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医心方

一 至理
  1. 素女経
    黄帝が素女に問うた、私の神気は弱まって調和を欠き、心には悲しみがあって何時もびくびくしている
    これはどうしたらいいのか、と
    素女は答えた、すべて男の衰弱は性行為の過誤からくるのです
    女が男に勝るのは、水が火に勝るのと同じこと
    性交渉に熟達した人とは、美味しいスープを作るため五味をどう調合するか心得ている腕のいい料理人のようなもの
    陰陽の術を知る人は五楽を混成することが出来るが、その術を知らぬ人は性行為の喜びを真から味わうこともなく、
    命を全うしません
    これは避けねばならないことではありますまいか
    なお素女がいった、釆女は「道」の術の知識が深いので、王が彭祖のところへ永生に到る法を聞かせにやりました
    彭祖の曰く、男は己の精液を節約して神気を養うことによって、また食養生と種々の服薬によって長寿を得る
    しかし性交の方法を知らなければ、食も薬も役に立たない
    男女の合一は天と地が合うのと同じ
    天と地の永続は、それが正しく結合しているためである
    しかし人間はこの極意を失ったためだんだん寿命が短縮している
    もし人間が力の衰退を止め、陰陽の術によって病気を防ぐことを覚えるならば、彼は永生を得るであろう
    釆女は二回礼をして問うた、この術の要諦をお聞かせ下さいませ、と
    彭祖曰く、この術を知ることはまことに易しいが、人は実行することができない
    さて、王は帝国の機密を統べておられるので「道」の行法に通じておられなければならぬ
    彼の義務の一半は後宮にあるので、性的交渉の方法を御承知でなくてはならぬ
    この方法の原理は、若い女と度々交わること、但しごく希にしか射精せぬことである
    この法は人の体を軽くし、あらゆる病を除く
  2. 素女経
    漢の皇婿巫子都(巫炎)は百三十[八]歳になっていた
    武帝が渭水のほとりに狩りした折、巫子都の頭上一尋余りのところに輝く円光を認めた
    不思議に思った帝は東方朔に問うた
    東方朔曰く、この人物の生命の精気は天と通じています
    彼は性交の術を心得ているのです、と
    そこで帝は随員を去らせ、秘かに巫子都にそれを尋ねた
    巫子都が言うには、陰陽の事は房内の秘事、帝の僕である私もこれについて語ることは許されません
    この術を実践できる者は数少なく、それを漏らすことは敢て致しません
    私は六十五歳の時この術を陵陽先生から授かり、七十二年間実行してきました
    寿命を延べようと努める者は生命の源泉を求めなくてはなりません
    若しただ女の美色のみを追って己れに精を洩らすことを強いるなら、彼の血管は傷み百病が頭をもたげてきます、と
  3. 玉房指要
    彭祖曰く、黄帝は二千人の女と交わり、それによって仙人となった
    常人は女一人持つだけでも破滅するに足りる
    性交の奥義を知るものとそれを知らぬものの間に大差がないはずがあろうか
    この術を知るものはただ交わる女の頭数が充分に揃わないことを悩むのみである
    この女たちは美しく魅力的であることを要しない
    若くて子を産んだことがなく、肉づきがよいものを求めるがよい
    もし七、八人の女と交わるならば益するところが多い
  4. 素女経
    黄帝が素女に問うた、もし性的交渉をすっかり控えようと決心するとしたらどうか
    素女が答えて曰く、それはいけません
    天と地に開と閉があり、陰陽は互いに生成発展します
    人間は陰陽に象られており、四季の継続を形象化しています
    若し性交を断とうと決めれば、陰陽の交代が停止するので、その人の神気が生み出されません
    それでどうして生命の精気が補給されましょう
    性行為を度々行なうなかで精気を混成し新陳代謝を行なうことが己れを益するやり方です
    若し玉茎が働かなく成れば男は死にます
    併しその働きは制御され導かれねばなりません
    若し精を洩らさずに交わるのはどうするのかを知れば、その時、精は「還る」のです
    組織系統に利益するため精を「還す」、それが生の奥義です
二 養陽
  1. 玉房秘決
    青牛道士曰く、男が交わる相手の女をいつも取り替えるなら、利益は大である
    一夜に十人以上の女と交わることが出来れば最もよい
    若しいつも同じ一人の女と交わっていると彼女の精気は次第に弱まり、とどのつまり男に利益をもたらすに
    相応しい状態でなくなる、それに女自体も衰弱する
三 養陰
四 和志
  1. 素女経
    黄帝曰く、「今強いて交接せんとするに玉茎不起、面慙ぢ意羞ぢ汗珠子の如し、心情貪欲、強いて手を以て助く」、
    そんな時どうしたらよいのか教えられたい
    素女曰く、陛下のお尋ねは誰しもの悩みです
    人が交わろうとする時はふむべき手順があるのです
    何よりまず男は自分の気分を女の気分と調和させること、そうすれば玉茎は起ちます、などなど
  2. 玉房指要
    道人劉京曰く、女と交わろうとする時、男は常に女の気分を自分のと調和させ感応する気持になるように、
    優しい戯れを長々と行なわなければならない
    こうして相当長く戯れた後に男は実際の性的結合に入ることができる
    [弱ければ之を内れ堅強なれば急退、進退の間疏遅ならしむるを欲す]
    激しく動いてはならぬ
    五臓が混乱し血液循環が損なわれ、そのため百病に感染しやすくなる
    交接中に射精してはならない
    一度も射出しないで一夜に何十回と交接できれば彼の病はすべて癒され、寿命は日に日に延びるであろう
  3. 玄女経
    黄帝曰く、男が女と交わろうとすると、時おり女が楽しくなくて気持ちが高まらず、
    [其液不出、玉茎不強、小にして不勢]、何故そうなるのか、と
    玄女が答えた、陰陽は互いに影響をうけあいます
    ですから、陽が陰を得なければ悲しく、陰が陽を得なければ活気が出ません
    若し男が交接を欲して女が喜んで同意せず、或は女が交接を欲して男が彼女を求めないなら、
    二人の心がまだ和合せず、二人の精気がまだ高まっていないことを示します
五 臨御
六 五常
七 五徴
  1. 玉房秘決
    黄帝曰く、女がオルガスムに近いことはどうして分かるか、と
    素女曰く、行為中の女に五徴と五欲があり、亦十種類の体の動きがあります
    五徴とは次のとおりです
    一、女の顔が紅潮したら、男は徐々に近づいてよい
    二、[乳堅鼻汗、則ち徐々に内る]
    三、[嗌乾き唾を咽めば、則ち徐々に揺する]
    四、[陰滑らかなれば、則ち徐々に深くす]
    五、[尻に液伝えば、則ち徐々に引く]
八 五欲
  1. 玉房秘決
    素女曰く、五欲によって女の反応がわかります
    一、若し女の心が結合を望むなら呼吸が不規則になります
    二、若し女陰が結合を望むなら鼻孔が張り口が開きます
    三、若し女の精気が掻きたてられようとするなら、体を上下に揺すります
    四、[心満を欲すれば則ち汗流れ衣裳湿おう]
    五、女がオルガスムに達しようとする時は体を延ばして目を閉じます
九 十動
  1. 玉房秘決
    女体の十の身振りのしるしは以下の通り
    一、[両手に人を抱くは、体合い付き陰合い当るを欲するなり]
    二、[其両股(もも)伸ばすは其上方を切磨するなり]
    三、[張腹は洩せんとするなり]
    四、[尻動くは快善なり]
    五、[両脚を挙げ人を拘(から)むは深を欲するなり]
    六、[其両股を交わすは内痒淫淫なり]
    七、[側揺するは深切左右を欲するなり]
    八、[身を挙げて人に迫るは淫楽甚なり]
    九、[身を縦に布べるは支体快なり]
    十、[陰液滑らかなるは精己に洩れたるなり]
    これらの徴候から女がオルガスムに達したことがわかる
十 男根の四状
  1. 玄女経
    黄帝曰く、[意は交接を貧すれど茎不起、強いて用うべけんや]
    玄女曰く、いけません、もし交接の欲求を感じたら、男は己れの男根に注意を向けるべきです
    男根が次の四状態を経てはじめて女の九気を引き起こすことが出来るのです
    黄帝曰く、その四状態とは何か、と
    玄女曰く、[玉茎怒らざるは和気至らず、怒りて大ならざるは肌気至らず、大にして堅ならざるは骨気至らず、
    堅にして熱からざるは神気いたらず、故に怒は精の明、大は精の関、堅は精の戸、熱は精の門]
    若しこの四気が正しく統制されるなら輸精管の口がその時を待たずに開くことはなく、
    精液を浪費しないですみます
十一 女の九気
  1. 玄女経
    黄帝曰く、それはよろしい、さて、女の九気はどうしたらわかるのか
    玄女曰く、九気は以下の徴候でわかります
    女が大きく呼吸し唾液を呑むのは、肺の気が喚起されたのです
    男に向かって愛を囁き口づけし始めるのは心臓の気が喚起されたのです
    両腕で男を抱きしめるのは脾臓の気が喚起されたのです
    [陰門滑沢なるは腎気の来至るなり、慇懃に人をかむは骨気の来至るなり、足に人を拘むは筋気の来至る
    なり、玉茎を撫弄するは血気来至るなり、男乳を持弄するは肉気の来至るなり]
十二 九法
  1. 玄女経
    玄女曰く、九法の
    一は[転回する龍]といいます
    [女をして正しく偃臥し上向かしめ、男その上に伏して股牀に隠る
    女其陰を攀じ、以て玉茎を受る
    其穀実を刺し、又その上を攻め、疏緩動揺、八浅二深、死往し生返し勢強く且つ強ければ、
    女則ち煩悦してその楽しむは倡の如く、自ら閉固に到り百病消亡す]
    二は虎歩
    [女をして俯俛し尻仰ぎ首伏せしめ、男その後に跪きて其腹を抱く
    乃ち玉茎を内れその中極を刺し、務めて深密ならしめ進退あい薄(せま)り、五八之数を行なえば其度自ら得る
    女陰閉張し精液外溢す]
    終ったら休みなさい、この法は百病を防ぎ男に益々活力を与えます
    三は猿搏
    [女をして偃臥せしめ、男その股を擔ぎ、膝やがて胸を過ぎ、尻背倶に挙がる
    乃ち玉茎を内れて其臭鼠を刺せば、女また動揺し精液雨の如し
    男深く之を案ずれば、極めて壮かつ怒]
    女がオルガスムを感じたらすぐやめます、この法を行なえば百病は自ずと癒えます
    四は蝉附
    [女をして伏臥し其軀を直伸せしむ
    男その後に伏して深く玉茎を内れ、少しく其尻を挙げ以て其赤珠を扣ち、六九之数を行なえば、
    女煩りに精流れ陰のうち動き急しく、外に開舒を為す]
    女がオルガスムを感じたらすぐやめます、この法は七種の痛みを治します
    五は亀騰
    [女をして正臥しその両膝を屈せしむ、男乃ち其足を推して乳に至り、
    深く玉茎を内れて嬰女を刺す
    深浅度を以てし其実に中たらしむれば、女則ち感悦して軀自ら揺挙し、精液溢し、乃ち深く内を極む]
    女がオルガスムに達してはじめてやめます
    この法によれば精液は節約でき、力は百倍します
    六は鳳翔
    [女をして正臥し自ら其脚を挙げしむ、男その股間に跪き、両手は席に據り、
    深く玉茎を内れ其昆石を刺す、堅熱を内に牽き、女をして動作せしめ三八之数を行う
    尻急しくあい薄れば、女陰開舒し自ら精液を吐く]
    女がオルガスムを感じたらやめます、この法は百病を癒します
    七は兎吮毫
    [男正しく反臥し脚を直伸す、女その上に跨し膝は外辺に在り、女頭を背け足に向い、
    席に據りて俛頭し、乃ち玉茎を内れて其琴絃を刺せば、女快にして精液流出すること泉の如く、
    欣喜和楽、その神形を動かす]
    女がオルガスムを感じたらやめます、こうすれば百病は生じません
    八は魚接鱗
    [男正しく偃臥し、女その上に跨して両股を前に向け、安んじて徐かに之を内れ、微かに入れば便ち止む
    纔(わず)かに授けて深くする勿(な)く、兒(こ)に乳含ませるが如く、女をして独り揺らしめ務めて持久せしめ、
    女快なれば男退く]
    この結合法は長引かせるべきです
    女がついにオルガスムに達したら男は退かなければいけません、この法はあらゆる鬱血を治します
    九は鶴交頸
    [男正しく箕座し、女その股に跨し手に男頸を抱き、玉茎を内れて麥歯を刺し、務めて其実に中つ
    男女の尻を抱きてその揺拳を助くれば、女自ら快を感じ、精液流溢す]
    女がオルガスムを感じたら直ぐ止めます、この法で七種の痛みが自ずと癒えます
十三 卅法
十四 九状
十五 六勢
十六 八益
  1. 玉房秘決
    素女曰く、性交には七損と八益があります、八益とは次の通り
    一、固精(精液の濃縮)
    [女をして側臥張股せしめ、男其の中に側臥し、二九の数を行ない、数えおわりて止む]
    この法は男の精を濃縮し同時に女の出血を癒す、日に二回ずつ十五日間行なうとよろしい
    二、安気(神気を休ませる)
    [女をして正臥し、高枕して両股(もも)を伸長せしむ、男その股間に跪きて之を刺し、三九の数を行い、
    数えおわりて止む]
    この法は人の精神を休ませると同じに女陰の冷えを癒す、日に三回ずつ二十日間行なうがよい
    三、利蔵(内臓に益する)
    [女をして側臥しその両股を屈せしめ、男横臥し却(しりぞ)きて之を刺し、四九の数を行ない、
    数えおわりて止む]
    上と同じ効があり、日に四回を二十日続けます
    四、強骨(骨の強化)
    [女をして側臥し、左膝を屈しその右股(もも)を伸べしめ、男伏して之を刺し、五九の数を行ない、
    数えおわりて止む]
    関節の調和をはかると同時に女の閉血を治す、日に五回行なって十日続けます
    五、調脈(血液循環の調和)
    [女をして側臥し、その右膝を屈しその左股(もも)を伸べしむ、男地に據(よ)りて之を刺し、
    六九の数を行ない、数えおわりて止む]
    血液の循環を促進し女陰痛を癒す、日に六回行なって二十日続けること
    六、畜血(増血)
    [男正しく偃臥し、女をして尻を載せ其上に跪かしむ、極めて之を内れ、
    女をして七九の数を行なわしめ、数えおわりて止む]
    力を強めると同時に女の月経不順を治す、日に七回行なって十日続けること
    七、益液(体液に益する)
    [女人をして正しく伏し、後を挙げしめ、男上にて往き、八九の数を行ない、数えおわりて止む]
    この法は骨髄を増強します
    八、道体(全身の調整)
    [女をして正臥し、その股(もも)を屈し、足は尻の下に迫め、男股(もも)を以て脅み之を刺し、
    九九の数を行ない、数えおわりて止む]
    この法は骨を強くし、女陰の悪臭を治します、日に九回ずつ九日間行なうこと
十七 七損
  1. 玉房秘決
    六番目の病気とは器官の障害である
    この慢性疾患は男が性交を過ごし規則的な媾合を守れない場合に起る
    交接中に再三にわたって正しいリズムを踏外すと精気が枯れてしまう
    彼は無理して射出せねばならず、ついには精液が尽きてももう出なくなってしまう
    その結果百病が生じる、彼は疲労して目が霞む、これは以下の法によって治すことが出来る
    [男をして正臥せしめ、女其上に跨し、前伏して席に據る女をして、玉茎をいれ相揺せしめ、精出でて止む]
    男は射精してはならない、この法を日に九回ずつ行なえば十日のうちに治癒する
十八 還精
  1. 玉房秘決
    采女が問うた、性行為の快楽は射精にあります、
    若し己れを抑えて放出しないならどうしてこれを快楽とできるでしょう
    彭祖は答えた、確かに射精の後では体はけだるく耳鳴りがし、目は重く眠たくて喉が渇き節々がゆるむ
    ほんの暫しの悦びは感じるものの、ほんとに愉快な気分ではない、
    これに反して若し射出しないで性行為を行なうならば、彼の生命の精気は強化され、体は軽快で耳も目もよく利く
    男が自分の熱情を抑えても、彼の女への愛情は増す、まるで彼女に飽き足りることが無いようである
    どうしてこれが楽しく無いことがあろうか
    俣、黄帝曰く、射精せずに性交を行なうことの利点をお聞きしたい、と
    素女曰く、精を洩らすことなく一度行なえば彼の精気は強まるでしょう、若し二度すれば耳と目が聡くなります、
    三度行なえば病患が消えます、四度で魂が安らぎ、五度で血液循環が改善され、六度で腰が強くなります、
    七度行なえば尻と股が力強さを増し、八度で体がつやつやし、九度で長寿を得、十度で仙人のように成ります
  2. 玉房指要
    一度も射精せずに日に数十回の性交を行なうことの出来る人は、それによって自分の病気を何でも治し、
    長生きすることが出来ます、その行為が何人もの女達を相手に行なわれるならば利益が増します
    一夜に十人以上の女と性行為を行なうのが最もよろしい
    亦、仙経に曰く、脳を補強するため精液を還す法とは次の通り
    性交中射精が起ると感じたら直ちに左手の第二指第三指で陰嚢と肛門のあいだのつぼをしっかり抑え、
    同時に息を深く吸いながら数十回歯軋りをする、息を止めてはいけない、
    すると精液は活性化されるが射出に至らず、玉茎から還って脳に入る
    この法は呂仙人が教えたものだが、この秘密をみだりに他に伝えぬよう彼は弟子たちに血を以て誓わせた
    さもないとその資格の無い人々の体に害を及ぼすからである
十九 施写
  1. 玉房秘決
    黄帝が素女に向かって曰く、
    正しい道は射精することではなく精液を惜しむことだ、さて、子を得るには精液をどう放出すればよいのか
    素女曰く、
    強弱、老若のよって違います、誰もが己れの精気に合わせて射出を調節しなければなりません
    決して無理に射精しては為りません、無理にオルガスムに達しようとすれば必ず身体を害します
    ですから、
    十五歳の頑強な男は日に二回射精して良く、痩せた人は日に一回、二十歳の男も同様です
    頑強な三十男は一日に一回射出して良く、弱々しい男は二日に一回
    四十歳の強者は三日に一回射出し、弱者は四日に一回
    五十歳の強者は五日に一回、弱者は十日に一回射精して良い
    六十歳の強者は十日に一回、弱者は二十日に一回射精して良い
    七十歳の強者は月に一回射精して良いが、弱者はその年配ではもう射精すべきではない
  2. 養生要集
    道人劉京曰く、春には三日に一回射精して良く、夏と秋には月に二回である
    冬は精液を惜しんで全く洩らさぬようにすべきである
    実際天之道は、冬の間は陽の精気を蓄えることになっている
    若しこれに倣うことが出来れば長寿を全うすることができよう
    冬季の射精一回は、春の射精一回より百倍も大きい
二十 治傷
  1. 玉房秘決
    性交では精液を最も貴重なものと診なくてはならない
    それを節することにより男は他ならぬ己れの生命を守る
    毎回射精の後には女の精気を吸収することにより精液の損失を償うべきである
    九回の動作のあとで九倍休むこと、或はまた男根の根元のつぼを左手で抑えて射精を防ぐこと
    そうすれば精液は還って身体に益する
    九浅と一深の突きを交互に行なうことによって女の精気が吸収される
    口を「敵」の口にかぶせて彼女の息を吸い唾液を吸う
    嚥下するとそれは胃に降り、そこで陰の精気を陽の精気に変える
    これを三度行なったら俣浅い突き九回と深い押し一回を交互に加え、八十一、則ち陽の数を完結する
    九の二乗に達するまで行なうべきである
二十一 求子
二十二 好女
  1. 玉房秘決
    交わる相手には、乳房がまだ発達せず肉づきのよい若い女を選ぶべきである
    髪は絹のように細く、黒眼と白眼がくっきり分かれた小さい目をしていることが必要である
    顔も体もなめらかで、和やかな声音で語る、節々は肉で包まれ、骨組みがごつくない
    陰部と腋の毛は無いか、有っても細くなめらかで無くてはいけない
  2. 太清経
    黄帝曰く、性交を行なうに相応しい女はどのような外形で見分けるか、と
    素女曰く、相応しい女とは生まれつき優しく素直で物腰穏かです、髪は絹糸のようで黒く、柔肌で骨は細い
    丈は高過ぎず低過ぎず、太り過ぎず痩せ過ぎず
    [鑿孔は高きに居り陰上無毛精液多き者]
    年齢は二十五から三十の間の未産婦であるべきである
    [交接の時、精液流漾し身体動揺し自ら定むる能わず、汗四通に流れ人に随いて挙止す]
    男自身が性交の正法を知らなくても、このような性質を備えた女なら男に害となることはない
二十三 悪女
  1. 玉房秘決
    性交の相手として適さない女を見分ける標識は次の通り
    蓬髪ときめの粗い顔、長い首にとび出た咽喉仏、不揃いな歯に男の様な声、
    口は大きく鼻は長く、血走り或は濁った眼、上唇や頬に鬚のような長い毛があり、
    大きくごつごつした骨組に、髪は赤茶け肉付き少なく、陰毛が長く硬い
    そういう女は害を成す、こんな女との交わりは男の健康と活力を奪う
    粗い肌をした女、酷く痩せた女、下層階級の男を好む女、男のような声の女、四十歳以上の女、
    心臓と腹の調子が良くない女、髪が逆立っている女、体のいつも冷たい女、骨が強く固い女、
    縮髪、咽喉仏の飛び出た女、腋臭のある女、淫水過多の女とは交わってはならない
  2. 太清経
    女の性質を判定するには陰部と腋の毛によく注意するがよい
    これらが柔らかく艶やかでなくてはならない、若しこれが逆立って生えるか、腕、脛に粗い毛のある女は男を害する
    こういう女との一度の媾合は一度の交わりに比べて百倍も有害である
二十四 禁忌
二十五 断鬼交
  1. 玉房秘決
    采女が問うた、鬼交はどうして起るのでしょうか
    彭祖が答えた、不安定な性生活を送っていると性欲が増大する、悪魔邪鬼がこの状況に乗ずる
    彼らは人の姿に化けてそういう者たちと交わる、彼らはこの技に人間よりずっと長けているから、
    彼らの犠牲者は幽霊の愛人に夢中になり、その関係を秘め隠してその悦びを人に語りもせず、
    とどのつまりは誰にも気づかれること無く独り死ぬ
    鬼交の後遺症は以下のようにすれば治すことが出来る
    [但だ女をして男と交わらしめ、男は精を写すこと勿く、昼夜息うこと勿れ]
    そうすれば七日のうちに治癒する
    [若し身体疲労して独り御する能わざれば但だ深く按じて動く勿きも亦善し]
    ここに指示したとおりにしなければ、犠牲者は数年以内に死ぬであろう
    若し鬼交の存在を確かめたいなら、春か秋に山奥の沼沢地へ独りで行くがよい
    そこでじっと静かにして虚空を見つめ性交のことに思いを凝らしなさい
    三日三晩たつと俄かに体が冷たくなったり熱くなったりを繰返し、心が騒いで目が霞んでくる
    そしてこの実験をしている男は女を、女は男を見る
    その夢魔と交わる時は普通の人間と交わったのよりずっと深い悦びを感じるであろう、が、
    同時に癒し難いこの病に執り憑かれるのである
(以上のテキストは西暦初頭の七世紀間に存在した古代中国の比較的主要な性の手引書と関連文献の主要な実例を提示する)
(参考: )
モンゴロイドの女は他の種族に比べ一般に陰核の発達が少ない、それで中国人は大きな陰核を嫌悪すべきものとし、
その身体的特徴を疑いの目でみた
[これらの女の陰核は月と同じく、陰茎が近づく程度に応じて満ちてくる、このため、この種の女は
女と交接しないと死んで行く、交接が終ると、月が欠けるのと同じように陰核が欠け出して、
荒涼とした状態になる、そうなると、女は男と交接しなければ生きることが出来ない]
二週間ごとに男と女に生り、非常に淫らな性向を持つ、と信じていた

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