんに訴えている青年がいたのですが、
それはまさしく性獣でした。
「おい!目を覚ませ!ここは東京だ!」
と彼の肩を揺らすと、ようやく我にかえってくれました。

彼と一緒にご飯を食べ、新幹線で帰ってきました。
ちなみに新幹線の中での彼との会話は

「その雑誌なに。」
「週刊ポスト。」

これっきりでした。


2005/9/26
「対話から見えてくるもの」

文字のサイズを小さくしてみました。
「字が見づらいねん!」という苦情がない限り、これから この大きさでいきますっ。
つい最近、メッセにて「ある人」と会話する機会があったのですが、
社会学的、または心理学的に見ても面白い対話かと思われるので、
今日の日記はその時の会話より一部抜粋しつつお送りします。

(本人の希望により仮名「Nさん」とします。
対話の掲載については本人の承諾済みであり、勝手にネタにしているわけ
ではありません。なお「G」が何であるかは各自お考え下さい。)



N の発言:
元気?
ますた の発言:
どうもどうも
ますた の発言:
すこぶる元気ですよ
N の発言:
マスターにききたいことがあるんだが
ますた の発言:
ええ、なんでしょう
N の発言:
俺は今日G禁サイトなるものを発見したんやけど、マスターは最高で何日くらい、我慢できる?
ますた の発言:
なんですかそれはw
ますた の発言:
そのデータでどうしようってんですかw

・・省略・・

N の発言:
(そのサイトによると、Gを我慢すると)抜け毛がへる、体毛が薄くなる、
朝強くなる、女の子に話し掛けられるような爽やかさがかもし出される・・
N の発言:
こんな声が続々やったから。
ますた の発言:
それは閲覧者の声、ってことですか?
N の発言:
うん。
ますた の発言:
例えばそれ、Gを我慢している人からデータを取った統計
ますた の発言:
ということになってるかもしれませんが、
ますた の発言:
それぞれの人の生活環境の違いなどがあるはずなので
ますた の発言:
一概に、それはG禁のおかげで「こうなった」という風に結びつけるのは
ますた の発言:
いかがなものかとww
N の発言:
そっか。 ※注1

・・省略・・

N の発言:
他にはGで廃人と化した人の体験ってのもあって、それ見たら真剣に考え出してきたわ。 ※注2
N の発言:
自分に当てはめてみると、まず早起きしてるのに、体力がない。最近髪の毛が異様に抜ける。なかなか頭が目覚めない、などなど。
N の発言:
あと、他人の視線が気になる。 ※注3
ますた の発言:
「他人の視線」というのもGに関連してるんですか?w
N の発言:
それは、関係ないわ。。
ますた の発言:
なんですかそりゃwwwww
N の発言:
ただ、俺はギャルを凝視できないからな。 ※注4
ますた の発言:
なんですかまたww なぜですか?
N の発言:
たとえば、電車に乗って、前にギャルがいたらなぜだかそっちばっかり気になってしまう。
見ないようにすると、余計見たくなってしまう。でも、見るのは恥ずかしい。
ますた の発言:
ははあ・・分からないでもないですが
N の発言:
それはそのギャルに、自分が見てることを気付かれるような気がするから。
ますた の発言:
特に美人だと目が合ったりすると恥ずかしいですよね
N の発言:
ああ、美人はきつい。
ますた の発言:
じゃあギャルじゃなくて清楚な女性だったらどうですか?
N の発言:
巨乳じゃなければ大丈夫かな。巨乳もなかなか凝視できんかな。
N の発言:
いや、でもやっぱり美人は無理やわ。
ますた の発言:
じゃあギャル巨乳美人が一番凝視しづらいわけですね。
N の発言:
もうごまかして景色見るしかないやん。
N の発言:
というか、俺に限らずおんなじこと考えてる人いそうじゃない?
ますた の発言:
たしかにいることはいるでしょうね
N の発言:
俺の場合、ギャルを凝視できない→チキン野郎→自己嫌悪・・しちゃうわけ。
ますた の発言:
その流れはどうなんでしょうかw
N の発言:
で、それはGし過ぎで、正常に女の子を見られないんじゃないかと思い始めたわけです。 ※注5
N の発言:
巨乳ギャルと将来、一緒に仕事のプロジェクトを組んでも絶対うまくいかんきがする。
ますた の発言:
ははあ、近い将来そういうことになるんじゃないか、と懸念しているわけですか。
N の発言:
まあいいや。何か話がややこしくなってきた。
N の発言:
とりあえず俺はGをいっぺん我慢してみようかと。※注6
ますた の発言:
いつから始めるつもりですか?
N の発言:
今から。
ますた の発言:
おお、それはすごい決意です!
N の発言:
さっきパソコン内のすべてのエロ画像、動画、リンクを削除しました。
ますた の発言:
wwwwwwwww
ますた の発言:
Nさん、輝いてますよ・・・
N の発言:
いやいや、これからですよ。
ますた の発言:
僕のサイトからもバックアップしますから頑張ってください。
N の発言:
マスターもやってみてよ。気が向いたら。
ますた の発言:
僕は絶対にやりません
N の発言:
まあマスターは、やっててもかなり元気やもんな。たぶん俺とは基礎体力が違う気がする。
N の発言:
じゃあ落ちます。
ますた の発言:
おつかれさまですw



僕がおもしろいと思った箇所に注釈を付けてみました。

注1・・納得してくれた。納得してくれたと思ったら・・
注2・・やっぱり納得してくれてなかった!
注3・・この箇所から話題が微妙にシフトする。
注4・・他人の視線が気になるがゆえに、自分は他人を見つめることが出来ない、という話です
注5・・イスからコケました(笑)
注6・・もう何も言うまい、と思いました

この対話から色々読み取れることがあるわけですが、それらを
読者の皆さんに感じていただきたいと思ったわけです。
何にせよ、Nさん頑張ってください!
その先には最高の快楽が待っているかもしれません。