よっちの脳内思考

●皮膚の機能

★皮膚の知覚作用
 
 皮膚は、痛覚、触覚、圧覚、温度覚などを感じる感覚器官で、感覚は中枢神経
伝達されます。


★皮膚の保護作用

   ◆物理的力に対する保護作用
      皮膚の表面は死んだ角質細胞が覆っているため、多少の傷では
     生きた細胞を傷つけることはありません。また、角化細胞はデスモゾーム構造
     いう強固な構造によって互いに接着しており、外力で接着が剥がれることは
     通常はないのです。皮下脂肪はクッションの役割を果たし、外力を吸収して
     それよりも中にありものを保護するはたらきを持っています。
      このように皮膚や皮下組織の構造上の特徴から、外傷を負っても
     内臓などの重要な臓器には及ばないようになっています。

   ◆科学的刺激や病原微生物に対する保護作用
      正常な皮膚は、ほとんどの病原微生物を通しません。皮脂と汗で
     作られる皮脂膜は、pH5.2〜5.8の弱酸性を保ち、殺菌作用をもっていますが、
     多量に汗をかくとアルカリ性に傾き、細菌に感染しやすくなります。また、表皮
     にはランゲルハンス細胞(マクロファージ)があるため、最近の侵入を防ぎます。
      表皮の角質層とその細胞間皮質(おもにセラミド)は、ラメラ構造という
     大変に強い構造を作っていますラメラ構造とは、脂質と水分が重なり合った
     構造で角質層では表皮細胞由来の脂質成分とNMFが何層にも重なり合って
     ラメラ構造を作っています。この構造によって、皮膚は水溶性の異物の侵入を
     防ぎ、また、体内の水分が過剰に蒸発するのを防いでいます。

   ◆紫外線に対する保護作用
      紫外線から身体を守るために、表皮基底層にあるメラノサイトが
     メラニン色素を作り紫外線を吸収し、紫外線が真皮に侵入するのを防ぎます
     過度に紫外線を受けるとメラニン色素が沈着して、シミやソバカスになりますが、
     ビタミンCにはそれを抑える効果があります。



★皮膚の保湿作用
   前途したように角質細胞内には水分保持能力の高いNMFが存在しており、
  水分を保持するようにはたらいています。そして、角質細胞と角質細胞のあいだには
  セラミドなどの細胞間脂質が存在し、皮膚の表面を滑らかに整えて角質層からの
  水分の喪失を防ぎ、さらには皮膚表面を覆っている皮脂膜水分の蒸散を防いで
  います。このように、皮膚の保湿にはNMFやセラミドなどの細胞間脂質、皮脂膜
  が関与しています
   皮膚の水分量は、角質層で約20%角質層よりも下の皮膚では60〜70%
  に保たれています。角質層の水分が10%以下になるとドライスキンと呼ばれ
  肌にうるおいがなく、カサカサした肌荒れを生じます。



★体温調節作用
   皮膚は、汗を分泌して体熱を放散し寒いときには毛孔を閉じて体熱の放散を
  防ぎます。また、血管を拡張・収縮して体温を調節します



★皮膚の分泌・排泄作用
   皮膚は、汗を分泌することによって体内の老廃物を排出し腎臓の負担を
  軽くしています。また、皮膚呼吸によって二酸化炭素を排出しています。




TOPへ  戻る  次へ