[3]宮城県石巻市の川岸にいる足の腫れたアヒル  

保護に向けて 進行状況 9/24 <投稿者の方より>

昼頃、救護センターの方2名とガーコ君へご飯をあげる。救護センターの2名の方からも
手からご飯を食べていたと報告あり。


--------------------------------------------------------------------------------

(保護日までの経過)

「保護(捕まえる)できるかもしれない。」が、捕獲時に取り逃がした場合、
二度と近づかなくなるのではないか?と心配されていました。

「保護経験者の方がいた方がよい。」との要請あり。

三重県の会員さんが、あひるネットワーク全会員へ宮城県へ保護に向かえる会員がいないか?
MLで呼びかける。

救護センターでの一時保護は、救護センターが閉鎖される9月末までと一時保護場所も
犬や猫と同じ室内となり、アヒルが落ち着けるかどうかとの意見もあり、
現地の事情やガーコ君の状態をすべて把握できていませんでしたが、
もし救護センターの方が保護時にお手伝いしてくださるのなら、9月中しかないとも思えてきました。


(9/26 急遽宮城県石巻市へ向かう 報告宮永)

急遽予定を合わせ石巻へ向かいました。
保護に携われる時間は僅かしかありません。

慣れていない人たちからもご飯を貰いに寄ってくることと、手からご飯を食べること。
またその場所が広い岸辺という情報で人数がいれば取り逃がすことはないだろうと判断していました。

でもその日その時と状況が違うということも、今までの経験でわかっていました。
川も大きく、アヒル君の行動範囲も広い。

到着した頃、ガーコの居場所は広い川岸ではなくすぐに逃げ込めるヘドロのような土の付いた
滑り易い狭いコンクリートの土手でした。   焦ってこの場所で保護を試みても水に飛び込んでしまう。
そう判断して、川岸へ移動するのを待つことに・・・・

救護センターの獣医師さんは、ガーコの足の腫れた部分を外診され
「骨折してその部分が固まってしまっているかもしれない。」と仰っていました。

座っていることが多くなったというガーコ君、足の病気が悪化しているのかもしれない。  抗生物質を入れたウインナーでおびき寄せる作戦です。

ウインナーはガーコ君の大好物  一時間後、広い川岸へ向かうとガーコ君がいました。
「いつもはもっと岸側に来ているのに!」投稿者さんがつぶやきます。

これではすぐに川へ逃げられてしまいます。

投稿者さんの姿を見て、ガーコ君が寄ってきました。 宮永もウインナーを持ちガーコ君の側まで近寄ります。投稿者の方は水辺側へ周り、

もうこのチャンスを逃したら、水に入って泳いで行ってしまう・・・
立ち上がった宮永にガーコ君は咄嗟に水辺へ向かい翼を広げ逃げ出しました。

飛び掛かり保護(捕獲)。

何度経験してもこれは捕獲だ。
アヒルにとってはとても怖い瞬間だと思う。

だからチャンスは数回もない。

捕まえたガーコ君を素早くケージに入れる。

「ガーコよかったね!ガーコ!」


そう叫んでいる投稿者さんの元気になってもらいたいという想いが伝わってきました。   被災地を訪れ津波の恐ろしさを目の当たりにしました。
ガーコ君のいる北上川の住吉公園付近もコンクリートが削られたり、石碑がもぎ取られたままの状態です。

あの日、ガーコ君はどうやって逃げたの?

この大きな川が溢れかえり、周囲の建物はえぐられ流されるほど威力のある津波に
どうやって耐えていたの?

みんなあなたに聞きたいのよ・・・

ケージに入れられたガーコ君は、
「フーフー」と威嚇していた。

 

石巻のアヒル君[2]へ                  石巻のアヒル君[4]へ

 

 


抗生剤入りウインナー