羽の部位と名称

当サイトでは翼・尾などの特徴的な部分以外の胴体の羽はまとめて「体羽」としています。
また、雨覆については大雨覆と初列雨覆のみを特に示し、それ以外のものはまとめて「雨覆」としています。

翼の羽

風切羽(かざきりばね):翼の骨格に直接付着している大きく丈夫な羽。飛ぶときに最も主要な役割をする。わかりやすい羽が多く、拾って最も嬉しい羽のひとつ。
 初列風切(しょれつかざきり):
   人間でいうと手首から先の部分にはえる羽。羽軸は比較的まっすぐで、外弁と内弁の幅の差が大きい。
   翼の先端に近いほど先がとがってすらりとしている。
   通常は10枚で、胴体に近い方からP1, P2, ・・・P10と数える。
   スズメ目など多くの鳥では最外のP10は退化して小さくなっている。
 次列風切(じれつかざきり):
   人間でいうと肘から手首までの部分にはえる羽。初列風切に比べると羽軸のカーブが大きく、丸っこくて短い。
   初列に比べて外弁の幅が広く、平たい形をしている。
   翼の先端に近い方からS1, S2,・・・S
nと数える。枚数は種によって異なる。
 三列風切(さんれつかざきり):
   翼の付け根近くにはえる羽。風切と胴体の隙間から空気が漏れるのを防ぐ役割があるらしい。
小翼羽(しょうよくう):人間でいうと親指の部分にはえる羽。風切羽に似ている。
雨覆(あまおおい):風切・小翼羽以外の翼の羽で、風切の根元を覆い、翼全体の空気の流れを整えているらしい。
 初列雨覆(しょれつあまおおい):
   初列風切を覆う羽。羽柄が長く、くの字に曲がっている。
 大雨覆(おおあまおおい):
   次列・三列風切を覆う羽。羽柄が短く抜けやすい。 
 中雨覆・小雨覆(ちゅうあまおおい・しょうあまおおい):
   初列・大雨覆を覆う羽。当サイトでは区別せずまとめて「雨覆」としている。
 下雨覆(したあまおおい):
   翼の下面にはえる雨覆。上面と配列はほとんどおなじで、それぞれ名前が付いている。
   当サイトでは区別せず、まとめて「下雨覆」としている。
   羽が薄く、羽弁の外縁が軽く上に巻き上がっているのが特徴。

尾の羽

尾羽(おばね):
   尾の骨に直接付着している大きく丈夫な羽。飛ぶときには飛行姿勢を安定させたり舵・ブレーキの役割をする。
   左右対称にはえており、中央のものはほぼ羽軸に対して対称だが、外側にいくほど外弁と内弁の幅の差が大きくなる。
   平べったい形をしており、地面に置くと地面と平行になる(風切では内弁が上に持ち上がる形になる)。
   特徴的な模様や色を持った羽が多く、拾うととても嬉しい羽。
尾筒(びとう):尾羽を上下から挟み込むようにはえている羽。尾羽を支える役割を持つ。
   背側のものを上尾筒(じょうびとう)、腹側のものを下尾筒(かびとう)と呼ぶ。

体羽(たいう)
   当サイトでは胴体にはえる羽をまとめて体羽としています。
   体羽は断熱材として鳥の体温を保持するとともに、鳥の体を滑らかな流線型に保ち空気抵抗を減らす役割を持ちます。

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