九州大分市にある「むかし野菜の邑」グループは健康と安全を願い、草木を主体とした自然循環農法に取組んでおり、
露地栽培野菜100種類以上、自然農のお米や梨、露天栽培の原木椎茸などの農産物を生産する宅配主体の農園グループです。



   何時雨が降ったのだろう

    畑はからから、今では水遣りは毎日の日課となっている。
    3〜4日に一度は軽トラックに積んだポンプで水を撒く。
    それで、ようやく夏野菜達も持ち直し、成長を始めた。

    今では野菜の圃場は約一ヘクタールにもなっており、軽トラック三台で数人がかりでの水遣りを行っている。
    若い力が加わったからこそできること。

ホームページへようこそ!! 「むかし野菜の邑」グループ(佐藤自然農園)は、九州は大分県大分市で有機野菜を作り、レストランや個人の方々に”むかし野菜”や”自然農のお米”を宅配しています。

過去のタイトル 更新履歴
農園日誌
農園の日常や農園主の考え方を日誌にてお伝えしています。

今週の配送野菜
現在の出荷野菜の状況(品目を始め、走り旬、中旬、終わり旬、落ち野菜などの紹介)、その時季の野菜の調理方法などをタイムリーにお伝えしています。

催事等お知らせ欄
催事・体感見学会・セミナー・調理方法や試食会・新しい農産物商品の紹介をします。

■■ 研修生の受入と募集 ■■


佐藤自然農園、及び「むかし野菜の邑」グループでは草木堆肥による自然循環農法の後継者となる人材を募集しています。
現在は、30〜40代、4人の研修生が学んでいます。
彼らも来年には、むかし野菜の事業後継者として、何らかの形で独立し、「むかし野菜の邑」グループへ参加します。

■ 今後の農作物事業展開 ■
「むかし野菜の邑」グループは、2018年、大分市野田に、農作物集積所・加工施設を建設します。
現在は、年間100種類以上の野菜・穀類・果物など、全国の固定顧客へ宅配を行っています。
販売する農産物商品は、全て「むかし野菜の邑」グループで生産したものです。
今後は、穀物生産にも力を入れ、製粉・加工品(手作り味噌・漬物・パン類)などの製造販売を行い、近い将来には、自家製飼料・平飼い・有精卵の養鶏(卵・鶏肉)事業を射程においています。
農業研修は、主に佐藤自然農園にて行いますが、「むかし野菜の邑」グループに参加している、自然農のお米・露天原木椎茸等の生産者からも学べます。

※国の「新規就農支援の研修農園」の指定を受けています。

■ 研修終了後の自立支援 ■
有機及び自然農の農業では、農地の確保・農業施設及び機械への投資・新規就農後の販路開拓・生産技術やノウハウの習得・1人農業の厳しさなどに直面し、 多くの人材が耐え切れずに辞めていくことの方が多い、という現実があります。
「むかし野菜の邑」グループは、そのような希望に満ちてこの世界に飛び込んでくる人材を、様々な形で支援し、農業者としての独立を促します。

■ 問合せや相談 ■
メール;satou_shizen_nouen@yahoo.co.jp (下線部をクリックするとメール画面になります)、
または 携帯;080−2725−9092 にて、詳細はお問合せください。



土作り  木・葉・草・牛糞による草木堆肥作りと土作りの工程を紹介します
当農園の野菜作り  野菜の美味しさとは? 昔野菜とは?
様々な農法比較とその特性  様々な農法(近代農法・蓄糞肥料・草木堆肥など)の紹介をします
当農園の野菜料理のポイント  味香りの高い野菜の調理法を紹介します
季節野菜の出荷予定一覧表  四季折々の定番野菜から自分ではあまり買わない野菜まで、配達する野菜の一覧表です
季節野菜の美味しい食べ方と特徴 当農園が出荷している野菜の美味しい調理方法のページです
むかし野菜作りの勧め  美味しい有機野菜を作りたい方々へのガイド小冊子です

   
お届け先である tulipスープさんのホームページです お届け先である 坐来さんのホームページです お届け先である ジョルジュマルソーさんのホームページです


野菜販売方法



【 1ヶ月のお試し購入 】
初めて野菜をお取りになられる方は、先ずは1ヶ月のお試しセット(隔週にて2回)から始めて下さい。
野菜は食べてみないと分かりませんし、野菜に対する価値観を共有できる方々(レストランも含む) に食べて頂きたいと願っております。

草木堆肥で作る露地栽培野菜ですから、自然条件に左右されるというリスクも多く、 堆肥作りから生産・管理まで手間と労力がかかります。
すべての野菜はそれなりの役割を持って生まれてきており、栄養価が偏らないように出来るだけ多くの種類を 食べて頂きたいと考えております。

お試しセット購入では、2回目の配送時に請求書を同封いたしますので、1週間以内にご決済下さい。
その後、当方からご継続の意思確認及び毎週、若しくは隔週いずれかの配送を選択されるか、ご連絡(メール)を差し上げます。

尚、季節によって変わりますが、1回当たりの野菜の金額は2,500円前後になり、 品目は13〜15品目(隔週配送分)になります。
送料は関東・関西の方が800円、九州管内は670円に消費税がプラスされます。
(いずれもクール便の料金です。但し、若干の変化はありますのでご了承ください)
【 お申し込み方法 】
お申し込み・問い合わせ等は、できるだけ、メール(下記の【メール欄】をクリック)にてお願い致します。 その手段をお持ちでない方は、FAX/携帯電話でお尋ね・お申し込み下さい。

当農園は、毎週、月・水・金の三回、野菜を発送しております。
配達日や配達量などの詳細について、折り返し当方よりご連絡しご相談させて頂きます。
(郵便番号・電話番号・お名前・住所などをお知らせ下さい)

【メール欄】  :お申し込み・問い合わせ・連絡・感想やご意見などをお気軽にお寄せ下さい。


(お届け品目)


お届けする野菜は年間100品目を超え、旬毎に20〜30品目の出荷を行い、週変わりでお届けします。

ハウス等の施設栽培とは異なり、自然環境の中で育てますので、傷跡や虫食いの跡もあり、 企画サイズという考えはなく、いずれも不揃いで無骨な姿ですが、優しい味がします。

毎日の食卓やレストランのテーブルを彩る野菜ですから、じゃがいも・人参・大根・株などの根菜類、 青梗菜・小松菜・ほうれん草などの煮物・炒め物に適する茎野菜類、 サラダにも使える葉菜類のバランスを考えて生産・出荷を行います。
(赤・黄などの彩りも大切で、いつも腐心しております)

漬物類はむかしながらの製法に力を入れており、勿論、化学調味料を含めて保存料など一切加えず、 素材の美味しさや旨みを活かし、活きた(発酵菌はそのまま)健康食品としてお届けします。 (可能な限り減塩製法です)

当農園はレストランへの出荷も多く、普段、市場に中々出回らない金時生姜・赤蕪類・筍芋・黒キャベツ・ハーブ類 もお届けします。

来年からの挑戦ですが、仲間達で自然農のお米と大豆を生産し、真の発酵食品である、 手作り味噌や栄養価の優れた雑穀類(餅黍・餅粟・高黍)にも力を入れようと思います。現在、試作中です。

(配達方法)
遠隔地への発送は、送料が九州地域670円・大阪東京地域800円です(クール便)。
季節によっては通常便となり、150〜250円安くなります。
九州地域は翌日中、大阪地区は翌日の午後以降、関東地域は翌々日の配達になります。

商品品目等の増減やお休みを御希望される場合は、出荷日の前々日までに、 電話やFAX、メールにて、御連絡をお願いいたします。
(配達当日の朝、収穫しておりますのでよろしくお願いいたします)

(情報・通信・代金決済・連絡)
配達予定のお知らせは、毎月あるいは、季節毎に、農園ニュースを流します。
その際、畑情報や提案農産物の紹介・有機野菜の美味しい食べ方などの情報を掲載していきます。

代金の決済は、毎週配送の場合は毎月決済、隔週配送は2ヶ月毎に決済となります。

  振込口座、 郵便局―17270−11742811
        大分銀行 本店 普通―7516976
        口座名義 株式会社 むかし野菜の邑


 
 〒879-5511 大分県由布市狭間町古野63番地  佐藤自然農園 代表 佐藤茂行
 電話・ファックス;097−583−3620  携帯;080−2725−9092
 メール;satou_shizen_nouen@yahoo.co.jp


※日中は農園にいますので、携帯電話、もしくはメールにてご連絡ください。


【はじめに】


 全てはこの草木堆肥から始まった


この一握りの堆肥の中に計測不能な微生物や放線菌などが棲んでいる。
彼らがおよそ3年を掛けて土を育ててくれる。
自然の営みの中では瞬きをする間もないほどの短さで・・・それから何年も何年もかけて土は金の土に変わっていく。

そこで育った野菜は美味しく、どこか懐かしく、やさしい味になっていく。

子供の頃、食べたスイカや瓜、畑で齧ったトマトや胡瓜の瑞々しい味と歯切れの良い食感、鼻に抜けるどこか懐かしい甘い香り、 それが美味しさの物差しであり、野菜作りの原点でした。

農業を見よう見真似で始めてから、10年経ち、ようやくたどり着いた草木堆肥による土作り、 そこで育った野菜の美味しさに接してからは、迷いは全てなくなり、 植物性の米糠・油粕などの肥料も排し、草木堆肥一本の施肥に徹した。
それから、さらに、10年を経過し、180余名のお客様とレストランに支えられていた。

理念を同じくする農業生産者の仲間もできた。 今では、彼らと共同出荷を行っている。









今まで辛いと思ったことは只の一度も無かった。
有機栽培の基本である露地栽培は自然の営みそのものであり、実に淡々とした年月であったように思える。
人も地球に棲む多くの生き物と同じであり、なるほど、生きるということはこういうことかと思えた。
衰えを感じた時、この「自然循環農法=むかし野菜」を次世代に伝えることが一つの大きな使命となり、 今では、承継者の育成が、自然界に子孫を残すという理と同じように、大事なこととして私の全てとなっていた。

日本の農業、山に囲まれた山間地の多い国土、そこで営まれる地域の生活や文化、 営々と築いてきた里山・水路・田園風景が壊れ始めていた。

農業、特に日本の集約農業の在り方、有機農産物の商品化、
そして、結の制度のようなグループ農業などを通じて、地域が豊かに生まれ変わることはできないのか?

などと、思い上がった考えで、10数回繰り返してきた農業セミナーでその難しさに思い知らされる。
すべてが、人の小さな欲により、頓挫してしまった。

今は、小さくとも理念を同じくする仲間達や若者を結集し、むかし野菜の承継者を多く産み出すことに考えを変えていった。 それは必然的に会社組織を作ることから始まる。
会社名はすでに「むかし野菜の邑」と決めていた。

そこでは、「自然体の農産物」・「素朴さ」・「伝承の復活と再生」・「生のままのおしゃれさ」をテーマとする。

農産物及びその加工品の「質」を大切にし、本物であれば売れるなどの傲慢さはなく、 「文」=分かり易く伝承していくコミュニケーション能力を育成することにも重きを置くことにしている。

食は本来、自然が与えてくれたものであり、化学物質を付加したり、自然の営みに逆らってもならず、 季節に順でなくてはならず、栄養価に溢れ、人の体を健全に再生してくれるもので無ければならず、 決して、アトピー・アレルギー・癌などの機能障害を引き起こすものであってはならない。

体だけではなく、心も癒してくれる、そんな農産物及び加工品を提供し続けていきたいと考える。

多くの人達がこの邑に集い、知識や経験を学び、生産者・消費者と一緒にこの事業を育てていって欲しいと願う。
日本の農業は?地域は?どうする、の答えは次世代の承継者に委ねる。




 「むかし野菜の邑」の主要な商品内容

 ○むかし野菜
土壌には、ミネラル分が豊富にあり、小虫・微生物および放線菌層ができ、自己再生機能を持ち、 常に自然循環が行われる。
そのような土壌になるには、最低3ヶ年を要し、5年でほぼ完成するが、野菜作りは畑からミネラル分を収奪 することになり、その後も、延々と草木堆肥などを施肥し続け、終わりはない。
(一年間で3〜4回の草木堆肥や焼き灰などを施肥し続ける)

そのような土壌で育った野菜達を、ここでは、「むかし野菜」と称している。
日本の先人達は、里山から木・葉・草を集め、堆肥にして何代にも亘って土作りを行ってきた。

現在では機械もあり、科学的知識もある。先人達の労苦とは比べられないほどに、楽になっているのに、 この自然循環農法を試みる農人は今では数少ない。

 ○自然農のお米
山間地にある水田には、由布山系や九重山系から、腐葉土の中に蓄えられたミネラル分や栄養価に富んだ水が 流れ込む。
緑肥として草などを鋤き込み、肥料分は施らない。
稗などの雑草を抑えるために、深水管理を行う。
ここでは、化学肥料・畜糞・農薬・除草剤は使わない。

 ○自然農の梨
山間地の南向きの斜面に、季節になると白い花が咲く。
そこでは、一年に一回の草刈、緑肥や米糠・牡蠣殻などを施肥し、後は、自然の営みに委ねる。

虫は、梨酢を作り、ペットボトルに入れ、駆除しており、農薬は使わない。
袋がけは行うが、それでも梨の表面には虫食いの跡などの傷が残る。
商品になるのは、70%程度で良い方であり、リスクは高いが、深い旨みのある梨ができる。

 ○露天原木椎茸や平茸
自己所有のくぬぎの山から原木を切り出し、山の谷間の圃場に駒打ちしたホダ木を寝かせる。
原木椎茸と言ってもハウス物が全盛期のこの時代に、あくまでも自然の営みに任せ、 生の味を大切にして育てる。
時には雨が降らず乾燥し、時には寒さが厳し過ぎて成長せず収穫量にバラツキが多い。
それでも自然の条件が合えば、肉厚でジューシーな生椎茸ができる。

 ○その他の主要商品
自然農の栗やかぼす、遊休地の田んぼで育てる自然薯、一年に一回専用の圃場で 育てたさつまいも、自然農の餅黍や粟・高黍等々。



 草木堆肥による土作り
私も様々な肥料の施肥方法や堆肥作りを試してみましたが、 山菜の美味しさにはどうしても勝てませんでしたが。 思い切って、肥料(畜糞・米糠・油粕など)の施肥を止めて発酵促進のため牛糞を若干加えましたが、 草・葉・木の枝を使った草木堆肥と草木灰による自然循環農法に絞ってみました。

1・2年目は窒素不足により成長不良や病気が発生しました。
3年経過しましたら、土がほかほかに変わり、成長はやや遅れますが、味香りがはっきりと出始め 歯切れも良く、糖度も出て美味しい野菜ができ始めました。
現在は草木堆肥施肥歴5年以上の畑が多くなり、 自信を持ってお客様に提供できる深みのある味=山菜に近づいたと自負しております。

 


@露地栽培へのこだわり
当農園には20坪の育苗ハウスが一棟だけで、他は全て露地栽培です。
最近の気候の変動は激しく、日本の四季が壊れようとしています。 雨季と乾季を繰り返しその気候の変動は露地野菜にとっては厳しいものです。 それだけに、施設栽培全盛の時代、露地栽培野菜は実に貴重です。 照りつける太陽、大雨、大風、寒暖の差など、厳しい自然の影響を受け、生き残り競争を勝ち得た野菜だけが育ちます。

大きさはバラバラ、虫に傷つけられた表面はふせができ、規格外だけど生き生きとした丈夫な野性味あふれる野菜ができます。
このことにより糖質・ビタミン・味香りに富み、何より美味しさに決定的な差が生まれます。

A旬菜を食卓へ


露地栽培はその季節に合った野菜、旬菜が育ちます。 その当たり前のことをご理解して頂かねばなりません。 お客様だけでなく農園主も出荷する野菜を選べません。
その時季に出荷できる野菜は、野菜と自然の営みが決めるのです。
食卓を彩る野菜もいつも同じものでは味気ないものとなります。 できるだけ多くの種類の野菜を食していただきたく、農園では季節によって若干異なりますが、 常に20〜30種類の野菜が育っています。 年間100種類以上の野菜栽培をしています。

種は在来種や原生種に近いものから選び、ハーブ・洋野菜・中華野菜を含め、レストランメニューの野菜も育てています。
食卓には定番野菜の他に、彩りあふれた楽しい野菜達がテーブルに並ぶことになります。

又、科学調味料や防腐剤など添加物の入っていない加工食品にも力を入れております。
素材を生かした発酵食品ですので、野菜の生のままの「農園の菜」です。
むかし野菜の邑の仲間達が育てている自然農のお米や梨・露天原木椎茸・栗やかぼす・自然薯などの季節を告げる野菜達が入ります。
(お米は注文によって送ります)
むかし野菜は大きく分けて下記の特徴がありますが、単に甘いだけではなく、野菜の栄養素が人間の体内に吸収されやすく、 体が美味しいと感じる野菜こそ栄養価に富んだ野菜と考えます。


 むかし野菜の特徴
@味香り・旨みについて
野菜にはカルシュームや鉄分を多く吸収する野菜・マグネシュームやマンガンを多く吸収する野菜など特徴があり、 本来は害虫などから自らを守るために、固有の味香りを持ちます。 近年では、促成・均質のための施設栽培や肥料多投型の農産物がほとんどであり、無味無臭の野菜が市場を占めております。
木・葉・草を原料とする草木堆肥はミネラル分が豊富かつバランスよく含まれており、 その堆肥を数年施肥し続けた土壌で育った野菜は、味香りの強い・旨みに溢れた野菜となり、 栄養価も高くなります。
例えば、岩塩や海の塩にほのかな旨みを感じるのは、ミネラル分のせいです。

A糖質について
化学肥料や畜糞肥料では土中に窒素・燐酸過剰となり野菜は生長し続け、 デンプン・炭水化物が体内に蓄積したまま出荷されます。
草木堆肥施肥の土壌では窒素分は緩やかに供給され続け、 2〜3カ月ほど経つと窒素の供給が減少し、野菜の生長は止まり、完熟期を迎えます。
野菜は生き残ろうとして、体内に蓄えたデンプン等を糖分・ビタミン類に変え、エネルギーにしようとします。
そのことで、完熟野菜は糖質に富み、栄養価が高いということになります。
(糖質は生命体にとって、エネルギーの基となります)
糖質やミネラル分の乏しい野菜は体内に吸収しにくくなってしまいます。

B歯切れについて(食感)
窒素過多の土壌で育った野菜は根を張らず、倒れないように茎などに強い筋がでてきます。
筋は多く、葉は薄く、歯切れは悪くなります。
逆に低窒素の土壌で育った野菜は根を張り、茎も太く、葉肉も厚く、丈夫に育ったため、 歯切れの良い食感となります。
収穫の際に、茎などがぽきぽき折れるのはそのためです。
筋張り歯切れの悪い野菜は、子供さんが野菜嫌いになる原因に一つにもなっています。



「むかし野菜を食卓で! その美味しさを楽しんで下さい」
   〜他の野菜と違うむかし野菜の楽しみ方〜



筋を感じさせない肉厚ジューシー・旨み・味香りが高いといった特徴を活かす。






◎火の通し方が違います。
 加熱時間は他の野菜と比べて半分以下に!繊維が少なく肉厚ですので、すぐに柔らか
 くなります。
 食感を活かして半生位でちょうど良い。焼くように炒めると美味しい。

◎包丁を入れてからは、水に晒さない。
 ほとんど灰汁が出ません。
 野菜の灰汁は旨みに変わっていますので、水に晒すと切った断面から旨みや栄養分が
 でてしまいます。

◎できるだけ皮は剥かない。
 皮と身の間に多くの栄養素があります。
 軽く洗ってから皮付きのまま調理して下さい。

◎調味料は最低限度に、味は薄味で!
 野菜から十分に旨みがでます。調味料は薄味で!野菜が調味料代わりに!
 数種の野菜を煮込めば、旨みがスープに出ます。

◎捨てる処がほとんどありません。
 大根・人参・蕪などの根菜類の葉には栄養価が一杯。
 油で炒める、塩漬け、お浸しなどにして楽しんで下さい。


むかし野菜の本格的な宅配を始めてから11年を経ました。
ここに記した内容は、お取引のある個人やレストランのシェフの皆様からの投稿やご意見から、 むかし野菜の楽しみ方を集約したものです。
ご参考に!



最後に











最近、有機野菜という概念がわかり難くなっており、その精神=理念が次第に壊れていっていることに 寂しさを覚えております。

また、国が消費者保護の名の下に、有機JASの規格を作ってから、どうも、無農薬という言葉が独り歩きを 始めており、日本の気候や農業現場の実情とは合わなくなってきております。

日本の気候から四季が消えつつあり、亜熱帯特有の雨季と乾季が交互に訪れるようになっております。 夏は極端に暑く、そして、長く、秋が短くなり、いきなりの厳しい冬が到来します。
そんな気候では、5月頃から11月中旬頃まで、虫が大量に発生し、 しかも、今までは虫が付かないほうれん草にさえ、夜登虫が居付き、穴だらけになるほどです。

有機野菜という概念も国の定めるように「有機物なら何でも良い」「化学合成した肥料や農薬はいけない」 だけでは、本来の有機野菜と言う理念とはかけ離れた方向に進んでしまいます。

「本来の有機野菜の理念は、自然の草や葉及び木を使い、堆肥として土に戻し、 土壌の中に微生物などによる豊かな層を作り、安全で美味しい農産物を生産する」というものではなかったのでしょうか?

少なくとも日本のむかしの農人たちは、そのようにして作物を作ってきました。 勿論、牛馬の糞や人糞もこなれてから畑に戻しておりました。 (低窒素土壌)
そこでは、自然が見事に循環しており、そこから産出された農産物は美味しく、栄養価に富んでおりました。
アレルギー体質やアトピーなどは聞いたこともありませんでした。

現在では、我々の生活は、食生活は、化学物質に囲まれております。
有機農法の代名詞にもなっている畜糞と言えども、抗生物質・ホルモン剤・殺菌剤などがかなりの量、含まれております。
畜糞も適度に使用する分には良いのですが、野菜を急成長(高収量)させようと 多量に使えば、土壌のバランスさえ壊してしまい、持続できない農業となってしまいます。

本来の有機栽培は、土が汚染されず、肥料過多にもならず、自然の状態に近く、微生物や小虫・ 放線菌などが土壌の中で生き続け、常に浄化および再生機能を有する土作りこそが、 持続可能な農業、即ち、有機農業のはずなのです。
しかしながら、国が定めた有機JAS規程での有機農業では、 化学合成した肥料や農薬を使用せず、 天然の有機物や化学合成していない農薬は使って良いことになっております。
害虫駆除のためとして、ホルモン・微生物資材(生殖機能を失くさせる)も奨励している。
これとても自然を壊し、土壌を汚染するリスクもあるのですが、 消費者は何を信じて良いのかわからなくのも当然です。

流通市場では、野菜の規格(サイズや形)や鮮度で価値が決まります。
曲がったり野菜のお尻が割れたり傷があったりするとそれだけで商品から除外され、 虫食いの跡など論外で、野菜が本来持っている味香り・旨み・栄養価などは評価の対象外です。

美味しい野菜はミネラル・糖質・ビタミンが豊富に含まれてており、それら栄養価に富んだ野菜達は 人間の自己治癒能力を高め、内から健康にしてくれます。
農業者が一生懸命、美味しい野菜を作ってもそれらを食べたい人達には届かない。

皆様方はこの現実をどのように受け止めておられますか?

この草木堆肥を施肥した土壌で育った野菜を食べ続けた私の娘はかなりひどいアトピー症状が治まり、 今元気で働いております。
また、便秘や下痢体質が治ったとか、風邪をひきやすい体質が顕著に改善されたとか、 野菜嫌いな子供たちが野菜を食べているのに驚かされたなどの意見が多くのお客様から寄せられ、 その度に、うれしくなります。


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