東京都大田区洗足池 足を痛めたアヒル<2011.1>
経過観察報告者:Kさん、現会員:ショコラさん(H23.2.8入会)アリスさん(H23.1.22入会)

 

あひるネットワークフォームメールより下記内容で依頼がありました

______________________________________

はじめまして。東京都大田区の洗足池在住のKです。
去年の7月から洗足池の公園に置き去りにされたと思われるアヒルを見守っています。
池に来たばかりの頃から、足の裏に「しりゅう症」と思われる黒く腫れた魚の目のようなものを
確認していたのですが、秋頃から片側の足をかばうように歩いていて最近は、立ち上がるのも
辛そうなのです。足の太さも違うように見えるので、片側が腫れているのかもしれません。
公園の管理所に相談して、テーピング療法などの処置をしていただきたかったのですが、
今朝病院へ連れて行き、痛み止め注射を2本打っただけだったようです。

私が飼えたらいいのですが、マンション暮らしのため引き取ることができません。
良きアドバイスをお願いいたします。

 ______________________________________

↓■は、あひるネットワークが質問

■当初は足裏に腫れ物があるとは、どんな時に確認できたのでしょうか?

アヒルさんが池で泳いでるのを上から見たときに気がつきました。
また足裏を見せて休んでいるときもコルク大の腫れものが確認できました。
「アヒル飼いになる」を読んで、紹介されている症例と同じだとすぐにわかりました。

■夏頃に現れたアヒルの他にはアヒルはいましたか?今、池の家鴨たち
(柄のあるアヒルも含め)何羽いますか?

今、池にはたくさんの真鴨が渡ってきていますが、アヒルは一羽です。
柄のあるアヒルというのは、合鴨のことでしょうか?合鴨が2羽いまして、おそらくアヒルが池に来る前から池で暮らしてたと思います。最初、合鴨からいじめられていました。
2羽に代わる代わる追いかけられて水に沈められたり、交尾の様なポーズでつつかれて、首の後ろが夏は禿げてしまっていました。
秋のある日、アヒルがいじめに我慢できなくなったのか、合鴨オスにやり返したようで(合鴨オスを威嚇しながら追い払っているのを見ました)
威張っていた合鴨が大人しくなり、今はなんとか平穏に3羽で行動しています。

■病院へ連れていったのは、公園の管理所関係者さんですか?

病院へ連れて行ってくださったのは、大田区の「まちなみ維持課」の方と洗足風致協会の方と聞いています。まず「まちなみ維持課」にアヒルのことを相談しました。
その後、洗足風致協会に連絡してくださり明朝、病院へ行ったそうです。
電話で報告を受けました。担当者の名前も教えて頂けなかったので、特に密に連絡を取り合える状況ではありません。ちなみに自宅から池までは徒歩5分程度です。

■主に餌をあげたり見守っているのはKさんだけでしょうか?

かわいがって、餌をあげに来てる方は他にもたくさんいると思います。
渡り鳥で有名な場所なので、餌を持って来る方も多く、ほとんど皆さんが大量のパンやおにぎりをあげています。
体重が増えて足に負担がかからないか少々心配です。
私は加工物は避け、水の中にバナナなどの果物や野菜、そしてペレダックを加えて与えています。

足の容態は、右足の関節が腫れていて太さも長さも左右違っている。
立ち上がるまでに時間がかかり、常に右足を浮かせている状態だということでした。

その後、アヒルを獣医師さんに診せた方(後、会員アリスさん)と連絡が取れました。

アヒルを診察した獣医師さんからは「野生だから他の仲間と一緒にしておくのが一番良いのではないか」と、アドバイスをされたようです。またアイガモ達(2羽)とは仲がよくいつも行動しているとのことでした。

 

この場から仲間と離ればなれになり、、容態が良くなることなく残念な結果になった場合、
そのまま仲間と過ごさせていた方が良かったのではないか・・・?
このアヒルにとっての幸せは何なのか?考えてしまいます。

遺棄され、野外で野生として過ごし多くの困難を乗り越えてきただろう。
野生のまま。慣れ親しんだ場所で・・・

しかし、足を痛め身動きできなくなった場合は、保護の基準にも当てはまるのですが、
その池の管理事務所で夜間過ごすことができる・一旦周囲の方たちが一時保護をして
見守れるなどの環境が用意できない場合は、その場から保護をして安全な場所に移動してあげないと衰弱してしまう。

身動きをできないということは、東京都でもよく目撃されているタヌキやイタチに襲われる危険もあり、また人間からの心ない悪戯を受ける恐れもあります。
それがアヒルの人生とその場で見守り、看取ってあげることが良いのか・・・?

最初に投稿されたKさんからは、腫れている足の画像やアヒルの様子がわかる動画、また動けなくなりうずくまっているアヒルの画像が送られてきていました。

次の日、アリスさんにより保護。

宮永宅までやってきました。

これからは、大きな水浴び場はありませんが、日当たりだけは良いやや山にあたる神奈川県で他の保護アヒルたちと療養していくことになりました。

 

 

 

アヒルは「くわぁ〜」と鳴くオスアヒル君でした。

こりゃ真理ちゃんやスズキと一悶着あるでしょう・・・・

だけどこのアヒル君は、抱っこも嫌がらずとても人懐っこいです
多くの方に可愛がられていたということが伝わってきました。

皆さんからいつもいつも十分にご飯をいただいてきたのでしょう
体型は胸に肉がたっぷりとついたどっぷり体型。

6sはあると連絡を受けていましたが、体重を測ってみると4.1s
これからは足に負担が掛からないよう暫くはダイエットです。

ウトウトウト・・・

全身を洗い、ダニ除去の薬を振りかけ日光浴。

アヒル君はその後、室内に入った私たちを「くわぁ〜くわぁ〜」と呼んでいた

大丈夫。ここは君の新しい居場所だよ。

足は元には戻らないかもしれないけど
ここで安心して毎日お日様を浴びて暮らそうね。


名前は、洗足池の洗ちゃん(せんちゃん)だね。

水場があるからといって、飼っているアヒルを放流してはいけません。
いつも死と隣り合わせで過ごしていくということを知ってください。
飼えなくなった場合は、新しい飼い主さんを自分でみつけるという当たり前のことを弁えてから飼い始めて欲しい。

動物遺棄は、法律でも厳しく罰せられることを知って欲しい。

保護のチラシ

洗足池のセンちゃん募金 

センちゃん募金の趣旨

センちゃんの経過報告 

募金のご協力へのお礼 

 センちゃんは皆様の暖かい応援を受けながらも2011.3.5に亡くなっています。ご支援、ご協力に感謝致します。

旅立ったセンちゃん

 

あひかもがちょTOP