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雀谷山、飯ヶ岳縦走

upload 2005. 6. 6

滑-鬼ヶ城-雀谷山-飯ヶ岳-雀谷山分岐-滑

map

 今年も新緑の季節となり、どこか新緑の綺麗そうな所は?と探していると、ブナの綺麗な飯ヶ岳に最近新しく隣の雀谷山から縦走路ができたそうなので、雀谷山、飯ヶ岳を縦走してきました。上の写真は向かいの弟見山から写したもので、この稜線をずっと歩いて行くことになります。
 新コースは、尾根に上がるまで約40分、途中、”鬼ヶ城”と呼ばれる展望岩があります。雀谷山-飯ヶ岳の山頂間は約2時間の尾根道で、アップダウンが激しく、ややハードなコースです。特に1ケ所とんでもない下りがあるので、これを降りるのも登るのも本当に大変でした。体力に自信のある方以外にはあまりお薦めできません。アップダウンのほかに難点としては、雀谷山、飯ヶ岳、どちらから登るにしても、周回するには林道を約5km歩かなければ車に戻れません。グループの方は雀谷山、飯ヶ岳両方の登山口に車を置いておけば楽になります。ただし、雀谷山、飯ヶ岳両方とも林道は未舗装路となります。私は、林道を歩くのはダルいので稜線を往復縦走してみましたが、非常にキツかったです。素直に林道を歩いた方が楽でした。
 なお、この時期縦走路は所々、イワカガミの群生やミツバツツジが見られ、まるで生け垣のようにイワカガミが道脇を覆っている箇所もありましたが、残念ながらこの時は花はほとんど終わってました。1週間早く行けばよかった...。
 
滑登山口から飯ヶ岳の登山記録はこちらです。


区間所要時間(分)
雀谷山滑登山口-(30)→鬼ヶ城-(10)→稜線分岐-(15)→雀谷山頂上-(120)→飯ヶ岳頂上-(90)→稜線分岐-(30)→雀谷山滑登山口


  2005. 5.15(日) 晴れ

8:15 周南市発
 ナビで行き先を滑の登山口付近にセット。走り出してから何か変だと思って行き先を確認すると道のない所に目的地をセットしたので、勝手に目的地が国道315号線上になっていた。で、地図を見ながら山の中を横切る道を行くと、またもや道に迷って、だいぶ遠回りして国道375号線に合流。徳地から489号をしばらく行くと大原湖沿いの道となる。「ふれあいパーク大原湖」を過ぎてすぐで右折し橋を渡ると、”三本杉”の案内の他に真新しい”雀谷山”の案内ができているので、これに従い進むと滑の集落にでる。
 滑から飯ヶ岳の登山口への道と別れて右手に進むとすぐに未舗装の林道となる。オフロード車なら何でもないが普通車にはやや難がある。
9:40 雀谷山登山口着
 登山口は未舗装路を約2.5km登った所。”日生の森”を過ぎてしばらく走った所、左手にヘアピン気味に曲がる所の右手に”雀谷山”と書かれた案内板が立っているので気付くはずだ。駐車スペースはヘアピン手前イン側に2,3台、アウト側路肩に2,3台くらいかな? この林道は木材を運ぶ大型車が通るので往来の邪魔にならないよう注意して駐車しよう。

9:50

登山靴に履き替え出発
 案内板から山に入るとすぐに沢に道を遮られて困惑する。道は、沢を2つ連続して渡って右手の方へ続いて行く。まずは薄暗い檜林の中を行くが、すぐに開けて伐採地をジグザグに登って行くことになる。カンカン照りの中、15分ほど登ると広葉樹の自然林に入って行く。
10:10 自然林に入る
 木陰に入ってホッとするのも束の間、急登が続く。しかしこれも10分ほど頑張ると鬼ヶ城と呼ばれる大岩に辿り着く。
10:20 鬼ヶ城(大休止)
 大岩が3つ並んでいるが、岩の上に登るルートは明確ではない。私は左手へ少し回り込んで右から2つめと3つめの岩の間から大岩の鎮座する稜線に上がったが、右手から回り込むルートもあるようである。とにかく裏から回り込む感じで一番右手の大岩(一番大きなやつ)の先に進むとテラスとなっていて南方の展望が広がる。大岩の上に登るハシゴも掛かっているが、これはかなり怪しそうなので使わない方がいいだろう。上によじ登れば大展望が広がりそうだが、いつもながら朝一は体がフラフラしてて調子が良くないので止めといた。
10:40 休憩を終え出発
 沢のせせらぎ、ヒバリ、ウグイスのさえずり、キツツキのつつき音?を聴きながら一日中このテラスでのんびりしていたらどんなに気持ちいいだろう...、という誘惑に駆られながらもやむを得ず出発。支尾根をさらに10分登ると新緑の木々もやや太い木が増えてきて雀谷山-飯ヶ岳の主稜線に出る。
10:50 稜線分岐
 分岐点には指道標も立っているので帰路、分岐を見落とすこともない。
 まずは雀谷山頂へ!と意気揚々と分岐を右手に向かうと、すぐに大変な急降下が待ち受けていて、たちまち元気が消えてしまう。滑り落ちそうな急勾配を慎重に下ると、道脇というより道の中に、白いギンリョウソウが所々固まって咲いて?いた。頂上手前で下ったら今度は当然道は登りとなる。登り詰めれば頂上か?と思うと、また下って再び登りに転じると行き止まりに...。
11:05 雀谷山頂上(890m)
 三角点もあるので、この行き止まりが雀谷山の頂上らしい。残念ながら回りは木に囲まれ展望もない。と言う訳で、この山だけ登ると鬼ヶ城以外には見所がないような...。
 来た道を折り返すと、往き同様約15分で分岐に戻る。
11:30 稜線分岐
 雀谷山の道は良く踏まれていたが、分岐を過ぎて飯ヶ岳への縦走路はあまり通る人が少ないのか笹の新芽?が道のまん中に沢山突き出している。笹をできるだけ踏み倒しながら進むと右手が開けて莇ヶ岳が見えるようになる。そして分岐から15分歩くといよいよ問題の急降下箇所があらわれる。
11:45 急降下
 まるで滑り台のような急降下で、どうやって降りればいいかしばらく立ちすくんでしまう。ここはロープくらい付いてないと滑ったら止まりそうもない...。横向きになって、おっかなびっくり、慎重に下っていくと、約10分下りが続いて鞍部に辿り着く。鞍部を過ぎると一転道は急登となる。急登で地面が近くなるのでついでに笹の新芽?を引っこ抜きながら、やっとの思いで登って行くと、道はまたまた下り&登りのくり返し。もう少しアップ・ダウンが緩ければいいのだが...。
 道はハードだが、雀谷山寄りの方は自然林の木陰が多く比較的快適な環境だ。しかし飯ヶ岳に近付くと木が小さくなってきて、日当たりが良くなり暑くなってくる。稜線の道脇にはイワカガミの群生やミツバツツジが所々みられたが、残念ながら花はほとんど終わっていた。もう1週間早く来ていれば綺麗だったかも知れない。
 アップ・ダウンを繰り返しながら分岐から約1時間歩くと、左手が薄暗い檜林になってゲコゲコとカエルの鳴き声が聞こえてきた。こんな稜線近くに水があるのだろうか?
 右手の支尾根筋の新緑の木々を眺めながら、さらにアップ・ダウンをくり返すが、いくら歩けどもなかなか飯ヶ岳ブナ林コースとの合流点があらわれないので段々不安になってくる。おまけに最初は右手に見えていた莇ヶ岳-弟見山の稜線がいつのまにか見えなくなってしまって心細く思っていると、左手の谷筋が笹薮&新緑の見覚えのある飯ヶ岳の雰囲気になってきて元気復活、さらに10分ほど歩くと、雀谷山の分岐から1時間半掛かってようやく飯ヶ岳ブナ林コースとの合流点に辿り着いた。
13:20 飯ヶ岳ブナ林コース分岐
 あとは最後の急登を登り切り、国道315号線側からの登山道の合流点を見送るとすぐに飯ヶ岳頂上に出る。
13:30 飯ヶ岳頂上(937m)(昼食)
 頂上は団体さん2組で超満員だったが、かなり出遅れたことが逆に幸いし、20人くらいの団体1組みが丁度出発してくれたおかげで木陰に陣取ることができた。向かいの莇ヶ岳-弟見山の稜線、高岳、野道山などを眺めながら昼食。
 2年振りの飯ヶ岳の頂上は、なんだか荒れているように感じられた。昔は頂上に木陰を作っていた大きな木が2、3本あったような気がしたが、今は1本だけ。それも随分弱々しくなってしまった。台風で折れてしまったのだろうか?
 さて、ここで帰路のルートを選択しなければならない。飯ヶ岳から降りて林道を歩くか、それともまた稜線を戻るか。約5kmの林道を歩くのは非常にダルそうだが、稜線もアップダウンが思ったよりキツイ。林道を歩くのはあまり好きではないので、体力的には厳しそうだが、稜線を戻ることにした。
14:30 昼食を終え出発
 余裕があれば飯ヶ岳周回コースを一周(約1時間)すれば、さらに新緑のブナ林が楽しめるのだが、時間がないのでこれはパス。って、時間よりもさすがに体力的に無理なのだが...。
 来た道を戻ると、5分程でブナ林コース分岐を通過。往きは飯ヶ岳が確認できずに歩いていたが、帰路は尾根のつながり方から判断すると、雀谷山が確認できる(右からの尾根をつたって雀谷山は写真の一番左手木の後ろのピーク?)。やや足は重くなりつつあるが、目的地が確認できると精神的に少しは楽に歩けるようになるものだ。頂上から約40分下り気味の道を行くと、カエルの大合唱地帯にさしかかる。相変わらず賑やかだ。アップダウンをくり返しながら尾根道を行くと、大きく急降下して例の急勾配の底の鞍部に辿り着く。
15:45 急勾配鞍部
 この急勾配、下るのも大変だったが、登るのも大変だ。ただ、下りと違って登りの場合は滑り落ちそうな不安はないので、しっかり体重を前に掛けて着実に登って行けば大丈夫だろう。ヘタに何かに掴まったりすると、バランスを崩して返って危険に思われる。
 莇ヶ岳、弟見山に見守られながらこの急登を10分ほどで登り切ると、さらに15分ほどで登山口への分岐に辿り着く。
16:20 稜線分岐
 あとは支尾根を下るだけ。5分ほど下ると鬼ヶ城に到着するが、時間も遅いので帰りは通過。
16:25 鬼ヶ城
 大岩からさらに10分程下ると伐採地にでる。ズルっと滑りそうなので注意しながら下る。檜林に入り沢を渡ると稜線の分岐から約30分、5時近くになってしまったが、ようやく登山口に辿り着いた。
16:50 雀谷山登山口帰着
 登山靴を脱いで再び沢へ。登山口近くに水があるのは有り難い。沢の水は非常に冷たく、入ると足が痺れてくるようだ。手、顔、足を洗ってさっぱりした。
17:05 雀谷山登山口発
 朝の出発が少し遅いこともあって下山が5時になる長丁場となり、伐採地の下りでは膝ガクガク気味ではあったが、新緑を満喫できる山行であった。
18:00 周南市帰着
 

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