行田市と熊谷市周辺にのみ分布する幻のローカルフード。フライと言ってもエビフライやカキフライ、もしくはアジフライやイモフライのようなパン粉をまぶして油で揚げる所謂フライとは全く異なり、緩く溶いた小麦粉に刻んだ長ネギと豚肉少々くらいの具を入れて薄く焼いたお好み焼きの出来そこない(失礼)のような極めて素朴な食べ物。もともとは農家のおやつだったものが、行田の足袋産業が隆盛を極めていた当時、女工さんのおやつとして好まれ、販売する店が増えて定着したとのこと。漢字で「富来」と書くらしい。古墳会員(トップページから古墳ムーディーズを参照)で熊谷市出身のM谷によれば、フライはお好み焼きのようにいろいろと具を入れて厚ぼったくしてはダメで、ソースではなく醤油と七味唐辛子をかけて食べるのが通なんだそうな。行田には他にゼリーフライというコロッケの出来そこない(重ね重ね失礼)みたいなこれまたユニークな謎の食品もある。近年、町おこしのために無理矢理仕立てた実体の乏しい「自称・名物」が横行する中で、正真正銘名物と呼ぶにふさわしい極めて特徴のあるローカルフードです。 M谷がフライへの熱い想いを綴ったエッセイを古墳ムーディーズに掲載しているのでぜひ一読してみてください。 |
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フライ やきそば 古沢商店 平成10年に105歳で亡くなったこの店の先代のおばあさんが、大正14年に足袋工場で働く女工さんの夕方の休憩時間のおやつとしてフライを販売したのが行田のフライ屋さんのルーツと言われているとのこと。ルーツにふさわしく実に素朴な味のするフライだった。 |
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| 大正14年に行田で初めてフライを商った老舗 | 雑貨とテーブルが半々の店内 |
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| 厨房にも年季が入ってます | 木製の鍋蓋みたいな道具でギュッとプレスする |
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| 200円のフライ・やや小さ目 | 行田のフライの元祖で平成10年に105歳で亡くなったおばあさん・右は長女の政治資金流用で失脚した土屋前埼玉県知事 |
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フライの店 寺田 |
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| 暖簾がなければ店にはまず見えない激渋の外観 | 店内 |
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| フライ小250円・「小」といってもけっこう大きい | 近くにある忍城(おしじょう)の三階櫓(復元) |
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かねつき堂 |
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| 今回食べ歩いた店で唯一洒落た感じの店舗 | 店内 |
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| 木の鍋蓋状の道具でプレスして薄く焼く | フライ中・280円とゼリーフライ2ケ180円 |
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ゼリーフライ フライとは別の食べ物で、豆腐のおからにつぶしたジャガイモと刻んだ長ネギやニンジンを入れて練り上げ、衣を付けずに、そのまま油で揚げてソースを付けた食べ物。銭形(小判形)なのでゼニフライと言われていたのが訛ってゼリーフライとなったとのこと。ゼリーを揚げてあるわけでも、フライにゼリーが入っているわけでもありません。 |
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| かねつき堂のゼリーフライ | 刻んだ長ネギが入ったコロッケという感じ |
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ときわ肉店 |
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| 普通の街の肉屋さん | ゼリーフライ1ケ50円・安い! |
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| 肉屋さんが隣りの店舗で経営しているフライ屋さん | ときわ肉店のゼリーフライ・中にはネギがたっぷり |
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フライ・焼きそばの店 山下 古墳探訪の折りにたまたま前を通り掛かって立ち寄って以来、計3回立ち寄った。いつも店内は激混みで繁盛していて非常に美味しいのだが、その後いろいろと他の店を食べ歩きしてみた感じでは、この店のフライは、素朴で侘しい味わいの昔ながらのスタンダードなフライとは別の食べ物なのかな?という気もする。 |
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| 地元の人で激混みの人気店 | フライにはうるさい熊谷のM谷(左)と筑豊出身のおのP |
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| 皿からはみ出しているでっかいフライ | 焼きそばがまた美味しい |
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行田市/フライその1・その2 |
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