改定2010年4月

換羽のアヒル                    

ある時期になると硬い軸のある大羽根が、突然抜け始めます。
 (これが人間の親父さんの髪の毛だったら悲鳴モンですね(|||Д゜)ヒャッ!)

これは、換羽(かんう)がやってきたということです。※換羽(別:トヤ)
換羽とは羽根の生え替わりです。

以前このページでは鶏の換羽を取り上げ説明していましたが、
先祖のカモの換羽について関連させながらまとめてみました。

*****************************************************************

ある日突然、綺麗でしっかりと根付いていた羽根が
 どんどんと抜けていってしまうので飼い主は慌てます。

 「何か変な病気なのっっ!?」

そしてネットで“水鳥の羽根”と検索すると、“水鳥の羽根100%寝具”

という、ダウン素材の広告が出てきたりします。

 「・・・・?やっぱり鳥の病気なの?!」

これは、先祖が水鳥のカモだったアヒルにとって自然なことです。

その換羽をアイガモ(柄のある家鴨)と同じ柄を持つ、
先祖の野鳥マガモの雄で調べてみました。

【夏羽:生殖羽(代羽)】(繁殖期:11月中旬頃〜7月中旬頃)

頭が緑で羽根全体に鮮やかな模様の入ったツヤツヤな姿でいられますが、
繁殖期が終わると羽根が抜け替わり始めます。

【冬羽:非生殖羽(基羽)】(非生殖期)

雌と同じ茶色柄となり、ポサポサな容姿となってしまう。


代羽(艶々な男前)
  ↓
完全換羽
  ↓
基羽(ポサポサ貧相)
  ↓
部分換羽
  ↓
 代羽・・・ と繰り返しています。

繁殖期は、子孫を増やす為に男前の姿となり雌にアピールをしておき、
その時期が過ぎると産毛だらけなちょっと見窄らしい姿に?

「別にオシャレなんぞしなくてもいいわぃ!」とお着替えをしてしまい、
活発に活動することもなく、枯れ草色に変身して沼地や草の茂みに身を隠し、
次回のアピールの季節を待つのだと思います。

アイガモも換羽中は貧相な姿になります。あんなテカってたのに・・・。
一見雄か雌か区別がつかないほどに。

「何もかもかったるいなぁ〜」と元気がなくなります。
 換羽時の体温低下が原因かもしれません。

マガモは渡りをする為にエネルギーを脂肪や筋肉として体に蓄えておくことができます。
換羽で羽根が抜けて飛べなくなってしまい、餌にありつけなくても
換羽前に蓄えたエネルギーを使い換羽時期を乗り越えます。
そんな水鳥のサイクルを家禽化された家鴨も受け継いでいるのだと思います。

皮膚病やストレスから抜けているわけではありません。
食欲が減退し、いつものように動かなくても心配ありません。

しかし、嘴でお腹の羽根だけ毟っていたり、一部分だけ突っついて抜いている場合は
換羽とは別の問題があるような気がしますので、掛かり付けの獣医師さんへご相談ください。

<アヒルはどんな風貌になってしまうの?>

大羽根が抜けた後、ストローの芯のような太い羽軸の元が生えて
人間の頭垢よりも大きめの白い粉がポロポロと落ちてきます。

この芯をよく観察してみてください。
羽軸が少しずつ開いて新しい羽根が生えてきます。

大羽根がすべて抜けたアヒルは、背中に“天使の羽根を付けたような”
小さい雛ちゃんに戻ったかのような風貌に・・・。

「超かったるいんだよ〜」「触るなよ〜」というような態度とは裏腹な
可愛い姿になってしまいます。
 (気持ちワルって言われたりもしますが)

 暫くすると元の姿に戻りますのでご安心を!

北京ダック雌(故:ぴぴ)の2001年〜2005年までの記録

2001年7/23小屋には抜けた大羽根がいっぱい

2001年8/2 両方の羽根がスカスカになっています

 

2002年8/30フワフワな羽根ばかり  2002年9/12

抜けた箇所が痛むのか?抱っこしても逃げ回っていました。

2003年は画像はありませんが、6〜7月の間でした。

2004年8月  羽の鞘(=筆毛)大羽根が抜けた後

 

 

2005年9月 大羽根が抜けた後、新しい羽根が生え始めています
クリーム色っぽい羽根なので、新しい羽根と今までの羽根と違いがくっきりしています 。

 

 

アヒル飼ってみたいなぁに戻る            

やよほむぺに戻る