ギンナン(銀杏)
中身を取り出して調理する電子レンジでの簡単調理薄皮のむき方と保存方法

晩秋になるとお寺や神社の境内、公園などでは黄色く紅葉したイチョウの木の下に、腐って萎れたサクランボのようなギンナンの果実がウンコそのものの臭いを発散して大量に落ちている。ギンナンのくさい果肉を取り除くのはけっこう大変で、食べる際に種の殻を割って中身を取り出すのもまたひと苦労なのだが、手間が掛かる分なおさら美味しく感じるというもの。果肉を取り除く際は非常にカブレやすいので必ずゴム手袋をして、果肉が皮膚に触れないようにくれぐれも注意が必要。
漢方では古来よりせき止めや、膀胱の括約筋を強くする効果から夜尿症・頻尿の改善に使われていて、 良質のタンパク質はコレステロールを減らし、滋養強壮にも効果があるなど様々な薬効がある一方で、ギンナンには神経に働くビタミンB6の作用を妨げる中毒物質が含まれていて、食べ過ぎると痙攣などの中毒が起きることがある。大人は肝臓に解毒する酵素を持っているが、幼児は解毒能力が発達していないため中毒になりやすいので特に要注意。治療は、ビタミンB6の注射により数時間で症状は消えるとのことだが、美味しいからと調子に乗って食べ過ぎないことが何よりです。
晩秋・黄色く色づいたイチョウ ギンナンの実
うんこくさいしなびたサクサンボみたいな果実 けっこう拾えた
苦心して果実を取り除いて天日干し この状態にするまでが実に大変

中身を取り出して調理する
今まで長年、小さい金槌で軽く叩いてカラを割って中身を取り出していたのだが、ギンナンについてネットで検索していたら「ギンナン割り器」というギンナン割り専用のペンチのような道具があるらしいことが判明した。来シーズンまでには是非とも入手せねば。
ギンナンを炒る場合、殻にヒビを入れて殻ごとフライパンで炒ってから中身を取り出して食べる方法と、中身を取り出してから炒る方法とがあるが、中身を取り出して炒った方が表面が焼けて香ばしいので、個人的には好みです。薄皮は茹でると簡単に取ることが出来るのだが、炒った際は気にせず一緒に食べるか、食べる時に指先で軽く揉んで取り除く。
小さい金槌でカラを割って中身を取り出す フライパンで炒って塩を振って出来上がり

ぎんなん割り器
2004−2005シーズンにギンナン割り器を導入。専用の道具だけあって、さすがに割り易い。
・・・のだが、2006年シーズン途中でガタが来て内蔵のバネが外れてしまい、分解不能なので修理もできず、非常に使いにくくなってしまった。やっぱりプラスチック部品が多い製品はダメポ。
ホームセンターの調理用品コーナーで1239円で購入 ちょっとコツが解れば実に簡単。パカッとカラが割れる

ぎんなん割り器・2号
上記のぎんなん割りが僅か1シーズン半でセミリタイアの憂き目となり、1239円の投資に全く見合わなかったとガッカリしていたところ、捨てる神あれば拾う神あり? リサイクルショップで、ぎんなん割りの未使用品がなんと驚愕の200円で売っているのを発見し、渡りに舟と即購入した。ネットで調べたら、ヤフーストアで1570円の商品の型番遅れらしい。現行型は握りに赤いゴムの滑り止めが被せてあるが、私はゴムはない方が格好いいのでノープロブレム。
リサイクルショップで未使用品を驚きの200円で購入 バッチグーの使い心地

電子レンジでの簡単調理方法
紙の封筒に殻付きのギンナンと塩適量を入れ、封筒の口を折り畳んで電子レンジで回す。ギンナンの殻がパンパンと弾ける音がしたらレンジを止め、封筒をシャカシャカ振って塩と馴染ませて出来上がり。ギンナンの中身が爆発してデロデロになっていたり、食感がネチョネチョしていたりしてやや難有りなのだが、時間がない時などはこの調理方法でも充分イケる。
カラがついたまま紙封筒に入れて電子レンジで回す 封筒をシャカシャカ振って塩をまぶして出来上がり

ぎんなんの薄皮のむき方と保存方法
ぎんなんは殻付きのまま置いておくと、中の実がどんどん萎んでシワシワになり、春頃になると汁が滲んで案外早く傷んでしまいます。使い切れない分は、プリプリと実に張り艶があるうちに冷凍保存するのがベターです。

@ひたひたくらいの水に塩を軽くひとつまみ入れて沸騰させる。殻をむいたぎんなんの実を入れ、おたまの背でコロコロ転がしながら薄皮をむき、透きとおってくるまで数分間茹でる。(1割くらいは非常にしぶとい皮があるので、おたまで薄皮を全部むくことは出来ません)
A水を入れたボールに上げ、取り切れなかった薄皮を手で剥く。
B1回で使い切る分量を小分けにしてラップで包み、フリーザーパックに詰めて冷凍保存する。

おたまの背で転がして薄皮をむきながら茹でる 水に取り、おたまで取れなかった薄皮を手でむく
1回分ずつ小分けにしてラップで包む さらにフリーザーパックに入れて冷凍保存する

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