TM-255の修理(その3)





TM-255の修理(その2)で一応治ったかに見えたTM-255。
一週間車に積んで、会社の往復でQSOをしてみた。
最初は、問題なかったが、その週の最終日についに病気が出た。やっぱり電解コンデンサだけではないのか・・・。
ちょっとガッカリしたが、最初からそんなに簡単ではないと思っていたので、週末に修理にトライ。
難解な修理ほど、達成感はあるので、とにかく頑張る事にした。


1.不安定な箇所を指でチェック。
とにかく、問題はVFOの基板だと思い、電源ONの状態で、指先でVFOのあらゆるパーツを叩き、受信状態の変化を
見た。(なんか、真空管の時代のようだ・・・)
そうしたら、水晶の右部にあるトリマコイル(写真のIC201の上部にあるトリマコイル:写真中央)をたたくと受信に異変が・・・
『シメタ!』とTomは思った。
さらに、このトリマコイルに指で押してみる(応力をかける)と状態がハッキリわかった。そして周辺のコイルに対して同じように
応力をかけてもその症状は出なかった。
『これだ!』とTomは確信した。



早速、トリマコイルをはずしてみる事に。




2.部品の取り寄せ

次に、Tomは、KENWOODサービスの高岡さんに電話し、トリマコイルがおかしいと言うことを相談し、サービスパーツの型番
価格を聞いた。
数日して、部品はハムショップに届いた。このパーツは、汎用品ではなく、KENWOOD専用であり、価格は260円でした。



3.治ったか?テスト運用結果

今度は、OKだろう!
トリマコイルを調整し、送受信をチェック!
『確かに、治っている!』とTomは確信した。
そして、例によって、車に搭載しての1週間テスト運用を実施した。
月曜日から水曜日まで快調に動作していた。
ところが、木曜日の朝に悲劇は起こった。突然送受信が出来なくなり、元の状態に戻ってしまった。
とにかく、週末まで待つしかない。


4.原因は別の場所にあった。

週末のの土曜日の朝、早起きして早速修理にかかった。(なぜ早起きかと言うと、気になって眠れなかった。)
いつもの様にカバーをはずし基板をむき出しにし、電源をON状態で、今度はミニドライバの柄の部分(絶縁体部分)で
トリマコイルの周辺を軽くたたいて振動を与えてあげた。
数箇所叩いているうちに、下部写真のシールドケースをたたくと受信に異変が生じた。
『なんだ〜こっちか・・・・・・』
トリマコイルではなく、トリマコイルの隣にある、得体の知れないシールドケース(T4000と書いてある)が原因のようだった。



5.シールドケースの取り外しと修理

シールドケースを取り外すと、そこには、専用のハイブリッドICが2個重なって入っていた。
見たところ、アナログ基板では無い様だ。



症状には良い時と悪い時があるため、部品の故障ではなく、どうやらこのハイブリッドIC2個の接触不良のようである。
そこで、これらの部品すべての端子の再半田を実施した。
ちょっと汚いけど写真が、再半田した基板である。



6.確認とおまけの修理

ハイブリッド基板を元に戻し、シールドケースかぶせて、さっきと同じようにドライバの柄で叩いて見た。
結果、叩いても何の異変も無かった。
『ヤッター! ついに直ったぞー!』


ついてですので、おまけの修理を・・・・。

操作パネルについているバックアップ電池がなくなってしまい、周波数を記憶できなくなってしまったので、リチウム電池を
交換することに。

毎回半田付けでは面倒なので、今回は、リチウム電池ホルダーを取り付け、簡単に交換できるようにした。
これはとても便利なので、ぜひお試しあれ!










7.最後に

今回の修理は、原因を探すまで大変でした。
でも、諦め無ければいつかは原因を追究できると確信し頑張った修理でしたので、非常に達成感がありました。
この無線機は、現在、お友達のSaさんの車で毎日元気に稼動しています。





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