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高知県大月町 柏島・大堂海岸に行ってきました。



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半島の崎に見える柏島、コバルトブルーの海岸線が綺麗。
太平洋の荒波に削り取られた大堂海岸。

9月1日、昔の友達を訪ねて近くまで行ったついでに、柏島へ行ってみました。先々月の7月23日夜7時半からのNHKテレビ「ダーウィンが来た!〜生きもの新伝説」の番組で数百万匹のキビナゴの大群が、大産卵を繰り広げている様子が紹介された場所です。以前来たのが数年前としか記憶にありませんが、5年或いは10年だったかも知れません。大月町頭集(かしらつどい)へは幾度と無く来ていましたが、柏島へは更に悪路を走る必要があった為、滅多な事では足を延ばす事が出来ませんでした。
ところが、2003年に開通した全長1923mの大堂トンネルによって、今回は快適なドライブが楽しめるコースとなっていました。(途中一部普通道を利用しています)大堂トンネルを抜け右手に宇和海を眺めながら進んで行くと展望台があり、延々と続く宇和海の左手に柏島が見えてきます。更に車を走らすと、コバルトブルーに輝く海岸線が目に飛び込んできて、まるで沖縄や太平洋のリゾート地へ来た様な錯覚を覚えます。

柏島周辺の岩盤は、もろい花崗岩で出来ており、荒波で削り取られた白い砂が海底に集まり白い海岸線を作っているようです。この極浅瀬の海底で数百万匹のキビナゴが産卵している映像が放送され、海の生物の不思議な生態に改めて驚かされました。

島へは橋でつながっていますが、古くからの橋に加え新しい柏島大橋が完成していました。太平洋に面したキャンプ場や漁港なども改修され、透明度20mと言われ魚の種類も豊富な柏島周辺はスキューバダイビングの基点となっています。この日も堤防に並んだ酸素ボンベや沖へ潜りに出かける観光客の往来に集落は活気付いていました。

北は宇和海、南は太平洋に突出た柏島では台風などの高潮に警戒が大切です。集落は殆んど島の北向きに集まっており、その集落も高い防波堤で守られています。集落の街並は意外に古く、所狭しと民宿などが並んでいます。島の高台には柏島小学校があり、緊急時の避難場所として使われていました。その柏島小学校の門の前に6体のお地蔵様が奉られています。今のように守りが頑強でない時代、柏島の歴史の中で幾つかの災難があったのではないかと考えてしまいました。


観音岩(※ 道標説明を全文掲載)
観音様の姿そのままに、海にすくっと立っている石柱(高さ30m)が観音岩と呼ばれています。
 寛永年間、島原一揆鎮圧団の慰問使雨森九太夫が敵弾で負傷、帰途船中重態で土佐を乞い、暗中一条の光芒(こうぼう)を頼って着いた所が柏島であった。
 その時の光芒を発したのがこの観音岩と伝えられ、優しい観音様そっくりの姿は心なごむものがあります。

お万の滝(※ 道標説明を全文掲載)
 滝といっても水が流れているわけではありません。この地域の方言で、崖のことを「ガケ」とか「タキ」と言います。
  昔、島守に恋した盲目の美女お万が、恋する人の役目を大切に思い、ここから約120m下の海へ身を投じたという言い伝えがあり、この悲恋を悼んで、いつしか誰からともなくお万の滝と呼ばれるようになりました。

柏島の東側に高さ120m〜140mの断崖が十数キロメートル続く大堂海岸があります。太平洋の荒波に削り取られた花崗岩の絶壁と紺碧の海原とのコントラストは見る人を圧倒します。柏島に近い沿道から遊歩道が整備されており、さっそく行ってみることとしました。
遊歩道から見た太平洋。百数十メートルもの崖がすぐ側に落ちています。仲の悪い人とは絶対行きたくないスポット。 頂上遊歩道から見た柏島方面。天気のいい日には九州が見えるそうですが、今日はあいにく水平線に雲がありました。 大堂海岸先端部。はるか彼方に沖ノ島が見えています。海と断崖と空と緑、自然の厳しさと美しさが印象に残りました。 遊歩道の至る所に咲いていた野草。ノカンゾウの花ではないでしょうか?お万の死を悼んで咲いているようでした。

この様な絶壁の渕を通る遊歩道。足が竦む恐怖を体験できます。右手の尖った頂上に展望台があり、そこから見渡す360度の大パノラマは、何よりも代え難い爽快感を味わうことが出来ます。

この様に見所いっぱいの柏島・大堂海岸ですが、今まで交通の便が悪く訪れる人は疎らのようでした。しかし、今回のバイパス整備などでこれからは開発が進むのではないでしょうか。この大堂海岸がある四国の西南端は、サーフィン・シーカヤック・ウインドーサーフィン・スキューバダイビング・スノーケリングなど体験型マリンスポーツのメッカであり、これからが大変期待できる地域に成ることでしょう。



柏島周辺の地図
環境省の道標地図から。
環境省の道標地図から。

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