原発に対しての私の考え方

2011年5月11日更新。
急いで書きまとめたものなので、
後日、加筆や修正していく可能性があります。
2011年6月21日少し加筆。
2011年7月12日リンクを追加。
2011年10月11日冒頭の数行を削除、修正。

 

初めに言っておきます。
私の意見は偏っているかもしれません。
でも、偏りたいんです。
これについて、曖昧な立場をとりたくないんです。
私は原発反対です。

私は、福島で原子力発電所が事故を起こすまで、原子力発電について何も知りませんでした。
チェルノブイリの時はまだ幼児でしたし、生まれた時から当たり前のように電気のある生活、
その電気が、どこから、どういう仕組みで供給されているのか、深く考えたことがなかった。
知らない時は、考えないで済んでいた。
知ったら、考えないではいられない、無視できない問題が原発にはありました。
これから、その問題点について綴ろうと思います。

フクシマの事故の以前から原発に反対していた人たちの殆どは、今回のような原発事故がいずれ
日本で起こりうることを予想していました。それが日本のどこで、いつ起きるかという違いだけで、
日本での原発事故は必ず起きるであろうことを、そして、それがどのように起きるのかも、
数十年前から、原発の危険性は叫ばれていました。
地震の多い日本という国で、安全な原発などひとつもありません。
そして、国土が狭く、人口の密集している日本では、
事故が起きた時、人々を充分に避難させることもままなりません。
フクシマの汚染地域にはまだ多くの住民が残っています。

フクシマの原発事故で、地震・津波がどれだけ原発に致命的な打撃を与えるかが明らかになり、
各地の原発で地震・津波対策の見直しが進められています。
ですが、私は、どんな安全対策を行ったとしても、
原子力発電はもう続けるべきではない、と思っています。
なぜなら、安全に運転・停止・冷却ができるとかできないとか、そういうこと以上に、
私が許容できなかった原発の問題点は、
原発を運転した時に必ず発生する「放射線」や「核燃料廃棄物」の処理方法が
ちゃんと確立されていない、という点なのです。


原発の仕組みについて、ちゃんと知っている人はどれだけいるでしょう。
日本のどこにどれだけの数の原発があるか、知らない人も少なくないのではないでしょうか。
私が目にしてこなかっただけかもしれませんが、
テレビや新聞では原発の問題点、危険性について、あまり取り上げません。

政府、電力会社はわけあって原発を推進したがっています。(この理由については後に述べます)
だから政府、電力会社は、国民が原発について正確な事実を知ることを恐れています。
何故なら、事実を知ったら国民が、原発を推進することに対して恐怖や嫌悪感をおぼえてしまうからです。
少数の人たちだけが原発に反対しているだけならば無視できますが、
たくさんの国民が原発反対と言い出すと面倒なことになるからです。
テレビ局などにとって、電力会社は、大金を出してくれる大事なスポンサーですから、
大多数のマスコミは電力会社の方針を支持していて、
スポンサーの不利になるような情報はあまり報道しません。


  原子力発電ってどんなしくみ? http://www.geocities.jp/tobosaku/kouza/sikumi.html 
  原子力発電の原理 http://www.nuketext.org/genri.html 

原子力発電の仕組みは、基本的には火力発電の仕組みと同じ考え方で、
いわば火力発電のボイラーを原子炉に置き換えたものです。
火力は燃料を燃やす時の火の力で、原子力はウランの核分裂反応で、
大量の熱を発生させることによって水を沸騰させて蒸気をつくり、
その蒸気の力でタービンという羽根車のようなものを回転させて、発電させます。

原子力発電は「核の平和利用」と言われますが、
原子力発電と原子爆弾を分ける大きな違いは、
核分裂反応の、開始、持続、停止が制御されているか否か、という点にあります。
原発における核分裂反応は、核分裂反応を制御する装置(原子炉)の内部で行われます。

ある一定量以上の核燃料を原子炉に装填すると、継続した核分裂反応を起こすことができ、
数年間燃料を補給することなく運転を持続することができます。
これは常に大量の燃料を補給し続けねばならない火力発電と比較して原子力発電の長所ですが、
同時に欠点でもあります。
火力は出力の調整ができますが、原発は常に100%の出力で運転しないと安定しないため、
電力需要の少ない時間帯にも、無駄な発電をしています。(原発の過剰電力を捨てる「揚水発電所」)
また、原発の原子炉の暴走事故が発生した場合、
燃料が燃え尽きて自然に事故が終了するということは期待できません。
使用済み核燃料でさえ、放置すれば大量の熱が発生し、溶解、爆発を起こします。

火は燃える時に副産物として二酸化炭素を出しますが、
原発での核分裂反応は、核分裂生成物を出します。
いわゆる「放射性廃棄物」、「核のゴミ」、「死の灰」と言われるようなもので、
それらは強い放射線を放ちます。

原発を推進したい人たちは、原子力発電は二酸化炭素を出さないとかエコでクリーンなエネルギーだ、
とか言ったりしますが、それはただのイメージ戦略で、事実ではありません。
二酸化炭素は地球上にもとから存在する物質で、植物が呼吸をするのにも必要なものですが、
原発が出す放射性廃棄物は、どうしようもなく、生物の細胞に害を与えます。
また、原発はエネルギー効率が悪く、核分裂反応によってつくりだされるエネルギーのうち、
電気になるのは3分の1だけで、残りの3分の2は廃熱として海に捨てられています。
(百万キロワットの原発1基は、1秒間に70トンの海水を7℃温めるそうです)
だから、原発は「海あたため装置」なんて言われていて、地球環境的にも温暖化問題的にも、
まったくいいものではないのです。

原発を運転すると、大量の放射性廃棄物が出ます。
特に使用済み核燃料、高レベル放射性廃棄物は、強い放射線を出し続け、
生物に害を及ぼさないレベルになるまでには、非常に長い時間がかかるため、
数万年以上にわたり人間の生活環境から遠ざけ、管理する必要があります。
この危険な放射性廃棄物を、どうやって安全かつ永久に処分できるか、
各国でさまざまな方法が検討されてきましたが、
今のところ「地層処分」が世界共通の考え方になっているようです。

高レベル放射性廃棄物をガラス固化して、冷却のために30〜50年、専用の施設で貯蔵した後、
地下300メートル以深の深い地層に埋設し、人間の生活環境から隔離する計画です。
人間とその環境との距離を保つためには、地下資源開発など人間活動の対象にならない地層で、
しかも十分な深さをもち、地殻変動が少ないこと等の条件を満たす地層が必要です。
日本で、地震がなく、火山がなく、地下水に影響を与えないというような場所を探せるのか、
たいへん疑問ですし、事実、いまだに最終処分場は決まっていません。

   使用済み核燃料(高レベル放射性廃棄物)の行方を図で分かりやすく説明したもの(ページ中程)
   http://www.nuketext.org/shiyouzumi.html#glass

使用済み核燃料だけでも日本で年間1000トン位出るそうです。
使用済み核燃料は、原発の敷地内の使用済み燃料プールで数年間冷やしてから、
再処理工場に運びます。
日本の国策では、再処理工場で、使用済み燃料からプルトニウムを取り出し、
プルトニウムを再利用することになっています。
使用済み燃料は、再処理によってそれ以上の放射性廃棄物が発生するという厄介な問題があり、
(そもそも再処理工場自体が巨大な放射性廃棄物になる)
コストや安全性の面からも、使用済み燃料は再処理などせずに直接処分する方が妥当(まだマシ)なのですが、
国は一度決めた方針をなかなか変えようとしません。

   核燃料は「リサイクル」できる? http://www.nuketext.org/recycle.html

日本の再処理工場は茨城県東海村にありますが(現在は再処理事業終了している)、
実験目的の小規模な施設なので、フランスなど海外の再処理工場に再処理を依頼しています。
また、新しく青森県六ヶ所村に再処理工場が建設されたものの、
色々問題があって本格稼働には至っていません。

今、六ヶ所村再処理工場には、海外から返還されてくる放射性廃棄物が貯蔵されたり、
全国の原発から使用済み核燃料が運び込まれています。
六ヶ所村再処理工場のプールは、容量のほとんどがもう埋まっていて、予約もいっぱいです。
なので、全国の原発の使用済み燃料プールには、運び出すあてのない使用済み燃料がいつまでも
入ったままになってしまいます。
こういった状況ですので、原子力発電はまるでトイレのないマンションだ、と喩えられます。
原発の使用済み燃料プールがいっぱいになってしまうと、原子炉を止めなくてはいけないので、
青森県むつ市に、中間貯蔵施設という、使用済み核燃料を一時的に保管できる施設を作ることが
計画されています。
ですが中間貯蔵施設を設けたところで、再処理工場が稼働しなければ使用済み核燃料の数は
減らないので、いずれはいっぱいになるのが目に見えています。

だから再処理工場を早急に本格稼働させなければならないか、というと、そうではありません。
再処理で取り出したプルトニウムは、当初「夢の高速増殖炉」の燃料として使う予定だったのですが、
その高速増殖炉の実用化はあまりにも難しく、ほとんど頓挫しているのです。
そのため、プルトニウムの使い道に行き詰まっている状況なので、
再処理工場を稼働させても問題がより深刻になるだけで意味がないのです。

だから私は、六ヶ所村再処理工場の本格稼働にも当然反対です。
再処理工場が本格稼働すれば、原発1年分の放射能が1日で出ると言われていて、
事実、イギリスのセラフィールド再処理工場周辺での子供の白血病の数は、その他の地域の約十倍と報じられています。
(しかし、疫学的に相関関係が認められても因果関係の証明をするのは困難)

今現在、日本が保有しているプルトニウムの量は、
北朝鮮が持っているプルトニウムの量よりも断然多いです。
プルトニウムの在庫を大量に抱え込んでいると、
核爆弾を作ろうとしてるんじゃないかと外国から疑われたりするので、
使うあてのなくなったプルトニウムをなんとかして使っていかなくてはならない。
そこで浮上したのが、プルサーマル計画です。

プルサーマルとは、抽出したプルトニウムを、
無理やりウラン燃料と一緒に混ぜてMOX燃料という燃料にして、
それを使って原発を運転するという方法のことです。

   少し古いものですが、プルサーマルの危険性と問題点について解説した漫画
   http://www.chirorin.co.jp/INDEX/PURU/eturann.pdf

   高速増殖炉について http://www.geocities.jp/tobosaku/kouza/fbr1.html
   燃料を増やしつつ発電できる、夢の高速増殖炉? 
   http://www.geocities.co.jp/Technopolis/6734/fbr/fbr00.html

ウラン燃料で運転することを想定している原子炉にMOX燃料を使うと、
核分裂を制御する制御棒の効きが、ウラン燃料のみの場合よりも落ち、
また、MOX燃料はウラン燃料に比べて融点が低いという特性があるため、
事故が起きる危険性が増すうえ、事故が起きた場合、被害がより広範囲に及びます。
さらに、使用済みMOX燃料は、ウランの使用済み燃料よりも取り扱いが難しく、
冷却にもずっと時間がかかります。
原発をプルサーマル運転することは、何のメリットもない、と言いきることができます。

もう問題だらけ、矛盾だらけです。
結局、原子力発電というものは、
「今は無理だけどきっと未来の技術がなんとか後始末してくれるだろう。あとのことは
あとの世代が考えればいい」という、見切り発進で始めてしまった技術なのではないでしょうか。
勿論、本気で「未来の子供たちに明るいエネルギーを! 原子力のエネルギーで未来を切り開こう! 」
と思って携わってきた方たちもいたのかもしれません。そうだとしたら悲しい勘違いです。
未来に負の遺産を残すのはやめてほしいし、私は、こんなことは私の世代でやめたい、
と考えています。
(とはいえ今ある放射性廃棄物の管理だけでも何万年という単位で管理が必要なわけですから、
とても私の世代で終わりにできないのですが・・・)


原発推進派の人たちは、フクシマでこんな大事故が起きてなお、
「今回の事故をふまえて、より安全基準を高めて厳重にチェックして運転すれば原発は安全だ」
などと言っていますが、
私は、この地震の多い日本で「安全な原発」などまずありえないと思っていますし、
原発はテロの標的になる可能性だってありえます。
(多くの原発を所有しているフランスやアメリカは、土地が広くて、しかも地震が起りにくい地盤があり、
広くて大きな川があるので、日本のように海沿いにではなく、川沿いに原発を建てることができますが、
日本の海沿いの原発は、地震も津波も当然あるし、テロにも弱い)
安全だと言わないと原発を運転できないから安全だと言っているだけでしょう。
日本のような狭い国に50基以上も原発を建てたのは凶器の沙汰か、愚の骨頂、あるいは
自殺行為としか思えません。

もし仮に、本当に完全な、安全な原発というものが可能であったとしても、
放射性廃棄物の処理をどうするのか、という問題を先送りにして進めてはいけないと思うのです。
放射性廃棄物の処理方法・技術が確立されていないまま原発を運転しつづければ、
しつづけるだけ、放射性廃棄物は日々増えていくのです。
自分が生きている間だけなんとかなればそれでいい、という考え方は、はたして美しいでしょうか?


何故、政府や電力会社や、原発推進派の人たちは、原発を推進したがるのか?
何故、問題が指摘されている、原発を止めないのか?

そこには、色々な事情が渦巻いているようです。
国の方針、企業の利権、原発事業や建設に関わるたくさんの企業と人々・・・、
ただの一市民の私が「原発反対! 」なんて叫んでも何の意味もないんじゃないか? と、
ちょっと挫けそうになってしまいますが・・・。

まず、日本の原発産業全体がアメリカの従属下にあり、
日本の原発技術の方向はアメリカの意に沿う形で進められてきた、という背景があります。
アメリカが売り込んでくる原発を、政府が、電力会社に指示してやらせてきました。

「エネルギーを制するものが、世界経済を制する」だとか。
あと数十年で石油が尽きる、と言われていた時期がありました。
現在では採掘技術の発達や新油田の発見などで、
まだ当分の間石油はなくならないことが分かってきましたが、
石油資源を輸入に頼っている日本は、次世代を担うエネルギーを模索し、原子力発電を選択しました。
地熱や風力などの自然エネルギーよりも原子力を推進することにしたのは、
アメリカの意向があったのも理由のひとつでしょうし、
また、日本は、この制御しづらい原子力というエネルギーを制せば、今後のエネルギー問題は解決し、
いざという時は核兵器への転用もできるのではないか、との思惑もあったかもしれません。
ようするに、プルトニウムを保有する口実がほしかったのかもしれません。
他国がプルトニウムを生産して原爆を作ろうとしているなか、日本も、表立っては言えないけれど、
いつでも核兵器がもてるという条件は手に入れたかったのではないか。
高速増殖炉や、再処理工場を稼働すれば、より純度の高いプルトニウムを得ることができます。
政府がいまだに高速増殖炉の運転を諦めていないのは、本当の目的はそれなのではないか、
とも思えます。

しかし、過去に原爆を落とされたことのある日本国民に、原発は受け入れがいものでもありました。
原発が日本に持ち込まれた経緯には、何人かキーパーソンとなる人物がいるのですが、なかでも、
日本テレビ初代社長で元読売新聞社主、政治家でもある正力松太郎という人物が大きな役割を
果たしています。
当初からメディアを通じて、原子力の平和利用と安全性を謳い、
人々の原発に対する反感をとりのぞき、世論を誘導していきました。
そうした結果、原発が人々に比較的好意的に受け止められていた時代というのが確かにありました。

   なぜ原発は推進されるのか http://www.nuketext.org/suishin.html

   原発の歴史 http://ameblo.jp/rainbow777/entry-10113400336.html

   興味深いところでは、こんな見方も→脱炭素社会は、エネルギーメジャーの陰謀
   http://ccplus.exblog.jp/13308866/

電力会社にとって、原発は、最初は国からの要請で渋々始めたかもしれませんが、
大きな見返りがあり、やめられなくなりました。

消費者は電力会社を選べません。
電力業界は、自由化されていないので地域独占企業で、他社との競争がありません。
電力会社は、電力供給という公益を担っていますから、
企業の利潤が計画として保証される仕組みとなっています。
電気料金の決め方も法律で決まっていて、簡単に言うと、

原価×決められた率=電力会社の報酬(利潤)
原価+電力会社の報酬=電気料金

となっています。
つまり、原価が高いほど利潤(儲け)が多くなり、
また、必要な費用はすべて電気料金に上乗せできるのです。
発電所をたくさんつくって建設費を大きくすれば原価が大きくなり、
儲けも大きくなるということです。

電力会社はとにかくこの地域独占状態を崩されたくない、
送電と発電の一体化を維持して、電力が自由化されることを避けたいと考えて、
それを守ってくれる経済産業省の意向を汲み、天下りをどんどん受け入れています。
原子力と名の付く公益法人、独立行政法人がたくさんあって、
それらに天下りすれば猛スピードで常務や副社長に昇格するのが通例で、
高い年収と退職金が約束されます。
原発の安全性をチェックするのも、原発があった方が得をする人たちです。
原発の建設を受け入れた自治体にも莫大な交付金が出ます。交付金と原発事業で成り立つ町に
なってしまうから、原発をやめられず、2号機3号機4号機とどんどん増やしてしまう。
政治家は電力会社の労働組合に票を集めてもらっていたり献金をうけていたりと、
政府も官僚も電力会社と癒着関係にあります。
学会も電力会社から研究開発費をもらっています。政府の意向に沿った発言をしていると、
審議会のメンバーに入れてもらえたりします。

マスコミも、電力会社から多額の広告宣伝費をもらっているので、原子力政策の批判はしません。
フクシマの事故の前にも後にも、日本の各地の原発で事故はちょいちょい起きていますが、
国民が原発の危険性や非合理性に気付いてしまうと、
原発事業でお金を得ることが難しくなってしまうので、
隠せそうなレベルの事故であれば(「事故」ではなく「事象」という表現でごまかしたりして)、
踏み込んだ報道はしません。
フクシマのような事故が起きたら、「原発は本当に必要なのか?」という議論がもっとされて当然だと
思うのですが、テレビは決して積極的に「脱原発」の方向性を打ち出したりしませんし、
フクシマの土壌がチェルノブイリ並みに汚染されたという事実にも触れようとしませんでした。

「原発利権」という言葉がありますが、
原発がなくなると失業したり、貰えるお金が減ったりする人たちが、
必死に「原発は必要」と言い続けているのです。
原発に代わるエネルギーはないなんて言っていますが、
原子力に割かれている莫大な予算をもっと他の自然エネルギーの開発にまわせば、
簡単に解決できる話だと思います。
原発を推進したい勢力によって開発の芽を摘まれてきましたが、
地熱、洋上風力、地域によっては太陽光など、日本の自然エネルギーの潜在能力は高いです。
また、発電と送電を切り離し、民間が発電した電力を国が固定価格で買い取る、
などの政策の転換も必要かと思います。

ところで、日本にある54基の原発のうち、営業運転開始から30年を超えている原発が19基あります。
原発の内部は強い放射線にさらされているため、年月とともにどんどんもろくなっていきますので、
海外では25年くらいで廃炉が検討されるそうです。
日本には40年を超えてもまだ運転を続けている原発もあり、老朽化が懸念されています。
事故のあったフクシマ1号機も40年を超えていました。

何故、老朽化した原発をいつまでも使いつづけるのでしょう?
それは、新たな原発の建設が国民の反対で難しくなってきたことと、
また、廃炉には膨大な費用がかかってしまうからです。
(原子力発電は他の自然エネルギー等と比べて低コストだと言われてきましたが
そのコストの計算には廃炉にかかる費用や事故が起きた時のコストは含まれていません)
運転停止して廃炉を決めても、原発をすぐ解体できるわけではありません。
燃料棒を何年も冷却し、運び出せるくらいの温度になったら再処理工場へ運搬しますが、
燃料を運び出しても、原発の建物は放射線量が高いので、
解体できるようになるのは十年から数十年先です。
それまで施設の維持費がかかります。
だから電力会社は一日でも長く原発の運転をして、お金を儲けていたいのです。


原発は安全だとか、国民のためだとか、核の平和利用だとか、
根底に嘘があるから、日本の原発事業は矛盾だらけ、合理性がなくていきあたりばったりなんです。
それが欲にまみれて、もうわけ分からなくなっている。
そしてマスコミに情報操作された国民は無関心。これが致命的です。
日本の電力の約30%を原子力が担っている、なんて表面的な情報だけを聞いて、
「原発がなくなると電力が足りなくなる」と思っている人が多いけれど、
原発に発電させるために火力発電・水力発電の稼働率を下げて運転しているだけなので、
仮に今すぐすべての原発を停止しても、
原発の不足分を補うだけの充分な火力発電による余剰能力があるのです。

個人的には、火力発電の稼働率を上げて補うまでもなく、
皆が今の生活から約30%くらい節電して生活するようにすればいいのになと思っています。
もちろん実際には、日本の電力消費の4分の3は家庭以外での消費、
つまり企業や事業所での消費によるものなので単純ではないのですが、
企業での省エネ製品導入を推奨したり、また、
これまでのデータから見て、電力が不足する可能性が生じるのは夏の平日の
気温が31度を超える日中の数時間だけなので、
例えば、需要のピークが予想される時間帯だけ電気料金を高く設定するなどで、
需要が分散されるようコントロールしたりすれば、安定的な電力供給は可能ではないでしょうか。


色々書きましたが、ようするに、原発は、危険だし迷惑だし必要性がないから嫌だということです。
私が、私の愛する小鳥たちと安全に安心に暮らしていくためには、
原発の存在が目障りで不愉快なのです。

原発をなくしたい。
原発の悲惨な事故がフクシマで最後になるよう、心から祈っていますし、
そうなるよう、何か少しでも行動したくて、ひとまずこの文章を綴りました。

ここに書いたことは、私ができる限りで調べましたが、
もしかしたら間違った情報が混ざっていたり、主観的になってしまった部分があるかもしれません。
それでも、原発のことを一人一人が、それぞれが興味をもって、調べて、知って、考えることが
大事な一歩だと思っています。












原子力資料情報室 http://cnic.jp/modules/about/article.php?id=15

よく分かる原子力 http://www.nuketext.org/index.html

脱原発入門講座 http://www.geocities.jp/tobosaku/kouza/index.html

環境と原子力の話 http://homepage3.nifty.com/ksueda/index.html

電気事業の今 http://www.fepc.or.jp/learn/hatsuden/nuclear/index.html

「日本の原子力は全体が利権になっている」 http://news.livedoor.com/article/detail/5525056/

原発マネーに群がった政治家・学者・マスコミ この国は電力会社に丸ごと買収されていた
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/4845

中間貯蔵施設に着工 核燃料サイクル、続く正念場 
http://www.nikkei.com/tech/trend/article/g=96958A9C93819595E2EBE2E2E78DE2EBE2EBE0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;p=9694E3E7E3E0E0E2E2EBE0E2E3E2

原発について http://actio.gr.jp/2007/11/19061359.html

六ヶ所村再処理工場のなにが問題なのか
=再処理工場が本格稼働すれば、原発1年分の放射能を1日で海へ捨てる=

http://www.furainozasshi.com/2011/03/%E3%80%8C%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%82%92%E6%B5%B7%E3%81%AB%E6%A3%84%E3%81%A6%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A7%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%81%95%E3%81%84%E3%80%8D%EF%BC%88%E6%B0%B4%E5%8F%A3%E6%86%B2%E5%93%89/

福島原発以上に危険性のある高速増殖炉もんじゅで今起きていること 
http://d.hatena.ne.jp/shiba_yu36/20110329/1301399251

広瀬隆氏「自家発電6000万kw・送電線の解放が原発廃止への近道」
http://chikyuza.net/n/archives/10714

電力会社の利権を奪えば「脱原発できる!」「ニッポンの自家発電」はすでに原発60基分
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/7655

 
   
 
   
 
   
 
   
 
   
 
   
 
   
  
   
 
   
 
   
 
   
 
   
 
   
   

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