埼玉県越谷市赤山町出羽堀に現れたガチョウ <2010.12> 経過観察報告者:埼玉県ぐあさん
あひるネットワークフォームメールより2010.11月に下記内容で相談投稿がありました


迷ったか捨てられたかと思われるアヒルが8日(月)からいます。
場所は、中州や岸のない堀のなか(埼玉県越谷市)
水深はアヒルのお腹が水につかないくらいですが、雨が降ると非常に深くなります。
堀の深さが2m以上有りさらに2m程の柵に囲われていますので出られないと思います。
上流、下流とも暗渠になっております。
かなり上流だと暗渠でもなく柵もないところがあるのらしいので、そちらから来たのかも知れません。
月曜日は真っ白でしたが、今朝見たところ所々、羽が抜けているような、汚れているような

このままでは死んでしまうかと思いますが、どうしたらよいのかわからずにいた
ところ、このサイトを見つけましたので相談させていただきます。


送信されてきた画像を確認したところ、白いシナガチョウと判明。
<投稿者さんよりその後の経過報告>

出羽堀について、
地元が長い友人に確認したところ上流、下流とも川につながってるとのことです。
ただし、途中に水門があるためそこまではたどり着けないのではないかと。
また、水深が体が浮くほどはないので、距離的にも難しそうです。
中州や、堆積物でできた水のかからない場所は近くにはありません。
小鷺や越冬中の鴨などがいる事も多く、魚もいます。

●ガチョウの状態

昨日より20-30m下流のかろうじて浮かべる水量のあるところに移動しています。
元気に泳いでいますが、全体的に汚れた感じです。
流れのカーブに水面から出るくらい土が堆積しているところがありましたので、
夜はそこで休んでいるのかも知れません。
今朝は、チンゲンサイ2株の葉っぱの部分を3-5cm程度に切って上から投げました
水面に浮かんだ物をパフパフと食べていました。
他は、堀の壁(岸)から生えている雑草をくわえて、ブイブイと引きちぎっていました。
エサ不足ですよね。


●ガチョウの今後について

今の状態で暮らしていくことは可能なのでしょうか?

体も大きく、鳴き声も大きいと言うことで、知り合いに引き取ってくれそうなところはありませんでした。
私も、猫3匹とマンション住まいですので一緒に飼うことは出来ません。
そこで、いまいる出羽堀の上流にある埼玉県県民健康福祉村内の野鳥の池に放すことは
出来ないか考えております。

同じマンションの方の情報で、過去に出羽堀への捨て犬や猫を市の環境課に連絡して
保護してもらったことがあるそうです。
ただし、その際にはボランティアが引き取り、里親を見つけたそうです。
自分で引き取れないため、保護するべきかどうかを含め非常に悩んでおります。


<あひるネットワークより>

アヒルやアイガモが水に入っているときは、人間に危険が伴う為に保護を一旦見合わせ、
岸や陸にあがるまで待つという方法で保護には時間をかけます。
あひるネットワークでは、水上で保護が可能なボートや特別な救助器具は持ち合わせて
いないことを伝えています。

ガチョウの容態は、怪我をしているわけでもなく弱っている様子でもないので
急を急ぐ保護には結び付かないのですが、画像を見る限り岸部分が無く
とても飛べない鳥がずっと暮らしていけるような環境ではないと判断。
元気なうちに【保護】→【安全に暮らせる場所or新しい飼い主希望者さんへ】引き渡したせればと
新しい飼い主さん募集掲示板でガチョウを飼える方を呼びかける。
保護の基準
保護に関して
<投稿者さんよりその後の報告>

11/20
今日は10時半位には土溜りで寝てましたが、
12時前に20分程探しても見当たらず、かなり動き回ってる様子です。カモもいました。

11/21
昨日の夕方6時ごろ、浄水場からの放水があり、放水口のすぐ近くにある土溜りが
水没してしまいました。(今朝は水位は元に戻ってます)
土溜りで寝ていたガチョウは右往左往していましたが、諦めて、放水口より上流にトボトボ歩いて行き、
水につかったまま休んでいました。
今日昼に探したら、かなり下流の七左町2-23-1 マツモトキヨシ南越谷七左町店近くの橋の下にいました。
一生懸命羽をつくろっていましたが、背中は泥だらけでした。
餌はあげられませんでした。

11/22
今日のガチョウは最初に見掛けた辺りで寝ていました。
昨日の夜は壁から生えている草を一生懸命食べてました。

11/25
夕方四時、土溜りで羽繕いするも頭まで泥が…
通りすがりのおじちゃんに「羽先に色がついてるから大きいけど雛なの?」と言われました。
キャベツの千切りをあげましたが、羽繕いに夢中で反応ナシ。


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その後、2〜3日姿が見えない日もあったとのことで、行動範囲も広く、投稿者さんが
餌を投げ込んでも食べないのは他の場所で餌を貰っているか、水草が豊富な箇所を
ガチョウ自身が見つけて過ごしている様子が想像できました。

当初、送信されてくる画像は高い堀の中に閉じ込められているイメージがありましたが、
地図を拝見すると水路はとても長く、移動もスムーズなのではと思いました。
そのような環境にいるガチョウを保護するには、あひるネットワークや投稿者さん側で
幾ら人員を集めて簡単に保護できる環境ではなく。危険です。

ガチョウの新しい飼い主さん候補の方が現れ、保護をするにあたっては
川を所有している行政への相談が必要と判断。


<あひるネットワークで現地調査:12月5日 会員:ぐあさん(野外でのアヒル保護経験者)>
ガチョウがいたであろう場所です。
画像をアップにして診ましたが、白いのが
ガチョウの羽なのか、ビニール袋等の
ゴミなのかは分かりません
写真には写っていませんが、
左が富士中学校。右が集合マンション。

奥の方に行きますと道路の地下の
下水道になっています。
休む所もない。真っ暗な下水道を数百メートル
移動するとは思えません。
下流に移動した所の写真です。
右側に流れるのがガチョウのいた所。
左側に流れるのが北方向
(今回は行きませんでした。)
下に流れるのは水門方向です。
地図でも分かるように行動範囲が広く
見つけるだけでも困難です。
水門の写真です。
水門は空いており、北にも南にも行けます。
子ガモが20羽程度、生息していました。
他にはカラス、白鷺を見かけた程度です。
水路の水中には鯉らしい姿も見つけました。
水路をカラスや白鷺が歩く姿から水深は浅く、
ガチョウを遺棄するとなると、この場所しか
考えられません。
水路に直接投げようとすると、水深が
低く生きてはいないでしょう。
水門に行くまでにあったものです。
用途は分かりませんが、水深が浅くなれば、
行動するのも大変です。
結果としましては、ガチョウは見つけることができませんでした。
分岐点の左側にいたかもしれませんが、写真の様な水路の環境が続きますので、
保護自体無理なのではないかと思います。
梯子が何カ所かありましたが、命綱なしでは無理ですし、仮にあったとしても、
ガチョウに逃げられるのが推測できます。            (12/5  ぐあ)

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ガチョウが弱って動けなくなってからの保護では、ガチョウが助かる可能性も低くなるので
元気なうちに新しい環境へ移動させてあげたいという気持ちでいますが、
あひるネットワークでは今現在のガチョウ保護は難しいと判断しました。


投稿者さんより、過去に出羽堀への捨て犬や猫を市の環境課に連絡して保護して
もらったことがとの報告がありますので、行政が保護された後、
あひるネットワークで呼びかけていたガチョウの新しい飼い主さんに
引き渡す方向で動いていきたいと思います。


※その後、ガチョウの姿が確認できなくなり、投稿者の方からも見つからないとの
連絡を受けています。
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