芋ようかんの作り方
明治30年代前半、浅草の芋問屋で、くず芋の処理に頭を悩ませていた和助さんが、どうにかくず芋を活用できないものかと和菓子職人の定吉さんに相談して、2人で研究して開発したというのが、芋ようかんの始まり。船橋出身だった定吉さんは、「舟定」という屋号で、初め浅草に芋ようかんの店を出したが、易者に見てもらったところ引っ越しを勧められ、足利に移転した。足利の舟定が芋ようかんの元祖と言われているのは、そういうわけ。また、和助さんが「舟定」の舟と和助の和を屋号として暖簾を分けたのが、有名な浅草の「舟和」なのだとか。久々に家でサツマイモを栽培したら規格外にでかい巨大芋がゴロゴロ穫れてしまい、どうしようかと頭をひねっていたところ、芋ようかんのエピソードを急に思い出したので、巨大芋処理に芋ようかんを作ってみた。作り方は意外と簡単で、非常に美味しい芋ようかん作りに成功した。
家の畑で栽培したサツマイモ(紅あずま) 処理に困るような大物も採れちゃうわけです

芋ようかんの作り方
芋ようかんの銘店、舟定・舟和と同じく、材料は芋と砂糖と塩のみで、寒天は使わない。スーパー等で売っている固くてパサついた食感の一般的な市販品と比べると、下記レシピで作った自家製芋ようかんは、しっとりとした柔らかな口当たりで、食べやすくて非常に美味しい。悪く言えば固まりが弱くて脆いのだが、よそに土産に持って行くわけでないので、柔らかいのは全く問題でない。自宅で食べる分には、むしろ舟●よりも美味しいのでは?と勘違いするくらいの出来映えで、自己満足にどっぷりと浸ることが出来た。

材料
サツマイモ・・・1s
砂糖・・・100g
塩・・・ひとつまみ

@サツマイモの皮をむいて2pくらいの厚さに切り、たっぷりの水に約1時間ほどさらしてアク抜きする。
A蒸し器で蒸す。
B蒸し上がったら熱いうちにマッシャーで突きつぶし、更にステンレスのザル等を使って裏ごしする。
C裏ごししたサツマイモに砂糖と塩を加え、鍋底を焦がさないようにしゃもじでかき混ぜながら弱火にかける。
D砂糖が溶けてねっとりしてきたら火を止め、熱いうちに型に詰めて押し固める。
E粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。冷えたら型から取り出し、食べやすい大きさに切り分けて完成。
たっぷりの水に1時間さらしてアク抜きする 蒸し器で蒸かす
竹串を刺して蒸し上がりを確認 ポテトマッシャーでイモを突きつぶす
ステンレスのザルを使って更に裏ごし 裏ごししたサツマイモ
砂糖と塩を加え、焦がさないように弱火で練りあげる 熱いうちに型に詰めて押し固める
粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす 完成・しっとりと柔らかな口当たりでお茶請けに最高

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