耳うどん
仙波ジンギスカン館佐野市 野村屋本店佐野市 大橋町野村屋

「耳うどん」とは葛生町の仙波・牧・小屋などの地区に伝わる正月用の郷土料理で、4cm×6cmほどに四角く切ったうどんの生地を「耳」の形に折って茹で、野菜や肉の入った汁に入れた料理。この「耳」を鬼の耳に見立て、正月に食べると1年間他人の悪口が聞こえなくなって、近所付合いが円満になると言われている。
かなり地味な郷土料理なので、たぶん葛生・田沼・佐野辺りの人くらいしか知らないと思うけど、要するに、餅の代わりにうどんの生地で作ったパスタを入れたちょっと変わった雑煮です。今回、耳うどん発祥の地の葛生町仙波にあるジンギスカン館と、佐野市にある蕎麦屋で耳うどんがメニューにある野村屋で耳うどんを食べてみた。

仙波ジンギスカン館・耳うどん
耳うどん発祥の地である葛生町仙波地区にある「仙波ジンギスカン館」という施設で、名前の通りメインはラム肉のジンギスカン。「仙波そば・高齢者センター」の200mほど南にある。ここの耳うどん(500円)はダシの利いていない薄味の汁で、残念ながら決して美味しくない。料理の下手な主婦が一生懸命作ってみましたという感じの素朴で侘しい味わいが家庭的であるとも言えなくないが、ここで美味しいのはあくまでもジンギスカンということで、美味しい耳うどんは下記の佐野市の野村屋で食べることをお勧めします。
「仙波そば・高齢者センター」の少し手前にある ジンギスカン館の建物
メニュー・メインは800円のジンギスカン肉 ほとんどの人はジンギスカンを食べに来ている
耳うどん・500円・苦言を言うがここのはイマイチ 生地を「耳」のように折っているので「耳うどん」という

佐野市 野村屋本店・耳うどん
佐野市旧市街の県道岩舟桐生線(旧国道50号線)沿いにある老舗の蕎麦屋さんの野村屋本店では、年間を通して耳うどんを食べることができる。具材は長ねぎ・にんじん・椎茸・鶏肉・わかめ・伊達巻・蒲鉾・カニ蒲・鳴門と、耳うどん。「耳うどん」とは、「うどん」というよりも「餅」の代わりに「耳」を入れた「雑煮」だということがよく解る、文句なく美味い一品。
佐野市・野村屋本店・ここの耳うどんは美味しい 店舗裏の駐車場にある看板
耳うどん・700円・もともとは雑煮と同じ正月料理 上手く「耳」みたいに生地を折ってある

佐野市 大橋町野村屋・耳うどん
たぶん上記の野村屋の分店。生地の折り方やスープの味、具材の構成などが本店とは微妙に異なる。
大橋町にある野村屋・たぶん分店 耳うどん740円(内税)・ややあっさり目

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