イタイプ・ダム(パラグアイ・ブラジル国境) 




イタイプ・ダム-01 :外部 (パラグアイ・ブラジル国境)



パラグアイとブラジルの国境に在るイタイプダムはパラグアイの全て、ブラジルの20%の電力を賄っていて、長い間世界一のダムとして知られていました。壮大なダムは観光名所にもなっており、イグアスの滝と併せてこの地区の人気スポットです。パラグアイ、ブラジルの両方から行く事が出来ます。工事中は無料で見学する事が出来ましたが工事がほぼ完了した2006年以降は有料となり、色々なコースが用意されるようになっています。



(イタイプ・ダムの概要)

世界一の発電量を誇る「イタイプ・ダム」の概要は以下の通りです。

 ダムの高さ  :196メートル
最大落差   : 95メートル(人造湖と下流の川との水位差120メートル)
      :1400メートル(堤防の全長 約 8キロ)
総発電量    :1,260万キロワット/hr(タービン数 18機X70万)
*2機の増設が予定されており、完成すると1,400万キロワット/hr
コンクリート使用量:1,200万立方メートル
鋼材使用量       :300万トン
*人口40万都市の規模
着工             :1975年10月 6日
完工             :1991年 5月 6日 (約16年間)
最大労務者数     :48,000人(現在は4,500人)
人造湖           :7キロX200キロ (約1,400キロ平方メートル:琵琶湖の2倍)
貯水量           :290億立方メートル(日本最大の人造湖である奥只見湖:5億立方メートル)

飛行機から見える事もあります。サンパウロからアスンシオンへの飛行中ダムが見えました。夏で豪快に放水をしていました。



(写真:イタイプ・ダムの航空写真・2007年 1月29日撮影)



ブラジル側・受付(2012年05月15日)
ブラジル側の受付に行きますとお揃いのユニフォームに包まれた職員が和やかに迎えてくれます。以前工事中に訪問した時には無料でしたが今回訪問しますとイタイプ公団は稼ぐ必要が出ているようで有料それもかなりの料金を徴収していました。聞けば2006年を境に有料化したそうで、その後色々なニーズに応えてコースを作ったそうです。最初はシンプルな無料時代の見学コースと同じものだけであったそうですが、特別技術コース、夜のライトアップコース、エコツアー、電気自動車テスト走行など色々あります。捕獲した動物エコツアーなどは大型のネコ科の動物の写真があり、「このような動物が見られるのか」と尋ねますと「昔は生きていた」との答え、儲け主義で色々作ったという感じです。駐車場も有料で「最初の30分は無料」と書かれています。ツアーに参加せずに帰れば無料ですが見学をすれば必ずお金を払わなければなりません。

愛想は良く無料時代の官僚的な対応とは大違いです。無料時代には多くの観光客が押し寄せ、毎回のツアーでは大型バスを連ねて周回し、またパスポートを提示してツアー中は預ける必要があったように記憶しています。今回は有料という事もあり、我々のツアーは20人、小型バスで行きました。運転手の他案内人が2人付き添いバスの中には冷たい水が用意され「どうぞご自由に召し上がり下さい」と丁寧、身分証明書の提示も不要でした。話の内容もジョークやクイズも混じえて盛り上げていました。対応の印象はディズニーランドに似ているという印象でした。確かに高い金額を支払う必要はありますが快適に観光が出来るので有料化は良かったのかも知れませんね。料金はレアル表示で、丁度1ドルが2レアルでしたので通常のコースが11ドル、特別コースが28ドルでした。人はまばらでチケット売り場にはほとんど人が居ませんでした。主なツアーは全部10時出発なので、10時少し前に到着してコースを選択するのが良いのかも知れません。



(写真:駐車場の入口)



(写真:受付-01)



(写真:受付-02)



(写真:受付-02)



(写真:料金表)



(写真:ツアーと出発時刻)



(写真:チケット売場)

フィアット製の試乗用の電気自動車が展示されています。1回に3人まで乗車出来ます、プロモーション中で試乗価格は75レアル(本来は150レアル)
と説明書きに記されていました。



(写真:試乗用の電気自動車-01)



(写真:試乗用の電気自動車-02)



(写真:試乗用の電気自動車-03)



(写真:エコツアー用の車両-01)



(写真:エコツアー用の車両-02)



ツアーの開始(2012年05月16日)
ツアーの開始の前映画を見るのですが、時間までは待合室で過ごします。発電機の模型等が置いてありますが、今まで訪問した人の数が国別に記されています。1977年から2011年まで総計で1600万人が訪問しているのだそうです。日本は15万人で全体の約1%なのですね、地球の反対側でこの数字は立派なものです。朝鮮が271人訪問しているのですね。パラグアイとは国交がありませんので全てブラジルからでしょう。ツバル、中央アフリカ、モーリタニアなど1という国が数ヶ国あります。



(写真:待合室-01)



(写真:待合室-02)



(写真:待合室-03)



(写真:待合室-04)



(写真:待合室-05)



(写真:待合室-06)



(写真:国別訪問者数-01)



(写真:国別訪問者数-02)

ツアーの地図がありました。環境博物館や避難した動物の保護区等があり、観光に活用しているようです。



(写真:ツアー位置図)



(写真:発電機の模型-01)



(写真:発電機の模型-02)



(写真:タービンの模型)



(写真:パラグアイ・ブラジル両国国旗)



バスに乗り込む(2012年05月16日)
映画を見た後、いよいよバスでツアーに出発します。手荷物等はロッカーに入れるようになっています。



(写真:ロッカー)

いよいよバスに向かいます。我々の乗るバスは小型のバスですがその前に2階建の展望がきく立派なバスが停車していました。人数が多い時にはこちらを利用するのでしょうね。



(写真:バス乗場)



(写真:バスに向かう)



(写真:我々のツアーバス-01)



(写真:我々のツアーバス-02)



(写真:大型のバス)



(写真:バスの中の様子-01)



(写真:バスの中の様子-02)



(写真:ツアーの途中でバスに乗り込む)



(写真:バスの中には冷たい水が用意)



(写真:敷地内の道路)



展望台(2012年05月17日)
全景が見渡せる展望台に行きました。ダム全体を下流側から観る事が出来ます。観光客は勿論我々だけで雄大な景色を独占出来ます。構造物の大きさが余りよく分かりませんが中央に6階建の建物があり、これで大きさを理解する事が出来ます。



(写真:ダム遠景-01)



(写真:ダム遠景-02)



(写真:ダム本体-01)



(写真:ダム本体-02)



(写真:ダム本体-03)

ダムの横に平地があり、建物等が見えますがまるでジオラマ模型のように見えます。



(写真:ダムの脇に在る平地)



(写真:送電設備-01)



(写真:送電設備-02)

ダムは複合ダムで中央部から外れるとロックフィルダムになっています。



(写真:ロックフィルダム)



展望台周辺の広場・公園・緑地(2012年05月17日)
展望台の周りは公園のようになっています。売店、写真店などがあります。この時には観光客は我々のバスだけでしたので売上は大したことは無いと思われます。



(写真:展望台の周囲)



(写真:写真店)



(写真:売店)



(写真:ロボット)



(写真:絵画)

周囲は手が入った綺麗な緑地となっています。



(写真:周囲の緑地)



ダム堤体の上(2012年05月17日)
バスで堤体の上に上りました。意外に広く大型自動車が走れる道路があり、上流側には門型クレーン用の線路があります。当然ですが上流側は大きな湖となっていて満々と水を貯水されています。琵琶湖の2倍の大きさがあるというのですからたいしたものですね。下流側は雄大な景色が広がっています。パラグアイのエステ市とブラジルのフォス・ド・イグアス市が見えます。また直下には6階建のビルが見えます。落差は90メートル以上というのですからすごいですね。ここからの雄大な景色を見るだけでも価値があります。



(写真:堤体の上に到着)



(写真:堤体の上-01)



(写真:堤体の上-02)



(写真:堤体の上-03)



(写真:上流側-01)



(写真:上流側-02)



(写真:下流側-01)



(写真:下流側-02)



(写真:下流側-03)



(写真:下流側-04)



(写真:下流側-05)



(写真:真下に6階建ビル)



(写真:送電線)



ダム堤体の下(2012年05月18日)
そして堤体の下に来ました。導水のパイプがずらっと並んでいます。18が稼動しているのだそうですが、最終的には全体で20、パラグアイ10-ブラジル10と半々の権利を有します。この導水路2本でイグアスの滝の全水量に匹敵するのだそうです。パラグアイのほとんどの電気はこの発電所で賄っているのですが、余剰電力はブラジルに売電しています。



(写真:導水パイプ-01)



(写真:導水パイプ-02)



(写真:導水パイプ-03)



(写真:導水パイプ-04)



(写真:導水パイプ-05)



(写真:設備)

人も自動車も居ないので対比するものが無く大きさが分かりませんが、実際に近くに行きますと大きさが分かります。バスから降りる前にヘルメットを渡され「工事現場」のような出で立ちで見学です。



(写真:ヘルメットを着装し見学-01)



(写真:ヘルメットを着装し見学-02)

遠くから見ますと模型のように小さく見えた6階建の建物は実際に近づくとやはり普通の大きさでした。



(写真:6階建の建物-01)



(写真:6階建の建物-02)

バス等が通過しますと構造物の大きさが分かります。



(写真:構造物とバス)



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