●映画ファンとサッカーファン
私のよく行くサッカーのサイトの中に,「サッカー・カフェ」という掲示板のサイトがある.「サッカー・カフェ」は,最近2,3日に1回というハイペースで更新されている人気のサイトだが,ここに書き込みをしている人たちの意見を読んでいると,こういう人たちってどこかでみたことがあるぞと感じることがある.
そう.映画ファンにどこか似ているのである.どんなところが似ているのかちょっと考察してみた.
@監督をしたがる
サッカーファンは,自分のご贔屓選手を各ポジションに割り当てた(自分の)夢の代表メンバーをつくりたがる.もっといくと,戦術や試合運びにまで言及する.
映画ファンも,こういう俳優とこういう俳優を組ませた,こんな感じの映画が観てみたいといつも思っているはず.それ故,それに近い感じの映画が現れると,公開前から胸が躍るわけである.
A評価したがる
映画ファンは言うに及ばず.サッカーファンも試合後の選手・監督や試合自体に対する評価をしたがる.まあ,両方ともこれがおもしろいからファンやってるのだけれども.
B嫉妬心(対野球,対テレビ)
邦画ファンの私などは,テレビドラマなんかくだらんと思っている部分があるが,今の日本映画の危機的状況をみると,見下しているけれどもくやしいし,テレビのバブリーな状況がうらやましくもある.
サッカーファンにもそういう部分がある.相手は,野球.
スポーツニュースがトップで取り上げるのは必ず野球.代表が世界を相手に国際試合を行っていても,オープン戦での清原のホームランの方がニュースとして大きく扱われる.ひどい局は伝えもしない.だからサッカーファンは,野球に嫉妬し,同時にマスコミを嫌う.(ついでに,サッカーファンにはアンチジャイアンツが多い.当然私もそう.)
Cマニアの誇り
TBSで「スーパーサッカー」という番組(生島ヒロシと三井ゆりがやってるやつ)が放送されているのだが,これに対して「サッカーカフェ」の面々は非常に批判的.「サッカー好きなヤツが作っている番組じゃない」とか「生島も三井もサッカーを知らない」とかひどい言いようだ.
サッカーを全然知らない人たちが,サッカーの番組を作れるものではない.普通の人よりはよく知っていて,普通の人よりは好きな人たちが作っているとは思う.しかし,私にもやはり物足りない.
マニアは普通より好きくらいじゃ満足しない.自分と同等の情熱を持つ者しか仲間とは認めないところがある.(「スーパーサッカー」に関しては,彼らを仲間と思わなければ良いわけだが,サッカー番組や実況がほとんど無くなってしまった今,サッカーを扱うならちゃんとやれということなのであろう)
映画マニアにもこういうところがありはしないか.
「映画を好きかと聞かれて,嫌いと答える人は少ない.しかし,我々はデートのイベントとして映画を観ることに喜びを覚えているわけではない.」
学生時代はこんな議論で,敵をたくさんつくったなー.皆さんも覚えありませんか.自称映画ファンという人と会話していて,「あ,こいつ違うな」と感じたことが.
と,くだらない考察をして,無理矢理映画と関連づけてみたのだが,別に映画,サッカーに関わらず,マニアとはこういうものなのだから,この考察にあまり意味はありませんね.
ま,これは映画に関係づけなければという私の後ろめたい気持ちからですので...
●頑張れ!ニッポン!
それはそうと,先日(6月15日)長居スタジアムで開催された,キリンカップ'97対トルコ戦を観てきた.日本は,1-0で勝ち,キリンカップ3連覇を成し遂げた.
わりと早い時間に先制点が入り,後はほとんど日本のペースで試合が進んだので,安心して観ていられたのだ.攻めの形もいいのがずいぶん観られたし,点が入らなくても,いつもいわれる,決定力不足というという感じは受けなかった.でも,もう1点くらいは入れてもらわないと,盛り上がりに欠けるぜ.そういう意味では,川口はえらい.盛り上げどころを知ってる.
アジアカップ以降,調子を落としていた感のあった代表だが,中田が入ったことでチームがガラッと変わった感じがする.攻撃が多彩になった.去年のこの時期の調子が戻ってきた.この調子で秋の2次予選,是非ともクリアして悲願を達成して欲しい.
●もっか最大の楽しみ
で,その前に,8月に長居でブラジル戦がある.
これはもう行くしかない.別に負けてもかまわない.というか,勝てる可能性はほとんどない.日本であのブラジル代表の試合が生で観られるということに価値があるのだ.
現在,世界ナンバーワン・プレーヤーと言われる怪物,ロナウド.アメリカ大会のヒーロー,ロマーリオ.ご存じ,フィールドの貴公子,レオナルド.ボンバー,ロベルト・カルロス.
映画で言えば,ロナウドはシュワルツェネッガー,ロマーリオはデ・ニーロ,レオはブラピってとこか.とにかくスターの宝庫なわけである.
彼らのうち一人でも観られれば,それだけでも入場料安いもの.しかし,アトランタで負け,今回は日本をこてんぱんに打ちのめすのが指名のブラジルとしては,親善試合とはいえ,2軍チームで臨むとは考えにくい.てことは...ああ,夢が膨らむ!
夏が待ち遠しいぜ!
Toshiro Y.