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YNapps メンテナンスメモ デミオのプラグ交換

〜低速トルクをイリジウムプラグでアップするのだ〜 2005.8.16 up

demio_back_style ←ウチのDemio。DY5W(1500 5MT)


 作業した日:2005.8.15
 走行距離:5300km(作業時点)
 所要時間:37分
 作業内容:標準プラグをイリジウムプラグに交換
    Before=MAZDA BP1318110(純正)
    After=NGK IRIDIUM IX BKR5EIX-11

        \2604/2個×2

 

はじめに

 現在のデミオは2台目。
 7年乗った初代デミオから、この4月に乗り換えたものだ。
 (4月のマイナー前)

 コーナリング性能と乗り心地を見事にバランスさせた出来のいいサスペンション、
 先代から格段に向上した居住性、
 しっかりしたボディ、
 このクラス随一の快適なシート、
 デザインだってイタリアンで中々いいじゃないか。

 唯一問題はエンジン。
 先代は、DOHCなんて重くて大きくてコストが張るから不必要とSOHCを積んでいたが、
 その実、溢れんばかりの低速トルクを出しつつ、高回転もそこそこカバーする
 フレキシブルなエンジンだった。
 さすがにライバル車が軒並みDOHCを積み、公害対策も必要だったためか、
 このモデルでは最新鋭技術を惜しみなく投入したDOHCに。
 確かに、静かに回り、高回転までストレスなく吹け上がるエンジンにはなったが、
 低速トルクがまるで1300 (-200cc) になってしまったかのように細くなってしまった。

 普段運転していて、発進加速や上り坂で使用するギヤが1段低い。
 (ギヤレシオは先代DWと今のDYで同じ。)
 渋滞を避けて入った九十九折れの脇道で、前を1BOXでも走っていようものなら
 トルクの出る回転までスピードが上げられないので、下手をすると2ndギヤまで
 落とすシーンも1度や2度ではない。
 こうなると、そういった鈍い車に怒りさえ覚えて、精神衛生上もよろしくない。
 勢い燃費も悪くなり、ひどいときは10km/l台と、目も当てられない悲惨な状況に。

 WEBで色々調べたが、流行のアーシングはダイレクト・イグニッションのこのエンジンに
 有効であるという根拠が見えないし、磁気を使ったデバイスには元々興味がない。
 エアフィルターの交換は確かに効きそうだが、エンジンへのダメージは本当に無いか。
 唯一手堅いと思えたのがイリジウムプラグである。
 出費も5千円そこそこだし。(実際にはプラグレンチ\753も買ったので、約6千円)

 ということで、以下はプラグを交換した記録である。


作業状況

0.まず今回の作業概要。
 右図のオレンジ色の丸をつけた箇所がねじを取り外す部分。但し、隠れている部分は後の写真で説明する。白丸で囲んだ数字は、以下の説明文の番号に合わせてある。

 各説明文の緑色の文字は復旧時の注意事項を示している。

 

1.コネクタカバーの取り外し。
 コネクタカバーは普通のねじではなく、プラスティックのピン2本で固定されている。中央のプラスねじを緩める(抜いてしまわなくていい)と、ピンを抜くことが出来る。どのぐらい緩めていいか分からなければ、中央のねじは抜いてしまっても構わない。
 右の写真はコネクタカバーを取り外した状態。

 作業終了後、カバーを取り付ける時は、ピンを差し込んだあと中央のプラスねじを指で強く押し込めば固定される。

 

1.1 コネクタの取り外し
 Aの矢印で示した部分をマイナスドライバーで押し込んでやると、Bのレバーが手前に緩むので、そのまま手前に倒すと、コネクタは簡単に抜ける。

 復旧時はコネクタを当てがっておいて、この黒いレバーを元の位置まで立ててやると、力を掛けなくても簡単にコネクタが差し込まれる。

 
1.2 コネクタを外した状態
 右の写真が左のコネクタを外した状態である。これを2つのコネクタ両方に行なう。
 大丈夫だとは思うが、左右どちらがどちらだったか、覚えておくこと。
 
2.ダクト固定ボルトの取り外し
 ダクトを止めているボルトを取り外す。レンチのサイズは10mm。右の写真のオレンジ色の丸の部分だ。
 
3.エアクリーナカバーの固定ボルト取り外し
 エアクリーナカバーを固定している3本のボルトを取り外す。ダクト固定ボルトと同サイズで、レンチは同じく10mm。ボルトの場所は0.番の写真を見て欲しいが、中央奥の1本はバルクヘッドに隠れている上にストラットタワーバーが邪魔になるので、ボックスレンチは使いにくいので、メガネレンチかスパナを用意したほうがいいだろう。
 右の写真は車の右側から撮ったもので、ちょっと分かりにくいがオレンジ色の丸がその(回しにくい)ボルトの場所だ。
 

4.吸気ダクトを緩める
 エアホースに隠れて分かりにくいが、吸気ダクトの連結部を固定しているホースバンドを緩める。右の写真の矢印のボルトを緩めるのだが、狭いので私はプラスドライバーを使用。リセス(プラス穴)をなめないように、サイズの合ったドライバーを使用することと、緩み始めたバンドが回って逃げないように、もう一方の手で支えた方がいいだろう。
5.ダクトを抜く
 本当は2.項と4.項のダクトは取り外した方が作業が楽なのだが、私には難しかったので、ダクトを抜かずに作業を進めた。
 2.項でボルトを外したダクトは、エアクリーナカバーをずらしながら、ボディ左側に差し込んであるダクト先端を抜き出して外に撥ね出しておく。
 このとき粘着材で固定されているスポンジをなるべく外さないように気をつける。(仮に外れても、押し付ければ元に戻るが...)
 

6.カバーを持ち上げる
 4.項のダクトやエアホース類が頑張っているので、カバーは取れない。古い人なら知っているかもしれないが、スズメを捕まえる罠のように、つっかい棒をかませてカバーを浮かせる。
 4.項でホースバンドを緩めてあるのと、5.項でダクトを撥ね出したお陰で、このぐらいまでは持ち上げることが出来る。

 戻すときは、特にエアホース類を押し潰していないか、よく調べながらカバーを戻し、4.項の吸気ダクトがしっかり嵌まっているかも確認すこと。

 

7.プラグキャップを抜く
 露出したヘッドカバー上にはイグニッションユニットが各気筒分4個が各1本のボルトで固定されているので、ボルトを取り外してからプラグキャップを抜く。エンジンに挿入されている部分は多少曲がるようになっているので、コードに無理が掛らないよう注意しながら抜く。抜くときに"キュポッ"というかわいい音がする。

 プラグキャップの先端はプラグに噛み付く構造ではなく、スプリングが押し付けられるようになっているので、差し込むのは容易。"カチッ"と嵌まり込む感触は無いが、それで正常。

 
8.プラグを抜く
 長いボックスレンチ(16mm)でも作業できそうだが、専用のプラグレンチはプラグの落ち止めが付いているので、できればプラグレンチを用意した方がいい。私が買ったのは\753。
 右の写真は上が純正、下がイリジウムだ。写真では分かりにくいが、純正もいい焼け具合だった。
 因みに、「シリンダ内の気流の流れを阻害しないようにプラグの向きを調整」するという話を聞くが、結局締め切ってしまえばプラグの向きはねじの切り方で決まるので調整はできない。そんなことより締め加減(このプラグでは、ガスケットが当たってから1/2〜2/3回転)に気をつけるべきだ。
 

9.復旧
 ここまでできれば、新しいプラグに交換し、後は逆の手順で元に戻すだけ。緑色の説明を参考に、復旧すればいい。

 復旧後にエンジンを回してみて、ばらつきが無い(4気筒とも正常に燃焼している)のであれば、ひとまず成功と言えるだろう。

 
   
注意:このページを参考に作業をして、万一問題があっても筆者は責任を負いません。あくまでも自己責任で作業してください。


効果

 さて、気になる効果であるが、結論から言うと「やってよかった」。
 とにかく器械で測定したわけではないが、2000rpm以下の低速トルクが
確かにアップしている。先代デミオのように2速発進したくなるほど強烈な
トルクではないものの、例えば緩い登りで5速が使えるようになったとか、
(鈍い)前走車が居ると2速を使わざるを得なかった坂で、同じ状況でも
3速が使えるようになった。
 通常走行でのアクセルの踏み込みも、心なしか浅めで足りるので、
今後の燃費がどうなるか、非常に楽しみである。
 もちろん、高速での伸びは変わっていないので、全域で元気なエンジン
に、ようやくなったと思う。

 これだけ良くなるのに、どうしてこのプラグ、オプション設定されない
のだろう。

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