私たちは、アヒルの終生飼養の責任、飼育知識の普及、遺棄防止を呼び掛けます。
アヒルだけに限らず、飼育動物が飼えなくなった場合は、新しい飼い主さんを探してください。
野外への遺棄は犯罪になります。人為的被害を受けたケースも多く、怪我で苦しむアヒルもいます。


アヒルは、野鳥ではありません。              


人間が肉や羽根を利用するために、野鳥のマガモを改良した鳥です。
飛ぶ機能は失われているので、餌のある安全な居場所を探すことができません。

野外の川や池にいるアヒルたちは、元々は人間に飼われていました。
姿はカルガモやコガモに似ていますが、野鳥ではないのです。

「ここならあなたと同じ仲間がたくさんいるから暮らしていけるはず。」
「広々とした池だから、家よりももっともっと水浴びができるわ。」

このような飼い主の勝手な都合や解釈でアヒルを置いていかないでください。
アヒルを逃がすことは、自由を与えているのでは無く、

動物遺棄という犯罪なのです。

既にその場所にいるアヒルたちは、集団で暮らすマガモの習性より、
縄張りや派閥に従いながらも必死に生きようと暮らしています。

置き去りにされたアヒルは、雄でも雌でも新参者の洗礼を受けることになります。
雄なら殺し合いの惨事になることもあり、雌は雄たちの交尾の対象となるでしょう。
雌が少なければ集中攻撃され死んでしまうこともあるのです。

棄てられたアヒルは、どう生きてよいのかわかりません。
野鳥のように親鳥から何も教わっていないので、餌も探せません。

泳ぎの上手いイタチや野生化したアライグマなど野生動物の外敵もたくさんいます。
そして地上を歩けばモタモタと歩くことしかできません。
どうやって身を守っていけばよいのかもわからないのです。

雛のうちから親鳥と離れ、人間の手から手と渡り、
飼い主さんの元へやってきました。

アヒルは人間に守られて暮らす生き物です。

野外に放たれた自由は、アヒルの幸せではありません。

STOP!棄てアヒル!
アヒルは野生の鳥ではありません。

 

2004年    あひるネットワーク 
改定2017年

 

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